鉄道車両メーカーの現代ロテムは「イラン向けディーゼル動車150両(2300億ウォン=約206億4000万円)の未収金835億ウォン(約74億9300万円)を6年ぶりに受け取った」と19日、発表した。
現代ロテムは2004年、イラン鉄道庁傘下の公企業RAJA社とディーゼル動車150両の供給契約を締結、07年から車両の供給を開始した。ところが10年の対イラン経済制裁により事業が中断となり、未収金問題が発生した。そして今年1月にイランに対する経済制裁が解除されたのを受け、未収金を原油で支払う案をめぐり協議が始まった。韓国の石油会社がイラン側からコンデンセート(天然ガスの産出時に生じる天然ガソリン)を輸入し、その代金を現代ロテムに渡すことで未収金の支払いに合意したものだ。現代ロテムは対イラン制裁で未完になっているディーゼル動車事業を再開し、18年末までに未納車両82両の納品を完了させる方針だ。