オバマ大統領の折り鶴 長崎で展示へ

オバマ大統領の折り鶴 長崎で展示へ
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アメリカのオバマ大統領がことし5月に被爆地・広島を訪問した際に寄贈した折り鶴の1つが、来月3日から長崎市の原爆資料館でも展示されることになりました。広島市は、現職のアメリカ大統領が被爆地を初めて訪問した意義を多くの人と共有したいとしています。
広島市の原爆資料館は、オバマ大統領がみずから折り、ことし5月の訪問の際に寄贈した折り鶴4羽を、「核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」などと書かれた芳名録のメッセージとともに特別に展示しています。

この折り鶴のうち1羽について、広島市は、長崎市に貸し出すことを決め、来月3日からことし11月末まで長崎市の原爆資料館で展示されることになりました。

また、広島市の原爆資料館でも、大統領訪問後の入館者数が前の年よりおよそ4割増えていることから、当初、今月末までとしていた展示期間を、来年1月末まで延長することにしています。

広島市は、ことし10月に長崎市と共同でアメリカ・シカゴで開く原爆展でも折り鶴1羽を展示する計画で、市の担当者は「長崎市と連携した取り組みでアメリカの現職大統領が初めて被爆地を訪問した意義をさらに多くの人と共有したい」と話しています。