台湾旅行じゃわからない、台湾の本当の姿
近年、気軽に行ける海外旅行先として人気を集めているのが「台湾」。安全・清潔な町や親日的な人々、安くて美味しい食事などが人気の理由です。でも、台湾旅行に行ったことのある人でさえも、台湾の本当の姿を知っている人はあまり多くありません。
今日は、あなたが知らない台湾の素顔を知る為、台湾の5つの真実をチェックしていきましょう。
【1】台湾は豊かな多民族国家
台湾ははるか昔から中国の一部であったと思っている方も多いのですが、それは間違いです。もともと台湾島にはさまざまな先住民族が暮らしていて、部族ごとに異なる言語や宗教、文化をもっています。
中国大陸からの漢民族の流入により同化が進んできましたが、それでも台湾南部や東部を中心に、今でも多くの部族が彼らの文化を守っています。台湾人の多くは、中国の漢民族とはかなり異なる民族である事がわかりますね。
【2】外国による支配の歴史
オランダ植民地時代
原住民が暮らしていた美しい台湾島。支配の歴史の幕開けは17世紀、オランダ人による植民がはじまったことでした。台南を拠点にオランダが城郭を建設、貿易の拠点とし、ポルトガルやスペイン、日本も台湾の一部を領有するようになりました。
明・清時代
清朝に追われた明の鄭成功たちは、台湾を明復興の拠点としました。その際にオランダ植民地支配を打ち破り、台湾の開発に取り掛かりました。のちに明朝はほろび、清朝による本格的な支配が始まります。このころから、現在の首都である台北にまで開発の手が及ぶ事となります。
日本統治時代
1896年以降は、日本が置いた台湾総督府による日本統治時代に突入しました。漢民族などとの衝突もありましたが、教育システムの整備や農業開発、西部の干拓事業により、台湾が急速に近代化していくきっかけにもなりました。
中華民国時代
終戦後、国民党による中華民国が台湾を統治しました。大陸の共産党政権と対立の一方アメリカとの関係を強化し経済発展を遂げましたが、新たに大陸から流入した漢民族と台湾人との衝突などを乗り越えて中華化が進んでいくこととなりました。このように、台湾は世界中の国々からの支配を受けながら、現在のユニークな国へと姿を変えていったのでした。
【3】国際的に孤立する台湾
台湾旅行に行くと、空港で「中華民国」のスタンプがもらえますよね。でもこの中華民国を正式に「国」として認めている国は非常に少ないんです。
そもそも、日本やアメリカなどが国交を結んでいる中華人民共和国(いわゆる「中国」)は台湾を「台湾省」として自国の領土だと主張しています。そのため、「中華民国」を国と認めるわけにはいかない状況にあるのです。
現在日本のメダルラッシュが話題となっているリオ五輪ですが、もちろん台湾の選手も活躍しています。ただ、「台湾」でも「中華民国」でもなく、便宜的に名付けられた「Chinese Taipei(チャイニーズ・タイペイ)」の代表選手として。彼らはどんな思いなのでしょうか。
