ピロクテテスの待ちぼうけ

そんなこんなで2015年も終わりました。
去年もいろいろあったような何もなかったような、まあいつもの一年でしたね。
去年起こった一番の事件というと・・・そうだ、あれに違いない。
私に降り掛かった重大事件。
…あれは寒さ極まる2月の事だった。
おれはそのとき家で晩飯を食ってたんだ。
すると食ってる途中からなんか急に体調が悪くなってきた。
異様な寒気がおれに襲いかかる。
でももう食い終わるところだ、とりあえずメシ食っちゃおうと思っていると
屁をこきたくなったのさ。ブリっとね。
だからおれはそうした。・・・プシュー
すぐに気付いた。なんてこった！・・・クソちびっちまった！！
信じられない、およそ十年ぶりのクソ漏らしだ！
そりゃ日常的に酒飲んでた頃は年一回のペースでクソちびることもあったさ。
だけど今回は一滴も酒飲んでない。
ノンアルコールクソチビリだ！！
こんなにアナルを大切にしてきたおれなのに！なんという裏切り！！
三十代半ばにしてどうしようもない気持ちで一人パンツを洗うおっさんの哀しみ！
今頃押し入れの隅に片付けられているクリスマスツリーにもこの哀しみはわからんだろうよ！
ああ、なんてむごい人生なんだ！糞ったれ！！

・・・今思い返してもあれは恐ろしい出来事だった。
汚れちまった悲しみとはこのことだったんだね。
まあ要約するとそんな一年だったのでした。
しかし今年もクソちびるほど素晴らしい曲に出会えました。。。





・青葉市子「鬼ヶ島」
ライブでは結構前から演奏されていたと思うけど、聴く度に心に絡みついてきた名曲。次出すソロ名義のアルバムにも再録されてほしいです。


・射守矢雄と平松学「Men who work alternately」
アルバムもライブも素晴らしかった。タイトルトラックの「センボウノゴウ」は結構前から公開されてたけど、これはそれと並ぶ名曲。検索してもどこもセンボウノゴウしかアップされてないみたいだから自分でしてみた。





・aphex twin「Piano Un10 It Happened」
エイフェックスのピアノ曲大好きだ！




・吉村秀樹「untitled」
ソロ曲のセレクトアルバムに入ってた曲。10年以上前に手売りしてた7’の曲らしい。ポストロックやエレクトロニカっぽくもある叙情的なインスト曲。吉村さんの音楽的視野の広さも感じられる曲。




・テニスコーツの曲
バンド名は十年以上前から知ってたけど、ずっと触れることのなかったバンド。ライブで初めて観てクソちびったよ。どの曲も素晴らしいし、さやさんの歌声はいま日本で一番聴き惚れてしまう声だ。CDいっぱいありすぎてどれ買えばいいのかわかんないから持ってないけど、全感覚祭の2曲目にやった「こ～んや あーのーばーしょーで～」で始まる曲が一番好みだった。


・おやすみホログラム「note」
偶然観たアイドルなんだけど曲が異様にかっこよかった。ブッチャーズみたいな曲もあったよな。CDは買ってないし、ライブもオタクがセイヤーセイヤーうるせーからこれ目当てに観に行く気は起きないので、もうお目に掛かることもまずないと思いますが、非常に印象的でした。





・NATURE DANGER GANG「ドバドバドバドバドーパミンって曲」
CD買ってないので曲名わからない。このバンドも去年4回観た（うち3回はタダ）。勢いあってかっこいい。ただこのバンドもおやすみホログラムもハバナイも、去年初めて観たオモチレコード関連のバンドはどれもかっこよかったんだけど、どうにもちゃんと追う気が起きないのが残念だ。




・bloodthirsty butchers「never give up」
コーパスのトークショーだったかで、掟ポルシェがブッチャーズが出だした頃はこういう音楽性のバンドを表現する言葉がなくて、「アコースティックパンク」と雑誌に書かれていたと言ってたけど、それがよくわかるアコースティックパンクソング。




・クリトリック・リス「陽の当たらない部屋」
CDには収録されてないんだけど、ライブで聴いたこの曲に心打たれてしまった。おれはなんだか泣きそうだよ。パンツ洗いながら！

ボロフェスタ　２０１４　クリトリック・リス　陽の当らない部屋