(新北 20日 中央社)基隆地方法院検察署(地検)は19日、ランタン(天灯)飛ばしで人気の高い観光地、新北市平渓区の「十分老街」で観光客の財布を盗んだとして逮捕された韓国人の女(43)を加重窃盗罪で起訴した。
女は7月10日午後、十分老街でランタンを選んでいたインドネシア人観光客のカバンから現金2万台湾元(約6万3000円)やクレジットカードなどが入った財布を抜き取った疑い。監視カメラには、女が共犯者とみられる男2人とともに被害者女性に近づき、帽子で視線を遮りながら犯行に及ぶ様子が映っていた。
味をしめた女は、11日夜にも3人の男を連れて十分老街に現れたが、ランタン店の店員に通報され、駆けつけた警察官によって逮捕された。男らは女を置いて逃走した。
女は取り調べに対し容疑を認めており、現金2000元を返却している。
(王朝ギョク/編集:杉野浩司)