ストーカーで降格処分の50代警察官、別女性にも繰り返しメールを送信 京都府警
京都府警の50代の男性警部補が、滋賀県内の女性に対し、食事に誘うメールを繰り返し送っていたことが25日、府警への取材で分かった。警部補は事実関係を認めており、府警は処分を検討している。警部補は暴力団対策室長だった昨年、別の女性にストーカー行為をしたとして懲戒処分を受け、警視から警部補に2階級降格されていた。
府警によると今年7月中旬、同県内の女性から「警部補からメールで繰り返し食事に誘われ困っている」という趣旨の相談が滋賀県警にあった。女性が拒否したところメールは止まり、警部補への警告は行われなかったという。
警部補は昨年5月、同県内の運動施設で知り合った別の女性に好意を抱き、メール送信を繰り返すなどしたとして、県警からストーカー規制法に基づく警告を受けた。府警は同6月、警部補を戒告処分とし、翌月に暴力団対策室長から府南部の警察署に異動させた。
府警監察官室は「調査結果を踏まえ厳正に対処する」としている。