長野県教育委員会は２５日、女子高生のスカートの中を盗撮した同県伊那市立西春近南小学校の市原哲也教諭（２８）を懲戒免職処分としたほか、女性への盗撮行為のあとに自首した北信地区の小学校に勤務する男性教諭（２２）を停職６カ月とした。男性教諭は同日付で辞職した。

　県教委義務教育課によると、市原元教諭は今年４月、伊那市内のコンビニエンスストアで買い物中の女子高生のスカートの中をスマートホンのカメラで盗撮した。伊那署に県迷惑防止条例違反容疑で逮捕され、罰金３０万円の略式命令を受けた。同課の事情聴取に、市原元教諭は平成２７年夏から女子高生を狙って数十回の盗撮行為を繰り返していたことを明らかにした。

　男性元教諭は今年４月に北信地区の商業施設で買い物中の女性のスカート内を盗撮し、自責の念に駆られて翌日朝に交番に届け出た。学生時代に盗撮を行ったことを認めていたが、県教委は「計画性や常習性は認められない」として停職処分とした。