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 高知県三原村の星ケ丘公園では、池のオオオニバス(スイレン科)に子どもが乗る遊びが人気だ。いくら大きいとはいえ、葉の上に乗るのは難しいのでは? どんな工夫をしているのか、公園を実質的に管理している四万十かいどう推進協議会三原支部に聞いた。

 初めに種明かしをすると、実は葉の裏に発泡スチロールを入れているのだ。三原支部長の矢野啓介さん(77)とスタッフの松岡圭助さん(64)に聞くと、オオオニバスの種子を提供してくれた愛媛県今治市にある園芸施設の催しを参考にしたのだそうだ。

 星ケ丘公園で栽培されているのは「ロングウッドオオオニバス」とみられる。葉の直径2メートルのアマゾン川流域原産のものと、直径1・5メートルのパラグアイ原産のものを人工的に交配した種だ。星ケ丘公園のものは最大で直径1・05メートルほど。

 この葉の下に厚さ3・5センチ…

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