未経験から転職! 銀行の窓口スタッフからIT企業の営業職へ

【未経験から転身!】銀行の窓口スタッフからIT企業の営業職へ

銀行の窓口スタッフからIT企業の営業職へ

株式会社ネットワークコンサルティング WEBマーケティング事業部 

三木田のどかさん(28歳)

一度きりの人生を、味わい尽くしたい。
その思いで北海道から上京し、
初めての営業に挑戦しました

安定よりも成長を追い求める

以前は地元・北海道の銀行の窓口で働いていました。人口約1万人の小さな町で、地域のほとんどの方と顔見知りになって。居心地のいい職場でした。でも、町の外に出たいという思いがずっとあったんです。一度きりの人生に安定を求めるより、何かに挑戦して自分を成長させたい。そう思いながら20代も後半になり、もう決心しようと。実は、昨年職場結婚したのですが夫も同じ考えだったので、一緒に銀行を辞めて上京することにしたんです。地元の人達には「東京は大変なところだぞ」と引き止められたけど、みんな知らないのに言ってるだけ。反対されるほど、気持ちは固まりましたね。

厳しい社会に身を置きたかったので、次の仕事は営業と決めていました。未経験OKの募集を探して、『とらばーゆ』で見つけたのがネットワークコンサルティングです。イキイキと働く女性の写真が載っていて、私もその一員になりたいと思ったんです。現在、入社6カ月目。仕事で大変な思いはまだしていませんが、東京の生活にはかなり戸惑いました。以前は車で1分だった通勤が、今は電車で1時間。どの駅も出口がいくつもあって、営業先で道に迷うこともしょっ中。慣れるのに2カ月ほどかかりました(笑)。

実力社会で見つけたやりがい

私の部署が扱う商品は、WiMAXルーターと呼ばれる通信機器。販売代理店を開拓し、販促をサポートすることが営業の仕事です。最初の3カ月間は上司に同行して仕事を覚え、4カ月目に独り立ちしました。商談で会うのは、代理店の社長や部長クラスの方たちです。緊張して、1時間の予定が10分で話しが尽きたことも…。何とか時間を稼ごうと、お客さまの会社についてあれこれ質問していたら会社理解が深まり、いい提案につながったということもありました。商談はしっかり準備する。疑問は何でも聞いてみる。そうして提案したことが効果をあげれば、次の提案も聞いてもらいやすくなる。そのいい循環の感覚をつかみかけているところです。

今はまだ新人として見守ってもらっていますが、今後、個人の業績が問われるようになったら、きっと壁にぶつかって落ち込んだりするんだと思います。でも、結果を出せば評価されて、給与や昇格に反映されるのが実力社会のいいところ。自分の未来は自分でつくるということが目に見えてわかり、実感できることにやりがいを感じています。上司や先輩が、仕事がデキるすごい方ばかりで、目指したい人が身近にいるのも嬉しいです。私も有言実行しようと、「次のステップのサブマネージャーを目指します」と宣言しているんです。昇格しても、業績が悪ければすぐ降格になる厳しい世界ですが、その厳しさが今の私には心地いい。我ながら、いい会社を選んだと思います(笑)。

転職 before/after

●雇用形態

契約社員

正社員

●給与(年収)

固定給のみ

固定給+インセンティブ

●勤務時間

9:00〜17:00

9:00〜18:30

●休み

完全週休二日制

週休二日制
(土日祝で月8〜10日)

●休日の過ごし方

趣味を楽しむ

東京の街歩き、人間観察

転職して変わったこと

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以前は、仕事は趣味のためのお金を稼ぐものという位置付けでしたが、今は仕事そのものにやりがいを感じています。明日に備えて早く寝ようとか、生活も仕事中心。私にとっては嬉しい変化です。(三木田さん)

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profile● 高校卒業後、地元の銀行に就職し、支店の窓口業務を9年経験。その間に27歳で職場結婚する。地元から一歩も出たことがないことに危機感を抱き、東京で働くことを夫と共に決心。成長できる環境を探して、2013年3月に現社に入社。

ある1日の流れ

9:00出社

メールチェック、一日の予定を確認する。

10:00お客さま訪問
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代理店の営業部長に今後の販促策としてホームページのリニューアルを提案。提案の根拠や期待できる効果などはすべて具体的に説明できるように準備。忙しいお客さまの時間を無駄にしないよう、商談を効率的に進めることを心がけている。

12:00ランチ

13:00新規開拓

販売代理店候補としてアプローチしたい会社をリストアップし、電話営業。アパレルショップなど異業種の会社が新規事業として代理店を始めることもあるため、可能性を幅広く考えながら営業の戦略を立てる。

17:00提案資料作成

翌日の商談用の資料作成。お客さまの販売実績をグラフ化し、傾向と課題を洗い出して販促のアイデアを考える。つくった資料は必ず上司に見てもらってアドバイスを仰ぐ。

18:30勤務終了

居心地のいい環境に安住するのか、あえて厳しい環境で自分を鍛えるのか。5年、10年というスパンで見ると、自己の成長の差は大きなものとなります。どちらが正解ということはないけれど、差が開いてから慌てて後悔することは避けたいもの。将来につながる“今”の過ごし方、大切に考えたいですね。(編集部)

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取材・文/大崎直美 撮影/刑部友康 デザイン/市川瞳

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