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» 2016年08月25日 05時30分 UPDATE

そのまま食べてもおいしい:飾れる電灯、常温でもおいしい食品――日常で使える防災グッズが人気  (1/3)

防災用品は普段使用しないだけに、押し入れや棚の奥にしまいがちだ。こうした習慣を踏まえ、非常時だけでなく日常的に活用できる防災用品に注目が集まっている。

[産経新聞]
産経新聞

 4月に発生した熊本地震は、国民に不測の事態における防災用品の重要性をあらためて認識させた。ただ、防災用品は普段使用しないだけに、押し入れや棚の奥にしまいがち。こうした習慣を踏まえ、非常時だけでなく日常的に活用できる防災用品に注目が集まっている。

 照明器具の輸入を手掛けるエム・シー・エム・ジャパン(東京都世田谷区)は、災害時に6時間連続して点灯する発光ダイオード(LED)式の懐中電灯「エニータイム」を9月に発売する。充電器を兼ねた専用スタンドに立てておけば、オフィスやリビングで日常的に照明として活用できる点が売りだ。光は昼白色、昼光色、電球色の3色を用途に応じて切り替えられ、8〜10畳の部屋を照らす。充電器から外して壁にマグネットで固定するほか、ストラップでつるすなど多様な設置が可能だ。持ち歩けるので作業現場のほかアウトドアにも役立つ。

 工藤雅道取締役は「すっきりしたデザインで、家庭やオフィスで使っても違和感がない」と話す。価格は7000〜8000円。通販サイトのアマゾン、防災用品店などで販売し初年度は1万本の売り上げを計画している。

専用スタンドに立てれば照明器具としても活用できるエム・シー・エム・ジャパンのLED懐中電灯「エニータイム」
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