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 全国の現金自動出入機(ATM)から一斉に約18億6千万円が引き出された事件で、警視庁は24日、現金引き出し役への指示役として、暴力団組幹部ら2人を不正作出支払用カード電磁的記録供用と窃盗の疑いで逮捕し、発表した。

 逮捕されたのは、指定暴力団山口組系組幹部の岩谷五月(37)=札幌市=と、同じ組の組員平野真仁(32)=同=の両容疑者。警視庁は、2人の認否を明らかにしていない。

 組織犯罪対策特別捜査隊によると、2人は5月15日、すでに逮捕された現金引き出し役「出し子」の男2人と共謀し、東京都渋谷区などのセブンイレブン5店舗のATMで、南アフリカの銀行が発行したカード情報を書き込んだ偽造カードを使って現金490万円を引き出した疑いがある。

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