25日
5時29分
1分3秒
ATM不正引き出し事件、指示役の暴力団組長ら逮捕
全国のコンビニエンスストアのATMで18億円以上が不正に引き出された事件で、警視庁は、不正な引き出しを指示していたとみられる山口組系暴力団組長らを逮捕しました。
逮捕されたのは、山口組系暴力団組長の岩谷五月容疑者(37)と組員の平野真仁容疑者(32)の2人です。
岩谷容疑者らは今年5月、既に逮捕・起訴されている塗装工の和泉智之被告(34)ら2人に指示し、東京・足立区などのコンビニ5店舗のATMで、偽造クレジットカードを使って現金あわせて490万円を引き出した疑いが持たれています。
岩谷容疑者は犯行の1週間前、和泉被告に「カードでカネを引き下ろすだけだからやらないか」などと電話で勧誘したということです。岩谷容疑者らは複数の「出し子」役に白い無地のカードを渡して不正な引き出しを指示し、犯行後、現金を回収していたとみられています。
一連の不正引き出し事件では、新潟県などで現金引き出し役の山口組系の組員らが逮捕されていて、警視庁は、山口組の複数の組が関与しているとみて全容の解明を進めています。(24日23:24)