2016年8月17日、中国のポータルサイト・今日頭条が、米国が中国高速鉄道を放棄した理由について分析する記事を掲載した。
先日、米西部の高速鉄道計画で、米企業が中国企業との合弁解消を発表した。その理由ついて米国側は、政府が高速列車の車体を米国内で生産しなければならないと定めていることや計画の遅れなどを挙げている。
記事では、その他の理由として、高速鉄道建設後はメンテナンスなどすべて中国に頼らざるを得なくなる中国式のビジネスモデルや、政治的要因、中国製品の品質は評判が良くないこと、米国は切迫した高速鉄道のニーズはなく、科学大国として自身での超高速鉄道建設や空飛ぶ自動車を計画していることなどを挙げた。
これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「こんなにもうかるプロジェクトは、まず日本やドイツ、フランスなどの盟友国を考慮するのは当然だろ」
「これはいいことだ。米国で高速鉄道を建設しようとしたら、立ち退きだけで計画が大幅に遅れる」
「中国は米国の飛行機をボイコットすべき。買うなら中国で生産することを要求せよ」
「中国もボーイングの飛行機を必ず中国で生産することを要求し、そうでなければ契約を破棄すればいい。中国という顧客がいなければ米国は大変なことになるのだから」
「米国は中国製品をボイコットしているのに、中国は米国製品をボイコットしないのか?」
「米国の航空業界は発達していて、みんな車を持っている。高速道路は無料だしガソリンも安い。高速鉄道が特別必要というわけでもない」(翻訳・編集/山中)