国連安保理 北朝鮮ミサイルで緊急会合も結論出ず
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北朝鮮がSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルと見られるミサイル1発を日本海に向けて発射したことを受けて、国連の安全保障理事会は緊急の会合を開きましたが、結論には至りませんでした。中国などが慎重な姿勢を示していることから、安保理が一致して厳しい姿勢を示せるのかは不透明な状況です。
24日、北朝鮮から発射されたSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルとみられるミサイル1発はおよそ500キロ飛んで日本海の日本の防空識別圏に落下したとみられています。
これを受け国連の安全保障理事会では、現地時間24日の午後(日本時間の25日朝)、緊急の会合が非公開で開かれました。
この中で、日本とアメリカがミサイルの発射は安保理決議の明確な違反だとして北朝鮮を非難する報道機関向けの声明をまとめることを目指しましたが、安保理の大部分のメンバーが、北朝鮮に対しおおむね非難の意思を示したものの、中国などが慎重な姿勢を示し、声明を出すかどうかについて結論には至りませんでした。
安保理では今後、アメリカが声明の草案を各国に示す見通しですが、中国の慎重な姿勢の背景にはアメリカの最新の迎撃システム「THAAD」の韓国への配備に反発していることもあると見られていて、今回、安保理が厳しい姿勢を一致して示せるのかは不透明な状況です。
これを受け国連の安全保障理事会では、現地時間24日の午後(日本時間の25日朝)、緊急の会合が非公開で開かれました。
この中で、日本とアメリカがミサイルの発射は安保理決議の明確な違反だとして北朝鮮を非難する報道機関向けの声明をまとめることを目指しましたが、安保理の大部分のメンバーが、北朝鮮に対しおおむね非難の意思を示したものの、中国などが慎重な姿勢を示し、声明を出すかどうかについて結論には至りませんでした。
安保理では今後、アメリカが声明の草案を各国に示す見通しですが、中国の慎重な姿勢の背景にはアメリカの最新の迎撃システム「THAAD」の韓国への配備に反発していることもあると見られていて、今回、安保理が厳しい姿勢を一致して示せるのかは不透明な状況です。
菅官房長官 安保理と緊密に連携し対応
菅官房長官は記者会見で「今回の緊急会合では、多くの国から安全保障理事会として、ステートメントなどの成果物を迅速に発出すべきであるとの発言があり、引き続き調整することになっている。予断は差し控えるが、北朝鮮による挑発行動に対しては、適時適切な方法によって安全保障理事会の理事国と緊密に連携して対応していきたい」と述べました。
また菅官房長官は、記者団が、北朝鮮に影響力を持つ中国に協力を求めるのか質問したのに対し「当然だ。ほかの安全保障理事会の理事国と緊密に連携しながら対応していきたい」と述べました。
また菅官房長官は、記者団が、北朝鮮に影響力を持つ中国に協力を求めるのか質問したのに対し「当然だ。ほかの安全保障理事会の理事国と緊密に連携しながら対応していきたい」と述べました。