リオ 五輪期間も外国人標的の犯罪相次ぐ 治安面の改善課題
リオデジャネイロでは、厳重な警備が敷かれているオリンピックの期間中にも、外国人を標的にした強盗や窃盗などの犯罪被害が相次ぎ、今後の国際大会の誘致の際には治安面の改善が課題になりそうです。
リオデジャネイロでは外国人を標的にした強盗被害が多発し、現地の日本総領事館に届け出があっただけでも日本人を標的にした強盗は2件相次いだということです。
このうち、6日にはマラカナン地区で日本人の男女2人が拳銃を持った2人組の男に脅され、財布やスマートフォンなどを奪われたということです。同じ日にはイパネマ地区で、視察のため現地を訪れていたポルトガルの教育大臣が刃物を持った2人組の男に脅され、現金や携帯電話を奪われました。
また、窃盗事件も相次ぎ、日本総領事館に届け出があっただけでも日本人の被害は18件相次ぎました。内訳ではすりが9件、ホテルの部屋での空き巣が3件、置き引きが2件などとなっていて、発生場所ではオリンピックパークがあるバッハ地区や観光地のコパカバーナ地区に集中しています。
また、警備が厳重な選手村でも窃盗被害が相次ぎ、地元メディアは警察関係者の話として、今月14日までの18日間で選手村の中では73件の窃盗被害が確認されたと伝えています。
このうち、12日にはイランの2人の選手の部屋から日本円にしておよそ35万円相当の現金がなくなっていることがわかり、警察が窃盗事件として調べています。14日には、客室係の女性3人がブルガリアの選手から暴力を振るわれたと訴えたのに対し、ブルガリアのオリンピック委員会は、荷物の紛失が相次いでいて、客室係が部屋に入るのを防いだためと反論して、トラブルになっています。
このほか、競技場近くにある「ファベーラ」と呼ばれる貧困地域では銃撃戦が起きたほか、オリンピックの開催に反対するデモ隊に対し警察が催涙弾を使用する騒ぎもありました。
リオデジャネイロではオリンピックの開催の前から治安の悪化が問題視され、警察は警備を強化してきました。こうしたなか、犯罪被害が多発したことで、今後の国際大会の誘致の際には治安面の改善が課題になりそうです。
このうち、6日にはマラカナン地区で日本人の男女2人が拳銃を持った2人組の男に脅され、財布やスマートフォンなどを奪われたということです。同じ日にはイパネマ地区で、視察のため現地を訪れていたポルトガルの教育大臣が刃物を持った2人組の男に脅され、現金や携帯電話を奪われました。
また、窃盗事件も相次ぎ、日本総領事館に届け出があっただけでも日本人の被害は18件相次ぎました。内訳ではすりが9件、ホテルの部屋での空き巣が3件、置き引きが2件などとなっていて、発生場所ではオリンピックパークがあるバッハ地区や観光地のコパカバーナ地区に集中しています。
また、警備が厳重な選手村でも窃盗被害が相次ぎ、地元メディアは警察関係者の話として、今月14日までの18日間で選手村の中では73件の窃盗被害が確認されたと伝えています。
このうち、12日にはイランの2人の選手の部屋から日本円にしておよそ35万円相当の現金がなくなっていることがわかり、警察が窃盗事件として調べています。14日には、客室係の女性3人がブルガリアの選手から暴力を振るわれたと訴えたのに対し、ブルガリアのオリンピック委員会は、荷物の紛失が相次いでいて、客室係が部屋に入るのを防いだためと反論して、トラブルになっています。
このほか、競技場近くにある「ファベーラ」と呼ばれる貧困地域では銃撃戦が起きたほか、オリンピックの開催に反対するデモ隊に対し警察が催涙弾を使用する騒ぎもありました。
リオデジャネイロではオリンピックの開催の前から治安の悪化が問題視され、警察は警備を強化してきました。こうしたなか、犯罪被害が多発したことで、今後の国際大会の誘致の際には治安面の改善が課題になりそうです。