鏡を見て「太ったな」と自分の体型を気にし始めた今日このごろ。自宅には体重計がなく、体重を測るという習慣もありません。どんなダイエットも長続きしない筆者ですが、ふと「体重計に乗るだけ」というダイエット法を知り、これならトライできるかなと、体重計を探し始めた次第です。

そこで購入したのが、Wi-Fiに繋がる体重計。ノキア傘下の仏Withings社が開発したSmart Body Analyzerです。1か月間体重を測り続けてみたので、早速レビューしてみます。



これがWi-Fiに繋がる体重計 Smart Body Analyzerの本体です。表面はガラスで、おしゃれ家電のような見た目。今回は白をチョイスしました。価格は1万5000円ほど。

Smart Body Analyzerの最大の特徴は、なんといってもWi-Fiでインターネットに繋がる点です。測定した体重や体脂肪率、心拍数、部屋のCO2濃度などを即座にクラウドサーバーにアップします。なお乾電池で駆動するため、使用する際にコンセントに繋ぐ必要はありません。

測定したデータは、Withingsのクラウドサーバーに保存され、WEBブラウザまたはiOS/Android対応のスマートフォンアプリから閲覧できます。自動で体重や体脂肪の推移を時系列で記録し、グラフ化してくれるため、体重の変化を容易に把握可能。また、アプリ上で目標体重をセットすれば、体重の減少率から目標を達成する時期も推定してくれます。

体重を測定してみた

このSmart Body Analyzerに乗って測定してみました。「体重」や「体重の推移」、「心拍数」や「天気予報」、そして「空気の質(CO2濃度)」を画面に順番に表示してくれます。ただ、心拍数測定をONにすると、測定時間が長引いてしまうため、筆者はオフにして使用しました。


▲まず体重が表示される


▲次に体重の推移。グラフなのでわかりやすい


▲体脂肪率


▲天気を表示してくれる


▲部屋のCO2濃度の推移も表示する。活動時と就寝時で濃度が変わるのも面白い


▲時系列で体重の変化が表示

▲測定したデータはWEB、またはスマートフォンアプリ上で確認できる

体重を測るだけで痩せる? 1か月使い続けた結果

Withings Smart Body Analyzerを一か月間使ってみて、果たして痩せることができたでしょうか。なお体重は毎日決まった時間に測るのが理想ですが、筆者は朝だろうが夜だろうが、気の向いた時に体重を測ることにしました。理由は体重を自動で記録してくれるので、測定頻度を増やすことが苦にならないため。測定回数を増やせば誤差は丸められるだろうと考えました。


▲一か月の体重の変動

体重測定の習慣化に大きな威力を発揮

いかがでしょう。測定する時間がバラバラだったため、体重の変動は激しいです。そもそも体重は1日で増減を繰り返すものですが、平均線も表示してくれるため、視覚的に体重の全体的な推移をわかりやすく表示してくれます。

グラフを観る限り、体重の測定開始直後、筆者の体重は63kgでした。それが毎日体重を測り始めると、自然と食事に気を遣うようになり、低糖質食などを実践するように。そのせいか序盤は順調に体重が落ち続けています。ところが8月の頭くらいから、体重が増加傾向になりました。これはお盆のイベントが重なり、食事制限を怠ってしまったタイミングです。このように、食事制限をさぼると体重にダイレクトに影響することが、グラフから読み取れます。これを契機として、増加傾向になったら、原因や対策を考えることにも繋がりました、

また感想を述べると、毎日体重計に乗ることで、体重を減らすことをゲーム感覚で楽しめるようになり、それがダイエットに繋がるように思います。その際、面倒な記録を自動化してくれるWi-Fi体重計は、体重を測ることの習慣化に大きな威力を発揮すると感じました。

ただネックなのは、実売1万5000円前後という価格。機能を考えれば決して割高ではありませんが、一般的な体重計に比較するとかなり高価です。健康維持にも威力を発揮すると思われるだけに、もうすこし求めやすい価格になれば、なお一層ユーザーに受け入れられるかもしれません。
体重は測るだけで痩せる?──Wi-Fiにつながる体重計を1か月使ってみた結果
広告

0 コメント

広告