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子どもたちが狂言を鑑賞
08月24日 09時49分
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子どもたちに伝統芸能に親しんでもらおうと、三重県鳥羽市の幼稚園で狂言の鑑賞会が開かれました。
この催しは鳥羽市で伝統芸能の保存活動を続けるグループが企画したものです。
23日は地元で能や狂言を学んでいる高等専門学校生と、高校生の2人が市内の幼稚園を訪れて袴やかみしもに身を包み、能の舞台の合間に演じられる狂言の演目のひとつ「柿山伏」を披露しました。
「柿山伏」は柿の盗み食いが見つかった山伏がカラスやとんびの鳴き声をまねて柿の木の持ち主から逃れようとする様子をこっけいに描いたものです。
狂言独特のせりふの言い回しは、園児たちには少し難しい様子でしたが、山伏が正体を暴かれまいと、カラスやとんびの鳴き真似をする仕草がおもしろおかしく演じられると、歓声があがっていました。
参加した男の子は「山伏と柿の持ち主のやりとりが楽しかったです」と話していました。
狂言を演じた高等専門学校2年の下村優太さんは「子どもたちがよく笑ってくれたのでこちらも元気をもらえました」と話していました。
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