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【ソウルからヨボセヨ】
日本よりメダル数が少なく盛り上がらない韓国テレビ 自国選手に注文つけまくり?
リオ五輪で韓国は成績がいまいちのため、盛り上がりを欠いている。メダル数でも終始、日本より下回っているせいか、日ごろ何かにつけ国際ランクが大好きなのにメダル順位の扱いが小さい。日本より下なのでしゃくにさわるようだ。
ところでNHKの海外向け衛星放送はオリンピックをやってくれないので、日本選手の活躍ぶりは韓国では見られない。そこでもっぱら、韓国のテレビで韓国が出場する場面を見ることが多かったが、韓国のスポーツ放送であらためて気付いたことがある。
アナウンサーと解説者が一緒になってやたら絶叫するのはうんざりだし、「いいぞ!」とか「ダメ、ダメ!」「がんばれ!」など激励が多いのも仕方ない。ただ「こうすべきだ」「こうしなければいけない」…を連発し、アナウンサーや解説者が監督みたいに選手にしきりに注文をつけ、叱ったり、諭したりして威張っている感じは韓国的だ。
つまり、試合の現状や双方の選手の闘いぶりという客観的な事実の伝達より、「わが選手はこうすべき」という“べき論”に熱を上げているのだ。
これは韓国マスコミの体質に通じる。国内政治でも対日関係でも客観的な情報提供より、いつも「こうすべき」「ああすべき」と批判、扇動ばかりしている。(黒田勝弘)