国後島で足止めの男性が解放 29日に北海道へ
北方領土へのいわゆる「ビザなし交流」で、国後島を訪れていた男性がロシア側の管理下に置かれ、現地に足止めされていましたが、事情聴取の結果、問題がなかったとして解放され、外務省が今月29日に北海道に戻れるよう調整を進めています。
北方領土の元島民などによる、いわゆる「ビザなし交流」で、国後島を訪れていた日本人の通訳の男性が今月20日、ロシア当局による手荷物検査の際、「申告されていない現金が見つかった」として、ロシア側の管理下に置かれ、島に足止めされました。
ロシア側は、男性が多額の現金を不正に持ち出そうとした疑いで捜査を始めたと発表しましたが、ロシア当局から外務省に入った連絡によりますと、「事情聴取の結果、問題がなかった」として、24日、男性を解放したということです。男性の健康状態に問題はないということです。
国後島には26日から、別の訪問団が訪れる予定で、外務省は、男性が、この訪問団と一緒に、今月29日に北海道の根室港に戻れるよう調整を進めています。
外務省は「日本固有の領土で、ロシア当局が管轄権の行使に当たる検査を行うこと自体、認められない」と抗議するとともに、男性を速やかに解放するようロシア側に求めていました。
ロシア側は、男性が多額の現金を不正に持ち出そうとした疑いで捜査を始めたと発表しましたが、ロシア当局から外務省に入った連絡によりますと、「事情聴取の結果、問題がなかった」として、24日、男性を解放したということです。男性の健康状態に問題はないということです。
国後島には26日から、別の訪問団が訪れる予定で、外務省は、男性が、この訪問団と一緒に、今月29日に北海道の根室港に戻れるよう調整を進めています。
外務省は「日本固有の領土で、ロシア当局が管轄権の行使に当たる検査を行うこと自体、認められない」と抗議するとともに、男性を速やかに解放するようロシア側に求めていました。