多世代が交流できる駄菓子屋が開設されるスペース=旭町2丁目
旭町2丁目に子どもからお年寄りまでが集える「たまり場」が開設される。総合型地域スポーツクラブ「クラブぽっと」が9月、同所に構える高齢者サロンを駄菓子屋に改装し、子どもが宿題に励んだり、お年寄りから遊びや手芸を教わったりできるスペースとして運営する。同クラブは、多世代が交流を通じて、心の健康を育める場にしたいとする。
同クラブは昨年、事務所が入るビルの一室に、お年寄りが世間話や趣味、ゲームなどを自由に楽しめるサロンを設けた。このサロンにより幅広い世代を呼び込み、互いに触れ合ってもらおうと、子どもが立ち寄りやすい駄菓子屋としてリニューアルすることにした。改装には市の補助制度を利用する。
駄菓子屋は毎週月、火、木曜に開く予定で、引き続き高齢者サロンとしても開放する。店内にはくつろげるスペースを設け、子どもがお年寄りと会話できるようにする。お年寄りが得意とする手芸や工作などを共に楽しむイベントなども考えている。
同クラブは駄菓子屋を子どもの孤立を防ぐ居場所として提供するとともに、子どもを見守るお年寄りの生きがいづくりにもつなげる狙いだ。子どもの親世代や学生ボランティアも巻き込み、地域全体で親交を深める取り組みも進める。