「世界人道デー」で国際社会に支援を呼びかけ

「世界人道デー」で国際社会に支援を呼びかけ
国連は19日、イラクの国連事務所爆破事件をきっかけに定めた「世界人道デー」の式典を行い、エリアソン副事務総長が「人道への挑戦はいま世界中を覆っている」と述べ、国際社会に対して人道問題の解決に向けた支援を呼びかけました。
「世界人道デー」は2003年にイラクの首都バグダッドで復興支援に当たっていた国連事務所が爆破され、当時の国連特使ら22人が死亡した事件をきっかけに、2008年、人道支援活動に対する人々の理解を深めてもらおうと国連が定めたものです。
19日、ニューヨークの国連本部には、国連職員や各国の国連大使らおよそ200人が参加して犠牲者の追悼式が行われ、海外出張中のパン・ギムン(潘基文)事務総長に代わり、エリアソン副事務総長が花輪をささげ、1分間の黙とうを行いました。
エリアソン副事務総長は「人道に対する挑戦はいまシリア、南スーダン、イエメン、ソマリアなど世界中を覆っていて、平和維持に携わる人々が命を落としたり命の危険に直面したりしている」と述べて、危機感を示しました。
また、パン・ギムン事務総長もこの日に合わせて声明を発表し、世界中で1億3000万人が人道援助に頼って暮らしていると指摘したうえで、「各国政府と社会に対して、人道を最優先するよう求める」として、国際社会に対して人道問題の解決に向けた支援を呼びかけました。