おしえて83 投稿者 みつとしさん |
テニスの得点の数え方なのですが。 中でも、1セットの中のゲーム数や、1ゲームの中のポイント数で、「0(零)」のことを "love"(ラブ) と言っています(タイ・ブレイク中を除く)。なんで LOVE ? 例:「15対0」(ゲーム中) "fifteen - love" 「2ゲーム対0ゲーム」(セット中) "two games to love" だれかわたしに「愛」の秘密を教えてください |
くろぅさん これは意外にも??良い問題だったと思います。話が中世のロマンにまでさかのぼるからです。まず、0をラブという理由。これにはまだ定説はありませんが3つの説があります。 1 ゼロが卵の形に似ているのでフランスで「レフ」(卵の意味)と呼ぶようにな りそれが イギリスに伝わったとき英語のラブと聞き違えたとする説 2 loveにはもともとnothingの意味があり、現在はそれが死語になっているにすぎない とする説 3 クリケットでも得点が0で終わったときduckとかduck's eggと呼ぶので、卵の形から0 に置き換えたとする説 以上3つです。なお、「ラブは敗者に対するいたわりの表現」というのは俗説で、由来とするのには妥当ではありません。 15,30,40のカウントについては、15が基本単位になっていて15,30,45,60で1ゲームが成立するというのが本来です。そこでなぜ45を40とコールするのかというと、45より40のほうが言いやすいため、単に省略しているだけというのが定説になっています。では、どうして15が基本単位になったかというとここからが中世のロマンになります。 1555年の「球戯論」にもすでに「遠い昔からのもの」と記されており、この15単位というのは相当古い習慣であるのがわかります。諸説から有力説をあげると次のようになります。 1 14世紀のフランスの貨幣制度が60進法であり、それが当時の生活の基本になって いたとする説 2 12世紀以後修道院の生活時間が15分単位に組み立てられていたことに由来する とする説 3 時計の文字盤を4つに分けたとする説 いずれいしても、中世の生活習慣に由来するルールが現代のルールに現存する珍しい例ということです。 とっちんさん 《明確な理由は不明。フランス語で「卵」を意味する“loef(ルフ)”が変化したものという説が一番もっともらしい》な〜んて 下記のURLに書いてありました。 参考URL:テニス大辞典 596さん 諸説あるのですが テニスは、フランスの王侯貴族の遊びから発展したものです。王様たちが、ゼロ「0」という形を「卵」に見立てて l'oeuf (ルフ)とコールするようになったのです。そして、フランスからイギリスにテニスが伝わった時に、ルフという音を、ラヴと勘違いして、世界に広まってしまったのです。 萬谷毅さん 愛はいつかは終わる、今は0点だがそれもいつかは終わり15点に変わる、だからLOVEでコールします。考案者はさびしい人だったのでしょう。 |
もうひとつ、諸説を発見しましたので追加情報です。「名誉説」 中世ヨーロッパではゲームは賭けを抜きには存在しないものだったようです。その賭けには様々なものがかけられたのですが、名誉が賭けられたことも多かったようです。(オランダ語で名誉=lof(ロフ))つまり、「無形の名誉(lof)」が「0」後にラヴに変化、代名詞になっていったとのこと。卵説は言語的見地から否定されているとも。 1989年ギルマイスター著「テニスの文化史」 日本テニス協会説明 |
正答者の方々(7名)です。ありがとうございます。 |
くろぅさん・JUNKさん・596さん・iammyさん・echoさん・てるりんさん・とっちんさん・萬谷毅さん★ |