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原爆被害伝える絵画展
08月24日 12時37分
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71年前の広島と長崎の原爆投下直後の状況を描いた絵を通して、平和の大切さを伝える絵画展が、24日から名古屋市瑞穂区で始まりました。
この絵画展は名古屋市原爆被爆者の会が開いたもので、被爆者が描いた絵など、約100点が展示されています。
このうち、15歳の時に広島で被爆した名古屋市西区の鬼頭駿さんが当時の状況を思い起こして、ことし描いた3枚の絵は爆心地から6キロ離れた工場から見た原爆が炸裂した瞬間の光景や、やけどを負い水を求めて歩く被爆者の姿が描かれています。
また、原爆投下の翌日から広島に入り、負傷者などの救護活動にあたった牧野俊介さんが描いた絵のコピーも14点展示され、ガラスの破片が刺さったまま家族を探す人々の姿や、川に浮かんだ遺体など原爆投下直後の状況を伝えています。
名古屋市原爆被爆者の会の堀三郎会長は「若い人たちに原爆が落ちた直後の惨状を知ってもらうことで、核のない社会を目指したい」と話しています。
絵画展は8月28日まで名古屋市博物館で開かれています。
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