人工知能が客の味覚分析 好みに合う日本酒薦める
AI=人工知能を利用する動きが広がるなか、大手デパートはAIが顧客の味覚を分析し、好みに合うと見られる日本酒を薦めるというシステムを24日から導入しました。
このシステムは東京・新宿にある「伊勢丹新宿本店」が地下の日本酒売り場に導入しました。
顧客は3種類の日本酒を試飲し、どれが好みかや、甘みや酸味などの味をどの程度感じたかなど6つの項目を、それぞれ5段階で評価してタブレット端末に入力します。するとAI=人工知能が味覚の傾向を分析して蓄積されているほかの試飲のデータとも照合し、30種類の中からお薦めの日本酒を提示します。
デパートによりますと、AIを個人の味覚の分析に活用するのは国内では初めてだということで今後、月に1週間程度は日本酒とワインの販売にこのシステムを活用することにしています。
このデパートの食品担当の中本光昭マネージャーは「ネット通販で買い物をする人が増えるなかで、最新技術による会話をきっかけに店頭での買い物の楽しみを提供していきたい」と話していました。
システムを開発したIT企業「カラフル・ボード」の渡辺祐樹社長は、「これまで難しかった個人の舌の好みまで把握して接客できるのがメリットだ。データをさらに蓄積すれば今後、人工知能で仕入れる量を予測したり、売れ筋の商品開発にもつなげたりできる」と話していました。
顧客は3種類の日本酒を試飲し、どれが好みかや、甘みや酸味などの味をどの程度感じたかなど6つの項目を、それぞれ5段階で評価してタブレット端末に入力します。するとAI=人工知能が味覚の傾向を分析して蓄積されているほかの試飲のデータとも照合し、30種類の中からお薦めの日本酒を提示します。
デパートによりますと、AIを個人の味覚の分析に活用するのは国内では初めてだということで今後、月に1週間程度は日本酒とワインの販売にこのシステムを活用することにしています。
このデパートの食品担当の中本光昭マネージャーは「ネット通販で買い物をする人が増えるなかで、最新技術による会話をきっかけに店頭での買い物の楽しみを提供していきたい」と話していました。
システムを開発したIT企業「カラフル・ボード」の渡辺祐樹社長は、「これまで難しかった個人の舌の好みまで把握して接客できるのがメリットだ。データをさらに蓄積すれば今後、人工知能で仕入れる量を予測したり、売れ筋の商品開発にもつなげたりできる」と話していました。