もともと10パーセントという話で。「へ~10パーセントなんだ。でも自分それかもしれない」的な風にツイッターで広まっている印象。
しかしどうも見ていると、それに該当する人が多すぎる。10パーセントってこんなに見えるのか。
いや、あの表を見た人たちの反応は10パーセントを優に超えているのではないか。
そもそもあの表だけ見ると1「映画やドラマ、漫画をまともに見れない」2「ドッキリ番組が苦手な人はそれが理由」3「感受性が強すぎる。すぐ泣く人と同類」
くらいしか読み取れない。
1は慣れて無いで片付きそうだし
2は可愛い程度のいじめ要素に過剰反応してるだけだし(事実自分もそれが嫌いで見ないが、許容はしている)
3はそのままだし
英語の論文が出てきた。くじける。しかりリンク先を見る。日本語だ。安心した。(きっとこの症状にも名前があるのだろう)
大学院の出したショートレポートだ。とりあえず欧米でこの研究が進んでいるけど、日本でその話が積極的に研究されているわけではないらしい(その言葉を知らない人が多いわけだ)
しかし難しい。数式とか出てきた。どうも性差とかの問題で女性の方が感じる機会が多いらしい。しかし日本では女性の羞恥を良しとする文化があるので、否定的にとらえる感覚は少ないとも。馬鹿にはなにが書いてあるかさっぱりだ。
しかしどうもこれを読むに、まだ「共感性」と「羞恥感情」の関連があるとは、しっかり確認されていないらしい。
実はこれ、その辺が曖昧なので「観察者羞恥」とも呼ばれているらしい。おお、なんかしっくりきた。
また別の話も読んでみた。
ここでは「日本で犯罪を抑制する道徳の中に、羞恥がある。羞恥を良しとする教育がある」とも出てきた。
なるほど……つまり?欧米では「羞恥」という認識が日本とは違い、日本よりも浸透していない。だからこそその研究が進み、名前までできたのか。
するともしや、日本では当たり前に存在し、認識されている感情なのではないか?(例:日本にしかない肩こりみたいな)
そして馬鹿は易しい言葉を求めて、togetterにたどり着いた。
『"恥をかくシーン"が苦手な人たち』
テレビよりもツイッターですでに大きく話題になってたのか。テレビがツイッターの後追いになってるのかは分からない。
ここでまとめられている話の結論としては「よくある話」だ。
共感性羞恥ある!と言っているフォロワー(多かった)は、自分の目からすると平々凡々の少し自己主張が激しい人に感じた。
良くも悪くもだ。好きだからフォローしているのは大前提。でも良くも悪くも、こういうネタに乗っかりやすい人たちのようにも思う。
今回この「共感性羞恥」が共感できる!と広まった背景は「10%」がキーワードだと思う。
人間の感情を、国籍も分からない500人の男女(年齢差は10代から80代までとある)の意見だけで一纏めにすることは、とても乱暴ではないか。
10代と団塊の世代なんか、お互いほぼ宇宙人と話しているのと同じだろう。育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない。夏がだめだったりセロリが好きだったりするのね。
多分この感情は羞恥を良しとする世代と良しとしない世代、そして自己愛が過剰(研究論文の中にいつも一緒に自意識の話が出てきた)、大きな羞恥経験をした、または羞恥を飲み込めない経験が浅い若者に多く見られる(もしくは前述した漫画や映画を普段あまり見ないので慣れていない)症状。もしかすると当たり前の感情なのではないか。
アンケート世代を変えてみたら…10代20代に限ってみたら、10%どころの話では無いのだと思う。
個人の結論としては「研究者は当たり前のものに直ぐ定義と名前をつける」。
もし日本でも一応研究されているが、結局のところ病名でもなんでもない「共感性羞恥」がありふれた話だとしたら、なぜこんな風に広まったのか。
自分が少数者に行くことに優越感を感じることは、少なからず多いことだと思う。この場合10%が少数だろう。
あとは、言わせないでくれ。
答えは「物による」。超面白い映画やドラマに漫画なら、羞恥シーンでも見ちゃうよね。しかしあんまつまらないと、目も当てられないよね。
ふ~んそうなんだ
私もそうなの…と本気で悩んでツイしてる人が多すぎて、とても面倒
「主人公がつらい目に遭うと自分もつらい」くらいなら大勢いるけど 「主人公がつらい目に遭うと自分もあまりにもつらく感じて全く作品を見れなくなる」は一割くらいなんじゃないの...