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【世界ミニナビ】
韓国の「報復スピーカー」なぜヒット?…軍の「対北拡声器」導入では疑惑噴出
韓国でなんとも変わった商品がヒットしている。その名は「報復スピーカー」。これは、マンションやアパートで上階の騒音に悩む下階の住人が対抗するためのスピーカーで、その効果は抜群といい、騒がしい上階の住人に“復讐”しようという市民らが買い求めているのだ。一方、対北朝鮮心理戦用の「対北拡声器」の追加導入をめぐっては、納入業者の選定などで疑惑が浮上。韓国国内では、種類の違う「スピーカー」がそれぞれ話題を振りまいているようだ。
大音量で復讐
韓国のマンションやアパートでは、上階での物音が下の階に響きやすいとされる。韓国紙の朝鮮日報(電子版)によると、韓国ではこうした上下階の騒音トラブルを“解決”するための新グッズ「報復スピーカー」が売れているという。騒音元の住人に報復するためのハイテク機器だ。
正式名称は「層間騒音対処用スピーカー」で、大きめのマグカップほどの円筒形をしたスピーカーだ。音の鳴る部分(コーン)を上にして、天井に設置できる。価格は13万8500ウォン程度(約1万2500円)から。
上階は怒り心頭
天井に設置した後は、K-POPやデスメタルを大音量で流せば、好きなだけ上の階の住人に報復できるというわけだ。スピーカーにケーブル類はなく、音源とはブルートゥース(近距離無線通信)で接続可能というハイテクを利用している。