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[リオデジャネイロ 21日 ロイター] - リオデジャネイロ五輪は21日、マラカナン競技場で閉会式を行い、17日間にわたり熱戦が繰り広げられた大会は幕を閉じた。
セレモニーではリオデジャネイロの観光地として知られるコルコバードの丘にあるキリスト像や、ポン・ジ・アスーカルなどが人文字で彩られ、五輪のシンボルマークが作られた時は会場から大きな歓声が起きた。
選手入場では「多様性を認め合う」ことをテーマに、陽気な音楽とともに各国の選手が姿を現した。日本は開会式に続き、陸上十種競技の右代啓祐が旗手を務めた。
日本選手団からはバドミントンで日本勢初の金メダルを獲得したダブルスの高橋礼華、松友美佐紀や、陸上競技の男子400メートルリレーで過去最高の銀メダルに輝いた山県亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥などが参加。レスリング女子53キロ級で銀メダルの吉田沙保里、男子50キロ競歩で銅の荒井広宙なども顔も見せた。
五輪史上初の女子個人種目4連覇を成し遂げたレスリング女子58キロ級の伊調馨は、世界から選ばれた5人のメダリストの1人としてステージに登場した。日本は今大会で金12、銀8、銅21を獲得し、メダル総数は史上最多の41個。
また、五輪旗がリオ市長のエドゥアルド・パエス市長から国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長を経て、次回大会の開催都市である東京都の小池百合子知事に引き継がれた。小池知事は着物姿で登壇した。
競技場では君が代が流れ、グラウンドには日の丸が形作られた。続いて東京大会に向けたパフォーマンスが始まり、映像とリンクする形でグラウンド中央に置かれた土管から人気ゲームの「スーパーマリオ」に扮(ふん)した安倍晋三首相が現れた。
*写真を追加しました。
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