未開拓のアフリカ市場開拓へ 日本企業もTICADに期待

日本政府が主導するTICAD=アフリカ開発会議が今週末、初めてアフリカで開かれるのを前に、開催地のケニアでは日本企業の担当者らが技術や商品をアピールする展示会の準備を始めました。
TICAD=アフリカ開発会議は、日本がアフリカ各国の首脳らを招いて開く国際会議で、6回目を迎える今回は、今月27日から2日間、初めてアフリカ大陸で開かれます。
会場となるケニアの首都ナイロビの国際会議場では24日、日本企業が出展する展示会の設営が始まり、現地入りした企業の担当者らが、アフリカ各国の政府や企業関係者に日本の優れた技術をアピールするため、それぞれのブースで、日本から取り寄せた商品やパンフレットを丁寧に並べていました。
住宅設備メーカーの担当者は「人口が、これからどんどん増えていく見込みのアフリカは市場として、とても魅力的です。水不足に困っている国に節水型のトイレを広めたいです」と意気込みを語っていました。
会議では資源価格の下落で経済成長にかげりが見える中、アフリカの持続的な発展をどう支援するかといった課題について話し合われますが、未開拓な市場としての期待は高いだけに、日本企業のビジネスチャンスにつなげられるかも注目されています。