原発新検査制度の基本方針案 “抜き打ち型”導入など

原発新検査制度の基本方針案 “抜き打ち型”導入など
原子力発電所の新たな検査制度について、原子力規制委員会の検討チームは、電力会社に検査の内容や時期を事前に通告しない、いわゆる抜き打ち型を導入することなどを盛り込んだ、基本方針案を取りまとめ、今後、詳しい基準などを定めたうえで、4年後の平成32年から新たな制度の運用を始めたいとしています。
原子力規制委員会の検討チームが25日の会合で取りまとめた、新たな検査制度の基本方針案では、電力会社に検査の内容や時期を事前に通告しない、いわゆる抜き打ち型を導入し、検査官による現場の調査や、原発ごとのトラブルの情報の分析を基に、安全上のリスクが高い項目を重点的に検査するとしています。また、現在、原則13か月に1回、電力会社が原発を止めて行っている定期検査については、検査中に行われる原子炉の起動の前と、すべての検査が終わったあとに、内容を報告させ公表するとしています。

検討チームはこの基本方針案を近く規制委員会に報告し、今後詳しい基準や手順を定めたうえで、4年後の平成32年から新たな制度の運用を始めたいとしています。原発の検査制度をめぐっては、時期や項目が定められているうえに、原発ごとの状況や安全上の重要度に応じて検査内容を変えることができないなどとして、IAEA=国際原子力機関から改善を求められていました。