【萬物相】リオ五輪男子400Mリレーで日本が見せたバトンパス

 日本は陸上短距離種目の強化計画に基づき、2000年代から才能ある選手たちを米国に留学させている。今回は100メートルで10秒を切れそうな若い選手を一つにまとめて素晴らしい作品を作り上げた。ちなみにリレーの最終ランナーはジャマイカ人の父を持つケンブリッジ飛鳥だった。彼は2歳の時から日本で育ち、自らを「完全な日本人」と呼ぶ。4人は登場の際、刀を振りかざす「侍パフォーマンス」で日本人の誇りを刺激した。

 日本が熱狂している時に、韓国ではため息ばかりだった。陸上競技はスポーツにおける基本中の基本だ。今回のリオデジャネイロ・オリンピックの306個の金メダルのうち47個が陸上競技だ。中国も陸上競技の強化に力を入れ、今では陸上強国として優れた選手を多数輩出している。しかし韓国ではメダルが期待されそうな選手さえ見当たらない。男子100メートルに出場したキム・グクヨンは予選で脱落したが、実は彼は100メートルで韓国から20年ぶりに出場した選手だった。陸上界も政府も陸上競技のビジョンがなく、2011年に大邱で開催された世界陸上ではボルトを目にするだけで終わった。韓国は自分たちを「スポーツの世界10大強国」などと自画自賛するが、実際は走ることさえまともにできないほど弱々しい。これが韓国スポーツ界の実情であり素顔だ。

スポーツ部=閔鶴洙(ミン・ハクス)次長・論説委員
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