■…2001年 3月28日 (水)
今日は内堀会の本部と勤務先に行ってきました。
まず本部で例の理事長とそのお母さんとお話し合い。要点は以下のよう。
・勤務地は少なくとも3ヶ月間は亀戸の駅前にある(ホームからでも見えます)亀戸歯科。
・しばらくは休みなしで働き、仕事を一気に吸収し覚える。つまり週休0日。
・亀戸の先生なら温室環境を提供してくれるので、伸び伸びと学んでもらいたい。
 ただし、売り上げではそこの先生達を半年くらいで抜くように。
・4月中からすでに亀戸歯科をドクター僕一人で任せる日もある。
・少なくとも内堀会には2年はいてほしい。
・単純インレーとメタルコア、保険義歯は採算が合わないので慎むように。
 単純を複雑化したり、レジンコアにしたり工夫を。
かなり無茶なこと言われましたけど、まぁ仕方ないかな。何とかするさ。理事長はハッパかけたかったんだろうしね。あの人はストレートなので割と信用できるよ。それよりも恐いのは隣で終始微笑んでいた参与のお母さん。あの人からは危険なにおいがする。騙されんよう注意しとかないとなぁ。
で、早速帰りに勤務先にご挨拶。Dr2人+助手4人。とてつもなく優しそうな先生達だ。理事長が言ってた通り。院長の計らいで、日曜日は休めることになった。これでクレイドル行けるよ〜。ホッとした。具体的な話もしてきたけど、治療方針とかやり方は自由。大学で習った通りやりたければシリコンでも個人トレー+筋形成でも何でも構わない。矯正やりたければやってもいいし、やりたいようにやって、だってさ。心の中でガッツポーズしたくなった。これこそ俺の望んでいた場所。まさに楽園。理事長に感謝しながら、伸び伸びとやらせていただきます!!
患者さんは1日20〜25人。割と多め。最初のうちは1人に1時間くらいとっても構わないそうだ。だけど残念なのはオフィス街のため小児患者が非常に少ないということ。まぁ、すぐに転勤もあるらしいし、そのうちかな。やっぱり子供だと矯正やれるからなぁ。
ということで4月1日から勤務です。やるぜ!!!

No(3)

▼MET 
そう言えば亀戸にはRootZXがありました。珍しいな。しばらくエンドくらい教科書通りやりますか。垂直加圧も4月中にはやってみようと思う。
   ..03/29(Thu) 00:26 (4)
▼cd_kaz 
週休0はつらいなぁ、、
2日間も要らないけど、、
でも、、エンドをいかに速く回すか??ってのが、生産性に大きな影響を与えるのでは??
垂直加圧根充否定派の意見でした、、いや!!エンド否定派なのか、おれは??
   ..03/29(Thu) 01:47 (5)
▼こんばん 
エンドを一番速くやるべき男、参上!自分で見つけた新天地、羨ましいです。
RootZXは、東京歯科出身の叔父の医院にもあるぞ!でも、電池は入ってなかった。飾り?
   ..03/29(Thu) 02:13 (6)
▼wokuこんばんは。 
これでちゃんと名前出るかな?失礼しました。パスかけてないんで、いいように編集してね。
   ..03/29(Thu) 02:14 (7)
▼reach 
さすが内堀会。資本主義の鏡。 (笑)
だけど、やはりそうなるなぁ〜
これからはコストとの戦いでもあるから、ぎりぎりのラインを模索してみるよ。
MET日記の中でシリコンを使ってもいいよって書いてあるけど、自前ってことかな?
内堀会のことだから、あり得るかも?
   ..03/31(Sat) 12:33 (8)

■…2001年 4月 1日 (日)
今日は記念すべき初出勤の日。でも患者さんは15人しか来ませんでした。まぁ、日曜日だしね。
ずっとアシストしてました。さすがにいきなり何かやったりはしないでしょう。少しホッとしました。1週間くらいはアシストでもいいかな。FOもきちんとやってたし、カルテも正確に書いてたし、意外にもそれほど大学とのギャップは感じられませんでした。時間に余裕があったので随分ドクターと話ができました。このペースでいけば早いかもしれない。
ちょっと時間がないので詳しくはそのうちまとめて書きます。

No(9)

▼reach 
いいな、いいな!俺なんかいきなり乳歯冠だぞ!そんなもん小児歯科の実習しかやった事がないのに。明日は何をやるのかなぁ〜
   ..04/02(Mon) 23:02 (10)
▼MET 
いきなり実践かぁ。いいじゃん。
こっちは全然小児患者がいないよ。
   ..04/02(Mon) 23:21 (12)

■…2001年 4月 2日 (月)
今日は出勤2日目。やったことは...
・全顎超音波スケーリング4例
・MB調整、合着
・デンタル、パントモ撮影
うん、昨日よりも進歩した。
それにしてもレントゲン機器(中古)ボロすぎ・・・。それにデンタルの手現像が30秒で終わる・・・いいのか?これで・・・。
亀戸の3月の売上は460万だったらしい。また理事長に叩かれるとか院長がぼやいてました。ちなみに内堀会のコアであるキャピタルは1000万以上だったらしい。いろんな分院を渡り歩いた助手さんの話だとキャピタルはヤバイと・・・。なんでも前歯などは半ば強引にバンバン引っこ抜いてくんだってさ。素人目でも「えっ?」と思うものが多いらしい。絶対そんなところには行きたくないな。そういう意味では亀戸の院長はとても良心的です。できるだけ(歯も歯髄も)保存しようとしてるのが患者の立場から見てもよく分かるし、カルテもきちんと書いてるしね。だからリピーターとか紹介されて来る患者さんも多いんです。売上は少なくてもそれが健全な経営のあり方だと思うけどね。cd_kazが昔言ってた「焼き畑」じゃ長くは続かないよね。
今週中には形成をやらせてもらえるかもしれない。院長がケースがあればやってもらうと言ってました。もっと早く明日にでもやりたいなぁ。

No(11)

▼MET 
何だかもっと色々書きたいこともあるんだけど、正直言って時間がない。家に帰ると10時過ぎだしね。余暇時間は割とあるので、この2日間だけでもドクターと随分話し込んだ気がする。やっぱり経験のあるドクターはいいね。それが例えどんな経験であっても、とても参考になる。時間があるので本読んで勉強とかもしています。
   ..04/02(Mon) 23:56 (13)
▼きたむら 
こんばんは。なんだかみんなやってますねえ、
3月のはじめにOSぶっ飛んで、このページのアドレスがわかんなくって、今日やっと寺野くんから教えてもらいました。初出勤は23日です。それまでヒマヒマです。みんなの話、参考になりますね。いやはや、頑張ってください。
   ..04/03(Tue) 23:42 (14)

■…2001年 4月 3日 (火)
おいおい、理事長〜。
今朝もいつものように亀戸歯科に行きました。それで9時30分頃に突然、参与(=理事長のお母様)が車でやって来ました。何だろうと思っていたら・・・
「福井先生、今度キャピタルに行ってもらうことになりました」
「え?」
「キャピタルは今人手不足なんですよ」
「それでいつからですか?」
「今からです」
「は?・・・でももう定期券とか買っちゃったんですけど」
「それはまたあとで考えましょう。とにかく準備して下さい」
「はい、では今から急いで着替えますね」
「いえ、そのままで結構ですから」
となりまして、白衣のまま天下のキャピタルに連れ去られました・・・。
で、これからキャピタルで仕事をすることになりました。
そこの院長、すなわち内堀会のナンバー1のドクターは(人には)とても厳しい先生でした。
行って挨拶した早々「俺は一度言ったことは二度言わないから」「怒られる理由は自分で考えるんだ」と言われまして、初っ端から怒られまくり・・・。まぁ、それなりに的を得てたしいいんだけどさ、でもその先生は技術的にはちょっと・・・。形成も富士山に近いものがあるし、インレーでもアンダーカットありまくり。早い(といっても大したことはないと思う)けど、はっきり言って雑。綿栓くらい火炎に通せよ〜。助手にファイルの刃部をもたせて手渡しさせんなよ〜。でもあのトークは見習うべきものがある。とても自分には真似できないけどさ。俺は俺の個性でいきたいと思うしね。それにあんな詐欺的トークは俺の良心が許してくれそうにない。
ただ結構治療はさせてくれそうではある。それに怒りながらも金で買えない知識を色々教えてくれる。さて・・・・・・どうなるんでしょ?

No(15)

▼きたむら 
「絶対あんなとこには行きたくないな」っていう翌日にラチられるとは・・・。ご愁傷様です。どんなとこに行っても、福井君だったら大丈夫だと思う。がんばってね。
   ..04/04(Wed) 01:26 (16)

■…2001年 4月 4日 (水)
今日も院長に怒られまくり。
「君はもういらない」「当分タービンは持たせない」とかメチャメチャ言われまくっています。
「僕は厳しいけど、もしそれが君に合わないんだったら、理事長にでも言って他の分院にでも行ってくれ」と。
今日はレ充と新患のアナムネを取らせてもらいましたが、共に終わった後に裏に呼ばれて罵声を浴びせられてしまいました。治療姿勢、レストの置き方、バキュームの使い方、材料の最大限効果を発揮させる方法など殆どすべてにわたって勉強不足だと・・・。術式とその注意点を今すぐまとめて紙に書いて見せろと言われ、資料なしの即席レポみたいなもんまで書かされる始末。確かに自分の意識が問題だったと思うよ。俺に教えても一円の得にもならないのに、ここまで叱ってくれる先生はありがたいと思った。亀戸にそんな先生はいないからね。キャピタル歯科(東西線 南砂町駅の近く)の2日間はすごく疲れたけど、でも貴重な勉強が沢山できたと思う。
あと自分はやっぱりもう社会人なんだな、と実感しました。責任があるし、厳しかったりするのは当たり前だよね。でも俺って結構昔から怒られるのに慣れてんだよねぇ。反省してる振りはかなりの得意技です。そりゃ心の中じゃ反省しつつも「このヤロウ」って思うよ。だけどこれから歯医者として生きていくならそう感じることが絶対に必要だと思う。そうじゃなきゃいつまでもその先生を超えられないし、成長しない。歯医者としての成長期は最初の1年だって多くの先生方が言われるけど、俺もまったくその通りだと思う。なのでしばらくは死ぬ気でやる!!
そういうわけであまり精神的にもダメージはないかな。むしろ本気でぶち当たってくれる先生に感謝の念すら感じてる。ただ助手などのスタッフはそう感じないようで、きつく怒られ続けると絶えられなくてどんどん辞めてくらしい。3ヶ月もキャピタルにいたらもうベテランなんだってさ。
ところで新卒はもう一人いたことが判明。ライバルだな。負けられない。
ちなみに俺は今週中には自分の患者がもらえる予定です・・・が本当にやっていいのかな?まぁ、院長は怒りながらも俺のやる気は認めてくれたみたいだし、頑張らないとなぁ。ただ気になることも言われた。「君はちょっと素直じゃない。理屈っぽいんだよ。」一番気をつけてはいたことなんだけど、抑えつづけるのは無理。俺っていう人間を理解してもらうしかなさそうだ。

No(17)


■…2001年 4月 6日 (金)
今日は理事長がキャピタルにまたやってきました。
何でも自分で自分の矯正を始めたらしく、その咬合調整をしてほしいんだって。
ついでに話を聞いたんだけど、僕と同期のライバルさんはもう形成とかやってるらしい。
だから君もどんどんやりなさい、私も卒後の1カ月で40本はパホったよ、だって・・・(おいおい)。でもねぇ、キャピタルの院長は超厳しいので、やらせてくれないんですよ。だけど最近はそんなに急ぐ必要もないかなと思えてきました。自分が始めてしまうと、他の先生の治療を見学する機会が少なくなってしまうからね。抜去歯で練習しながらじっくりと下積みしていくのも悪くないのかもしれない。
ところで僕の仕事の予定が正式に決まりました。
月・火・木は亀戸歯科。水・金・土はキャピタル歯科。日だけお休み。
まぁ、こんなもんでしょ。

No(18)

▼MET 
下で患者がもらえそうと書きましたけど、何だかよく分からなくなってきました。
話を聞いてるともらえそうでもらえない、もらえなさそうでもらえる感じです。
もう一人のドクターの話だと、何度かの診断のテストに合格したらゴーサインがでるみたいなのですが・・・。
   ..04/07(Sat) 00:03 (19)
▼cd_kaz 
あ、おれもお休み決まった、、
なんだか日曜と水曜お休み頂けるそうで、、月火は午後出勤で夜の患者さんを診るらしい
院長曰く「午前中の患者さんは、自分の時間を割いてお越しになる、5時以降の患者さんは
反対に、自分の時間を割いてるわけではない、、、よって君には遅番をいっぱいやって
臨床に慣れて下さい」と、、、なんてハナシの解る人なんだろう

うちのカルテはすごいよ、ほとんど一行に収めるね、、後から見返して解るのは
請求保険点数だけ、、余白をいっぱい作ってそこに鉛筆で付け足ししまくるスタイルで
P関係を足したり、引いたり、、
   ..04/09(Mon) 00:59 (21)
▼MET 
じゃあクレイドルはOKだね。あと一人の方はどうなんでしょ?
   ..04/09(Mon) 23:23 (23)
▼MET 
しっかし、そういうカルテもありなのかねぇ。
自発痛とか打診の有無すら書かないのかい?あとMAFの号数とか作業長とかさ。
   ..04/09(Mon) 23:26 (24)

■…2001年 4月 8日 (日)
今日はお休み。
たまってた調べものをして、それからマシン弄り。ようやく復旧作業が終わりました。
で、早速HDBENCHをとりました。

Processor Celeron 916.25MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 6]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[128K]
VideoCard Matrox Millennium G450 DualHead - English
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 457,320 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2001/04/08 23:40

SCSI = Symbios Logic 875XS|D, 2280x PCI SCSI Adapter; 53C875, 53876 Device
SCSI = Win95-98 Promise Ultra100 (tm) IDE Controller
HDC = VIA Bus Master PCI IDE Controller
HDC = プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC = セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)

A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
B = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = GENERIC IDE DISK TYPE47
D = GENERIC IDE DISK TYPE47
E = GENERIC IDE DISK TYPE47
F = GENERIC IDE DISK TYPE47
G = MATSHITA PD-1 LF-1000 Rev A106
H = eUSB MultiMediaCard Rev
Q = TEAC CD-532E-A Rev 3.0A
R = PHILIPS 4424 CDRW Rev 3.0D
S = CREATIVE DVD5240E-1 Rev 1.30
T = MATSHITA PD-1 LF-1000 Rev A106
X = Virtual CD-ROM Drive
Y = Virtual CD-ROM Drive
Z = Virtual CD-ROM Drive

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
16176 36825 38698 13614 8539 16479 35

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
19400 16949 2935 50 18500 17557 11208 C:\100MB

Dual Displayにしてるのでビデオ関係のベンチは半減してますけど、割と快適かな。
さて、このマシンを使ってこれからデータを蓄積していきますか。臨床記録だけが臨床家にとっての財産ですからね。

No(20)


■…2001年 4月 9日 (月)
今日は亀戸勤務。
やはり新患の問診および診断をし、それと義歯修理(増歯)をしました。
だけど診断は潰Pulというつまらないものでした(いや別に面白いとかそういう問題じゃないですけどね)。大きな齲窩がありゃサルでも分かります。でも一口腔に6本もC3潰Pulがあるとは・・・随分歯医者嫌いらしいね。
診断するときには口腔全体の記録も取るんだけど、FCKがあれば片っ端から打診したりしています。反応があると、あぁやっぱりPerってるな、と。今のところ高確率で打診(+)です。そのあとパントモをとると、根管は黒くうつってますね。何が入ってるのかしりませんけど。
ところでデンタルに関しては、僕が撮るときだけはKrにフィルムを指で押さえてもらっています。フレームを使わないでやるのはちょっと恐いものがありますけど、今のところは10枚法教受診であっても合格ラインにいってそうです。やっぱりやっとかないと忘れちゃうからね。
さーて、明日はB肝とC肝の患者さんが来るよ。アシスタントとしてはかなり面倒です。消毒ステップが複雑なんですわ。

No(22)

▼MET 
そうそう、あと麻抜をちょっとやらせてもらった。健全歯を一気に4本麻抜。ここまでくると爽快だねぇ。
   ..04/09(Mon) 23:28 (25)
▼MET 
およそ1週間の勤務で得た結論があります。それは・・・
『患者さんの言ってることは全く当てにならない』
ということ。もちろん最初から肝に命じてたわけだけど、実際に経験すると身に染みるね。
義歯にしても痛みにしても患者さんの訴えてる部位ははっきり言って何の参考にもならない。
取り敢えずまず原因が反対側にいくことはないので、患者さんの訴えは口腔の左側・右側の参考くらいにしかなりませんね。『一口腔単位』の意味が少し分かってきました。いずれは『一人間単位』で捉えられるくらいの余裕を持ちたいもんです。
   ..04/09(Mon) 23:36 (26)
▼cd_kaz 
うち、デンタルはなぜかユニットで撮っちゃうんだよね、、
たぶん放射線管理規定にばっちり引っかかるとは、思うんだが、、
で、ユニットでDrがコーンを合わせて、Drがコッヘル(止血鉗子)で留めた
フィルムを突っ込む、で、DrがうなずくとAssがビーっと照射する、、
これ、案外難しい、咬合平面も照射角度も何もない、から、、
水平位で撮るから、正法線に合わせるのも、難儀、、
でも、エンドの時とかはユニット移動しなくて良いから楽ちん
こいつで鍛えれば、どんな時でもデンタル撮影は巧くなれそうだ、、
   ..04/09(Mon) 23:58 (27)
▼MET 
それだとDrの被爆が・・・。
デンタルといえばうちはC感度の30sec手もみ現像なので救いがたい画質だ。
まだパントモの方がまし。
   ..04/10(Tue) 00:15 (28)
▼reach 
うちの病院もユニットにデンタルがついているタイプなのでいつも被爆している。しかも基本は10枚法で8番があると最高で14枚とります。フィルムの感度はE
   ..04/11(Wed) 23:07 (31)

■…2001年 4月10日 (火)
今日も亀戸。
インレー調整・合着でハマってしまいました。実に1時間。大学じゃないんだし、さすがにちょっとやばいと思ったけどね。なんとか患者さんに説明して理解を求めながらやりました。
症例としては右下6OD、7MOインレーでしたが、3週間前にデュラシール仮封をしたけどすぐに外れてしまい、そのまま放置してたというもの。
まずパッと見てみると模型と口腔内の状態が全然違う。明らかに7が近心移動してる。
コンタクトがキツすぎて最終的に1mmは削った。
そしてバイト。これがまたすごい!!1.5mmは高い!!しかも67ともに。
ようやく調整が終わり、GICで合着する。
アシストはまだ見習いレベルの方で、セメントを練ってもらったけど、ちょっと硬いかなぁと思いつつも合着してしまう。
が、7が浮いた。ソッコウで7を外す。もう一度合着。
先生の患者さんじゃなかったら、たぶんとっくにタービンを使って調整してたと思う。カーボランダムでチマチマやってたら時間がかかりすぎるよ。
後で聞いたら、うちのラボでNo.1ヘボ技工士の作品だったらしいです。コンタクトはともかく、バイトであの高さはないでしょ。これから苦労しそうだ。そういえば技工士によってはFDでレトロモラーを余裕でトリミングしてくる人もいるらしい。指示書に基本的なところから書いとかないととんでもないことになりそうだ。

No(29)

▼cd_kaz 
やっぱり、開業医なんだからfinal IMPから最短の期間でsetまで
アポを取りたいよね、、
徳島のゆうデンタル、、単純インレー1000円でやってくれますよ
一週間みとけば、ちゃんと届くし、Agインレーもまぁまぁのレベルの
ものが来るし、、コアは700円だし、、
まぁ院内技工も良いところと悪いところがあるね、、
   ..04/11(Wed) 00:33 (30)
▼reach 
病院内に技工士がいると全然違う!レ前冠の色が合わなくてもその場で少し削って盛ってもらって調整することができる。また連結冠が入らなかった時は(ピッチングが起きた時)切ってすぐにくっつけってもらえる。コンタクトが足りない時もすぐにパラ蝋を持ってもらえる。やっぱり技工士がいるといいよ!!!
しかし、うちの衛生士は最悪!!!
威張り放題。
   ..04/11(Wed) 23:12 (32)

■…2001年 4月11日 (水)
今日は何となくキャピタルに行ってきました。というのも亀戸では勉強ができないからです。キャピタルの治療内容の濃さはすごいものがありますからね。
それで夜、理事長がやってきました。大抵来る度に何かがあるのですが・・・
「福井先生、もう形成とかやった?」
「いや、まだですけど、抜去歯で練習していますし、いつでもいけますよ」
「どんどんやっていいからね。20〜30本パホってもいいから。」
「はぁ、いいんですかねぇ・・・」
「ところで福井先生、今度の27,28日に堀切歯科に行ってくれるかな」
「はぁ、構いませんけど」
「その日はドクターが福井先生一人だから頑張ってね」
「えっ???」
「spとかSRPくらいだから大丈夫だから。新患も福井先生なら大丈夫だよ。」
ということになりました。
おいおい、やばいんじゃないかぁ。いいのかね、俺がやっても・・・。
4月に入ってからはいろんな先生に教えていただいて、毎日のように大量の臨床知識をたたき込まれてはいるけど、27日とかだとギリギリだな・・・。うーむ、たぶん理事長は俺を試すつもりだな。前から「臨床はセンスの問題だ」とか話してたからなぁ。
とにかくその日は俺が一日院長なわけだ。やる気も湧くし、楽しみなんだけど、かなり不安。

No(33)

▼MET 
ちなみに言うと堀切歯科は患者さんが一日30人くらい来るところです。今の俺がどうやって捌くんだ〜?理事長はそれを見たいのかもね。
   ..04/12(Thu) 00:19 (34)
▼MET 
そうそう、あと理事長から言われたことがもう一つ。
俺は6月の頭から"うちぼり歯科"に行くことになりました。東西線葛西駅近くにあります。
ちなみに今行ってるキャピタルはやはり東西線南砂町駅近くにあります。
だけどうちぼり歯科には60才のドクターがいるんだよねぇ。噂では便宜抜髄・Extしまくり、かつ前歯はMB以外は絶対やらないという先生らしい。
   ..04/12(Thu) 00:25 (35)
▼KAZ 
MET凄すぎ・・・ 小澤にも昨日色々話を聞いて面白かったし、ためになった。
やつはココに登場してカキコしてくんないかな〜 すっごい面白いよ!
なんでもかんでも自分でやれせてもらえる羨ましい環境。
僕は・・・毎日図書館で論文のお勉強(TOT)
   ..04/13(Fri) 01:00 (36)

■…2001年 4月13日 (金)
実はですねぇ、昨日は書く気が起こらなかったんだけど、パホりました。左下7で。
潰PulでAccess Cavityの必要はなかったんですが、自前のロングシャンク スチールラウンドバーで軟象を除去してったら、髄床底がズポッと・・・。
でも俺は最初からセパレーションかヘミセクだと考えていたんですよ。
だけどあとでまたまた院長が激怒されました。
「何で軟象を全部とったんだ、残せよ。パホったら予後が悪いんだよ。てめぇみたいに勝手にやる奴はいらない。もう明日からこなくていいから。理事長にそう話しとくからな。」
キャピタルの院長は口が悪いんですわ。でもこれまでで最高にヤバイ雰囲気でした。
でも結局、今まで通りきていいということになりました。
俺としても怒られるのは辛いけど、キャピタルの院長は本当に色々教えてくれるんですよ。本じゃなかなか得られないような臨床経験に基づく知恵をね。しかも筋の通った治療に対する考えを持っているので、理不尽さはほとんど感じられないですね。その院長曰く・・・
「内堀会には腐ったドクターが多いから、福井先生も今のうちに俺のところで勉強しといた方がいいよ。鍛えてあげるからさ。」
頑張ります。
ところで今日はP急発でGA(歯肉切開)をしました。ハリケインゲルで表面麻酔してからズバッとね。その場所の水平半埋伏8を1週間後に俺がExtの予定です。はやく抜きたいぜ。

そうそうちなみに俺は今はアシスト兼、新患の問診係りになっています。診断は難しいね。たまにどの歯が原因なのか全然分かんないことがあるよ。今は治療技術よりも診断力を養うのが先決だな。

No(37)

▼reach 
失敗なんてよくあることよ!そんなことを気にしていたら今後やっていけない。俺もBrとInのセットで失敗しました。連続のセットは結構難しい。あとExtは4本やったが、難しい!!なかなかうまくいかないよ。
   ..04/14(Sat) 20:16 (38)
▼cd_kaz 
今日はメタボンの形成をした、、
さすがに緊張した、、
で、うらわざ、、をひとつ披露すると
上顎の舌側の形成って、1番あたりだと、手探りになりやすいよね、、
で、形成終了後ミラーで見たり、患者さんに覆い被さるように直視してもあんまり
分かんないよね、、
で、そんなときは、、熱したストッピングで、簡易印象してしまうのだ!!
これ、かなり便利
ストッピングを火焔にあぶって、手でこねこねできるくらいの熱さのときにムギュっと
舌側の形成面に押しつけると、これが結構鮮明な印象になるんだよね、、
しかも、舌側のみの印象だから見やすいし、、
と、今日ちょっと感動しました、、
   ..04/15(Sun) 01:18 (39)
▼MET 
すごいな。今の時期に自費の形成させてくれるなんて。
一応椅子を限界まで倒して見るという方法もありますけどね・・・現実的じゃないけど。
   ..04/15(Sun) 22:53 (40)
▼MET 
MOD・MODとかの連続setはちと厳しいよね。
   ..04/15(Sun) 22:56 (41)

■…2001年 4月16日 (月)
今日は亀戸でした。空き時間も多かったので、カルテの勉強をしてました。
手こずったのはBrの調整くらいかな。やはりバイトが1mmも高いと厳しいね。でもこのままやってれば調整がうまくなるかもしれない。
そうだ。あと巨大舌の患者で下顎7のエンドはやりにくい。舌で覆われてしまってマジでRDがほしくなる。
それにしても最近ますます家に帰るのが遅くなってるよ。
11時過ぎが当たり前になってきた。
仕事の日は本すら読む時間がないのが辛いところ。読みたい本は沢山あるんだけどねぇ。

No(42)

▼cd_kaz 
今日はなぜか??三歳児のAのエンドを院長先生から任された、、なぜ??
レストレーナーとか、RDとかが欲しくなった
結局「号泣にて診療中止」と相成りました、、小児こわい、
   ..04/17(Tue) 00:18 (43)
▼MET 
3歳か・・・難しいよね。抑制治療もやむを得ない気がするんだが、うちのとこにもレストレーナーはおいてません。それどころか「親は常に見学していい」方針をとっているので、ドクターはとても緊張するみたいです。俺がみたのは5歳とかで楽勝だったけど、3歳以下が来たときにはゾッとしそうです。稀に親にすら歯磨きをさせてくれない小児が歯科治療に来るらしいんだが、そんなのどうやって治療するんだい!!ま、母親にブラッシング指導をして帰すしかないんだけどね。
   ..04/17(Tue) 13:42 (44)
▼MET 
そういやエンドといって思い出したけど、ファイルの落下だけは絶対に気をつけた方がいいよ。特に大臼歯の近心根管は注意!!近心根管ではファイルを引き抜こうとすると近心に湾曲させることになるんだけど、その時に手を滑らすと反動でピンッと奥の方へ跳ね飛びます。
   ..04/17(Tue) 13:45 (45)
▼MET 
今日は院長が浸麻針で伝麻をしてました。下6の急化Pulで浸麻が全然効かなかったのでやったみたいです。「ちょっと強い麻酔しますよ〜」とか言ってサクッと。院長曰く「伝麻は使えるよ。できた方がいいね。」確かにそうかもしれない。みんなのとこはどうですか?
   ..04/17(Tue) 13:57 (47)
▼cd_kaz 
一般的に言われることだが、日本人には浸麻で十分、ってのが定説みたいだね
歯医者のメーリングリストでは、それでもダメなときでも電動麻酔機(オーラエースとか
カートリエース)で歯根膜内注射すれば大丈夫とのことだった
うちの医院では、見かけないなぁ、、でも手に入れたい選択肢のひとつだね
   ..04/18(Wed) 03:28 (52)
▼MET 
電動麻酔機か・・・カートリッジが割れることがあるって噂は本当なのかな?
   ..04/22(Sun) 00:19 (55)

■…2001年 4月17日 (火)
今日は特別にお休みを頂きました。理事長が合格発表を自分で見に行ってこいって。
で、まず午前中は運転免許の更新に行きました。視力検査はギリギリパスでした。一安心。でもこの免許って俺にとっては紙切れ同然なんだよなぁ。
これから国試の発表を見に行ってきます。受かってたら帰りに大学生協にでも寄って、大量に本を注文してこようと思います。一応買いたい本はリストアップしてるんだけど、もし何かお勧めがあったら教えてくださいね。あっ、もちろん歯科関係ですよ。

No(46)

▼MET 
よかった、よかった。医科歯科はみんな受かったみたいね。
さあ、これからだ。免許申請をすれば合法的に治療行為ができるぜ。ただ保険医登録をしないとカルテが書けんな。んで、保険医登録ってどこでするんだろ?
   ..04/17(Tue) 21:44 (48)
▼MET 
そういえば身近なところのドクターは2年に1回の現状届を一度もしたことがないそうです。
どうやらしなくてもいいらしいよ。つまり国は歯科医師の現状を把握しきれていない、ということですな。この業界、流れ者が多いしなぁ。俺もたぶんそうなると思うけど。
   ..04/17(Tue) 21:47 (49)
▼MET 
6月から行く予定の"うちぼり歯科"の60歳ドクターの情報が段々分かってきました。
・昼間から酒を飲みながらアルコール臭を漂わせながら治療をしているらしい。
・視力が落ちてるせいかあまり治療をしたがらない⇒自分の売り上げ分なのに他のドクターに強制的にやらせる。
・理屈をこよなく嫌う。
・半ば強制的に自費治療を勧める。
・Ext大好き。
・カルテにも何かが絶対ある(患者が非常に少ないのに30万点を常に越えてる)。
・なぜか内堀会の人事権を完全に握っている。となると俺が呼ばれるのはなぜ??
・たいして働きもしないのに200万/月はもらってるらしい。一人だけ特別な給料体系らしい。
・人の好き嫌いが激しい。今まで長く一緒に勤めたドクターは1人しか存在せず、ほとんどが辞めていったらしい。

今のところの結論・・・「かなりの危険人物」とみた。
俺、もしかしたら7月くらいには再就職先を探してるかも・・・。一緒に働くドクターは昼休みになると自宅(医院の近く)に招待されるらしいんだが、俺は酒なんぞ断固として断るつもり。医療人として、というか人間として当然のこと。それで嫌われるんだったら、そんな人間と一緒に働く気はないね。他のドクター曰く「福井先生は好かれそうなタイプ」らしいが、理屈嫌いのアル中ドクターとうまくやっていける自信はねぇな。
なんで次から次へとヤバイことが起こるのかねぇ、ここは。
   ..04/17(Tue) 22:11 (50)
▼cd_kaz 
今日初めて、「おれの患者」を頂いた
やっぱり嬉しいね、たかが下66レ充だけなんだけどね、自分のアポ表に書かれるのは
なんだか良いね、、
   ..04/18(Wed) 03:18 (51)

■…2001年 4月18日 (水)
一日遅れで書きますが、この日は内堀会創設記念パーティーがありました。50人ほど集まりました。理事会はやらんくせにパーティーだけはやるんだな。法律違反だぞ。
で、問題の60才ドクターに会ってきました。
あれはヤバイよ・・・人格的に。何でも強引すぎる。
それに治療もそういった個性が表れてるらしい。
取り敢えず"うちぼり歯科"にいったら、ソッコウで喧嘩して別の分院に移ろうと思う。
あんなドクターとの長居は禁物・・・。

パーティーではビンゴゲームがあり、なぜか1等が当たりました。無駄が全くありませんでした。無欲の勝利かな(ホンッッットにやる気がなかったですから)。
けどねぇ、もうちょっとマシな景品にしてくれよなぁ。CASIOの電子辞書。去年はテプラだったらしいんだが・・・噂通り内堀会も危なくなってきてるみたいね。

No(53)


■…2001年 4月19日 (木)
午前は免許の申請に保健所へ行ってきました。
午後は亀戸へ。
特に変わったこともなかったな。
ただ院長が昼休みに出かけたっきり、なかなか帰ってこなかったので、しばらく俺が患者さんを診てました。まぁ、ただのFCKの調整・setだったけどね。

何だか今日は眠い一日でした。さすがに集中力も切れてきたよ。
いい加減Krを配当しろ〜。アシスト+αくらいじゃもう飽きてきたぞ。
だけどキャピタルの院長の目が光ってるうちは全く自由が利かないんです。
KPをやらせてくれるっていうから喜んでやり始めると、すぐにストップがかかり交代させられてしまう。そして後で裏に呼ばれて説教されるのが常。何か意見しようものなら、「言い訳するな。お前は素直じゃない。」と怒鳴られてしまいます。俺の言ってることだって別に筋は通ってるはずだぜ。まぁ、最終的に教えてはくれるからいいんだけどさ、俺の性格からいって何でも「はい、はい」と言わなきゃならない環境はキビシイかな。
パーティーでは今度一人で留守番をする予定の"堀切歯科"の院長にも会って来たんだけど、あんなドクターと一緒だったらよかったなぁ。話が分かる、というか話が"できる"ドクターだった。歳は45くらいのようだが、とても味のある方でした。

No(54)


■…2001年 4月21日 (土)
今日もキャピタル。
昨日マイ患者を戴いてから少し状況が変わってきました。
今までのアシスト+問診係+その他の雑用だけだったのが、+CR係に昇格しました。
CRだけはノーチェックでOKになっています。
ここまで来るのに長かった・・・。
だけど他の部分では相変わらず「おい、ちょっと裏に来い!!」となります(院長はマジでこの口調なんですよ)。どうせ言ってくれるんなら「表へ出ろ」くらいの方がスッキリするぜ。
でも本当に細かいんだよねぇ。綿栓の巻き方ひとつ取り上げても・・・指の使い方・動かし方、左手には常にミラーを持ちながらやる、ワッテのチギリ方・持ち方、そして速さの追求・・・。今日もフットペダルの位置が悪くて無言で足は踏まれるし・・・。
昇格しても相変わらず凄いプレッシャーの中で動かないといけないので精神がすり減るよ。

来週は4日間は堀切歯科に行くことになりました。いろんなドクターに会えるのは楽しいけど、同じ患者の経過を追えないのがつらいね。治療の結果が分からないと自分の経験にならないよ。断片的なテクニックだけを学んでる感じかな。でもこの3週間でD6実習の3カ月分には値するだろう。何せキャピタルは1人のドクターで瞬間4人は診る先生達だしなぁ。内堀会は助手にはスケーリングと印象、X-rayまでしかやらせないので、TEKもドクターが全部作ってるし、ほぼ全部をドクター自らがやるのでいい勉強になるよ。俺は人に任せられる性格じゃないし、将来的にも全部自分でやりたい派なので、どこまでが可能なのかその限界が見えてきたような気がする。ドクター2人の医院で月の売り上げ1000万を超えるとこなんて滅多にないだろうし、そういう意味でも貴重な体験ができてると思う。
そう言えば、ずっと日記に書き忘れていたけどキャピタルは5月一杯でファミリー歯科になるそうです。実は売却したらしいんです。理由は・・・まぁ、色々とありましてね(カルテをきちんと書いても返戻が圧倒的に多いのがヒントですかね)。今が一番いい時期なので、かなりのお値段で売れたようです。患者さんはある日来てみたら突然名前が変わってるからビビるだろうなぁ。他に江戸川台も売ったらしい。んで、小岩の駅前に3億かけてニュー本部を新築中なんだってさ。理事長はこれからも分院転がしをしていくんだうね。まぁ、よくある話ではあるけど。

とにかく今、キャピタルはやり放題なわけだ。5月分のレセプトは返戻がさらに増えるのは覚悟で書きまくるのは間違いないだろう。最後だし当然のこと。俺も評判とか気にせず遠慮なく行動できるってもんだ。院長もそれを認めてくれてるようで、最近は大学病院みたいになっています。患者さんに口を開かせて、それを見せながら堂々と俺に治療方針とかを説明してくれたりする。フツーじゃこんなことできないでしょ。いい評判はなかなか伝わらないけど、1人の悪い評判は100人に伝わる世界だしね。いやー、厳しいねぇ。

No(56)


■…2001年 4月22日 (日)
今日はお休み。
12時頃に起床。
pm3時まで勉強。
その後はCradle of FilthのLIVEに出かける。
Daniのボーカルは本物だと知る。楽しかったとかそういう問題ではない。
そこは普通のバンドのLIVEと違うところだ。
LIVEは初めてだったが、耳から入った音が内蔵を通過して指先・足先に出るほどの迫力とは思わなかった。お陰で一過性の難聴になってしまった。
ともかく今日は珍しいものが見られたので、有意義な一日だったと言えるだろう。

No(57)


■…2001年 4月24日 (火)
今日は久しぶりにFCKをスカしてしまいました。取りかかる前に技工指示書の担当技工士の名前が"澤崎"になってたから、何となく不吉な予感はしてたんだけどね。"澤崎"・・・こいつは最悪のブツを作ってくる。どう見たって幼稚園児の粘土遊びレベル。今日だってまず辺縁隆線の高さが合ってないし、コンタクトが軽く1mm以上きつい。バイトは・・・たどり着けなかったので知らないけど、想像するのはたやすい。苛ついてコンタクトをガンガン落としていったら遠心の方がスカスカになってしまいました。やっぱしばらくは自前の銀鑞とガストーチは必需品かもな。
でもこの堀切の2日間で色々やったよ。麻抜、In・FCK KP & set、Ext、除去、FDの咬合面再構成・・・。特にExtは楽しかった。それに堀切の患者さんは俺にマッチしていた。地域柄かな。まさに下町気質。自費は少ないけど何だか落ち着くし、気楽だね。小児患者も多くていい。小児への対応は重要だよ〜。高齢者同様、口コミで患者を呼んでくれるからねぇ(親を通じて)。
堀切の院長(44才)は技術的・人間的・倫理的に優れたドクターだと感じたが、俺がこれからどういう心構えで進むべきかを色々説いてくれました。そのうちの一つに「ドクターの技術ではなくキャラクターが患者を呼ぶ」という話がありました。基本姿勢は"優しい"のではなく、"親切"であることが大切だと・・・。さて、俺はこれからどんなキャラクターを作っていけばいいのかなぁ。まぁ、人生24年も生きてりゃ変えようと思ったって変えようがないけどね。結局はその人間がでる、ということなんだろう。院長が言うに「福井ちゃんのやり方じゃその他大勢の歯医者になっちゃうよ〜」だってさ。確かにその言葉は謙虚に受け止めよう。しかしまだスタッフとも馴染みきっていない上に、自分の技術に自信がないんじゃ、患者さんに優しくするしかないじゃん。今の自分だとどうしても患者さんの言ってることに流されがちだしね。厳しいよりは絶対優しい方がいいと思うけど、ただそれだと一人で1日30人の患者は呼べないのは間違いないだろうね。

No(58)

▼reach 
俺もextを何本かやったけど、抜ける時はなんともいえない快感を感じる。また、ほっとする。
補綴物に苦労しているね!うちの場合院内だから、そのようなことはない。連結ブリッジと義歯は外注だけど、院長は技工物にうるさい人だから、絶対にやり直させる。そういう院長だから、支台歯の形成にはとにかくうるさい。細かい。マージンは言うまでもなく、歯冠部の形態も理想的な曲線に近い多面形態を要求する。だから支台歯の形成だけ、まだやらしてくれない。せいぜい概形成のみ。早く支台歯形成したい!!!
   ..04/25(Wed) 22:30 (59)

■…2001年 4月25日 (水)
今日はキャピタル。
またもや昇格しました。麻抜を全部任せてくれるようになりました。
ま、でも治療はともかく今「診断」が面白い。ハマるね。クイズみたいで楽しい。
診断が決まれば処置方法が決まるわけですから、何度も言うようですが"診断"は最も大切です。

この前あった症例をひとつ。
主訴:咬むと前歯がキシキシする。
処置:8Ext
経過:1週間後に改善
どうやらコンタクトがきつくなっていたようです。患者さんもいろんなこと言うもんだね。面白すぎです。

No(60)


■…2001年 4月26日 (木)
今日は今までで最もキツい日になった。
キャピタル院長のスパルタ教育も段々とエスカレートしてきた感じだ。
自分が情けなくて涙がでてきた・・・。
とにかく最初から最後まで診断、診断、診断・・・。
義歯の患者は難しすぎるよ。

No(61)


■…2001年 4月27日 (金)
今日は堀切でお留守番。
何とか乗り切ったぜ。
新患は4人だった。他院で作ったFDで頬粘膜を咬んでしまって食事ができないと訴えてきた90才の患者が来たときには流石にヤバイと思った。今までの記憶を振り絞ったよ。
色々探ってみると咬合高径が若干低く、かつ人工歯の排列位置が舌側に入りすぎていた。床の維持力と咬合関係はGoodだったのでそれだけには影響を与えたくなかったため、結局やったのはユニファストを盛って頬粘膜を外側に押しのけるようにしてみた。
調子が悪かったらまた明日来て、と言っておいたので、また来るかもしれない。でも結果が見たいぜ。
理想的には新義歯製作した方がいいんだろうけど、維持力はとても良かったし、作り直すほどの自信はないよ。ダメなら今度はユニファストを咬合面に盛ってバイトアップするしかなさそうだ。今の俺だと完全に1時間コースだな。

そういやこの1カ月で気づいたことがある。歯肉腫脹で波動も触れ、黄色っぽくなってるのに、表面麻酔して探針でブスッとやっても血と透明な液しか出ないことも多い。排膿すると思っても意外とそうでもないことがある。今日もそうだった。まだ熟しきってないんだろうか?・・・ニキビみたいなもんと考えれば確かにそういうこともあるかもしれないな。

よし!!明日も頑張るぜ。

No(62)

▼cd_kaz 
よく排膿のタイミングは、腫脹にオキシを塗布して発泡がある時
って言いますね、、
FD、、床の維持力、、、か、、(遠い目)
   ..04/28(Sat) 23:20 (64)

■…2001年 4月28日 (土)
案の定、昨日のじいさんがまた来ました。
ほとんど粘膜を咬まなくなったとのこと。喜んでました。
昨日はドカドカ患者さんが来てて研磨する時間がなかったので、今日はじっくり時間をかけてやってみました。
今日の新患は1人だけだったけど、エンド-ペリオ病変はよく分からんね。
取り敢えず咬調、感根治(J-open)、ペリオクリン、投薬(ケフレックス、ボルタレン)というかなりover treatmentなことをしておきました。一応これで急性症状は消退するはず・・・。

1カ月が経って思った。
やはり医科歯科の臨床実習でやったことは強みになる。
最初から何の躊躇もなくタービンを握れるし、歯質保存にビビることなく切削できる。
他のDrから「度胸がある」と言われるのはそのためかもしれない。
でももちろん軟組織の損傷だけには細心の注意を払っています。特に気をつけたいのは上顎7とか8。ミラーで完璧に防御しないと簡単にバーが深々と入ってしまいます。FGカーバイドなんぞでやったら、とんでもないことになってしまうよ。

No(63)

▼cd_kaz 
はぁーーーー
近頃シーラントばっかりやってます、、なんだか新年度歯科検診の季節のようで、、
なんだか体の良いアシスタントみたいな業務してます、、
エンドの抜去歯練習とかもやってます、、シーラー無し、アクセサリーポイントも
特(細くって長いヤツ)が無い状態でやるんですが、、
なんだかアホらしくなってきました、なぁんだ、結局患者診させる気が無いんだな、、と、
とりあえず夏まで様子見て、ちょっと去就を考える必要があるな、とこの一月で感じました
まぁ、仕事らしい仕事しなくて給料もらえるのは、余人からすれば羨むべき事ですが
おれには、、ね
   ..04/28(Sat) 23:48 (65)

■…2001年 5月 5日 (土)
ちょっと疲れが溜まってしまい、しばらく日記をサボってしまいました。
内堀会には当然GWなどという浮かれ事は存在しません。
ということで相変わらず毎日仕事してます。
仕事を楽しんでやっていきたいと思っても、そんな余裕もありません。
患者さんへの対応にもそういうところが出てしまうのが自分でもよく分かります。
毎日こうダルいんじゃなぁ。とっとと30秒で問診取って、サクッとパントモとデンタルとって、浸麻して削る。基本はこれの繰り返し。もっと沢山説明したいと思っても、何だか気力が湧かない・・・。歯大工の腕がなる、ってな症例だったらまた違ってくるんだろうけど、さすがにそんな症例にはまだ手がつけられない。まだまだ未熟者ですから・・・。

No(66)

▼cd_kaz 
うーん、、なんだかスゲー大変そうだなぁ、、
近頃気づいたこととしては、、技工を自分でやんないと
形成へのコダワリがだんだん無くなっていきそう
ということだ、自分で技工やるからぱっちりしたマージンで形成したくなる、、
逆に自分で技工しないと、ぱっちりしたマージンで形成しなくても「まぁいいか」
ってことになる、、ということで、医院を変えるときは院内技工のあるとこにしよう
   ..05/06(Sun) 01:57 (67)
▼MET 
"医院を変える"って・・・ぼちぼち真剣に考え始めたのかい?
実は俺もそれ程他人事じゃないんだけどね。
この1カ月というもの、色々ありました。
2点を除けば内堀会はとてもいいところになっていたんだけど、その2点が曲者なんだよねぇ。これだけの環境が揃っていながらホントに惜しいよ。理事長がアホだからなぁ。
労働基準法を知らなさすぎる。
   ..05/06(Sun) 22:47 (68)
▼MET 
それに最近は俺自身の考え方も変わってきてね、そんなに焦らなくても大丈夫だし、急ぎすぎることはむしろマイナスでしかないと思えてきたよ。
2年以上の経験者になると、どこでもかなりシビアに評価を受けるようで、1カ月の試用期間でクビってことも結構あるらしいね。自分が2年の経験を積んだときに、どこに行っても通用する確かな技術と交渉術を身につけていなくてはこの世界じゃ生きていけません(早々に自分で開業するんなら別だけど・・・)。だから今はじっくりと腰を据えて自分のスタイルを確立することが必要です、、、よね?となると、今の段階で自分の治療がやりっぱなし、それで結果オーライみたいなことを繰り返していたら、絶対潰れると思うわけです。それで他に行ったときには恐らく瞬時にクビになります。実習じゃないけど、やっぱり今はステップ毎に上のドクターのチェックを受ける必要があると思うな。だが、内堀会はそういうところじゃない。独り立ちまでの期間が短すぎるんです。このままいくと自己流で固まってしまう可能性もある。でも今はまだ恵まれてはいます。週に4人のドクターについて指導を受けられる環境がある。しかもいい先生ばかり(もう一人の新卒は既に潰れかけてるらしいけど・・・あの理事長にすら「アイツには当分患者を触らせられない」と言わせるほどらしい。ただスケーリングを見ただけらしいんだが・・・)。キャピタルの院長がよく言うことに「物事には段階がある」・・・このことは最近身に染みています。ちょっと込み入った症例になると、自分の力では到底、診断・治療計画ともに最適なものを導き出せない。下手をすると誤診・誤治療をしかねない。まだまだ"見習い"期間でいいんだと思ったよ。患者さんに害は与えられないからね。
まぁ、もう少しはここで吸収するだけ吸収するよ。内容的にももう少しかな・・・。
   ..05/06(Sun) 23:10 (69)
▼MET 
で、技工の話だけど、、、
形成に関しては技工に出す前の模型を自分でチェックして自己反省していけば大丈夫じゃない?
さすがにwax upまではやらなくても良いと思う。もっと他に学ぶべきことが沢山あるからねぇ、今は。だけど義歯の技工はちょっとやりたくなるね。印象は良くても、技工士が全然分かってないから、単なるガラクタを作ってくる。話にならない。やっぱ入れ歯はいいの入れてあげたいじゃない?調整しても結局ダメだった(というか調整しようがない)、だと悲しすぎ・・・患者さんも逃げちゃうし。
   ..05/06(Sun) 23:17 (70)

■…2001年 5月 6日 (日)
今日は亀戸。
今日もまた言われた・・・「内堀会は新卒が来るところじゃない。正しい方向に伸びようとするなら他を考えた方がいい」。
これで出会ったドクター全員に言われたことになる。
6月くらいから考えてみるか・・・。
今の環境が続くんであれば悪くないんだけどねぇ。

だから保険医登録はしばらく保留。今後どうなるか分からないし。

ところで今俺が全部を担当してる患者は7人ほどいます。
ただ治療の時は常に患者の顔にタオルをかけるように指示されています。
いつでもサッと術者が入れ替われるようにね。
実質的にはD6実習の時よりもチェックは厳しいかな。でもためになる。

No(71)


■…2001年 5月 9日 (水)
今日は人生における一つの選択をした。
恐らく後悔はしないだろう。
なぜなら今俺の心からは曇りが消え、直感が正しかったと告げているからだ。
昔からそういう感覚はいつも正しい。無理をすれば失敗という結果が多かった。
近い将来、上から下を見下ろすのと、下から上を見上げるのと、自分がどちらになるのかが決まる選択だったと思っている。

No(72)

▼cd_kaz 
いやーーー、、ホント他人事とは思えないんだよね、、
この手の決断は、後ろに振り返ってその決断の適否を判断するしかないから
いつも「より良い決断はあったのだろうか」と自問してしまう類だ
悩むね、これ以上に悩むべきものがあろうか
   ..05/10(Thu) 22:55 (73)
▼MET 
常に疑問を持つことは大切なことだけどね・・・。
でも自分には1カ月経って成長(?)した部分がある。
それは素直になったこと。これだけ沢山の情報が氾濫してる時代に、臨床経験のない人間がその良否を判断できるとは思えないわけです。いや、正確には経験がないなりには判断するわけですが・・・。だけど歳くってる先生というのも、それはそれで敬うべきだと心底感じています。臨床経験に勝るものなし・・・こう実感しては素直にもなりますね。たとえどんなことをやっていようと、その院長は長いことそれで飯を食ってきてるんだからねぇ。
   ..05/11(Fri) 22:33 (74)
▼MET 
・・・と書くと余計に悩むだけかもしれないけどさ。
   ..05/11(Fri) 22:34 (75)
▼MET 
俺は一番最初に経営に関して底辺のところを体験できたことは、幸運だったと感じている。
これでもう騙されないし、参考になる?(^^;
とにかく気をつけよう。「都心部の医療法人で分院もってるところは絶対危険です。搾取のお手本にはなるけどね。」
   ..05/11(Fri) 22:41 (76)
▼cd_kaz 
一体何をやらかしてるんだ??内堀会??
   ..05/11(Fri) 23:10 (77)
▼MET 
キーワードは"参与"です。
現場を知らないあの人が経理を仕切ってることが最大の問題でした。
   ..05/12(Sat) 10:25 (78)
▼cd_kaz 
あのおばちゃんの事か??
良いメタボン入れてやれよ、、理事長、、と、お目にかかったとき思いました
   ..05/13(Sun) 00:30 (79)

■…2001年 5月14日 (月)
今日は新天地での第1日目。
やり方が違えばアシストもままならなくなる。
しかしそんなことは今はどうでもいい。
田中院長・・・この先生はなかなか、いや今まで外で出会ったどのドクターよりもデキます。というか純粋に頭もいい。取り敢えず何年かはついていけそうです。
今日は早速抜去歯練習をしました。診療時間中でも寸暇を惜しんでやっていますが、きめ細かく指導して下さいます。やっぱり勤務医ばかりのところじゃこうはいきませんね。
それとここには一つ特徴があります。
院長のご両親が内科医と眼科医でして、お隣で医院を構えてらっしゃいます。そこの患者さんが一緒に通院してくるんですね。だから全身疾患をもった患者さんも多いわけです。今日1日だけでも興味深い症例が何例もありました。"全身管理"というほど大袈裟なものではないかもしれませんが、"こんな患者さんもいるんだなぁ"という感じですかね。

No(80)

▼cd_kaz 
ふむ、、、純粋に頭がいい、、か、、
そーゆー人間とは、酒が無くても、どっか遊びに行かなくても、話しているだけで
楽しいモノだ、、
新天地で、そうゆう先生に出会えたアナタは幸福です
でも、医科歯科の院生とか来てるんでしょ??そこらへんはどうなんだい??
   ..05/15(Tue) 00:36 (81)
▼MET 
いや、院生ではなくてただの医局の人間だと思う。まだ会ってないので分かりません。
   ..05/17(Thu) 01:12 (82)
▼MET 
矯正の先生には昨日会いました。
1矯正院出身の先生で卒業して9年経つと言ってました。5年は大学にいたそうです。
今は10軒を掛け持ちしてるらしい。矯正の先生も大変なんですね。
   ..05/17(Thu) 01:42 (84)

■…2001年 5月16日 (水)
3日間を過ごしてみて、、、何か内堀会にいたときとは全然違うなという感じだ。
まず治療のレベルからして違う。治療のバランスが取れている。
ペリオ的配慮を十分にした上で、歯周外科⇒補綴という流れが一貫している。
内堀会にはプローブすらないのにフルマウスとか余裕でやってましたから・・・。
これを可能にしているのが院長の外科技術。
今でも週1は大塚美容外科というところでSSROなどもしているだけあって、現役バリバリの口腔外科医(Obwegeser-Dal Pontは1時間半でやると言っていた)。しかし口腔外科医によくありがちな浸麻やその他のエンド、形成といったものは微塵も感じられない。正直、俺は「これが10年も口外にいた先生なのか」と疑った。大胆かつ丁寧で、一般臨床も疎かにしない。そして多方面に渡ってよく勉強されてる先生だと思った。見習いたいものだ。
とにかく外科という外科はほとんど自分でやってしまう。骨形態が悪けりゃすぐフラップをあけて骨バーなんかも頻繁に使う。棚に置いてある器具の数も並みじゃない(名前も分からんし全然覚えられん)。
やはりここには3年はいないとダメかも。ある程度外科もできるようになってから次のステップに進まないと勿体ない気がするな。
今は自分の歩く道が見えてきて少しホッとしている。内堀会じゃ何も見えなかったからなぁ。

No(83)


■…2001年 5月21日 (月)
ふー、今日も暑かったなぁ。
院長に質問されたこと。
・橋本病って何だ?甲状腺ホルモンの働きを言ってみろ。
・弓倉症状とVincent症状とは何だ?
まさか開業医で聞かれるとは思わなかったぞ。さすがに口外の先生だ。
でも一応そういう患者が来たから質問されたんだけどね。
あと今までのところはみんなExt直後にTCコーンとスポンゼルを使っていたんだけど、そのことを話したら、、、
「お前、殺すぞ!!」
というお返事が返ってきました。
抜歯窩の治癒は自然にするものであって、なかなか止血しないとかでもない限り、開放創に異物を入れるべきではないということでした。血餅の中に取り込まれたTCコーンなど排除されるべき異物に過ぎず、全く意味がないということです。15年くらい前に保険適用になったときに流行り、まだroutine workとしてやっているドクターはそれを引きずっているだけだと・・・(あるいはそういうドクターに習ったとか)。
確かに考えてみれば"かさぶた"の中に薬が混入していても意味がないだろうなぁ、と思いました。そんなことをしなくても治癒経過が変わらないということですし、俺も今後は使うのやめるよ(というかここには置いてないけどさ)。だいたい抗生剤を全身投与しても抜歯窩局所に作用する量は0.0..μgとかその程度だった気がするし、抜歯窩は自然治癒力で直るということですかね。と考えると2次感染防止にもほとんど役立たないということになるな。
あとExt直後によくガーゼを咬ませますけど、当然"圧迫止血"だと考えていましたが、、、
院長曰く「そうじゃない」と。
止血は自然にするもので、それまでの間に異物が入るのを防ぐのが目的だということらしい。
長時間咬ませることでガーゼの毛細管現象によって逆に止血しにくくなると話していました。
うーむ、実際どうなのかねぇ。

今日はうちに一人面接に来ました。先週、助手の募集をかけたらしいのですが、最初に来た人にもう決めてしまったようです。他にも何人かから既に電話がかかってきたそうなのですが、そこそこのレベルの人だったらサクッと決めて、"煩わしい面接を何人もしなくてすむ"という考え方が滲み出ています。さすが院長・・・面白い先生です。口数は少な目だけど、ズバズバ物を言うところに好感がもてるし、歳も離れてるから"お師匠様"という気がしますね。

それにしてもそろそろ形成にOKを出してくれよ〜。この1週間で50本は削ったぞ。自分でも巧くなったし完璧だと思ってもなかなか・・・。
そうそう、スロープドショルダーは形成が楽だね〜。SJCDのバーセットにもあるでしょ、先端が110°になってるやつ。形成面が見やすくなるし、シャンファーとも移行しやすいしさ。もちろん適合にも余裕があるし。しばらくはSJCDバーonlyでいきますよ。

No(85)

▼cd_kaz 
スロープドショルダーのバーってちょっと癖があると思わない??
かなりレギュラーでばっちり形成してから、スーパーファインにもってかないと
バーが逃げる、、っていうか、そんな感じがする、、
それに比べてアクセンチュエイテッドシャンファーはすげー形成しやすい
やっぱりフラットエンドで、バーをさきっぽで押さえられるマージン形状だからかな
その代わりアクセンチュエイテッドシャンファーは適合に余裕が無い
どっちを取るか、、なのかな??
とは言っても、おれは院長先生の目を盗んで抜去歯で試し斬りしてるだけでの感想だけどね
どちらにしても、
この形成の感触を一度味わってしまったら、もうナイフエッジには戻れない、、ね、、
   ..05/22(Tue) 00:45 (86)
▼MET 
確かにアクセンテュエイテッドシャンファーも形成しやすい。けどフラットになるから、院長は嫌ってるなぁ。スロープドショルダーとどっちをとるかは好きずきってとこか・・・。いずれにしてもこれらのバーは手に馴染みやすいね。最初に使ったときから違いが感じられたよ。
   ..05/22(Tue) 23:24 (88)
▼MET 
今日聞いてみたら、、、
院長「見えないところはアクセンチュエイテッドシャンファーにするんだよ。見ながらやんなきゃスロープドショルダーはできないし、段がついてしまって冠が入らなくなるだろ。」
だそうです。
   ..05/23(Wed) 23:24 (91)
▼cd_kaz 
スロープドショルダーを作るのはやっぱりかなり難しそうだね、
でも適合という歯科の命題にあたるモノが得られるなら、修得すべき技能だ
レストをきっちり置いて、全神経を集中して形成すれば出来るかも、、
あと、GrossPreparationの出来に左右されるような気がする
つまりは歯肉縁上の、マージン形成以前のステップが、重要なのかも知れない
そこで、あるべき十分な削除がされていれば、スロープドショルダー用のバーを動かす
時の、削除感(バーを動かすときの抵抗)がかなり一定・均一になり、よりスムーズに
バーを動かすことが出来、ひいてはなめらかなマージンが出来るのだろう、、
って、これは以前から言われていた「歯肉縁上のenoughReduction」ってヤツに他ならない
のだけどね、、
見ながらの形成、、つまり神経筋機構(目で見る、視神経、バーを動かす、筋、バーの抵抗を
感じる、筋、形成された面を見る、神経)これらが十分に駆使できる状態で形成しなければ、
真にイケてるマージンは得られないのである!!
   ..05/26(Sat) 00:16 (95)
▼MET 
俺もよく院長からreductionが足りない足りないと言われるよ。
まぁ、当たり前とも言えますが、マージンは本当に最後の仕上げ。そこに至るまでに形成はほとんど終了してるもんです。
ということで今は全周にガイドグルーブを掘ってから形成し始めるのが日常的になってきました。最高のマージンを作るためにはグルーブは必要ですね。
   ..05/26(Sat) 00:29 (97)

■…2001年 5月22日 (火)
今日は神業を見た。
院長がやったのは右下8完全埋伏のExt。傾斜度は50度くらい。オルソ上では下顎管と根尖部は重なっていた。
こいつをマレットと骨ノミだけでExtするのは初めてお目にかかりました。しかも縫合まで含めて10分程度でした。
1回もタービンを回さず開削も歯冠分割も全部ノミでやるとは・・・理想的ではあるが、俺にはちょっと真似できない。
でも俺の頭の中には埋伏というと、すぐタービンを回すことしか考えていなかったけど、それは改めねばなるまい。そもそもタービンだと切削片・注水が不潔だし、組織レベルでは気腫は必ずおこるし、どんなに注水してもバーとの摩擦熱による周囲骨の壊死は免れない(47℃で骨壊死を起こすらしい)し、治癒を妨げる要因をいくつも作り出す。
昨日「抜歯窩は開放創にして自然治癒するもんだ」と豪語してた理由が分かった気がする。これだけ侵襲が少なければ治癒が早いはずだよなぁ。

それと今日判明したこと。院長は単なる連結冠を徹底的に嫌う。
上3-3MB同時setを全部単冠でやってました。コンタクトの調整は少々面倒だけど、再治療のことを考えれば賢いやり方だと思った。どんなにしっかり根充してもいつかは再治療する日が来るんだから・・・。

No(87)

▼cd_kaz 
おー!!骨鑿とマレットか、、
外科やるならやっぱり鈍的剥離の感触を愉しまなきゃね
それにしてもすげーなぁ、、鈍的剥離は一番侵襲が少ないとは言えども
やっぱり怖い、歯冠分割なんてどこに鑿を入れるんだ??
   ..05/23(Wed) 01:05 (89)
▼MET 
頬側よりから頬面溝の上の方をガツンとやってました。さすがに垂直方向に力をかけるわけにはいかんでしょうし。
   ..05/23(Wed) 23:20 (90)

■…2001年 5月24日 (木)
あーあ、雨ってやだね。メガネが濡れると視界を遮るので、イライラしてきます。

今日は保険医登録のため、社会保険事務所に行って来ました。後は院長が転入届さえ出してくれれば、ようやくカルテが書ける身になれるわけです。

Adagioのアルバム「Sanctus Ignis」と、ARCH ENEMYのアルバム「wages of sin」を買いました。どちらも満足できるレベルでしたが、圧巻はARCH ENEMYのVocal。これが女の声なのか???・・・驚き。ある意味天才Vocal。そこら辺の女性にはちょっと真似できまい・・・なんだか恐いものがある。

No(92)


■…2001年 5月25日 (金)
今日はDr.小山のみの日。
従って必然的にKrはギシばかりになる。
こうして1日中集中的にギシだけを見ているのも悪くない。
だけど・・・俺にC肝Krの調整ばかりやらせるのは勘弁してほしい。
しかも男好きの男性Krのときは視線が気味悪かったぞ。
「何だか福井先生のこと気に入ったみたいだから今度から福井先生が担当ね」って、おい。
全速力でギシ作って終わりにしたいものだ。

それにしてもうちのとこはCrBrに関してはえらく技工が巧い。コンタクトもバイトもほとんど調整要らず(さすがにBrは必要になるけど)。形態も悪くない。ただ一応作業に慣れたいし、理想を目指してメチャメチャ細かい範囲で調整はしてる。保険にしては少々贅沢品だと思う。
しかしギシに関してはやはりアホなブツを作ってくる。レトロをトリミングするのは当然のこととして、咬合器装着くらいしっかりやってこいや。再BTなんてのも割と多い。絶対アルバイトにやらせてるな、これは・・・。指示書に書いても従わないこともあるということから推測するに、日本語が通じない輩に技工させてる可能性もある。お陰で今日はFDの人工歯排列を1時間以上かけてやる羽目になってしまった。でも久しぶりに技工がやれてちょっと嬉しかった・・・。やっぱ一家に一台リングファーネスと遠心鋳造機かなぁ。

No(93)

▼cd_kaz 
昨日今日と、アルゼンを使いました、、
アルゼン、怖いねぇ、、正に毒です
うちの術式は、浸麻して天蓋除去して根管口が見えるくらいまで歯髄を取ります、で、
アルゼンブラックを米粒くらいを取って、それを薄いワッテでくるみます
で、そいつを根管口にのっけます
それの上に綿球を大臼歯だったら2つくらいか、、入れて、その上をサンダラック綿球
で蓋します、でOPEN仮封として、次の日アルゼン取り、ちなみに頓服も処方しときます
次の日はアルゼンをとって、FC貼薬、打診痛が出ることが多いのでBITEを落とします
、、なんだが、アルゼンを除去すると、なんだかドス黒い歯髄と歯質が現れるんだよね、、
で、すげー痛そうなんだけど、Krはぜんぜん痛くないそうです
ちなみにアルゼンで仮封が取れちゃったって失敗談には、、「なんだかね、、口腔粘膜
の潰瘍ができるんだが、、もうグチョグチョ、、あれは絶対に毒だよ、うちでは使うけど
院長みたいにサンダラック仮封なんて、おれには出来ない」「下手に頬側にリークしたら
多分ほっぺた穴あくぜ、、」etc、、、くわばらくわばら
   ..05/25(Fri) 23:57 (94)
▼MET 
おいおい、アルゼンでサンダラック仮封は絶対にヤバイって。例えばもし次の日患者さんが来られなくなったらどうすんの?・・・歯槽骨吸収だな。下手すると抜歯になるぞ。もし仮封が外れたらグチョグチョですかい・・・。
以前も書いたかもしれないけど、使うのなら天蓋は残して米粒だけおく、そしてGICで仮封。当然セメントが削れて穴が開いてしまわないようしっかり咬調(決して打診がでるためじゃありませんよー)。これが常識ってもんじゃないですかねぇ?
でも俺もちょっと見てみたい気がする。ドス黒い歯髄ってどんな感じなの?やっぱりドロドロしてる?
   ..05/26(Sat) 00:21 (96)
▼cd_kaz 
うん、サンダラック仮封はさすがにヤバイと思うぞ、おれも、、
いやー、教科書的に「亜砒酸は原形質毒・血管毒・神経毒である」
とか、知ってはいたんだが、あからさまに毒なんだねぇ、、
ASP取りをする毎に医療というモノの罪深さ、生体に侵襲を加えることの
危険性を心に銘記しよう、、
ドロドロっていうよりぐちょぐちょ、ってかんじ
   ..05/27(Sun) 03:40 (98)
▼cd_kaz 
こんなもんを人間に適用しようとしたした初めてのヒトってだれだろ??
かなりのマッドデンティストだろうね、、
   ..05/27(Sun) 03:44 (99)

■…2001年 5月26日 (土)
今日自費のKrをいくつか見て思った。
院長は自費になると保険と気合いが10倍違う。まず説明からして違うね。
んで、いくら自費でも開業医では、個人トレー+コンパウンド筋形成、圧排糸+シリコン2回法impなんてものを初めて見たよ。まぁ、自費に力を入れて保険で手を抜く、というのは当たり前のことだけど、それぞれの程度が2カ月の間に分かってきた感じですかね。だからこそ自分はまだ自費はやれそうにない。とにかく院長に形成のOKもらわなきゃなぁ。今週もまた新たに50本は削ったんだけどねぇ。院長は目が良すぎます。いよいよもうルーペしかない気がするな・・・。

今日は夜に"内堀会を辞めた先生達"の集いがありました(reachしか分かんないと思うけど、あの堀切の内野先生にも会ってきたよ)。みんな素晴らしい先生達ばかりです。この間辞めたばかりの内堀会NO.1技工士もいらしてましたが、この方もまたすごい。普段からドクターに堂々と"削り直してください"と言うとは・・・いくら内部ラボでもなかなか言えるものではない。去年入った新卒のDr.田村はそれでかなり鍛えられたらしいです。このDr.田村もよく1年間内堀会で勤め上げたなぁと思います。つい先日に村岡先生の講習会に行ってきたらしく、色々質問してみたら・・・「とにかく凄かった」しか教えてくんなかった。でもアルジ2回法はうまくやればいいギシが作れるとは仰ってました。けど問題は本にはほとんど書いてない具体的なポイントなんですが・・・。今キャリア1年のこのDr.田村はギシでは患者さんが患者さんを呼ぶ状態らしく、よく勉強されてるなぁと感じました。こういう先生を見てると俺なんて全然苦労も努力も足りないなと思います。
Dr.内野は3/22から開業されて休診日なしでやっているそうですが、5月の売り上げはもう400万いったそうです。今度見学にでも行こうと思います。reachはどう思ってるか分からないけど、俺はあの先生ほど速さと正確さのバランスがとれた先生は知りません。両手の動きに全く無駄が感じられませんから。

No(100)


■…2001年 5月29日 (火)
最初と話が違ってきました・・・寧ろ嬉しいことなんだけどさ。
「3カ月は患者は触らせられない。患者さんに害を与えられないからな。」
と院長から面接で言われたのですが、段々と治療が増えてきました。
でも感覚が鈍らなくてホントに良かったよ。
それとついに院長から(抜去歯)形成のOKが出ました。いやー長かった。後はこいつを口腔内で再現するだけなんだが、、、無理だな(^^; 絶対無理。0.1mmのコントロールなんぞできる筈がない。だけど院長はやるんだよなぁ。後は実験を繰り返すしかないか・・・特に乳歯は狙い目ではあるかな。小学生くらいの小児患者が来るとついついあら探ししてしまう・・・。

No(101)


■…2001年 6月 1日 (金)
今日はとある患者のギ調をやるように言われた。
「どうしました?」
「入れ歯が緩いんです」
「どこが?」
「いやね、こうして(手元で)クルッと回してから入れると緩くないんだけどね、普通に入れると緩いんですよ」(実際に下顎ギシを取り外してクルッと回転させて見せてくれた)
「・・・・・・・・・・(おいおい、ヤベーんじゃねぇか〜)」
ビッグポイントで少し撫でるくらいにしてお帰り願いました。だって、完璧なFDで、全く弄れるところがなかったんですから・・・。

最初から「どうしてここは"キテル"患者が多いんだろう」と感じてはいたんだけど、終わった後、院長にはっきり聞いてみました。そしたらどうやら近くに精神科の病院があるらしく、うちの診療所はそこのスタッフや患者の御用達になってるらしい、と。どうりで・・・。開業医でありながら、大学病院にいるような患者がやたらと来るわけです。
ギシの患者にはトークも重要と言われますけど、でもこういった患者さんにはどう接したらいいか迷いますね。正直、あまり関わりたくないというか・・・。もはや不定愁訴を通り越してる感がありますよ。
今日は他にも神経症の患者さんとかも診ることになりましたが、結局口を開けてくれないために診療中止となりました。子供じゃあるまいし・・・。こういう類の人というのはこちらの話をほとんど聞き入れてくれず、理解を示してくれないのでやりようがない部分もあります。向こうは向こうで勝手な話をするしで、お互いの話が噛み合わない。治療と理解しようとする意志がないのなら、無理に説得する必要もない気がします。説得しようとしても疲れるだけだし、もし治療によって痛みとかが出ようものなら、「触ったせいで痛みがでた。何をした。」ってことになる可能性も高い。慎重にならなくては・・・。

それにしてもうちのとこの助手さんは勉強熱心だ。デンタルハイジーンとかの雑誌まで自分で買って購読しているらしい。どうりでTBIとかもすごく上手いわけだ。俺の出る幕なし、という感じ。ま、俺は俺の仕事をするさ。

No(102)

▼cd_kaz 
俺らが読む雑誌は「歯科技工」と「補綴臨床」
今月の歯科技工のトターレの記事は、かなりおもしろかったぞ
   ..06/04(Mon) 00:03 (103)

■…2001年 6月 5日 (火)
先週から徹底的に「根治」を任されていて、もはや俺は根治係と化しています。
お陰で少しは速くはなってきたかな。
どうせFCKになるんなら、、、と、近心壁をサクッと縁上2mmくらいのところまで落とせばACPも楽・・・。「見えぬなら見えるまで歯質を落とそう」という方針を貫けるようになってきました。結局速さを出すためには無駄な肉をそぎ落としていくしかないからね。
迷う時間を極力減らすのが大切ですね。

今日はまたキテル患者が来院しました。
患者が入ってくるところから、まず"全身"ってものを観察しなければなりません。
すると、、、顔中にピアス、腕は前面に入れ墨、歩き方も少し変・・・・・・またか(^^;
主訴「持参してきたダイヤモンドを上3に埋め込んでほしい」
院長は少しも動じることなく、やってましたよ。さすがです。
やってる途中もその患者は事ある毎に「それは滅菌してあるのか」とか聞いていました。
院長が手を洗うところとかも後を振り向いて凝視していたりしたため、普段は手袋を変えない院長も仕方なく新しい手袋を取りだしていました。

ホント色々いるねぇ。

No(104)

▼MET 
うちのところはEOG滅菌も使っているので、その点は患者さんに何を聞かれても強いと思った。
最近は知識も持っていて聞いてくる患者さんもいるんだよねぇ。
   ..06/05(Tue) 21:05 (105)
▼reach 
今日、衛生士に怒られた。うちの病院では、これから医者と衛生士、助手でチームとなって患者を担当していくのだが、移行期なので、別のチームの衛生士が担当した(P検査とスケーリングした)のをうちに回ることもある(医者担当はreachであった)。つまり、うちのチームの衛生士がSRPからになるのだが、その話をしたら、そんなことをしたら、私は流れはわからないじゃないか。あんたは(reach)ただEXT入っただけだからいいけど、衛生士が変わると患者に対して言うことがくい違うことがあるから困るのよ。その衛生士のチームの先生に回せっていわれた。
なめんな!!何様だと思っている??
治療しているのはこっちのほうだぞ。責任は誰がとると思っているのか?
いつか 言い返してやる。

他に信じられない話だけど、俺担当の患者で今日臼歯部のIN impの予定だが、衛生士が勝手に前歯部のCRをやると言い出して、麻酔してくれって言われた。今日は臼歯部だぞ!
まず1ブロックづつ治して噛ませる方がいいって俺は思って計画を立てたのに。
誰が前歯部をやれっていったのかを聞いたら、他の衛生士に言われたって。
(自分がDrだと思っている衛生士がなんと3にんもいる)。
要はCRをやりたいらしい。だから麻酔だけしろって。
喧嘩する気にもなれないから、麻酔したら衛生士は勝手にう触除去し、形成、CR、研磨をした。もちろんチェックなし。
治療は虫食い状態になっているのを見て、はぁ〜!患者がかわいそう。
   ..06/05(Tue) 22:16 (106)

■…2001年 6月11日 (月)
いやー、今日は院長から突然妙なことを言われました。
「お前、左手は使えるのか?」
「は?・・・何にですか?」
「治療にだよ」
「もちろんバキュームとかミラーを持ってはいますけど・・・???」
「違う。タービンとかエンジンを左手で使えるかって聞いてんの」
「そんなの無理に決まってるじゃないですかー」
「それじゃダメだ。右手で慣れたら練習しろ。それに普段から左手を使って慣らしておくんだ」
「はい、努力してみます」
・・・とは言ったものの、無理だよ、絶対。
院長は元々左利きだからできるんだろうけど、右利きにはちょっとね。
でも内堀会にいたときにも両手使いのドクターが存在することは聞いたことがあった。
確かに両手が使えればアシスト要らずだし、一人で治療することが可能だね。

No(107)

▼MET 
それにしても最近は日記に書くネタがあまりないですねぇ。
それだけ安定した毎日を過ごしてるってことの現れでもあるわけですが・・・。
だけどやるべき事はやってるって感じです。今はほとんど全患者の根治は俺がやってるし、Ext以外のことは大体こなしてはいます。2カ月が過ぎ、自分で言うのも何なんですが、ここ最近で急にちょっと上達したかな、と。やっぱり今が一番の成長期なんだろうなぁと思います。
   ..06/11(Mon) 22:59 (108)
▼cd_kaz 
日記に書くネタがないとお困りのMET氏に捧ぐ
−−−−−−−−−−−−−−ネタ提供−−−−−−−−−−−−
ただ今「アルゼン、仮封中にちょっと漏れちゃった」Kr.を担当してます
漏らしたのは無論俺ではありませんが
(アルゼンに慣れて仮封をおざなりにしている某Dr.から廻ってきた)、、、
ちょいとトラブルフルな感じなので、ケース終了したらレポートします
まぁ、すこーしだけ歯槽骨が露出しちゃってます
SPしつつ経過観察中です
   ..06/13(Wed) 01:37 (109)
▼MET 
すこーしだけ・・・ですか・・・。フツーは少しも骨は露出してないんだけどねぇ・・・。壊死しちゃったら除去するしかないのでは?アルゼンで生じた腐骨を除去か・・・恐いね。
そういや今日は初めてKr.の頬粘膜をタービンで傷つけてしまいました。Brの生PZだったんですが、時間も少なく、あまりに見えなかったものでイライラしながらやってたらミスりました。やっぱ焦っちゃダメだね。思ったよりも深手で、出血がなかなか止まらなかったので、院長に内緒(院長室にいた)でレーザー止血。一安心。なんかレーザーって便利だ。ま、750万もしたってんだから当然か・・・。
   ..06/13(Wed) 23:23 (110)
▼井上真由美 
私なんてミスの連続でネタの洪水状態・・。担当患者はハセツ歯。インプラント。破断したBr2つと難しい。初診時ハセツを見逃した。ハセツ歯のCr除去すると中は大きなカリエスで歯冠も崩壊していた。早期接触でその歯と対合の1つで交合していたため開放して形態修正した。でもたしかに除去時動揺が大きいと思ったんだよね。完全な見落とし。次回痛みがあると言われレントゲンにてハセツ線確認。もともとは初診時レントゲンの位置づけが悪く無理に47いれようとして問題のハセツ歯(4)が近心かけてしまったんだよね。ここにまんまとハセツ線があったという・・・歯根に平行にね。
この歯ハセツ部分除去し縁下カリエスの処置をしているがなぜか痛みがある。長い間の負担で歯根膜炎があるのか?とりあえず今ケタックで表面を仮封して様子を見ている。
残根状態のこの歯に関する説明として先生は根は8ミリあれば使える(残せるとは違う。支台として使えるかということ)という基準を持っている。患者にはX線も見せて根は8ミリあればつかっていけるということこの場合11ミリはあること・Pの心配もないことを伝えた。基準って言うのは難しいね。ポストはどのくらいの長さにするかとか・・Drによって違うし自分は教科書譲りだからやっぱり開業医に行くと長い経験則から学ぶことが多いね。

   ..06/14(Thu) 22:28 (111)
▼井上真由美 
ハセツ線は歯根に垂直にです。かき間違えました。
   ..06/14(Thu) 22:30 (112)
▼MET 
ここでは自分の失敗談をもっと書くようにした方がいいのかもなぁ。
いいことは本にいくらでも書いてあるしね。
成功したものからよりも、失敗から学ぶことの方が多い気がします。
今の我々にとってはね。
   ..06/15(Fri) 22:11 (114)

■…2001年 6月15日 (金)
今のところにはトターレ関田G所属の小山というバイトの先生がいるのだが、その関田Gには今、小野と秋葉がいるらしい。それで小山先生は彼らの話もたまにする。しかしねぇ、外に出たのに何か変な感じがする。まだ自分が医科歯科出身だってことを意識してしまうんだよね。外に出た以上、もう二度と医科歯科に戻ることもないだろうし、それに医科歯科だろうが何だろうが開業医の世界じゃ何の意味もない。できるのかできないのか、稼げるドクターなのか稼げないドクターなのか、ただそれだけでいい。正直、50歩100歩の物性の違いだの材料の違いだのはどうでもいい世界だし、やり方だって亜流なんぞいくらでもあるし、それでもそれなりにうまくやってる世界だと思う。もちろん一般的に・・・の話だが。。。(俺はまだそこまで投げやりにはなってない)。でも今という時期は大切にしたいと思ってるからこそ、学生時代の感覚は全て捨て去りたい。だから、、、小山先生よ、大学の話はしないでくれ。はっきり言って今は大学のトターレに興味がない。俺の課題は「保険でいかに入れていてもらえるギシを作るか」なんだから。

そう、入れていてもらえるギシを作るためには、ギシは小さくなくてはならない。しかし小さすぎると維持力がとれない。だが、大学に行く患者と外の患者は違う。そんなに咬めなくても満足してくれるものだ(もちろん例外もある)。まず外れないで会話さえできれば、後の調整がスムーズに進む。コミュニケーションが取りやすいのだ。俺の患者で、先週FD setしたが、ギシが大きくて邪魔に感じて1日も使ってくれなかった患者が今日来院した。最初は非常に険悪なムードだった。いつだったか、半年以上前に開業医の先生に言われたことを思い出し、噛みしめた時だった。やはりギシは入れていてくれさえすれば6割方成功なんだと感じた。そのためには今回のような辺縁の厚いギシは難しい(顎堤欠損量を補うもので、悪いとは思えない)。ギシの患者は理屈じゃない(だから俺もあまり好きではない)。
結局、多量の切削片がごみ箱行きとなった。でも患者は満足して帰っていった。分からん、と言いたいところだが、今は分かる気がしている。

No(113)


■…2001年 6月20日 (水)
今日は初診で来院した聾唖者の治療を任された。
院長がアンケートを読んでるときに横で見てたら「耳が聞こえない」とか書いてあったので、絶対俺に回ってくると思っていたら案の定・・・。
あと少々精神を患っているそうで、一応付き添いの方もいました。
方法は決まってて、結局筆談及びジェスチャーしかない。
でも俺もこういう患者はこれで3人目だし、ちょっとは慣れてきた。
ま、やったのは上5麻抜と上8Ext。考えてみれば今のところに勤めてから、初めてExtさせてもらったような気がする。どうやら院長の頭の中には俺のカリキュラムみたいなもんがあるらしい。簡単なものから難易度の高いものへ段階的に少しずつやらせてもらえるようになってきた。
ホント、今が一番楽しい時期なんだろうと思う。
どう考えても10年も経てば治療に飽きてくるだろう。そして20年も経てば人生に飽きてきたりして・・・。30年経ったら・・・俺は一体何やってるんだろうか・・・潰しがきかない歯医者しかないか。

No(115)


■…2001年 6月21日 (木)
休みの日に書くのは久しぶり。
今日は起きたら即Sonata Arcticaの最新アルバムSilenceを買いに行った。
ここ数ヶ月はブラックばかりだったが(DIMMU BORGIRのせいだな)、やっぱたまには普通のメロディアス・メタルもいいもんだ。暗雲から一筋の光がさすような感覚。
Track2のWeballergyとTrack12のWolf&Ravenが最高・・・だが、分かり易すぎてすぐ飽きてしまいそうだ。クレイドルで鍛えられた耳にはちょっと単純明快すぎますな。

そういえば昨日の昼休みに、サンシステムの営業マンがやって来ました。
レセプト業務等のソフトの売り込みで、ノートマシンを持ってきてデモつきで説明してました。
俺は形成練習をしてたら、「おい、福井。マニアのお前が来なくてどうするんだ。」とか言われて院長室で一緒に1時間半ほどセールストークを聞く羽目に。
サンシステムは業界4位らしいんだけど、とにかく価格の安さとデータのオープン化を力説してたな。少しマシンを触らせてもらったときに、チェックしたところ、明らかにAccessベースのプログラムでした。「けっ、VBA程度かよ」と心の中で思いつつ、細々した使い勝手について色々確かめてみましたが、イマイチでした。マウス操作があまりに多すぎて、慣れた人には使いにくそうでした。日常業務ならもっとキーボードオンリーで操作できるくらいじゃないとね。大体Enterでフォーカスも移動しないなんてダメダメ。ま、俺はそういうところしか突っつけなかったというのが正直なところ。まだ保険システムに熟知してないからなぁ。そっちは院長に任せました。まぁ、サンシステムはとにかく安いというのは確かで、何かあればいいやってな感覚なら問題なしです。VBAの機動力を生かして、カスタマイズも迅速にやってくれるらしいしね。

No(116)

▼cd_kaz 
うちの医院のレセコンもサンシステムです
レセプトなんて出力系としてはそんなに複雑なモノでもないので
安いが一番かも??
   ..06/24(Sun) 02:54 (120)
▼MET 
そうだなぁ、ミックとかなんてボロクソに高いしなぁ(でも業界3位)。しかもアフターサービスがとても悪いらしいよ。リースで3万/月程度(マシン込み)だと割安感があるね。
   ..06/24(Sun) 18:37 (124)

■…2001年 6月22日 (金)
本物の毒物に対する耐性のように、毒のある音楽を楽しめる限界は、弱いところから慣らしていくことでだんだんレベルアップしていくものだ。その意味では昨日買ったSonata Arcticaは重金属音の導入には最適だ。ファーストは4万5千以上売れたって言うからなぁ、今度はもうちょい売れるかも。だけど、きついもん作れば作るほど客は減るっていう事なんだよな、結局。とても黒色の重金属音は・・・。

なんだか最近妙にPalmがほしくなってきた。昔のポケコンみたいに遊べそうだ。開発言語はCだけで、ライブラリのマニュアルは英語しかないらしいけど、まぁ、おもちゃみたいなもんだし、大丈夫でしょ。ただ、ザウルスも魅力的ではある。あっちもプログラム組めるしなぁ。

そうそう、7/4にCRADLE OF FILTHのアルバム『Bitter Suites to Succubi』が発売される。カバー曲とかが入ってるらしいので、ちょっとしたミニアルバムみたいなもんだろう。だけど買う、絶対買う。千葉テレビでやってる伊藤政則の番組「ROCK CITY」でプロモビデオが流れてたけど、随分キーボードの目立つ曲で、曲の厚みがなかった。"つなぎ"のアルバムであることは間違いないだろう。

No(117)

▼cd_kaz 
Dimmu Borgirの来日公演、まだチケット余ってるみたいだぞ
まぁ木曜日の公演だけどね
   ..06/24(Sun) 02:55 (121)
▼MET 
知ってる。俺は木曜ならいけるんだけど、平日に一緒にいける物好きなんていないもんなぁ。
   ..06/24(Sun) 17:45 (122)

■…2001年 6月23日 (土)
今日は院長からエンドトレーニング用ブロック(彎曲根管タイプ)を幾つか貰ったので、初心に返って練習してみた(あれって買うと結構高いんだよね)。
一つ目からいきなりリッジを作ってしまった。しかも見えてるのにもかかわらず修正しようがなかった。あがけばあがくほどハマっていく。どうやらいつの間にかリーミング主体の癖がついてしまっていたらしい。ファイリングで削片を詰まらせたり、削片を根尖孔外に出すのが恐くて、無意識のうちにファイリングを殆どしなくなっていた。気をつけねば・・・。面倒だけどやっぱプレカーブはつけなきゃダメだわ。
それにしても院長には相変わらず根治が遅いと言われるけど、でもねぇ・・・。「先生、拡大終わりました〜」とかただ単純に結果だけ報告に行くわけですけど、実際にはそこまでの過程に隠されたドラマが色々あるんですよ。削片が詰まったり、閉塞根管を粘ってこじ開けたり、リッジ作ったり、アピカルシートを誤って壊してしまったり、ファイル破折させたり、、、。根治ってまともにやると割に合わないよなぁ、としみじみ。でも自分としては最初だけは手を抜くことは許されない。まともにできてから手を抜くのはいいけどね。ただ毎日のように根治ばかりやってるせいで、だいぶ速くなったと思う。たぶんギシ外来のバイトできてる先生よりは既に速いし正確だと思う。まだ自信もつのは良くないかもしれないけど、抜去歯使っての根治練習も100本以上やってるし、その抜去歯はダイヤモンドディスクで縦断して断面チェックして結果も確認してる。根治・形成・ギ調だけで2年は過ごしてもいいと思ってるけど(俺はこの3つが基本だと思ってる)、まだしばらくは根治メインだなぁ。
しかしチマチマやってるとストレスが溜まるよね。たまに診療室でクレイドルかけたら捗るのになぁとか思うことがある、マジで。

今のところで既に6週間が過ぎた。試用期間3カ月って長いな。

No(118)

▼cd_kaz 
アルゼン漏れた患者さん、幸運にも大事にいたらず、軽快しました
あーよかった、、
   ..06/24(Sun) 02:52 (119)
▼MET 
よかったねぇ。
ただ院長はそれを昔から使ってるわけだし、意外と大事にはなっていないということなんだろうね。
   ..06/24(Sun) 17:48 (123)

■…2001年 6月29日 (金)
今、どういう訳かWindows2000Proで接続している・・・いや、俺だってそんなに暇があるわけじゃないんですよ(^^;
ただですねぇ、昨日、用途を限定するために1台マシンを増やしたんです。正確には余ったパーツと衝動買いしたメモリ256MB(3500yen)だけで組んだんです。メモリ安すぎ・・・。

今週はなぜかほとんどタービンを持ちませんで、根治とギ調、setモノばかりでした。まぁ、こういう時もあるものです。結構波があるんですね。ただ、最近はインレーsetが慣れたなぁと思います。4月の頃なんてインレーには随分と悩まされましたから。全体的な傾向としては、やはりマージン過延長で入らないことが多いですね。模型で眺めて長い部分は模型上で擦り合わせて(というか削り落として)やると入ることが多い。これで駄目なら内面を触る(けど、できるなら触れたくないかな)。あとたまに最初から全然駄目で終わってるブツもある。さすがに再製作にしますが、、、でもこういう時のKrへの説明ってみんなどうしてるんだろう?
今まで見たDrだと、平謝りとか「とにかくもう一度作り直す」とか、「歯が動いた」とか歯のせいにするとか、いろいろ。俺は鋳造精度の話でもしてとても精密なものなんだ、と。それでセメントラインの幅は予後に大きく関ってくるとか適当な話を並べ立てている。でもまぁ、Krに合わせてかなぁ。

No(125)

▼cd_kaz 
おれは模型で明らかにダメそうなヤツだったら、とりあえず形だけ患者さんに試適して
探針でマージンを探るふりアンド咬合紙を噛ませてバイトを見るふりして、あっさり
「ちょっとダメですね、、もう一度型を採らせて下さい」と、言います
この「あっさり感」が大切で、さも当然そうに言うと「はぁそうですか」みたいに
スムーズに再印象が出来るような気がする、、逆に調整をしてそれでもやっぱりダメ
って時の方はKrに不信感を与えるようである
これでごねるKrだったらやっぱり鋳造精度のハナシに持っていったり、
オーダーメイドの服の仮縫いのハナシとか、、まぁシステムとして
合わないときもあるってなかんじのハナシにします
個人的には歯医者は「歯のプロ」なのだから「歯のせい」にはしたくないな、、
   ..07/01(Sun) 00:47 (126)
▼cd_kaz 
近頃とみに思うことは
歯科医療をうまくやるのに必要なモノは「センス」や「知識」ではなく
「確信」なのだと思う、、逆にハナシをこじらすモノは「迷い」
一発勝負の連続、それが歯科医療なのだからどこまで自分と自分の技術に
信頼を置けるか、がキーなのかもしれない
   ..07/01(Sun) 01:10 (127)

■…2001年 7月 4日 (水)
今日は久しぶりにCRでハマった。
前歯のCRってのは元々神経使うわけだけど、隣接面も含めて歯冠をほとんどCRで"作る"のは難しい。しかも院長の趣向に合わないと尚厳しい・・・。
卒業してから既に3カ月、否やっと3カ月と言うべきか・・・。
そうなんだよ、まだ3カ月しか経ってないんだよなぁ。
難Ext以外は一通りのパターンをやった気はするけど、何かなぁ・・・時間がかかるし全てが低レベル。まだ頭の中のイメージとは程遠い感じだ。もっと速く・正確に・そしてうまくできるように精進しなきゃ。まだまだ抜去歯も削り続けるぜ。

No(128)

▼MET 
そろそろ抜去歯のストックも尽きてきた。
学生でも装ってまた近所の歯医者さんにでも集めに行くか・・・。
   ..07/05(Thu) 00:03 (129)
▼MET 
それにしても院長の形成はうまい。うますぎる。どうして口腔内でここまでシビアなテーパーで形成してアンダーカットができないのだろうか(Brでも)。しかもリダクション量が最適だ。縁下マージンも見ていると、自分と比較してため息をつきたくなる。俺が形成で凄いと思ったのは、今のところクラブリのDr.オギソと院長だけだ。
   ..07/05(Thu) 00:11 (130)

■…2001年 7月 5日 (木)
今日は一條先生のところへ顔を出しに行った。
たまには180°違う場所の雰囲気を味わうのも悪くない。
それにこういう基礎研究室に行くと、「ああ、俺も昔は基礎選択実習でやったんだっけな」と思い出す。だから確かに180°違うが、異和感は全く感じないし、むしろ親近感の湧く場所である。
しかし俺も自分で道幅を随分狭めてしまったなぁと感じる。悲しいことに本当に臨床しかない。ま、その分、最初に厳しい"しつけ"を受けられることは幸せなことなんだが・・・。卒業してから、「ただ」年数が経てば経つほど"しつけ"は受けられなくなっていく。何をやってももう誰も注意してくれなくなる。頭も固くなるのでなかなかやり方を変えることもできない。それで開業する・・・ほど恐いものはない。

また今日は秋葉原にも行った。
本気でPalm m505がほしい。俺はMMC64MBと32MBを持ってるので、そのままスロットに入れれば利用できることになる。あとSDカードも使えるらしい。そしてあのアルミボディは最高だ。最安で44,000yen・・・もうちょっと待つか。

やはりクレイドルはいい。たとえ"つなぎ"のアルバムでもだ。ここまで中毒性の高い音楽を俺は知らない。今や俺にとってのこの"癒し"の音楽がなくては生活にリズムが生まれないと言っても過言ではない。一般的には明らかに"キレてる"曲なのだが、それを聴くと自分がどんな精神状態の時でも「俺はこいつらよりはましだろう」と思うわけだ。そう思った瞬間、あの神秘的(?)なメロディに心が癒される。クレイドルをテレビとかラジオで流しまくったら、きっと犯罪も"減る"んじゃないかなぁ。

No(131)

▼のぐ 
俺はやっぱりMAYHEMかなぁ。初期の音源は耳をつんざくようなノイズの塊で聞けたもんじゃないけどどんどん洗練されてある種のセンスを感じるようになってきた。寝る前に必ず聞いてる。呻くような声で言語になってないんだけど、こんなもの聞いてると人格疑われそうだけどへルハマ−は凄いよ。芸術の域に達してる。今度焼いておこうか?
   ..07/06(Fri) 19:48 (132)
▼MET 
うん。よろしく。
俺も理解するよう努力してみるよ。
   ..07/06(Fri) 21:59 (133)

■…2001年 7月 8日 (日)
今日はZAURUS MI-E1を購入。
ニッシンパル(俺コンの前のとこ)で37,300yen。
ほぼ最安値に近かったので満足。平均だと42,800くらい。
Palm m505がほしいと思ってたんだが、ここ数日ネットで色々調べた結果の決断だ。
結局Palmは海の向こうのモノなんだってこと。手書き認識率、日本語変換効率はZAURUSの足下にも及ばない。の割には高い。まあ、Palmのお陰で今のようなZAURUSの戦略的価格設定があるわけだから、感謝はしなくちゃいけない。

元々ZAURUSはPalmよりもCPUが速い。そのためZAURUSではMP3再生が可能だが、PalmではSONYのCLIE700を除いて不可能(ただCLIEは再生専用チップを載せているだけである)。MP3プレーヤーとしては重いしでかいしバッテリーはもたない(もって5時間)しで、専用プレーヤーとは程遠いが、しかし常に付加価値的な商品を求める自分としては重要な要素だった。早速クレイドルで試聴してみたが、音は素晴らしい。音質もプリセットから選べるし、簡単なイコライザーもついている。
使ってみてまず全体的な処理能力の速さに驚いた。キビキビ動く。これぞPDAってもんだ。というかそもそもPDAたるもの、手書きの手帳より処理が鈍いのでは意味がないと思うわけだ。昔、一時期流行って消え去った電子手帳が悪い例。手書きで書いた方が遙かに速かった。また今のPDAは処理の速さに加えて、PCとの連携がとれることも大きな要素ではある。Palmは1バイト文字の世界では十分な速さを備えているし、あれでも手書きより速いのだろう。だからこそここまでシェアを伸ばしてきた。しかし日本は2バイト文字の世界だ。総合的に見てやはりPDAはZAURUSしかない気がする。でも実は買う前は結構抵抗感もあった。というのも昔唯一触ったことのあるZAURUS 何とか100とかいうモノクロ液晶機種が最悪だったから。表計算データを1行スクロールするのに1秒はかかったし、ペンを走らせても描画が遅れてついてくる感じという、俺が昔自分で作った機械語なしのDOSアプリみたいなレベル。イライラするだけのマシンだった。だけど技術の進歩はいよいよ手書きの手帳を不要にしてくれるところまで達してきたようである。ただシステム手帳ってのはなかなか侮れなし、良い面も多いんだけどね。

最近のZAURUSはMOREソフトといってソフトを追加できるのが特徴だ。それによってかなりのカスタマイズができる。早速、ネットで色々とダウンロードしてインストールしてみた。開発ツールは3万以上もするのでちょっと手は出せないが、でも良いものをフリーで提供してくれる作者が何人もいるので助かる。事前に調べてはいたけど、まさかあのPDICの辞書が使えるソフトがあるとは思っていなかった。これが購入意欲を30%高めた理由だ。いつもPCで使っている辞書(英和・和英)60MBを丸々インストールすることにした。検索速度も申し分ない。昼休みに英文を読むこともあるので、これで適当に読み飛ばさないですみそうだ。他にもファイラー、エディタ、イメージビューアー、スケジュール、関数電卓etcの基本的なものはおさえておいた。従ってMMC64MBはもう満杯。やはりMMCでは荷が重いようだ。MI-E1はSDカード/MMCのほかにコンパクトフラッシュも使えるので、そのうち買うしかなさそう。今CFは256MBで2万。ま、そのうちだな。
あとカルテをもっと迅速に書くために、ZAURUSを利用するつもりだ。イチイチ赤本で調べていると面倒なので、うちの田中歯科でよく書くものはテンプレート化して、応用もしやすいようにまとめてテキストファイルにしてみようと思う。カルテ書きのテクニックも交えつつ、今後の制度・点数改訂や、他で働いたときにその都度書き加えていってマニュアルを作りたいと考えている。一生つきまとうものだしね。

No(134)


■…2001年 7月 9日 (月)
今日はまた助手が辞めた。これで俺が勤め始めてから3人の助手が辞めたことになる。
入っては辞め、入っては辞め、入っては辞め・・・。
1人目は1日しかもたず、2人目も1日だけ、今回の3人目は2週間だった。
いずれも未経験者。
恐らく歯科助手という仕事を舐めていたんだろう。ただ突っ立ってバキュームを持っていればいい楽な仕事、というくらいにしか考えていなかったと思う。実際は給料の割にはとてもハードな仕事なのにね。まあ、場所にもよるようだけど、少なくともうちは厳しい。今はベテランの助手さんも最初は辛かったそうだ。印象を採って院長のところに持っていって床に叩きつけられたこともあるらしい。患者さんの前で堂々と。最近になって患者さんから受付で「あなた辞めないで頑張ったんだねぇ」とか言葉をかけられることもあったくらい。

今日は大失敗があった。
Brの支台にするためにFCK撤去を命じられてやったところ、なかなかセメントラインがでてこない。終いにはルーペまでかけてみたが見あたらない。少しずつ削りながら探していたら、いつの間にかAgコアまでゴッソリ削っていた。取り敢えずオノマーで埋めることになったが、とんだ失態だった。もっと常識で判断すべきだったのだ。一瞬ポストクラウンかと思ってからは少し大胆に削りすぎてしまったのだが、大体今時ポストクラウンなんてやらないし、普通はできるだけメタル量を少なくしたいわけだからクラウンなんて薄いことが多いはずだ。厚みが2mmもあることなんてそんなに無いし・・・。
で、結果的にはセメントがほとんどないくらいに薄くて見えなかっただけでした。しかも咬合面に保持孔つきのFCKだった。でも途中でAgを削っていたわけだし、手応えで感じ取らなくてはいけなかったんだと反省した。

昨日買ったザウルスを持っていったら、院長から「お前の給料は全部IT関連に消えてるんじゃないだろうなぁ」と鋭い一言・・・。色々とデータ入力をしているが、ちょっとは慣れてきた。やはり手書き認識率には驚かされるばかり。

この前からホームページデザインを一新しようとDreamweaver4で作成中。折角、鯖にスペースがあるんだから、ダウンロードもできるようにしたいと思う。

No(135)

▼MET 
そうそう。うちにバイトできてる矯正の先生の給料をこの前初めて知りました。
月に2日、1日3時間の診療で給料24万。つまり時給にして4万。
このペースで10件をかけ持ちして休みなしで働いてるってんだからかなりのもの。
矯正の先生は今が稼ぎ時なのかもなぁ。今後は競争相手も増えてくだろうけどさ。
   ..07/10(Tue) 01:06 (136)

■…2001年 7月10日 (火)
骨植Maxの残根抜歯を初めて経験した(下顎6と8のいわゆるC4)。
ヘーベルが全く引っかからずに苦戦した。
あちこちをヘーベルで突っついていたら自然とフラップが形成されてしまったので、お陰で明視下で残根鉗子を使えて助かった。しかもやってる途中で6の近心根と遠心根が分割されてくれたので脱臼できた。
抜歯は抜歯学ではなく抜歯術という。今の俺のように運を使って抜くものでないことは分かっている。本来は確実なテクニックが必要だろう。へーベルがダメならすぐ次の手を打つべきだし、一つのやり方で粘るのは適切ではない。最初からフラップを開けばいいわけだし、あるいはタービンで分割すればいい。抜歯は経験もあるとは思うが、俺は沢山のテクニックを実際に見ることも大切だと思う。「歯は頭で抜くものだ」とはうちの院長の言葉。加えて「10分粘ってダメならお前の頭じゃ無理だってことだ」、と。うーむ・・・。

それにしても長く残根で機能していなかった歯というのは骨癒着気味だ。ペリオでもないのに歯根膜がほとんど介在していなかった。これではヘーベルだけで抜くのは無理というもの。それにもしPerっていたりでもしたら、根肥大やより一層の骨癒着が想像できる。そういった意味でも残根抜歯は難しいということなんだろう。

No(137)


■…2001年 7月11日 (水)
今日は上顎1のExtで見事にハマッた。
ヘーベルが全然かからず脱臼できなかった。無理矢理鉗子で脱臼させようと試みたが、唇側の骨がほとんどなく、骨折しそうだったから躊躇した。結局院長に代わられてしまい、3秒でヘーベルだけで抜かれてしまいました。俺がやってたのって一体・・・。
Extに始まって、今日は一日中一杯一杯だった。
右上32をRCT後、左上12をExtし、3213をPZ。それからブリッジTEK作成。これを1時間でやれという。今の俺には無謀といえる計画。1時間半かかって怒られる始末。
また別のKrでは、俺が技工指示書を書き間違えたことが判明。技工料3000円が無駄になり、こっぴどく叱られる。
Br除去して根治した症例では、カルテチェックを受けて「除去の病名は?」と聞かれ、全く頭に無く抜けていて注意を受ける。しかし何て書いたらいいのか分からない。傷病名:Brフテキでいいいらしい。さすがにBrハセツじゃないもんなぁ。
締めは診療時間終了間際の上8頬側歯頸部から遠心にかけての帯状カリエスのCR。軟組織が邪魔で邪魔で25分もかかる。さすがの院長もキレる寸前だった。ふ〜、アブねぇ。でもミラーを入れるとタービンヘッドが入らなくなるので本当に難しい。ヘッドが軟組織からの圧力を受ける場所ではフェザータッチができないので削っている感覚がよく分からない。うちではCRはSFバーで形態修正・研磨するが、このときが最もやっかい。フェザータッチができず、指に力を入れて軟組織を排除しながらタービンバーで研磨するのは至難の業だ。また、うちで使ってる松風のCR「ビューティフル」はベタつくので嫌い。充填器にくっついてすぐとれてしまう。患者さんも大変だけど、やってるこっちも苛ついてくる。

それにしてもどうして鼻呼吸ができない患者がこんなにも多いんだろう。色々と聞いてみると、どうやら意識してもできないというのが本当らしい。中には鼻閉塞の場合もあったが・・・。口腔内に水が少しでも溜まると咳き込むので治療が中断しやすく時間がかかってしまう。また、水を少しも溜められないので、形成時のバーの方向にも制約が生まれてしまう。例えば前歯切縁を落とす場合、通常はバーの先端を咽頭方向に向けるが、それを口腔外方向に向けなければならない。しかも形成途中で咳き込まれると、突然閉口してきて危険。昨日はそれで歯槽中隔をもろに削ってしまい、大きく骨露出してしまいました。直径5mmはあります。大丈夫なのかなぁ?経過を追います。生体組織の復元力の神秘を信じたいところ。

とにかく口を開けさせて咽頭が見える患者には注意。誤飲の危険性も高いんです。

そして今日は院長から結紮を習った。まずは凧糸でドンドン練習しろとのこと。色々やり方があるけど、取り敢えず院長の使っているやり方をマスターする事にした。医科歯科式はこうだとか、東大式はこうだとか他にも見せてもらったけど、何だかよく分からなかった。綾取りみたいだ。

どっと疲れがでた一日だった。

No(138)


■…2001年 7月21日 (土)
今日は院長が早退した。
インプラントのオペ中に大塚から電話がかかった。
何でも、昨日大塚でオペ(Owegeser)したKrの容態が悪くなったそうだ。
最高血圧が70しかなく、マーゲンチューブが外れていたなどと向こうが話していた。
院長・・・忙しいお方だ。

俺は最近、一旦は大幅に短縮した治療時間が段々長くなってきてしまった。
実は原因を自覚している。
治療に少し余裕が持ててきたせいか立ち止まってあれこれ考えながらやり始めたからだ。
それに確認しながらやったりしているからだろう。
ギ調を繰り返して問題がなくなった場合でも、PIPとか咬合紙でチェックしてみたり、口腔内をもう一度よく観察するのもなかなか興味深い。
どのレベルで落ち着くのか、ということには大きな個人差があるんだなと感じる。
自分のやった症例をしっかり消化しながらいけたら良いと思う。

No(139)

▼reach 
最近治療において責任が重くなったような気がする。一日に10数人の患者をさばけなければならないのが責任になってきている。つらい。やはり、スピードが命のような気がしてきた。もちろんある程度の正確さつきで
   ..07/22(Sun) 23:14 (140)
▼MET 
4カ月にも満たない経験でうちらが10数人/日捌くことの難しさは俺もよく分かってるつもりだよ。reachの仕事の厳しさは半端じゃないだろうね。だから"保険治療"ではスピード命というのも理解してるつもり。俺ももうしばらく症例を消化したら、ぼちぼち速さの限界ってものも試してみたいと思ってる。
   ..07/23(Mon) 00:08 (141)

■…2001年 7月30日 (月)
今日は院長が上機嫌だった。
何でも先週の土曜日にフェラーリの納車だったらしい。
土・日だけで1000kmも走ってきたそうだ。
東名では280km/hだしたとか豪語していた。
・・・・・・院長よ、死なないでくれよ〜。当分職場変わりたくないんだから・・・。

しかし今日は思い知ったことがある。
やはりTEKは1歯5分で作らなければならない。
抜去歯練習はほどほどにして、ぼちぼちTEKを早く作る練習でもするかな。

No(142)


■…2001年 8月 1日 (水)
今日はFCKで初めてfriction fit/just fitというものを体験した。
モノはハイプレシャスMB(フルベーク)でしたが、田中歯科に勤めて初めて自費の調整をやらせてもらいました。最初はコンタクトがきついのかと思ったけど、きついのは内面のせいでした。
いいもんだね、こういうのって。

No(143)


■…2001年 8月 3日 (金)
昨日学校で作った"オレの"PGAインレーは適合不良で再製作となりました。
協力して頂いた方々には誠に申し訳ない。今日シリコン印象を採り直したので、また来週行きます。

今日は前装ハセツの患者が来た。それ自体、別に珍しくもないことだけど、ちょいと気になったことがあった。先週左上4にアートグラスを調整・仮着していた(院長が)が、その近心にある左上3のレ前の遠心半分がハセツしたのだ。ハセツ片を戻して調べてみると、コンタクトがややきつめ(50ゲージが入らない)で、コンタクトはメタルではなくレジン部分になっていた。お隣が前装系の時はコンタクトに気をつけた方が良さそうだ。少し"ゆるめ"がいいかも。今日は院長がいない日だったので、一応スーパーボンドでつけときました。ただハセツしたところがちょうどガイドにもなっていたので、また外れてきそう・・・。

No(144)


■…2001年 8月 4日 (土)
今日は日が悪い・・・。
上3223が生活支台の3〜3のBr形成でやってしまいました。
右上2が完璧に露髄。歯軸には特に問題がなかったので、単なる俺のミス。
患者さんには申し訳ないことをしてしまいました。
取り敢えず途中で院長室に行って「露髄しました〜」と報告、すぐさま飛んできて支台を見た瞬間、顔をしかめる・・・「お前、危機的なほどセンスがねぇな」。

原因を考える。
いつも院長にはリダクションが足りないと言われるので、今回は少々多めに落とした。
しかし順序に問題があった。
何となく3から形成を始めてしまったのが大きな間違い。
平行性をとるため、3に合わせて2を削れば、そりゃ露髄するわな、と。
しかも3の形成がイマイチで、軸が少々傾いてしまったのが致命的となった。

そこから先は院長にバトンタッチ。というか相当ご立腹だったようで「お前はこっちに来るな!!向こうのCRでもやれ!!」。
精神的にもダメージを喰らいながらボーッとしつつ、CRを始める。
が、思ったより窩洞が深い。麻抜になる。
偶発露髄させた直後に、ACPをして抜髄というのは何となく気分が悪い・・・。
院長はその間に即日根充してました。

前歯の生PZにはもっと気をつけようと思った。

それにしても今までに一体何本の歯を殺めてきたか・・・。

No(145)


■…2001年 8月12日 (日)
今日はハンズでエンジンを買った。
彫金用のものだが、取り敢えず何でもいいので1台ほしかった。
キソパワーツール(株)のPROXXONという5,980円のものだ。
定格使用時間は何と5分で、最高回転数は10000rpm。まあ、ないよりはましだろう。
見てみると5,000円クラスは5分、10,000円クラスは10分、4万円クラスはそれ以上の連続使用に耐えられるようだ。5分でTEK1歯作るのが基本だから、これを使って暇なときは練習してみようかな。
しかし技工用エンジンの偉大さが分かるというものだ。ま、価格も価格だしな。

No(146)


■…2001年 8月13日 (月)
以前から俺が担当している患者さんに聾唖者がいる。
その患者さんだけですでに残根抜歯8本、麻抜6本やっている。抜歯窩が治癒しだい、Brも4個入る予定だ。しかも生PZも多い。俺にとっては非常に有り難い患者さんで、沢山のことを教えてくれて大変感謝している。
今までのコミュニケーションは専ら筆談だったが、今日は手話を覚えて使ってみた。
「こんにちは」と「お大事に」だけなんだが、通じると何となく嬉しい。
もう少し色々と覚えてみようかという気になってくる。

No(147)

▼cd_kaz 
今、上顎4321123レ前Brを作ってます
ついさっき、キャスト大失敗しました、、
waxパターンの薄い部分に入っていかなかった、、レ前のメタルアップのところで止まってた
で、鋳造物を技工士さんと検分してたら、技工士さんが気を遣って
「あ、ここリングクラスプみたいだね」とか言ってくれました
20時間はかけたwaxUpをまた作り直しするのは、もはや痛快です
ちなみにセットは17日、、終わるのか??
   ..08/15(Wed) 01:06 (148)
▼MET 
どうだったかな?
うまくいったかな?
   ..08/16(Thu) 01:01 (150)
▼cd_kaz 
イエース
ぴったしのメタルフレームができたぜー!!
レジンワークは果たして間に合うのか??

それにしても3日連続タクシー帰りな俺、毎日3500円ずつ損してるよーな、、
あー、、つかれた、、
   ..08/16(Thu) 01:23 (151)
▼MET 
うーむ、cd_kazは技工士の世界にどっぷり浸かりはじめていますな。
基本的に技工所の技工士さんは昼も夜も、平日も休日もない生活を送っていますからねぇ。

それにしても"ピッタリ"というのはすごいぞ。
それだけのブツは同級生じゃ未知の領域だろうしね。
けど"ピッタリ"は裏を返せば・・・。
前装頑張って!!
   ..08/16(Thu) 09:09 (153)
▼cd_kaz 
よーし、前装終了
指状構造(マメロン)入れて、白帯をインターナルステインで付けたんだが、
ポーセレンと違ってメタルバッキングだから、全然わからなくなっちゃった、、、
やっぱレ前は、審美に劣るね、、
ただ、おれらはレ充をしょっちゅうやってるから、前装作業は結構すんなりいく

というわけでこの4321123HRFK所要時間は
模型調整 1.5h
waxUp  8h
cast  1.5h
metal調整 3h
resinWork 4.5h

の計17時間
それに、はじめの失敗したwaxUpとcast
外注技工だとレジン前装Cr&Pontic 各4000円 FCK 2000円で26000円
ということは、このBr、採算ベースに乗らすには7時間でやらなきゃな、、
つまり半分以下の時間で作れなきゃいけないのか、、、、

とか思ってみたりしてます
   ..08/17(Fri) 01:11 (155)

■…2001年 8月15日 (水)
今日は初めての経験をした。
「頬側ハーフクラウンにしろ!!」との院長命令。
一瞬「えっ???」と思う。
両コンタクトがカリエスで、且つ頬側歯頸部CRが2次カリエスになっていたからだろう。
しかしたまにはこういう変わった形成も面白い。

さすがに今日は患者さんが10人しか来ませんでした。
でも診療時間中にも形成練習ができたので満足満足。

No(149)

▼cd_kaz 
上顎小臼歯Tinker型4/5冠がやりたいぞ!!
あとピンレッジ歯頸部V級インレーとか、、13ピンレッジBrとか、、
   ..08/16(Thu) 01:30 (152)

■…2001年 8月16日 (木)
今日はZaurus用として、Sandisk製CFカード128MB(8999yen)とE1専用液晶保護シート(945yen)を購入した。MOREソフトも再構築したので、いよいよ本格的に俺の相棒としての地位を確立しつつある。Zaurusを買って1カ月が経ったが、やはり使えるというのが感想だ。Palmにしなくてよかったと思う。思いついたときにサッとメモれる身軽さというのが大きい。

最近、治療していて思う。
感根処をした歯とかで特に顕著なのだが、どこまで歯質を削除したらいいのかということだ。
着色なのか、感染歯質なのか、迷う。
根管壁の着色も全部取ったらperforation確実というときはどこまでやったらいいのだろうか?
歯質の硬さをチェックしろというが・・・取りきったら抜歯になるんだけど・・・。
臨床的に症状がなく骨植さえしっかりしていれば、"感染歯質だらけ"であったとしてもコアをたてて保存していくことが多いが、どうせ脆い感染歯質なら全く削らないでせめて厚みくらい持たせてやるのが人情という気もしてくる。だけどコアKPするときいつも思う。「俺は何でこんな歯を感根処してしまったんだろう・・・」

No(154)

▼cd_kaz 
コアをセットする時、ストッピングをはずした瞬間、、パっと漂う
インドール・スカトール系のにおい、、
あれはイヤだ、、
でも、感染歯質があるのを分かっていながらグラスアイオノマーでコアをセットしてしまう
自分がもっとイヤ
   ..08/18(Sat) 00:01 (158)
▼cd_kaz 
俺は、どこまで削るかの基準は、硬さでやってます
スチールバーの削れ具合がなかなかいい感じの指標です、、
さすがにステンレススチールでザクザク削れるときは、、齲触として削除したいね、、
   ..08/18(Sat) 00:09 (159)
▼MET 
ふーむ、やっぱり硬さしかないか・・・。
だが、巷には軟象をあえて残す院長もいるらしいね。
「また来てもらえないだろ!!」という理由らしいが、医療倫理に照らし合わせて、絶対故意にやってはならぬことだな。犯罪になってしまうよ。
   ..08/18(Sat) 20:50 (162)
▼cd_kaz 
光が丘の院長は、生活歯の場合、軟象をバリバリ残してRFしてました
「削ると痛いだろ」という何とも切ないご意見でした、、
   ..08/19(Sun) 01:47 (165)

■…2001年 8月17日 (金)
ギ調3回目のとある患者を診た(トターレ)。
まず痛いところをPIPでチェックして調整し、次に咬合チェック。
別に何てことはないroutine workだ。だいぶ落ち着いてきたし、あと1回くらいで終わりかなぁと思いながら調整する。
が、どこかおかしい・・・何だか妙に咬まないのだ。
上下とも口腔外に取り出して咬合位を作ろうとしてみる・・・はて???・・・これって歯が動いたとしか考えられないぞ・・・。
カチャカチャやりながら悩む。
ふと、上顎義歯の粘膜面に目をやる。あたかも年季の入った義歯のようにテカテカ輝いている。
3週間でこんな風になるもんなのかねぇ、と一瞬思う・・・が、こんなことはあり得ないはずだ。そう言えば咬合面も随分磨り減った感じになってる。

おれ「えーと、まだ古い義歯はお持ちになってます?」
Kr「ええ、今でも痛くて使えないときはたまに使ってるんです」
おれ「それ、今持ってます?」
Kr「あっ、置いて来ちゃった」
おれ「もしかしてこの上の入れ歯って古いものではないですか?」
Kr「・・・(義歯を観察)・・・あっ、ここに針金が見えてるから古い方だわ」
おれ「何か変だと思ったんですよねー」

間一髪。寝不足の日だったら多分咬調していたぞ。
と、危なかった出来事でした。
古いのもまだ使ってる患者さんを診るときは注意した方がいいかもね。

No(156)

▼cd_kaz 
ナイスセンス!!
見えてるねー、、

おれ、昨日、、無髄歯に浸麻しちゃった、、
よくパントモを見ようね、、と自戒
   ..08/17(Fri) 23:55 (157)
▼MET 
あっ、それ俺もあるよ。
MODインレーだったんで、生活歯と判断して浸麻してしまったんだけど、パントモをよく見たら髄床底あたりにゴミみたいな不透過像が少し写ってたんだよね。
一つの情報で思い込みをしないように注意したいね。
   ..08/18(Sat) 09:07 (160)

■…2001年 8月18日 (土)
今日はポストコア除去に初めてゼクレアバーを使った。
本当は使いたくなかったんだけど、異常なまでに長く太いポストだったので、先端まで削り飛ばすしか他に方法がなかった。
手元が少しでも狂おうものなら、たちどころに「パフォッ」という音が聞こえてきそうだった。
結局20分くらいかかってしまいました。
最近はポスト除去の機会に非常に恵まれていて(もちろん他院でやったものの根治のため)、色々な方法を試してはいるんだが、ポスト除去に王道なしという感じ。手を尽くしてダメなら削り飛ばすわけだけど、実は削り方も工夫次第で除去しやすくなる。
でもコア除去にも楽しみはある。中から何がでてくるのかな〜、ってね。
綿栓がでてくるのも珍しくないね。

今日聞いたS.J.C.D.Burの話。
#3のショートシャンクシャンファー以外のバーはほとんど売れてないらしい。
確かにあの#3は歯冠高径のない大臼歯遠心とか、開口量の少ない場合には使えるね。
他に類似のバーはなさそうだし、あれだけ売れるというのも納得。

No(161)

▼reach 
今日、コアを除去したら、なんと中は綿せんにEZをつけたものが詰まっていた。(動揺度3の歯のコア除去、endoはつらい。ファイリングで歯が抜けるのではないかとびくびくしながらやってた)
   ..08/18(Sat) 22:28 (163)
▼MET 
m3で保存するのかぁ・・・。
抜こうよ。まさか連結してしまうとか???
そうそう昨日から再びNiTiファイルでエンジン拡大する事にしました。
正直、GT Rotaryは扱いが難しいので、入門としてクァンテックから使うことにしました。
ハンドで#25まで拡大すればかなり安全に使えるし。
大臼歯4根管を全部#40でアピカルシートを作るのは、やはり時間的に厳しいんだよね。
最近は手技の速度的な成長が落ち着いてしまっただけに、一つ一つ工夫して積み重ねていくしかなさそう。
   ..08/18(Sat) 23:11 (164)

■…2001年 8月20日 (月)
今日は顎関節というものを初めて入れた。
最近は治療に少し余裕がでてきたので、どんな症例でも一度は咬合全体をチェックしてよく観察しているが、いつものようにそれをやろうとしたら、患者さんが急に閉口できなくなった。
院長が徒手的整復術をするのは日常的に見てるけど、実際に自分でやる機会はなかったので、ここぞとばかりに親指を大臼歯のところに突っ込んで、やってみた。まぁ、ロックとかしてるわけじゃないから簡単に入ったわけなんだけどね。
30才くらいの患者さんだったが、後で聞いたら外れたのは生まれて初めてだったそうだ。

何か最近は色んなケースがあって、やっぱ臨床って面白いなぁ、と思う。

No(166)

▼cd_kaz 
親指ガードしとかないと、患者さんにかみ切られちゃった、って話を聞いたことがあるぞ
まぁ、たぶん「かみ切られる」じゃなくって「噛み潰される」だろうけどね、、
で、ワッテとかを手袋の親指のとこにセロハンテープで巻き付けるといいらしいぞ
   ..2001/08/21(Tue) 23:00 (167)
▼cd_kaz 
今日は作った4321123レジン前装冠用のRPIクラスプのwaxUpをしたんだが、、、、

前装Brは取り込み印象してて、今手元にあるんだ
で、やっぱり手元にセット物があると、手を加えたくなるモンだ
RPIを作る前に、ちょいと「フリーハンドミリング」を俺の黄金の右手で入れて
ガイドプレーンの平行性をシビアにして、レストがガイドプレーンと真直角になるように
エンジンでミリング入れてました、、
したら

穴あいちゃった、、、、、

理事長先生は「あー、いいよいいよ、セメント流出孔だろ」とか言ってくれました
うーむ、ものは言い様だな
   ..2001/08/21(Tue) 23:07 (168)
▼MET 
確かに、親指が潰される危険性もある。
もし顎骨が太くしっかりした男性患者だったら、さすがに素手じゃやんないね。
今回は線の細い女性患者だったので・・・。
院長もよく親指にガーゼをグルグル巻いてやってるよ。
うちって顎関節症多いんだよね。
   ..2001/08/23(Thu) 09:47 (171)
▼MET 
さすがにミリングマシンまではないんだなぁ。
RPIクラスプか・・・自費のパーシャル入れるのにレ前だったんだね。
でもお陰で助かったんじゃない?MBで穴あけちゃったら洒落になんないでしょ。
理事長は寛容そうでちょっと羨ましいね。すぐにそういう言葉がでてくるところに、"ある意味"センスを感じるよ。
   ..2001/08/23(Thu) 09:54 (172)
▼cd_kaz 
このパーシャルは「保険ですけど、材料いいやつ使いますんで、別途5万円頂きます」
という逸品(パラのキャストクラスプですが、、)
しかもおれの手作り
   ..2001/08/24(Fri) 00:05 (173)
▼MET 
なるほど・・・今度のとこはそういうことができるんだねぇ。
   ..2001/08/25(Sat) 00:13 (174)

■…2001年 8月22日 (水)
今日はおれのKr(B肝)が突然「両側頬粘膜が白くなって痛い」と訴えてきた。
「おっ、もしかして扁平苔癬か?」と心の中で期待を膨らませつつ診てみると、何ともなっていませんでした。白斑って消退もするんだったっけ?
でも問診によると、接触痛はないが刺激物はしみるということでした。特にビールがしみるのがつらいというお話。

院長に訊いてみると、Krの服用薬一覧表見ながら「これのせいだろ」と指さしたのは、"レンドルミン"でした。

●レンドルミン Lendormin (ベーリンガー)
[組成・剤型・容量]錠:0.25mg
[用量]不眠症:1回0.25mg,就寝前
麻酔前投薬:手術前夜1回0.25mg,麻酔前1回0.5mg
<一般名>ブロチゾラム brotizolam
<分類>睡眠薬,鎮静薬/チエノジアゼピン系(短時間型)
【特徴】短時間型睡眠導入薬.寝ざめが良好なほか高齢者への副作用が少ない
【適応症】不眠症,麻酔前投薬
【相互作用】(本剤の作用を増強)中枢神経抑制薬,MAO阻害薬,シメチジン,飲酒,イトラコナゾール
【副作用】大量連用により薬物依存.眠気,ふらつき,頭痛.肝障害.軽度の脈拍数増加.嘔気・悪心,口渇.過敏症.倦怠感.貧血,中途覚醒時の記憶脱失など

どうやらKrには鬱もあるようだ。
確かに副作用に口渇とか過敏症が書いてあるけど、、、

No(169)

▼MET 
それと今日は希有なパフォり方をしてしまいました。
何と上7の口蓋根で・・・おれがアホだったよ。
結論はやっぱり歯冠外形もさることながら歯頸部断面の形を頭にしっかりイメージしてないといけないなということ。まともなエンド(抜髄)では初めてパフォったけど、すごく良い勉強になった感じだ。もう二度とやるまいと心に誓いたい。
   ..2001/08/23(Thu) 09:41 (170)

■…2001年 8月24日 (金)
今日は4月から初めてラバーダムを使った。
時間に余裕があったし、院長不在の日だったので・・・。
アシストがたまたま使えず、患者さんは若く唾液が豊富で、下6(4根管)7(3根管)を同時に根充するにはRD以外で防湿ができないと判断した。
さすがにD6実習で幾度となく使ったお陰で、ものの2分ほどでかけることができたし、その後の治療がスムーズに進むことを考えると、case by caseで使ってもいいかもしれない。

また今日はペリオドンでPerってしまったケースを初めて経験した。
抜髄で使ったんだが、根充してデンタル撮ったら、最初になかった透過像が・・・。
やっぱり1週間もおいてはいけないね。

No(175)

▼cd_kaz 
ラバーダムか、、
この前教わったテクとしては
ウィング付きラバダムクランプを患歯にかけて
ウィングのところにロールワッテをねじ込む
これでまぁまぁいい感じの防湿が出来る、、というワザなんだが
ロールワッテが唾液でびしゃびしゃになる前に勝負を決めないといけない
ファイリングが速くないと、ロールワッテを交換し続けなくちゃいけなくなるので、、
   ..2001/08/27(Mon) 00:18 (176)
▼MET 
なるほど・・・その方法は何かで読んだことある気がするな。
しかしファイルの号数を上げる度に超音波のUファイルで洗浄する俺としては、一発で水でビシャビシャになってしまいそうだ。
アシストさえいれば終始バキュームしててもらえるんだが・・・。
   ..2001/08/27(Mon) 21:53 (177)

■…2001年 9月 1日 (土).......やっと9月か・・・
時の経つのは遅いものだ。
まだ9月・・・という感じがする。

上3-3Brのset時、、、小山先生はさすがにトターレだけのことはある。
俺だったら咬調したら即setしてしまうところだが、一呼吸おいて発音はどうかのチェック。患者さんは「ちょっとしゃべり辛い」と言う。じゃあ、仮着しましょう、と。

発音とはね、、、意外と盲点だと思った。

No(178)

▼MET 
1週間後、慣れたようでめでたくsetできました。
この算定はでかいからね。
   ..2001/09/07(Fri) 21:47 (182)

■…2001年 9月 4日 (火).......FC断髄
失敗例は悲惨だ。
Perってしまい、時期尚早で抜くに抜けないときに、根治をしようと思っても既に石灰化で根管は見る影もなく完全閉塞・・・。
でもやっぱ抜いた方がいいんだろうね。

この前買ったIBM40G(5400rpm)は実に快適だ。
Win2000を再インストールもした。
ただアプリまで復旧するには骨が折れるところ。

No(179)


■…2001年 9月 5日 (水).......歯髄保存
カリエスを除去していって、薄皮一枚残し歯髄保存をはかることは、忙しい臨床の中ではなかなか難しいものだ。
うすいピンク色でも見えてくればギリギリ歯質を残せる場合もあるが、歯髄の生活力が既に低下しているためかはよく分からないが、歯髄近くでも色の変化がないことがある。
今日やった上2はまさにそうだった。
染め出し液などないわけだし、まあ大抵は着色層を全て除去することにしている。
あと一層スチールで・・・と思った瞬間、それがアクセスの始まりになってしまった。
別にいつもだったらこんなことをイチイチ日記に書いたりしない。
しかし今日はKrが13才だったので、少々罪悪感を覚えたのだ。
恐らく染まらない歯質だったろうに・・・。
予定抜髄は日常的な行為だが、やはり年齢というものも考慮しなければならない。
できるだけ小さくACPし、GT Rotaryでクラウンダウン形成。当然のことながら交互洗浄などは使わない。そして普段はしない綿栓の火炎滅菌、POは使わずCa(OH)2貼薬。いずれも注意深くやった。せめてもの罪滅ぼしになるかと・・・。
あとは根充したらその上をスーパーボンドでシールしてCR、がベストなのかもしれない。どんなに気を遣ってエンドしても、どうせいつかは再根治の日が来るのだから、せめて再根治しやすくしてあげたいものだ。

No(180)

▼cd_kaz 
世の中には12歳のガキの上6のエンドでアルゼンぶち込む歯医者もいます
それでアルゼンが漏れて、腐骨が浮いてきたのがおれの6月初頭の症例だったんだが
そーゆーことをやるDrのほうが、上げる保険点数は高いんだよね、、
やったモン勝ちの保険制度では、罪悪感・自制心は非能率しかもたらさないのか?_???
   ..2001/09/11(Tue) 00:52 (185)
▼MET 
同感だな。
理想とか罪悪感は保険治療をやる上では邪魔なものでしかない。
が、捨て去ったらそのDrは"医療人"としてはお終いだよ。
   ..2001/09/11(Tue) 20:37 (186)

■…2001年 9月 6日 (木).......新LANシステム構築
今日はお休み。
休みに何かを書くのは滅多にないことだが、書いたとしても臨床のことでなくなってしまうのが常。
お茶の水に出かけ、補綴臨床と歯科技工を購入。ついでに小林賢一先生の「総義歯臨床の押さえどころ」も買った。また義歯だよ・・・。4月からずっと義歯が大きなテーマになっている。
秋葉原ではPCIの10/100BaseスイッチングHUB(4580yen)とIO-DATAの10/100BaseLANカード(1480yen)を購入。これで今回、ようやく100Base-TXのFull Duplex環境を手に入れたことになる。使ってみたところ理論値とは程遠かったが、およそ60secで60MB転送できた。つまり転送レートは1MB/sec。ま、今までの10Baseだったことを考えれば、驚異的な速さではある。これでRをイチイチ焼いてデータを転送する手間が省けるというものだ。
また、ヤマギワではBlack Metalを買った。THYRANEのSYMPHONIES OF INFERNALITYというアルバム。DIMMU BORGIRと似てるけど、完成度は及ばない感じ。しかしトラック2は秀逸。
借りてたビデオも見た。キアヌ主演のTHE WATCHER。結局キアヌの演じてる奴(最後まで名前が分からんかった)の頭がおかしいわけだが、しかしそれにしては、少々マトモな面を見せすぎていたと思った。完全犯罪者の割にはギリギリ過ぎてたな。余裕なさすぎで、格好悪い。

とまぁ、結構充実した一日だったかな。ちょっと勉強不足の日とも言えるかも・・・。

No(181)

▼MET 
おっと、計測ミスだわ。
60MBを15secでした。だから転送レートは4MB/sec。
   ..2001/09/16(Sun) 17:46 (188)

■…2001年 9月 7日 (金).......銀クラウンの誤嚥
今日は小山先生の代診日。
午後イチで、おれがまたもや前歯BrのPZでテンパってるときに、隣のユニットで4才の子供が急に泣きわめき始めた。
どうやら小山先生がクラウン調整中に飲ませてしまったらしい。
早速、隣にある田中医院に連れて行き、胸腹部のレントゲンを撮ってもらった。
小腸あたりにバッチリ写っていました。ホッと一安心といったところ。
こういう時は隣が医者だと便利だ。

ま、おれも乳歯のクラウンset時には苦労するものだ。
そもそも歯冠高径がないから、咬合調整するときに自然に脱落しやすいのだ。
落下だけなら数知れない・・・これからはもっと気をつけようと思う。

小山先生曰く、舌の運動が活発で、クラウンを勝手に舌で外してしまう子供だったということ。勝手に外して勝手に飲んで、そして泣きわめく・・・タチが悪い。しかも親が親なら訴訟にだってなりかねない。やっぱり色んな意味で小児は恐い。

小児は比較的気管に入りにくいが、高齢者だと結構危ないと言われている。
以前、内堀会の千葉先生が「set物は死んでも離さない」と言ってたのを思い出した。
でも手袋していてはゼロにはならないだろう。
Krの顔を左右に傾けたり、水を溜めておいたり、そして何より着脱回数を極力減らすことが防止策になる。つまり調整が速ければ飲ませにくい。
おれは最近余裕ができて、青の咬合紙まで使って調整してるが、側方運動時の脱落もリスク高そう。肝に銘じて気をつけたい。

No(183)


■…2001年 9月 8日 (土).......Br除去・・・
何度やっても気分のいいものじゃない。
しかもBr除去の場合、コア(Ag)が真っ黒になっていることが多い。
当然のことだが、セメントはほとんど溶解しているわけだ。
ところでBr除去時の病名はいつも"Brフテキ"と書くが、この"フテキ"ってのはアバウトな表現だと思う。
最初の頃はポンティック切断に除去バーを使っていたが、あれはよくない。衝撃で外したくない冠まで勝手に外れてしまう。ヤリ状ダイヤモンドバーで切るのが正解だろう。バーがもったいない気もするが、除去バーを折る方が大損である。

先日FEEDに注文した防護用ゴーグルが届いた。眼鏡の上からでもかけられるタイプのものだ。なかなかフィット感もいいが、日本人用の設計じゃないから鼻のところに隙間が空いてしまうのが難点。

No(184)


■…2001年 9月13日 (木).......久し振りに
まとまった休みがとれることになりました。
今日から来週の月曜まで休みです。
田中歯科では毎年お盆休みがない代わりに9月に休みがあるようです。
だけど特別休みなのは金曜と月曜の2日間だけですが・・・。
まぁ、今は休む必要がある時期でもないし、よしとします。
どうせ家にいてもBlack Metalでも聴きながら、本読むくらいしかやることないもんなぁ。マシン弄りも余地ないし・・・。

昨日借りてきた映画Virtical Limit(DVD版)はなかなか面白かった。だが、最後にアニーをどうやって下まで運んだのかに疑問が残ったのは残念。よってB級に分類した。つじつま合わない映画ってのは、昔からどうもダメだ。
それにしてもMPEG4(MPEG2じゃなくて)という技術は凄い。借りてきたDVDをcladDVD2.0でリッピングし、そのままではサイズが大きすぎるので、FlaskMPEG+DivXにてMPEG2->MPEG4にエンコードしてみた。ビットレートの指定にもよるが、CD-R1枚に120分の映画を高画質(TVレベル)で納めることができた。映像圧縮技術の進歩も速いものだ。既にMPEG1など過去のフォーマットなんだと思った。しかし難点はエンコードに莫大な時間がかかること。celeron915で6時間かかった。あまり実用レベルではない。ネットで調べてみたところ、AthlonよりもPen4がMPEG4へのエンコード処理に強いそうだ。Pen4もATXマザーが出たことだし、今後は普及してくるかもしれないが、コストパフォーマンスはAthlonには遠く及ばない。今度組むときは恐らくAthlonになるだろう。Athlon1.5Gとかを使えばエンコード時間は多分半分くらいに縮まると思う。DVD-Rドライブが安くなってきているので、もうそろそろという感じだが、未だにメディアが高いという問題があり、例えば映画1本コピるなら労力も考えると、オリジナルを安いところで買った方が賢明。

そういえば以前あきばお〜でcd_kazが買ったDVD-ROMドライブってどうなんだろ?音は静かなんだろうか?高速リッピングのためには速いドライブが必要だが、噂によると高速なDVDドライブは爆音をたてるものが多いそうな・・・。今使ってる5倍で我慢しておいた方がいいのかなぁ。

No(187)


■…2001年 9月16日 (日).......連休だとダメだな
どうにもダレるな。本ばっか読んでても疲れてしまうぞ。
「歯医者の勉強」「レンタルしてきた映画鑑賞」「デス・ブラックメタル鑑賞」・・・他に何がある?まあ、他にも「HPコンテンツ作り」とかいう大きなテーマ(?)もあるんだが、、、データベースCGIが動かないんだよっ!!CGIがっ!!!
余暇時間が多いと、CGIが息詰まってるだけについ他の事にも手を出したくなる。5年程前に買った「C言語入門 応用編&シニア編」をパラパラ読んでみる。コンピュータの根本動作はビット計算だと改めて実感し、テクニックによる実行速度を追い求めた古き時代を懐かしんだ。アセンブル、何それ?とかいう現代っ子なプログラマーはCPUパワーに助けられてるだけなのだ。でもおれが今、昔みたいにプログラムをしていたら、きっととんでもないコードを書いていたことだろう。アルゴリズムの基本は忘れてはいけない。今回、いけないことになぜか持ってたBorland C++ Builder 5.0J(thanks!!woku)をインストールし、チマチマ弄くってみる。そう、いつの間になぜか俺はC++ Builderの実践プログラミング本まで持っていたのだ。Delphiより倍は速いなぁと感じつつ、心の奥底から「歯科関係のソフト作り」の野望が湧いてきた。しかし今はまだ思いとどまらねば・・・。一瞬にして睡眠時間と余暇時間をほとんど奪ってしまうのだから・・・。今は臨床。歯医者やめるんならやってもいいかもしれんけど。

予約システム+会計処理+電子カルテ+プレゼン(画像処理)+レセプト処理の統合にしたいな。VBAとかチンケなものは使いたくないし、組むなら絶対C。助手が使うことを想定した操作性や、保険データ更新の簡便性まで取り入れれば・・・売れるな。メーカーの既存のシステムからデータ移行までできたら大ブレイク間違いなし・・・だが、個人の力でそこまでは少々難しいか・・・。やばい、いつの間にかウィンドウレイアウトまで想像してる・・・。

ここは一応「臨床日記」なので、連休中はあまり書いても仕方がない。治療してなきゃネタないし。

No(189)

▼cd_kaz 
この前知ったこと
ノーザというレセコンメーカーのWiseStaffというレセコンをうちの医院では
使っているのだが、、
なんとWiseStaffはUnixベースなんだよね、、、びっくり
受付と診療室、医局に端末があるんだが、受付は親機でのこりが子機
親機のOSはUNIXなんだが子機のOSはWindowsなんだ、で、x-managerをWindows上で
走らせて、親機とLANで接続、、っていう、メーカー製ソリューションとしては
異例なまでに「不安定そうな」雰囲気のシステム、、、
ということを発見!!
医局の端末がWindowsで、暇な先輩Drがソリティアとか、音楽CDとかかけてたりしてた
からてっきりWindowsベースのC++あたりのソフトだと思っていたんだが、、、
侮るべからず、歯科レセコンメーカー!!
   ..2001/09/29(Sat) 00:07 (198)
▼cd_kaz 
しかも、この三ヶ月くらい、一度もダウンしたのを見ていない
   ..2001/09/29(Sat) 00:08 (199)
▼cd_kaz 
こちら
うーんSCO-Unixwareって初めて聞く名前だなぁ
   ..2001/09/29(Sat) 00:18 (200)
▼MET 
ノーザか...業界何位だったっけ?
まぁ、システムがUnixだろうがMacだろうが、どうせ院内で完結したシステムで事足りるわけだから、何でもいいといえばいいのかもね。
しかしサーバOSとしては昔からUnixがトップシェアだし、Windowsとのネットワーク構築も比較的簡単にできるようです。安定性もいいみたいだしね。
だけど院内完結型の小規模ネットワークだということを重要視すれば、メンテナンス性には不安が残る。
   ..2001/09/30(Sun) 22:29 (203)
▼MET 
そういや日々のデータのバックアップはどうしてる?
   ..2001/09/30(Sun) 22:30 (204)
▼cd_kaz 
差分バックアップとフルバックアップがあるが、フルバックアップを毎日業務終了時に
PDにしてる、、すると、ユニットの掃除が終わった頃に出来てるって寸法だ
   ..2001/09/30(Sun) 23:29 (205)

■…2001年 9月18日 (火).......久し振りの治療だったが・・・
どういう訳か今日はずっと右手が痺れていて、微妙に震えがあったせいで治療がままならなかった。形成は下手くそ、しかも頬粘膜をザクッとやってしまうし・・・なんでだろ?これじゃやばいと思って昼休み中メラニン歯を削っていたけど、人工歯すらまともに削れなかった。今日は一日中、後頭部の方が痛かったが何か関係してるんだろうか・・・。
しかしこういう日に限って新患の豊作日だったりする。10代の新患が3人も。当然、全部おれのもの。全部麻抜。形成よりはエンドの方がまだ安全だったし、幸運と言えばそうだったかもしれない。今日は珍しく5本も麻抜した。開業医で麻抜が多いと言っても、おれとしては一日5本は最高記録だと思う。最近は感根処の方が多く、開かない根管でストレス溜まってただけに、久々にスカッとした気分だ。
今日は早く寝ます。明日は痺れが取れてるといいんだが、、、。

No(190)

▼cd_kaz 
うーん、
それはあなたが抜髄してきた歯の霊によるものですな

なーんてね

と、今日は在宅の患者のFDセットした
いやー、自分で印象し、排列し、填入し、セットする、これぞ歯医者冥利に尽きる
とは思いませんか??
まぁ、在宅診療は何かと面倒だね、、印象とか咬合採得、試適なんてはあんまり在宅
でも苦労は少ないが、セットの時と審査の時は大変だ
セットの時なんて、配偶者がそばにいるから、セットしたらすぐさま「柿のタネ」なんか
を食い始めたりする、、、
かなり焦りました、、
それにしても吸着の良い上顎の床があると、食物破砕時の咀嚼音がすごくはっきり聞こえるね
吸着してて安定していると、咀嚼音は上顎粘膜面と上顎床の間で減殺されずに頭蓋の骨に
伝播するのかな??
診療室にも「おかき」でも常備しといて、咀嚼音で「咬合機能評価」できるかも??
、、まぁ片側性平衡咬合の確認には、おかきは非常に有効だ、いい感じの大きさで
2横指開口時の片側性平衡咬合の確認、破砕時の咀嚼音、上下顎咬合至近での咬合の確認
食塊を舌で反対側にもってけるか?で、舌運動の評価、嚥下できるかの評価
食片がどこに停滞するか、、、etc、、
あとは繊維性の食べ物かな
   ..2001/09/19(Wed) 23:50 (191)
▼MET 
霊か・・・そういわれると罪悪感を思い出してしまうね。

FDの咀嚼音ねぇ・・・確かに上顎骨経由で音が伝播してるとは想像できる。
良いFDはいい音をたてるもの、なんて話もどこかで聞いたような気もするね。
ただ騒音の多い診療室では判別はちょっと厳しそうではある。隣でタービン回してバキューム引かれると結構うるさいから。
内堀会のドクターが以前勤めてたところで、義歯set時にお菓子を食べさせてチェックするところがあったそうだけど、「柿のタネ」はさすがにね・・・。せいぜいポテトチップスくらいではなかろうか。線維性食物は現場では「基本的に義歯じゃ無理」としておかないといけない。まぁ、義歯でどこまで食べられるかってのは、顎堤や鉤歯の条件に大きく左右されるから、良い義歯でも必ずしも何でも食べられる訳じゃないよね。おれは義歯の患者さんにはimp,BT,シテキ,setと、毎回のように作業しながら口を酸っぱくして説明してる。とにかく期待させないことが一番。初めの頃それで失敗して、調整2回目で「院長に代わってほしい」と患者さんから直接言われてしまったことがあった。顎堤が凹状の難しいケースではあったんだけど、やっぱりショックですよ。それに凄く悔しいし。でもあまり言い過ぎると、やる前から言い訳してるようで腕を疑われてしまうかもしれないので、その辺の兼ね合いは微妙なんだけど・・・。
   ..2001/09/20(Thu) 21:54 (192)
▼MET 
ところでいつから在宅を???
   ..2001/09/20(Thu) 21:55 (193)
▼cd_kaz 
うちの病院、ユニット8台で常勤ドクター4人プラス俺、プラス理事長
なんだよね、、で、月曜日と水曜日の午前中は常勤ドクターが全員出てるので
おれと理事長のユニットが無い!!のだ、、
で、その時を利用して在宅をやってるのさ
理事長は補綴野郎なので、二人で老人の家に行っては趣味の治療をやってるわけだ
今回は、、なぜか在宅なのに半調節咬合器でフェイスボートランスファー・チェックバイト
をとってやってみよう、、の巻
だったんだ
ちなみに半調節咬合器、、使いずらい、、
今回使ったのはWhipMix咬合器という奴なんだが、平衡側矢状顆路角・平衡側側方顆路角が
調節できて、顆頭間距離がS/M/Lから選べる(FaceBowのイヤーピース間距離から推定する)
奴なんだが、切歯指導機構がお粗末、、
しかーし、何より問題なのが「セントリックががたつく」んだよね、
あと、ハンドリングを注意しないと、「側方顆路角を調整した意味が無くなる」という
難点もある、、まぁ、慣れの問題もあるが、選択点削合の時スゲーいらついた
やはりこれからの半調節咬合器は世界に冠たる保母先生のツインホビー咬合器か??
やっぱり切歯指導機構がちゃんとしてないと、矢状顆路角を調節した意味が半減しちゃう
、、、それにトターレなんだからGysiで十分だったなぁ、、
   ..2001/09/21(Fri) 00:11 (194)
▼cd_kaz 
そーそーWhipMixは咬合器の後ろが広くあいてないので、排列の時もイライラしたぞ!!
   ..2001/09/21(Fri) 00:13 (195)
▼MET 
それはまったくの補綴野郎だな。普通在宅でそこまでやるか???
WhipMix?・・・聞いたことないなぁ。
でもガタツクのはいかんね。安物なのかな?
うちで使ってるパナデントは平衡側側方顆路角は段階的にしか変えられないという、ギリギリ半調節の部類に入るくらいのものだが、ただ作りはしっかりしてる感じだね。おれが入ってからはまだ一度も使ってないけど。
   ..2001/09/22(Sat) 00:04 (196)
▼MET 
あれからバナデントを手にとってもう一度よく眺めてみた。
本当に作りはしっかりしている。が、平衡側側方顆路角はやはりブロックを交換することで調整するのがイマイチ...。所詮は大学にいたこともない開業医の集まりであるSJCDの推奨している咬合器だからなぁ。臨床的にOKなら安い方がいい、という考えなのだろう。
   ..2001/09/30(Sun) 22:16 (201)
▼MET 
それとブロックは最初は1個しか付属していない。1個2万で買い足さなきゃいけない。
   ..2001/09/30(Sun) 22:17 (202)

■…2001年 9月25日 (火).......ギ調
ハマる患者はハマる。
今日は久し振りにハマった。
延々1時間近く、あっちが痛いだのこっちが痛いだの・・・。
PIPですら当たってない(というかほぼ完璧に均等接触してる)のに、やたらと痛がるのだ。削ると痛いところが移動していく。1周するとまた同じところに戻るといった感じだった。全体的に粘膜が菲薄だったことに加え、途中で分かってきたのだが、とても神経質。思えば唾液も少なかった気がする。こういうケースでは敏感なことが多いようだ。
ギ調というのはその日やったら、やる前よりは良くなって帰ってもらわないと信頼を得られないものだが、今回その妥協点が全く見えない状態だったので困ってしまった。

今日はギ調が多かったが、実は最近、義歯の咬合の重要性を思い知らされているケースが多い。
トターレだと咬合紙に印記するときに、上下顎3あたりをしっかり押さえてやるから左右の早期接触が比較的分かりやすいのだが、なにげに両側遊離端パーシャルが盲点。早期接触があったとしても反対側も浮き上がって印記されてしまうのだ。均等接触が得られたと思っても実はまだ偏側が高く、後日疼痛となって答えが現れる。口腔内での咬調は難しいものだ。

No(197)


■…2001年10月 3日 (水).......10月か...
自分にとって4月から時の経つのは遅いものだが、しかし既に半年が経過した。いや、"してしまった"と言うべきか。職場を変えざるを得なかったりと決して順調とは言えなかったかもしれないが、何とか"もの"になってきたのではないかなと自分では思っている。今でなら内堀会でもそこそこやれる気もするくらいに...。自分にきちんと患者が配当されさえすれば月15万点はいくだろう。ま、それでも内堀会だと赤になるんだが...。

最近、一人のベテラン助手T(32才、推定体重100kg)のせいでブチ切れ寸前までいっている。
そもそも奴は危険なのだ。人間としては情緒不安定、常に人に対してのはけ口がないと生きていけない人種。おれが田中歯科に入った頃からも、随分いじめじみたことをされたものだ。しかし自分は新卒ドクターとして入った身分。助手ともうまくやっていこうと努力した。が、そのTだけにはどうしても馴染めなかったのだ。
その後、新人の助手が2人入ってきて、1日・2週間と立て続けに辞めてしまったのだが、実は原因の80%はその助手Tだったのだ。おれの入る1カ月前にも急に来なくなってしまった助手がいたと聞いているが、それもTなのだろう。Tは仕事もそこそここなし、媚びへつらう能力にはとても長けているため、院長はそういったことを全く認知していない。Tがいる限り新しい助手は育たない。現にTが入ってから入ってきた助手、計7人のうち1人しか今はいない。
一旦は新人の助手に向いたTの矛先も、彼女らが辞めると再びおれに戻ってきた。その頃にはおれもTの性格に気づき始めていたため、努力するだけ無駄と思いあまり相手にもしなかったし、田中歯科のシステム・器具等は理解できていたのでそれほど"いびられる"材料もなくなっていた。そう、Tは最初からいびるだけで全くといっていいほど教えてくれなかった。大体、助手経験0の新人の助手に初日から「一度教えたことは二度と聞くな!!(マジでこの口調)」なんて普通言うかねぇ。すぐ辞めてしまうわけだ。その上、(院長が気づかないタイミングで)患者に「おれというドクター」を批判していた。勝手に余計なことを患者に吹き込んでいたのだ。また、おれが院長と違う道具・材料を使おうとすると(それなりに正当な理由がある。院長のやってることにも明らかな"間違い"があるから...内堀会のドクターに仕込まれたお陰かな)、面倒だから同じのにしてくれと大声で怒鳴ったりとか、それでもおれが要求するとそれをトレーに叩きつけるように置いていったりとか...そういったことは数知れない。しかもタチの悪いことに、意図的にすべて"院長に気づかれないタイミング"で。その辺は大人らしい。
おれを苛める材料がなくなってくると、今度は別の助手I(おれの2カ月前に入った)に向けられた。性別を抜きにしたとしても見ていてあまり気分がすぐれないTと違い、そのIは美人(?)ではあるが、サバサバしていて妙に男っぽい人なので、最初のTの苛めにも耐えられたようだが、入って半年経ってからの再度の攻撃には結構嫌気がさしてたよう"だった"。実はこれも過去形に過ぎない。現在、またおれに矛先が向けられたのだ。しかも今度は高度な技法を用いて...。
おれをハメ始めたのだ。例えば今のおれは同時に複数の患者さんを診られるようになったが、それにはスケーリングやTBI、セメント除去、印象保持・撤去などを助手にやってもらうことでタイムラグを作り出し、うまく患者を回していく必要がある。最近Tに仕事を頼むと、まず行動開始がノロノロし、ようやくやり始めると、おれが診なければならない他の患者とちょうど衝突するように仕事を終えやがるのだ。明らかに計算されたものだ。1ブロックのSRPを頼んだだけなのに、その後勝手にTBIなんぞをやって倍の時間を費やすことをしたりする。そのお陰でここ10日ほど院長に遅い遅いと怒られ続けている...だけでなく、"接客態度"まで怒られるようになってしまった。言葉使いではなくて、言葉の雰囲気とか言葉にのせた感情といったもので今日は30分も怒鳴られた。今度同じような態度をとったらクビだとまで言われてしまった...。4月から接客態度のことなど一度も注意されたことなんてないのにね。正直、今おれの怒りは頂点に達している...だから診療室の雰囲気に出てしまうのだろう。就職してやってる人には、おれのこの憤りを理解してもらえるのではないかと思う。診療室では患者が主役だし、手際よくスピーディーに治療していくことで得られる信頼はとても大きいのだ。そのためにスタッフの協力が必要。誰だって歯科治療に時間をかけたくないからね。
Tは性根が腐っている、腐りきっている。どうやら今度は院長に対するおれの評価を下げる手できたようだ。なんでこういつも攻撃対象がないと落ち着かない奴なのかねぇ。他の助手はビビって何も言わないし、おれも全面戦争する気はないから、院長にもTにも特に何も言っていない。が、それは今までの話。おれ、もう我慢の限界かも。米国の報復攻撃が始まったらおれも始めるか...なんてことを考えてしまう。
まぁ、Tの様な人間に出会うというのはとても稀なことなんだと思う。過去、バイトなどでいわゆる"おばさん"が多くいる職場もいくつか体験したが、悪い人がいた記憶はなかった。そうそう出会うものではなかろう、ここまでの人間は...。イライラしながら治療するのは、まず楽しくないし精神衛生上よろしくない。それに患者さんにとっても不幸だし、ひいては田中歯科の経営全体にも影響しかねない。今の患者数からいって院長一人でも回せるので(最近はおれが働いてる分、院長室で漫画読んだりしてることが多いけど)、その助手Tとおれとどっちを取るか、となったらおれは負ける気もするが、どうせ来年あたりに専攻生でもやるつもりだし、ここまで来たら戦争して決着を着けないと気が済まない。
ふぅ〜、ちょっと書きすぎた。ただ、異常な人間Tのお陰でここのとこムカムカしてるのだ。他の2人の助手さんは本当にいい人達なんだけどねぇ。念のため書いとくと、治療はきちんとやっています。カルテ書きも治療もだいぶ余裕が出てきたからこそ、おれのTへの憤りが表面化してきたのかもしれない。

No(206)

▼MET 
10/1からまたパラ関係の点数改訂がありましたが、折角覚えたのに...って感じですね。
また算定表を見ながらカルテを書かなきゃいけないので、ちょいと面倒。
   ..2001/10/04(Thu) 10:14 (207)

■…2001年10月 4日 (木).......目玉
買いました。
誰かNetMeetingでビデオ通信できる奴いないかな?

No(208)


■…2001年10月 5日 (金).......千葉先生...
今日、元内堀会のドクターである千葉先生に電話をしてみた。千葉先生は医科歯科出身。
今は市川ファミリー歯科というところで院長をやっている。
内堀会の話で少々盛り上がってしまった(内堀会は歴史は浅いがとても深いのだ)が、実は電話をしたのはおれの今後の身の振り方についてアドバイスがもらえればな、と思ったからだ。既に願書をもらってきた専攻生をやるのか、もっと適した道があるのか、やはり同じ医科歯科出身のGPとして長くやっている先輩に話を聞いてみたかった。
取り敢えず日曜日に遊びに行くことになった。色々とお話して頂けるということなので、とても楽しみだ。

No(209)


■…2001年10月 6日 (土).......ピンレッジ5級Goldインレー
今日除去しました。二次カリだったので。いや、正確には二次カリではなく、根尖側の根面齲蝕がつながっていたと言うべきか。恐るべし5級Goldインレー...。
除去中に確かにピンも確認いたしました。
でも除去してCRしたら随分と喜ばれました。
色はぜ〜んぜん合ってなかったけど...どう見ても歯質はB4という感じなのに、3M Filtek flowのA3を堂々と充填したんですからねぇ。
術後に「ほら、これで目立たなくなったし、白くてきれいになったでしょ?」と一言。
やはり「どうですか?」とか「よろしいですか?」という言い方はしてはいけない。でもD6実習時代はこんな言い方してたっけ...。
おれも内堀会で勢いで押しきることを覚えたようだ。色んな患者さんがいるから、うまく乗り切っていくには必要な要素だな。

それと今日の重大事件。ついに助手Tとのバトル開始らしい。
今まで黙っていたが、さすがに今日のことは限界を超えてる。
(Tが根治の話で文句を言ってきて)...
「院長とか小山先生は根充前にリーマー造影でレントゲン撮るのに何で福井先生は撮んないの?手抜きしてんの?」
「メーターで作業長を正確に計ってるし、メーター値の振れから考えてそれが絶対信頼できると思ってるからだけど...。それにさっきは単根管のストレートだったから全く必要ないね。」
「あんたに手抜きできるような腕があんの?ないだろ?」

診療中の出来事でしたが、最後の一言で完全にキレました。一体何様のつもりなんだ。
いつもだったら「ああ、そうですねぇ」とか言うところなのだが、今日は言った。
「悪いけど、あんたに根治のことが分かんの?やり方ってのは一つじゃないんだよ。」

今日はおれの出した道具を何一つ片づけることすらしないでやんの。いつもは準備はろくにしないのだが、一応片づけだけはやってくれてた。他の助手の手が空いてる場合は問題ないのだが、今日みたいにKrが45人も来るとちょっと厳しいかな。
さて、どうするか...。

No(210)


■…2001年10月 7日 (日).......内堀会って...
千葉先生のところに遊びに行った。
診療中に行ったので「手あいてるならCRして〜」と言われ、なぜか治療するはめに。
クラウンループのセットという珍しい体験もした。こんなの実物は初めて見たぞ。

内堀会の話も詳しく聞いた、、、分院の半分は無認可開業だったとは初めて知ったな。内堀会の悪名の真の理由はそこにあったわけだ。千葉先生の二番目の就職先が内堀会だったそうだが、最初のキャピタルでは随分と苦労したと言っていた。この間の4月一杯でやめた内匠先生というやはり医科歯科出身の先生がいたのだが、その先生などは2年近く内堀会で過ごしていた。が、これにも実は理由があった。内匠先生は1年目の就職先が内堀会だったが、入って早々いきなり上3−3生PZのMBブリッジをやり、セットした後しみてしまって患者からクレームがつき、トラブルを起こした。それがヤクザの女でかなりもめたらしく、結局かなりの高額での示談になったそうだ。そのため"2年"も内堀会に居ざるを得なかったのだろう(辞めさせてくれるはずがない)。

しかし内堀会の話をするためにわざわざ会いに行ったのではない。それについてはまたいずれ書くことになるだろう。

No(211)


■…2001年10月10日 (水).......メタルコアとFCKの同時set...
今日は珍しいものを見た。
前回コアKPをした患者さんで、今日はコアsetして楽しい形成だな〜、と思いつつユニットに行き患者さんに挨拶してから、ふとトレーの上を見ると、なぜか患歯にFCKが装着された模型が置いてあったのだ。はて?...一瞬目を疑った。
おもむろにそのFCKを外してみると中からメタルコアが出てきた...なぜ???おれはこんな指示書を書いた覚えはないし、いやそれよりもこんなブツがこの世に存在するのか?確かにワンピースのポストクラウンだと金パラを使いすぎてしまうが、こんな治療があったとは...。すかさず院長の所に持っていく。

おれ「せんせー、これ、何なんですか?」

院長「(落ち着いた様子で)あー、これか。たぶん技工士が間違えて作ってきたんだろ。こういう事をやってる先生がいるってことだ。ま、とりあえずセットして。コアsetする前に調整しろよ。」

おれ「はぁ...」

患歯は残根状態だったが、全周ヘビーシャンファーをつけてあり、マージンは全て歯質に設定できたので助かった。思いのほか適合は良好で安心。
前回カルテを書き換え、根充と同時にメタルコアset・失PZしたことにして、今回FCKsetとした。

いろいろあるんだな。

No(212)

▼cd_kaz 
ふむ、、、
この手法はなかなか考えさせられる、、

だいたいコアとクラウンを別々に作るってのは、
コア窩洞は「内側性金属修復物」で、クラウン形成は「外側性金属修復物」を
入れるから、鋳造物の適合誤差を少なくするための方法なんだが、、
実際臨床で、適合誤差なんて見ちゃいないのが実情、、、
俺なんては、クラウンセットの時合着した後にクラウンのマージンを探針で探るなんて
ことは、「自分で鋳造したブツ」の時以外は、ぜーったいにしない

ならばこの、コア・クラウン同時作成法は、非常に有利な点がある
1,絶対的にパラの量が少なくて済む(ほんとのぎりぎりまでコアを持っていける)
2,実物のコアの上でクラウンを作るので、コアとクラウンの適合は従来法より
絶対によい(寒天アルジによる印象操作による誤差、石膏の硬化膨張による誤差が無くなる)
3,患者の来院回数が減ってよろしい

反面
1,コアの合着で浮き上がったりしたらアウト
2.フェルール部の形成が非常に難しい
てとこかな、、
総合して考えると、すげーいいじゃん
   ..2001/10/15(Mon) 23:28 (213)
▼cd_kaz 
ということで、おれが歩合制になったら、やるかもしれない、、
   ..2001/10/15(Mon) 23:30 (214)
▼cd_kaz 
特に残根にクラウン立てる時なんて
結局はフェルールが取れないんだから、こっちに方が、マージンをバチッと形成できて
いいのでは??ラウンドバーかなんかでマージンを形成することだって可能になるし、、
   ..2001/10/15(Mon) 23:37 (215)

■…2001年10月23日 (火).......フルコース...
フルコース、即ち抜歯・形成・エンド・TEKを一度に行うものを俺はこう呼ぶ。
1カ月ぶりくらいのフルコースだったが、2時間近くもかかってしまった。
上21|123に浸麻、21|3を生PZし2|は露髄したので麻抜、|12をExtし、21|123のBrTEKを製作する。すんなり行けば1時間でも可能だろう。が、ちょっとミスるだけで仕事が大幅に増えるのだ。
2|は最初に削り終えたときには露髄してないように見えたのだが、Ext直前になって点状出血に気づいた。|12は太く長くテーパー大のポストが脱離したもので、歯質はペラペラ。当然割ってしまうので、面倒なことになる。抜髄中にTEKのバリとりを助手に任せるが、マージンがアンダーになるわ、口蓋側に穴があくわで...結局盛りたして修正。抜歯窩の上のポンティック形態にも気を遣う。何だかんだで2時間近く...。お陰で今日はやけに疲れてしまった。この患者さん、新患だったんだけどねぇ...。うちの田中歯科では新患の初診時の観血的処置率がものすごく高いのだ。セオリーには反するなぁ。しかし考えようによっては、初診時に大きな補綴物を外すなど"積極的な治療"に手を着けてしまえば、患者はそうそう逃げられないだろう。また、治療計画上抜歯窩の治癒が一番時間がかかるので早めにやりたいということもある。

No(216)

▼MET 
ところで、最近素手で治療してしまうことが多くなった。
大物のBr形成などでは治療前から神経をとがらせているし、タービンを握る指の触覚・圧覚を最大限生かさないと満足いく形成はなかなかできないのだ。まだまだ未熟といえばそうだが、最初から手袋をしてやるってのもどうかと思える。生の感触って大事でしょう。
   ..2001/10/23(Tue) 21:48 (217)
▼cd_kaz 
うちの病院はグローブは各自現地調達なので、各ドクターそれぞれ違ったグローブを使ってる
で、おれはFEEDのカタログにあったp133、ポリマーエンボスという奴を使ってる
sサイズがちょいときつめで、綿栓を巻くとき都合がいいし、形成時もなかなかロードコンディションを拾ってくれる(つまり触覚をあまり減殺しないってことさ)
ただし、長時間はめてると鬱血ぎみになってくる気がする、、
まぁ、素手も良いんだが、、おれはスモーカーだからね、、

それに別に風俗行ったわけでもないのにC肝陽性とかになっても、
なんかソンした気がするだろうし、、

近頃FEEDにハマッてて、いっぱいバーとか買い込んでます
タービン用のFGカーバイドバーが、すげー気に入りました、、インレーの窩縁斜面をこいつ
で作るとホント美しい形成面ができるのであーる
でもFCKの軸面とか作ろうとすると、タービンラインはでないけどその代わり
極度の集中をしてバーを動かさないと波うっちゃうんだよね、、エクストラフェザータッチ
とでもいうか、、SuperFineで波打たない形成が出来るバーの押しつけ圧の1/5くらいの
力加減でバーを動かさないと確実に波打ってしまう、、こんなときグローブを外したくなるん
だが、、
   ..2001/10/23(Tue) 22:51 (218)
▼MET 
SuperFineで波打たない圧より弱くか...それって難しいぞ。
うちはSJCDバーとかも自由に使っていいと言われているけど、でも院長が自費にしか使わないのでおれは遠慮してる。院長は患者にも「削り方が変わってきますから」とか説明してる。
それでレギュラーの102Rを主力武器に使ってるんだが...バーが切れませんねぇ。最近は院長が節約しているのか、全く切れなくなるまでバースタンドに立ててある。院長がそれでやってるんだから、おれも使わざるを得ない。しかも最近は院長がスピードにとてもうるさいのだ。ここのとこ患者数が増えてきてユニット3台で限界くらいなので仕方がないんだけどさ。例えば今日やった右下567の6欠損Brで57は生PZ...こいつを5分でやれと言う。こんなことは初めてでしたが、まあ一応やりましたよ。この半年間の全てを出し切った感じでしたがね。だけど切れないバーでどうやってると思います?想像できるよね?
はい、ものすごい強圧で指を固定して力任せに歯質をえぐり取っていく感覚です。即行でガイドグループを掘ったら、グルーブ間をえぐり取ります。隣接面は一発でマージンをヘビーシャンファーに決めつつスライスしていきます。実際、スピードを求めるときはフェザータッチじゃ無理ですよね。力でタービンを制御するテクニックも結構大切です。急いでるときには不可欠。慣れるとこれでも波打ったりしないようです。
7近心傾斜の生PZ・Brだったので、当然だけど形成角度をミスったら即アウトでしたから、形成面の美しさというより角度に細心の注意を払っていました。7近心をえぐり取るときは緊張したね。でもD6実習時代に比べて進歩したなぁとしみじみ...。思い出してみれば、Kr.水町さんでも右下567Brやったんだっけ。今ならもっと上手く削ってあげられたのになぁ。

結局、ある程度は自分で技工してないと、どうしても理想の形成面よりも速さとか、マージンライン良ければ全て良し、ってな感じになってしまうね。だからおれも技工がしたいのだが...。
   ..2001/10/24(Wed) 23:28 (219)

■…2001年11月 1日 (木).......Athlon...
今日はマシンを再構築した。
Athlon1.4GとDDR512MBで...。
3000円ほどのケースについてた電源ボックスで動くと思っていなかったが、ダメなら買えばいいということで一応試してみたら、こいつがなんと動いてしまったんだな。
Celeron800とSDRAMからの移行なので、体感速度がぜんぜん違います。
つーか、速すぎ...かつ熱すぎ。
何にもしないでもCPU温度が56℃、システムも50℃ある。
果たしてこれで夏場大丈夫なのか?というか来年の夏までこのマシンがもつのだろうか?
排気ファンが電源ボックスだけというのは自殺行為かもしれん...。何せIDE HDDが4台入ってるし、CD-ROMドライブ3台、FDD2台、PCIスロットは全部埋まってる。音うるさくなるけど吸気・排気ファンでもつけとくか。

No(220)

▼cd_kaz 
そーそー、俺もちょいとハードを買い足した
それはキーボード、、HappyHackingKeyboard Lite2
なるモノなんだが非常によい、メンブレンスイッチのキーなんだがサクッとした
打ち込み感だ、先々代のHappyHackingKeyboardよりちょいとライトな押し込み圧
で打鍵できる、欲を言えばメカニカルキーボードの方が打ち込んだ気がしていいんだけどね、、
テンキーなしで卓上すっきりだし、日本語配列のWindowsキーなし
なので、最下段のキーがうちやすい、、
まぁ店頭で見つけたら試し打ちしてみてくれや
それにしてもDDR512か、、近頃ほんとメモリ安くなったよね、、
FDD2台って、、98じゃないんだから、、
ほらほらアナタもサーバーケースがほしくな〜る
、っていうか俺が欲しいだけなんだけどね
   ..2001/11/03(Sat) 22:59 (221)
▼MET 
キーボードか...おれはMicrosoftのやつを使ってる。キータッチが絶妙だ。
MicrosoftってのはOSはロクなのを作らないが、何気にハードは素晴らしいものを作るな、と思ってる。まぁ、気に入ったものを使うのがベストだね。
ところで買ったAthlonはいわゆるThunderbirdで、Athlon XPでもAthlon MPでもない。つまりその1.4G版は全Athlon中1、2を争う発熱量を誇るものなのだ。何もしないで56℃で、負荷マックス状態で64℃。まさにギリギリと言えよう。Athlonはリテールに付属してるFANでは心許ないという情報は本当のようだ。だからFANを変えたいところなのだが、、、勇気が持てない。だってAthlonってコア欠けしやすいから。FANの取り付けも冷や汗もんだったし。それにコア周囲に突出してるチップにヒートシンクが接触してしまうと...いい匂いがしてきちゃったりするらしいのだ。通称「焼き鳥」。
来年の夏までもったら新しいFANに変えるかな。

FDD2台ってのは、おれのパソコン歴(除:MSX)の原点を示す構成だと思っている。cd_kazのおっしゃる通り、98ユーザーであったことを密かに主張できるケースの顔を持っているのだ。以前からDOS/Vでこれをやってみたかったんだよね。

あと512MB増やして、取り敢えずメモリ1Gにしておきたい。きりがいいでしょう?これって一昔前じゃ信じられないことだよ。PCでは夢のまた夢の世界だったこと。それが今じゃ随分と安い夢になってしまったものだ。
今のPC界にはもうあまり夢がなくなったなと思える。コレっていうものが思いつかない。もはや十分満足できるレベルにまで発達したんだろうな。

ちなみにおれはサーバーケースではないが、高さ80cmほどのフルタワーを使用しています。実は2000Serverってのもサブマシンにインストールしてあって、ネットに接続できる環境にしてあるんだが...鯖の立て方がさっぱり分かりません。本を買うしかないだろうね。もしFTP鯖でも立てたらアクセス実験に協力してもらえるかい?
   ..2001/11/05(Mon) 21:21 (223)
▼cd_kaz 
そのときはいつでもどーぞ
   ..2001/11/06(Tue) 00:10 (225)

■…2001年11月 5日 (月).......近頃...
本当によくパホる。こんなにパホっていいんだろうかってくらいに。
ここでのパホるというのは"偶発露髄"というあまり響きのよくないものを指しているんだが、要するに最近、生PZの調子が悪いとも言える。少しスランプ気味。速さと正確さのジレンマに悩まされているのだ。速くて雑だと院長に怒られるし、丁寧でも遅いと怒られる。ミスって遅くなると...激怒される。丁寧で安定した速さをだせるレベルに自分はまだない。まあ、"雑"とはいってもそこら辺のドクターがやってるのと大差ないとは思うのだが...。
うちの院長はいかなる場合でも縁上マージンは許してくれず、かつ全周ヘビーシャンファーでなくてはならないのだから、パホるのはとても簡単なことである。上67とかがちょいと近心傾斜していれば尚易しい。
結局たとえ点状露髄であっても大抵は麻抜になる。露髄したのは点状でも、その周囲の壁は薄くなりすぎていることが多いためだ。探針で少し力を入れるだけでズブッと食い込むような壁は残せない。どうせ抜髄なら大臼歯でも10分程度かかるだけだし...と、言い訳はやめておこう。まだまだ自分に技術が足りないのだから。生PZのブリッジで、支台歯が傾斜していても、露髄しないように削ろうと思えば削れるものだ。支台歯が増えてくると、結構頭も使わなくちゃいけない。しかしおれとしてはアンダーカットの存在する形成だけは絶対にしたくないというポリシーがある。テーパーが大きすぎるよりもアンダーカットがあることの方が大きな問題だと考えている。もしかしたらこのポリシーが偶発露髄を多発させてるのかもしれないが...。

No(222)

▼cd_kaz 
はいっ!!
ぼかぁ、れじゅーで露髄して「ねおくりーなー」流して「うるとらぶれんど」ぶちこんで
そのままレジンを盛るという犯罪的行為をしても心が痛まなくなりました
エンドは大っきらいです
自分のする抜髄という行為自体に信用がおけません
   ..2001/11/06(Tue) 00:09 (224)
▼MET 
「うるとらぶれんど」ではなくて、せめて「ぐらすあいおのまー」くらいにしましょうや。
「うるとらぶれんど」は封鎖性悪い、というか封鎖性ないから...ただ上に乗っかってるだけだからさ。
おれは結構エンド好きです。だからこそできるだけエンドを回避しようという意識がほとんどありません。保険治療はまずエンドから、です。
   ..2001/11/06(Tue) 00:37 (226)

■…2001年11月 9日 (金).......オーバーフィリング
4mmも飛び出したのは初めてだ。しかも抜髄根管で。
コア形成してimpまでした後に、助手が遅れて持ってきたデンタルを見て、驚愕した。
心当たりは全くなし。「おれはやってない」...そう叫びたい。が、確かにおれがやったものなのだ。下顎1だったんだけどねぇ。患者さんも痛がらなかったし。
根充前には必ず根管乾燥状態でRootZX+#15ファイルでWLを確認している。
おれ達が受けた教育ではRootZX至上主義とでも言おうか、リーマー造影デンタルをあまり積極的に撮ろうとしなかった。おれとしては面倒だからという理由が一番だったりするが、RootZXを信じていた。でも今回、"生まれて初めて"RootZXに裏切られたのだ。結構ショッキング。
何でメーターが振り切れなかったのかなぁ???
今度からリーマー造影しようかな。
取り敢えず今回のは例によって"症状がでなかったら..."コアsetする。

No(227)


■…2001年11月12日 (月).......暇な日...
今日は暇暇だった。
自費のKrが多くて、何と手をつけたエンドは0。根治係の名はもう返上か??? ま、単なる一時的なものだけどさ。他にもインレー0、CRは3という寂しさ。
ただその分Br PZが3つあった。やっぱ生PZはいいねぇ。フィニッシュラインを全て歯質上に設定できることが決まってるしさ。メタルコアの時は大抵メタルが縁下まで入っちゃってるのでやってても楽しさ半減。

昨日買ってきたアルバムはともに素晴らしかった。朝イチで聴き、今も聴きながらキーボードを打ってる。たぶん寝るまで聴いてるでしょう。さっきテレビで片頭痛がどうとか緊張型頭痛がどうとか言ってたが、緊張型頭痛なんぞこのアルバムを聴けば脳血管拡張しまくりで余裕で治るのになぁ、、、と半分本気で思ってしまった。そのアルバムとは...

・ETERNAL TEARS OF SORROW『a virgin and a whore』 KICP851, King Record Co.
・STORMLORD『At The Gates Of Utopia』 TKCS-85027, SOUNDHOLIC Co.

の2枚。これとEMPERORで1カ月は過ごせたらいいのだが...。

No(228)


■…2001年11月13日 (火).......久々にやっちまた
GT Rotaryの根管内ハセツ。「パキッ」という効果音とともに、青ざめる瞬間。
今日は抜髄根管で2回目だった。Kファイルで触った感じでは若干の残髄もあった。
右上7のMB根ってのはやはり危険だと思い知った。やるんなら根管長1/2のフレア形成をビシッとしてからでないと×。
結局院長にバトンタッチした...が、思わしくないことに...。院長がバイパスを試み、穿通したと感じた所でデンタルを1枚。おれ自ら手現像をし、現像チェック...あれっ?何か変なとこにリーマーがあるんですけど...第4根管...だったらいいのになぁ。すかさず院長にデンタルを見せる。すると、、、

院長「今日はビタ貼薬して打診がなくなったら、ビタのままコア立てて。」
おれ「はいっ!! 分かりましたー。」

うーーむ、この一言交わされたの会話の中には何か大切なものを忘れてる気も...。

髄床底ならスーパーボンドがいいとされるが、根管の途中だと手が出ない。そこで院長はビタを使うことがほとんど。予後は知らんけど。

No(229)

▼MET 
やばいっ、EToS良すぎ。ゴシックそのものではないこのゴシック風味が何ともいえない。現在、EToS中毒中。
   ..2001/11/13(Tue) 21:52 (230)
▼のぐ 
全く同感だ。たまにはデスも聞かなきゃだな。
   ..2001/11/14(Wed) 20:13 (231)

■…2001年11月14日 (水).......難抜歯の歯冠分割
今日は院長が分割にタービンを使っているのを初めて見た。
まぁ、それでも5分近くゴンゴン(ノミとマレットで)やってたけどね。
さすがに今回ばかりは諦めたようだ。

ここのとこ除去係になりつつある。相変わらず根治も多いけど、圧倒的に感根処が多い。つまり除去(特にポスト)から入らなくてはいけないということだ。
以前おれは、
「除去に王道無し」
と思っていたのだが、最近はそうも思わなくなってきた。
なかなかどうして、抜歯の時と同様、状況に応じた知恵を使えば随分と簡単になるものだ。
難抜歯や除去、根管内異物除去、感根処そのもの等、一般に嫌がられる治療をスムーズにこなせると治療の幅も広がる気がする。
幸い、今のところおれにとって嫌な治療は義歯の咬合採得だけで(特に交差咬合は何とかならんかねぇ)、他の治療は全部楽しい。症状もなく、Perでもなく、マージンがとても移行的なFCKとそのコアを撤去するのは、治療をやっているのか破壊行為をしているのかよく分からなくなるが、でも今は何でもいい。すべてがおれの糧となる。

No(232)

▼MET 
久し振りに3日連続で書き込みしたなぁ。
過去の日記から見てみると、書き込み頻度でおれ自身のバイオリズムが分かる気もする。
   ..2001/11/14(Wed) 22:35 (233)

■…2001年11月16日 (金).......Anorexia Nervosa...
フランスのシンフォニック・ブラックバンド"Anorexia Nervosa"を近所のレコード屋に注文してみた。フランスのOSMOSE Prod.というマイナーレーベルなのだが、輸入盤でも取り扱ってるのか疑問。店のコンピュータで検索してもらったら「該当なし」だったし。
検索の時、店員さんが聞いてきた。
店員「これは何と読むんですか?」
おれ「アノレキシア・ナーボォサです。」
店員「ジャンルは?」
おれ「(うっ...聞いてきたか...)えーーーーー(何て言おうか迷う)、"ロック"です、はい。<(ホントか、おい)」
店員「でてきませんねぇ...」

ちなみにネットでの評判は上々のようです。ただ検索サイトで検索をかけると「拒食症」関係のページが大量にヒットします。

No(234)

▼のぐ 
OSMOSEはお馴染みですよ。IMMORTAL,MARDUK,ナザーレン等の所属レーベルですよ。このレーベルと取り引きのある日本のレーベルはないのでは?ただし、ユニオンだけは直接に入れてるから他のものより少し安いよ。OSMOSEのカタログあったけど、今あるかなぁ?調べてみます。でもBLACKとして売られてないかもしれないね。細分化されてるから。。。
   ..2001/11/22(Thu) 16:32 (245)
▼MET 
うん、よろしく。
あー、そうなんだー。OSMOSEって知られてたんだねぇ。おれは知らんかった。今までこのレーベルのアルバムなんて買ったことないし。
まだ店の方からは何の連絡もありません。
   ..2001/11/22(Thu) 16:59 (246)

■…2001年11月17日 (土).......一日中、心にEMPEROR流れてました。
今日は助手にキレるわ、根治でキレるわで、ついついEMPERORでも聴きたくなる気分だ。
まぁ、例の助手にキレるのは今日に限ったことではないが...。今日のストーリーは...
その一...
助手T「これ(おれがガラス練板で練ったセメント)拭き取っといてくんない?」
おれ「あぁ?(突然の一言だけで瞬時にキレた)それっておれの仕事なのかよ?」
助手T「・・・」
おれ「はは、早く拭き取んないとセメント硬まっちゃうからなぁ(といいつつ放置して他へ行く)」
助手T「・・・」

その二...
助手T(今日に限ってなぜかアシストにつこうとしてくる)
おれ「いい、いらない」
助手T「・・・」

こんな感じ。かなりの険悪ムードが想像できるでしょう?しかし最近はもう関係改善の気は微塵もないので、おれの方が圧倒的優位にあるかな。別におれがクビになろうが、奴が辞めようがもはやどうでもいい。下手にでると奴はつけあがるから。最初ああいう人間とでも少しでも仲良くしておこうと働きかけたおれが馬鹿だったよ。

実際のところ、おれも大人気ないかも。けど腹立って仕方がないんだよ。見てるだけでもムカムカしてくる。精神衛生上よろしくない。それにあの助手がいる限り田中歯科崩壊の図式がはっきりと見えてくる。とっとと辞めさせた方が絶対いいって、院長〜。

んで、根治。他人のやった根治を途中から引き継ぐのは一番嫌い。しかもそれが大臼歯で、自費だともっと嫌い。それと4拍子揃ってる患者の下7根治はイライラします。小口+開口量少+口腔深+唾液過多...もはやまともな根治はできません。だっておれの指の長さじゃファイルすら届かないんだもん。


そうそう、こないだ買って聴いてなかったKAMELOTの5thアルバムKARMA、いいです。つーか、アルバムタイトルにもなってるTrack6のKARMAという曲、良すぎです。ブラックとかデスとか普通のやつとか、そういったジャンルは関係なく、ただ純粋に良い。100点をあげてもいい。おれの趣向を知ってもらうための代表曲になると思うな。この曲には全てが詰まってる。vocalのロイ=S=カーンも上手い。ROYAL HUNTもこれくらいのvocalもってこなきゃダメでしょ。まぁ、アンドレにそんな人脈あるわけないか...。

No(235)

▼MET 
『田中歯科崩壊之図式』
・田中歯科の大黒柱の助手K(4年もいる)が今年度くらいで辞める予定(確からしい)
⇒・残るのは助手TとIの二人。しかし二人は仲が悪く、長いこと口もきいてない。
⇒・院長が求人募集をして、採用するが、Tが原因で2週間以内に辞めてしまう。これを何度か繰り返す。
⇒・そうこうしているうちに、おれもIも辞めてしまう。
⇒・残るのは院長とTだけ。しかし何回求人してもすぐ辞める。というのもこの二人だけの診療所ってのは雰囲気恐すぎだから...。そもそもこの二人も決して仲は良くない。院長はいつも「おれはデブは嫌い」とか平気でTの前で言ってる。
⇒・すでに患者を回せる状態ではなく、患者は2週間隔アポになる。
⇒・患者が減る。
⇒・院長はTと心中。。。ってのは(半分)冗談。
※助手Tが入ってからは、それまでいた衛生士(3人)は全て辞め、その後入った助手も今いる1人を除いて全て(およそ6人)辞めている。この前のT不在の飲み会で詳しく聞いたところ、全部Tとの衝突によって辞めたそうな。院長も認知しているが、認知度が少々足りない。もっと危機を感じるべきだと思う。ちなみに助手Tは全く罪悪感など感じていない。自分は悪くない、相手が全て悪い、と思うタイプだから。こういう人間が自ら進んで辞めるとは考えにくい。
   ..2001/11/17(Sat) 23:38 (236)

■…2001年11月18日 (日).......バイト...じゃないが
また新○会の診療所に遊びに行った。最近は休みの度にちょくちょく足を運んでいる。いつ田中歯科で一悶着あってもいいように保険かけとかないとな。
来年あたりから企業の医業経営が解禁されるみたいな話があるが、実はここは既にバックに企業がついてるらしい。20店舗ほどある広域医療法人。千葉先生はそのうちの1店舗を任されている院長というわけだ(名義貸し)。
まぁ、田中歯科はMaxで1年が限界。ずっと院長について学び取りたいが、仕事=勉強ではない。給料のこともあるし、守られすぎた環境では伸びも止まってしまう気がするのだ。1年で学びきってなくても、少なくとも種は手に入ったかな、と。あとは自分で育てていけるだろう。来年からはどんなところに行ったとしても、誤った方向に進まない自信がある。

今日はネットでMySQLというマルチプラットフォームのオープンソース・データベースについて調べてみた。実はぼちぼちBorland C++ Builderを使って、歯科診療録ソフトの雛形でも作ってみようと思っている。そのためのデータベースシステムを探しているんだが、Builderに付属のParadoxだのInterBaseだのでは、クライアントにもいちいちインストールしなきゃいけない。できればクライアントからサーバー、そしてデータベースまでの全システムを一つに完結させたいのだ。MySQLだとWWWにも対応できるため、今後は常時接続が一般化していくことを考慮すると、将来性のあるシステムなんじゃないかな、と思ったわけ。ただ一つ難点がある。マニュアルの類が全部英語なんだよねぇ...。

No(237)


■…2001年11月19日 (月).......不思議な日...
Krは多かった。実に34人(うちでは多い方)。しかしなぜ、今日おれはタービンを持たず、エンジンばかり持っていたのか???
うーむ...そういえばおれはギ調ばっかしやってたな......そんで...院長は自費の形成ばっかやってたっけ......んで、妙にSRPだけのKrが多かったっけ...。うむ、そういうことらしい。
ま、たまにはこういう日もあるさ。

ところで現在、RootZXを使って練習できる根治練習キットを開発中。今日は寒天を試してみた...が、ポットのお湯で粉末寒天を溶かしたら、いつまで経ってもグニャグニャのままでやんの。これってやっぱ沸騰させなきゃだめなんだろうか?また明日やってみるとするか...。

No(238)

▼cd_kaz 
エンドの小林センセの「ニッケルチタンファイル根管形成法」っていう
本のp60に載ってるぞ
ふつうのカメラ用のフィルムのフィルムケースに生食入れて
フタの部分を抜去歯に合わせてバーでえぐって、抜去歯をレジンで固定
その後フタを貫通する電極を刺して、用意おーけー
ってな内容だが、、

まぁ、一番良い練習キットは「患者さま」ですな
   ..2001/11/21(Wed) 23:36 (240)
▼MET 
おー、そうかー。やっぱ生食か。
でもね、おれも最初は液体でやろうかと思ったんだけど、それだと根尖孔外に漏出する汚物が分かんなくなっちゃう。だからできれば寒天かゼリーあたりで作りたいんだよね。
   ..2001/11/22(Thu) 00:17 (241)

■…2001年11月20日 (火).......寒天じゃ...
ダメみたい。
再現性はあるのだが、リーマーがちょうど5mmくらい突き出るとRootZXのメーター値が0.5を指すようになっている。これでは使えない。
あとは...寒天を生食で作ってみるとか、ゼリーに塩でも混ぜてみるとかやってみるつもり。
何か良いアイデアないかなぁ...。

今日は妊娠9カ月という患者さんが来た。治療される方も大変だけど、する方も大変。

No(239)


■…2001年11月21日 (水).......やっぱDelphi...
C++BuilderとMySQLで作ろうかと思ったけど、なんとDelphiの最新バージョン6ではMySQLのデータベース操作に対応したようだ。あれからMySQLの技術資料集めをしていたが、正直難しいなと感じていた。というのも資料が全部英語だから...。しかもC言語がメインなので、そいつをPascalにコンバートするのも面倒なのだ。海外製のコンポーネントにはMySQLを楽に操作できるものもあったけど、良さそうなのは全部シェアウェア。通行手形、どっかに落ちてないかなぁ...と探してはみたけど、やはりあるはずがない。
ということで将来的にDelphi6移行を使って作ろうということになった。
しかし問題がひとつ。おれは、Delphiを5までしか持ってない。

ブランクが1年以上空いてしまったので、実はDelphiをもう忘れた。
D6で作った第一総合診療室の患者管理ソフトが実はDelphiでは初めてのプログラムだった。あのときは大変だったなぁ〜(しみじみ)。国試の勉強しなきゃいかんのに、Delphi関係の本ばかり買いあさり、読みあさり...。国試勉強で読んだ本のページ数の3倍は読んだ感じ。あのときは細々としたテクニックを沢山知っていたのに...ほとんど忘れた。仕方ない、もう一度基本からやるか〜。PROGRAMのページでも置いて、メモ代わりに整理してみるかなぁ。


今朝は院長が大遅刻。その間に来た患者を全部見る羽目に。そのうちの一人が8抜いて1週間経つが、まだ自発痛があるという。抜糸してからゾンデで突っついてみると、骨に当たってるような当たってないような...。軽いドライソケットなのかなぁ、と思いつつ、創傷部におもむろにペリオクリンを大量に注入して帰してみた。昔大学で見たときは、テトラサイクリン系抗生剤軟膏ガーゼにアネステジン粉末を混ぜたものを入れてたけど、アネステジンなんていいもの開業医にはないもんな。ドライソケットの時は取り敢えずテトラサイクリン系で自然治癒を待つ、なんてことをどっかで読んだ気がしたんで、身近にあったペリオクリンを使った。あとでビクビクしながら院長に聞いてみた。そしたらペリオクリンガーゼを入れるのはOKだって。うーむ、おれが入れたのはガーゼじゃないけど、まぁ、いいか。

No(242)

▼MET 
最近、治療手技自体の速度が本当に速くなったと思う。TEK練習を繰り返したことによる部分が大きい。歯の解剖って大切なんだな。
それと思った。おれは今までの半年間、全歯種で常に全周ヘビーシャンファー形成を強いられてきたが、今になってみると良かったのではないかな、と。まず、いつもやってる保険の形成そのままでメタボンにも対応できること(ちなみにうちの院長の下では咬合面クリアランスも2mm〜2.5mmはとらされる)。そして他の医院でライトシャンファーをやるときに、時間を半分以下に短縮できること。これはいわゆる手抜きではなくて、形成量の違いから来るもの。院長はヘビーなもののなかでも、さらにヘビーな形成が好みなので、全周ヘビーシャンファーってのはとてもストレスなのだ。
例えば、気合いを入れてコア形成をしたとする。次回にAgコアができてきて、setする。コア形成がパチッと決まっていれば、普通だったら軽くならしてマージンを出すレベルで終わるはずなのだが、、、院長の下ではそうはいかない。また一から形成のやり直しみたいなもんだ。うちの技工所は結構大きめのコア、つまりクリアランスの小さめのコアを作ってくるが(パラ節約のためには普通だけど)、そうなるとバリバリに削り込まなきゃいけなくなるのだ。別に失PZだろうが生PZだろうがかかる時間はたいして変わらなくなる。こんな環境から、普通のところに行ったら、それだけで速くもなるわけです。だから今は院長に感謝してる。
   ..2001/11/22(Thu) 08:33 (243)
▼MET 
それと、、、例の助手Tにも感謝しなくちゃいけないかもしれない。
助手Tのお陰で「一人で」何でもできるようになった。というか最近はバキューム持ちのアシストは邪魔なくらい...。助手Tしか残ってないときは助手がいないのと同じなので、以前は排唾管を使うしかなかったが、左手だけでバキュームとミラーを一緒に持って下顎の頬舌側を防護できるようになったことで、治療の幅が一気に広がったのだ。最初は左手の握力的に厳しかったけど、やってるうちに段々楽になってきた(多分握力がついたのだろう)。あと、アシストがいると、形成の時にも患歯を見る視点をいろいろ変えることができるが、アシストがいないとそうはいかなくなる。時間の問題もあるし、ほとんど一方向から見続けて形成することになる。助手Tのお陰でこいつも上手くなった。まぁ、単純に言ってしまえば「盲目的」な操作でも結果がついてくるようになったということだが。

※左手片手にバキューム+ミラーの話。実は一度、除去バーで派手にやっちゃいまして、患者さんに一応説明して止血操作をしたことがあったんだけど、あとで院長から「何で患者さんにもっときちんと謝罪をしないんだ!!」と怒られてしまったことがあったんですわ。それがちょうど一人でやってたときでして...。そして院長からは「次やったらお前クビだぞ!!」とキツイお叱りを受けたんです。んで、助手の力に頼るのはムカつくし、模型を使ってバキューム+ミラーのテクニックを練習したというわけです。
   ..2001/11/22(Thu) 08:53 (244)
▼cd_kaz 
あー、左手の薬指と小指でバキュームチップのさきっぽのあたりを
把持しつつ、中指、人差し指、親指でミラーを操る、、
うちの病院、アシストの数が足りてないからいつもおれは一人診療、、
なので下顎の左大臼歯の形成の時結構使うテクなんだが、ミラー操作する指の力不足で
舌の圧排が不十分になりやすいんだよね、、あと、指が疲れてくるとどーにも
ミラートップが口腔底を押し下げるようにすると、いい感じなんだが、
逆に舌の運動が激しくなるKr.もいる、、
あと、気が付かないままタービンバーの根本の部分で舌を傷つけてたり、、
本当にアシストが必要なときってのは極々短時間なんだが、そーゆーときにアシストが
付いてくれることは極々まれである、、で、結局一人診療の方が気が楽になる、、
   ..2001/11/23(Fri) 20:28 (247)

■…2001年11月24日 (土).......皮下気腫...
今日、実際に皮下気腫というものを初めて見た。
おれの患者さんだったんだけど、今日の予定は左下の水平完全埋伏8Extということで院長にバトンタッチ。例によってゴンゴンやった後に、タービンで歯冠切断...中に突然患者さんが首の辺りが苦しい、息苦しいなどと言い始めた。じゃあちょっと休みましょう、とか言ってるうちに、みるみる頚部〜頬部が腫脹してきた。最終的に眼瞼部まで大きく腫脹。顔面の左半側が全体的に腫れてしまった。
院長は気腫のことを患者さんに少し説明した後、薬を取りに行ってくるとか言って、内科から点滴薬を持ってきた。その薬剤とは...
・デカドロン0.5mL(2mg)×1アンプル :ステロイド
・ロセフィン0.5g×2バイアル :第3世代セフェム
・ソルテム3A :ブドウ糖電解液
これらを全部混ぜ合わせたものを40分位かけて静注点滴。そして院長自ら患者を自宅まで車で送っていった。
さらに「明日また点滴しますので、内科に来てください」だって。ということで院長は内科に泊まることになった。
ここまでやらなきゃいかんのかねぇ???

それでちょっと原因を考えてみる。
完全埋伏で非常に深かったのがポイントじゃないか、と。
通常タービン前方から出るエアーだけでは皮下気腫は起こりにくいはず。というのも口外に行けばタービンをバンバン使ってるけど、ほとんど問題になってるのを見たことないから。おそらくタービンヘッド後方から出るバックプレッシャーが原因じゃないかと思うのだ。やってるのを見てたとき、タービンヘッドが完全に骨内に隠れるほどだったし。まぁ、予防策としては(倍速)エンジンとかを使うしかないのかな。
あと腫脹する直前に息苦しいと訴えた。おそらく気管周囲の組織隙にエアーが入り込んだからなのだろう。息苦しいという言葉を聞いて、おれは最初、「緊張しすぎたのだろう、ちょっと休ませれば大丈夫じゃない?」と心の中で思ってしまった。大きな間違い。
しかしこう言っては患者さんに申し訳ないけど、本当にいいもの見られました。でも自分が一人でやって気腫が起きたら、どうしようか?...。

さてさて、果たして気腫は何日くらいで消退するのかな。これから毎日来ると思うので、経過を見てみたい。

No(248)

▼MET 
TmySQLというフリーのDelphiコンポを見つけた。
MySQLデータベース構築及び接続、Query実験の結果も良好。
これでDelphi6はいらなくなりそう。
うー、こんな夜中までおれは一体何やってんだろうねぇ...。
とっとと寝たいところなんだが、、、
保険制度のデータベース構造どうしようかなぁ、とか、
データベースのフィールド名は何が必要かなぁ、とか、
考え始めると眠れそうにないな。何かと寝静まるころによく良いアイデアが浮かぶので、枕元にメモ用紙を置いたりしてるんだが、それがよくないのかもしれん。
ま、マジで売り物にできるレベルを狙ってるんで、気長にやっていきますかね。
サーバー自体もオープンソース且つマルチプラットフォームなので、OSやバージョンをほとんど気にしなくていいし、時間がかかっても問題なしだし。
   ..2001/11/25(Sun) 03:08 (249)
▼cd_kaz 
皮下気腫か、、、
切開しちゃだめなんだよね、、、

位の知識しか持ち合わせてないな、、
   ..2001/11/25(Sun) 22:28 (250)

■…2001年11月26日 (月).......皮下気腫、その2日後
院長曰く、「昨日より腫れはひいてきましたねぇ」、、らしいが、おれは昨日(日曜日)の状態を見ていないから何とも言えない。ただ皮下気腫直後の状態と比較すると...あんまり変わってないみたい。まぁ、国試でも1〜2週間で自然消退、とあったから、いくらステロイド点滴したとしても2、3日程度じゃ無理でしょう。しかし顎角部の腫脹に関しては、皮下気腫だけでなく、歯冠分割したところで中断したままの開放された抜歯窩によるものではないかなと思う。骨も結構削ってるしね。しかし組織隙に入ってしまった空気はどうせ抜歯窩からは抜けないわけだし、縫合してもよかったんじゃないかと...。何かフラップがヒラヒラしてるのには抵抗がある。
患者さんも今日と明日は会社を休むことにしたと話していた。それで診断書を書いてくれだって。開業医で診断書を書くのなんて初めて見た気がするな。通常、口外くらいしか書かないだろうし。

No(251)

▼MET 
生保のKrが来ると、それは必ずおれの持ちKrになるという法則がある。今日も2週間ぶりくらいに生保の初診がやってきた。しかし結構な難症例。とりあえず今日は1本Extした。あと5、6本は抜いてかないと...。院長からは「明日までに治療計画立ててこい!!」と言われている。さて、どうするかな...。
しかし、治療計画の第一歩はまず不要な歯をExtすることなんだが、抜く歯が多いと患者さんは来るたびに歯が減っていくだけなわけで、、、うまく雰囲気を作っていかないと、不信感が生まれかねないね。
   ..2001/11/26(Mon) 23:28 (252)
▼MET 
すれ違い咬合とか片顎無歯顎とかで咬むところがない症例がある。このとき少しでも早く咬ませてあげたいと思うなら即時義歯という選択肢、そんなガラクタみたいな義歯を作りたくないと思うなら、たとえしばらく咬めなくてもしっかり前処置してからという選択肢になる。しかしいつも疑問に思うのだ。「一体この人はどうやってメシを食ってるんだろう?」、と。でも実際には今までそれでどうにかして食べてたわけで、、、そう考えると別に焦って即時義歯なんぞにしなくてもいいのかな、って。だからKrからの余程の強い要望がない限りは、しっかり前処置してからの方を選ぶ。
実は上に書いたKrもその口で、やはり咬むところがないのだが、時間をかけて治療する道を選ぼうと思っている。
   ..2001/11/26(Mon) 23:52 (253)
▼cd_kaz 
うちにも居ます
上765432112欠損で左上456残根、、つまり顎堤上にあるのは左上37のみで、
しかも32112デンチャーしか入ってないkr
ちなみに左上3番は極度の咬耗で露髄してます、、、、、

しかもそのデンチャーはクラスプレスで、維持装置が全くないです、、
どーやってデンチャーは定位置を保ってるのかな?と、デンチャーを入れたまま
口唇をめくろうとすると、当然、デンチャーはコロっと転がってしまいます
「はてはて、、、口唇圧と舌圧、頬筋の圧のバランスで定位置をたもってるのか??」
と、、で、新義歯を作るため印象すると、やっぱりしっかりデンチャーの圧痕があるのです
ほんと、顎口腔系は謎を秘めている!!

今日はそのkrのデンチャーを重合、掘り出ししました、、krのたっての希望でリーフレス
デンチャーとして、左上7にのみキャストエーカース、、理事長リングクラスプ嫌いらしい
ばりばりビーディングかましましたが(現義歯の圧痕にあわせて)、さて維持できるか??
入れてくれるのかな??このデンチャー
   ..2001/11/27(Tue) 00:34 (254)
▼MET 
ほーーー、世には不思議なデンチャーが存在するものなんですな。
それを作った歯科医師を尊敬してしまうな、ある意味で。別に嘔吐反射があるわけでもないんだよね?

うん、リングクラスプは折れちゃうから避けた方がいいよね。
   ..2001/11/27(Tue) 19:57 (255)
▼cd_kaz 
いやいや、このデンチャー、患者さんがはるか昔、32112しか欠損してなかった
時に作られたものらしく、、
この患者さんの歴代の担当医はすべからく、歯を抜いたあとのデンチャーの増歯をしなかった
ようなんですよ、、
   ..2001/11/27(Tue) 22:03 (257)
▼MET 
ホント、遙か昔のものみたいね。
増歯ってのは面倒な割に点数低いからやれとは言わないけど、せめて新製してあげてほしかったね。

ところで、、義歯調整してから「あっ、ギ調だけなのに今月"間違って"5回呼んじゃった。」という失敗は経験したことありますよね?月の終わり頃になるとそういうことがたまにあります。実は今日もありました。そういうときはどうしてます?むなしくギ調部位でも書いておくしかないですかねぇ。
   ..2001/11/27(Tue) 22:48 (258)
▼cd_kaz 
パーシャルのkrなら、どっかレ充したことにすりゃー、おっけーでしょ

注意!!「裏本物カルテ」を付けておかないとほんとーに、どこを実際に処置したのか
分からなくなりますので、、まぁ「ご利用は計画的に」といったところか、
   ..2001/11/29(Thu) 01:05 (260)
▼MET 
うーむ...レ充ねぇ...。
まぁ、やろうと思えば何でも書けるけどね。さしずめKrのお口は「無"尽蔵"君」といったところか...。
   ..2001/11/29(Thu) 22:37 (263)

■…2001年11月27日 (火).......皮下気腫、その3日後
何と意外なことにもう腫れがひいてました。昨日まであれだけ腫れてたのになぁ。
ただまだ圧迫するとガサゴソするようで、空気は全部抜けきってないみたいです。
それとまだ頚部〜上胸部にかけて詰まったような苦しさがあると話していました。
やはり抗生剤投与は万全を期した方がいいようですな。だって縦隔炎とか起こしたら命に関わるよ。

No(256)

▼MET 
今日、院長から新たな指令がだされました。
「今後はお前が担当する患者全部、この紙に書いて治療計画を見せるようにしろ!!」
と渡されたのはSJCDの治療計画プロトコル。
面倒だ。
今まで散々やっつけ仕事みたいに治療してきて慣れてきてたから...。今日の治療は今日決める...みたいなところがあった。いや、もちろんある程度の先の流れは考えていたけど、でもそんなに厳密じゃなかったのは確かだ。
まぁ、これも良い経験になるかもしれないね。

で、早速、昼休みに昨日頂いた生保の患者の治療計画を立ててみた。そして午後その患者さんがspにいらしたときに、院長と二人で口腔内を見ながら言い合った。
おれ「これは保存できますね。そしたらここからここまでBrにできますよね。」
院長「いや、抜歯だ。抜いた方がいい。」
おれ「今、かろうじてここで咬もうとすれば咬めますし、下顎を治療する間に先に上顎を理想的咬合平面で義歯を作ってみたらどうでしょう?そのほうが審美的にもいいですし...」
院長「いや、ダメだ。咬合平面がバラバラになっちゃうだろ。それにコストがかかるだろ。」
・・・・・・・・・・
てな感じで、自分の口を見られながら討論される患者さんはどう感じているんでしょうか?
院長よりはおれの方がよっぽど保存志向なので(それでも院長からかなりの影響を受けていますが)、患者さんはたとえ若くてもおれの方に診てほしいんじゃないかなぁ、、、と何気に自信を持ってたりしてます。歯を抜かれることが患者さんにとってどんなに悲しいことか、それを忘れないでいたいものですな。
   ..2001/11/27(Tue) 23:09 (259)
▼cd_kaz 
SJCDの治療プロトコル、、どんなヤツなの??結構気になる
   ..2001/11/29(Thu) 01:10 (261)
▼MET 
ここに書くより見た方が早いから、今度コピーでもしてお渡ししましょう。
まぁ、プロトコルというか治療プランニングのためのデータ収集のペーパーなんだけどね。
   ..2001/11/29(Thu) 15:31 (262)

■…2001年11月29日 (木).......今日はお休み...
特別やることもない一日。
ふらっと秋葉原に行ってみる。実に1カ月ぶり。
メモリの高騰に驚き、TFTのあまりの安さについ手が出そうになる。
しかし取り敢えず電源ボックスなどという、買ってもマシンはな〜んにもパワーアップしないという地味なものを買う。370W、Athlon・P4対応、ファン2機搭載で8780yen。ついでにケース用ファンも買う。流体軸受け、3100rpm、34dBで1980yen。
これで突然の強制リセットがなくなればいいな。安心を買ったと思えば、それ程高い買い物ではなかろう。それに発火の心配もなくなった。CPU温度、ケース内温度とともに約20℃降下し、それぞれ40℃台、30℃台になった。正直、ここまで期待はしていなかったのだが、ファンの力は偉大だと知った。特に電源ボックスの2機のファンが優秀。ボックス下面に吸気ファン、背面に排気ファンがついてるため、これだけで空気循環を十分に行える。いい買い物をしたと思う。

あとは今日はボーッとしながら今後の身の振り方について考えてみた。
9割方、腹は決まったが、、、敢えて書くことは控えたい。
またいつ変わるかもしれないし。

No(264)


■…2001年12月12日 (水).......何となくDIMMU BORGIR...
ちょいと古いがDIMMU BORGIRの「SPIRITUAL BLACK DIMENSIONS」を買った。
やっぱいいね、ボガーは。けどこのアルバムはエンペラーに似てる。
最近の生活はおよそBlack Metalと共にある。
朝起きる。朝メシを食いながら新聞を読みつつブラックをかける。まったくもって清々しい朝だ。すぐに大脳が活性化する。
ブラックをヘッドホンで聴きながら自転車で通勤する。12〜13分で田中歯科に到着。2人の助手にはにこやかに、1人の助手には睨みをきかせて挨拶を交わし、仕事が始まる。
昼休み。ブラックを聴きながら技工をする。今はTEKが多い。たまに個人トレーやスプリントを作る。
ブラックを聴きながら家に帰る。何も目的はなくても、取り敢えずPCの電源スイッチだけは押しておく。いつもながら扇風機並みの風切り音が部屋に鳴り響く。メシを食って風呂に入って、落ち着いたら、歯科関係の本でもパラパラ捲ってみたり、その日の疑問点を調べたり、wax upで遊んでみたり、PCでメールチェックしたり...etc。その間もブラックの芸術的かつ退廃的なサウンドが部屋で反響している。現に今も聴いてる。
う〜む・・・考えてみれば以前はさすがにここまで聴いてなかったな。すでに助手Tとは院長の前でも公然と喧嘩してるし、治療の事(特に治療計画書の作成)も考えなくてはいけないし、もちろん一つ一つの治療ステップの完成度も高める必要があるし・・・で日々結構ストレスが溜まるのだ。まぁ、特に"喧嘩"とそれに必然的に付属してくる事柄が相当な重荷なのだが...。ブラックを聴かなきゃやってらんない。もし仮に今、常に使える助手がついてくれて、"院長チェック"というものがなければ、全てのことを1/3の時間でやれるし、その時はストレスなんて何もないだろう。しかし今はこれでいいのかもしれない。耐え忍ぶことで底力をつけられるのだから。独りで何でもやれてこそ初めてアシストの有り難みが分かるし、治療方針を束縛されてこそ自由のよろこびが分かる。また、腐った助手が身近にいてこそまともな人間の素晴らしさが分かるというものだ。

No(265)

▼MET 
気づいてみれば12月に入ってからの初めての日記だったんだな、これって。
さぼってた...というつもりはないんだけど、これもバイオリズム...なのかな。
何だか最近ムカつくことが多すぎたからかねぇ。
   ..2001/12/13(Thu) 00:23 (266)
▼MET 
治療計画をきっちり立てるようになって思ったんだが、、、

@うちって何でこんなにボロボロな症例が多いんだろう。
義歯率がとても高い(感覚的には4割くらい)ことでも想像できるんだが、どっから手をつけていいか分かりにくい症例が多い。考えれば考えるほど分からなくなってきてしまう。あまり考えない方がいいのかもしれない。

Aそれに、、、院長とこんなにも治療方針にギャップがあるとはね。
うちでは院長の言ったことがすべて"正しいこと"になりますから、院長が「○○しろ」と言ったらそうするしかない。そこがまた辛いところ。
「あっ、そこは唯一のVertical Stopが...」と意見したところで、「んなもん、仕方ないだろ。抜いて!!」と言われちゃ、こっちも仕方なく抜くしかない。その結果、患者さんから「今お粥しか食べられないんです〜」と悲しげに言われると心が痛んでしまう。まぁ、開口量が少ないと大人にすら開口器をガチガチと使い、「アゴ外れたら入れてあげるから...」と患者さんに直接語るような生粋の口腔外科医ですから、治療方針に関しては生粋の一般歯科医であるおれと隔たりがあっても何ら不思議じゃない。感根治が終わり根充がパチッと決まって満足している側から、「何でこんなの抜かなかったの?」と言われることもある。もちろん患者さんの傍らで。そういう歯は結局コーピング行き。コーピングは色んな意味であまり好きではない。形成もつまらないし。それにBTは取れないわ、パラ量の割にはインレー(単)だわ。後で腫れて義歯にあたるし。本当に良い義歯を作るつもりなら、残根上義歯なんてやるもんじゃない。プロフェッショナルなら、きれいさっぱりにした口腔内で義歯を作るもんでしょう。
   ..2001/12/13(Thu) 00:56 (267)

■…2001年12月16日 (日).......GC友の会 東京講演会
というやつに行ってきた(東京国際フォーラム)。
田中院長が会員のため3000円でよかった。
テーマは
@私たちはなぜカリオロジーを学ばなくてはいけないのか(Dr.熊谷 祟)
AMIに基づく治療の実際と歯科医院の構造改革(Dr.日野浦 光)
などというタイトルを読んだだけでも息の詰まりそうなものだ。
結局どちらも齲窩の形成を最小限にとどめたダウンサイジングな治療がこれからの歯科治療だと言いたいらしいのだが、、、
そんなことしたら収入がダウンサイジングしそうなんですけど、、、
まぁ、いいか。自分も理想は分かっているし、忘れてはいないけど、やれる人だけやればいい。それが本当の歯科医療かもな。

熊谷先生というのは山形県で開業されてる先生なのだが、どんなに志が高くても所詮は田舎じゃ無理でしょう、と思っていたら、この先生はひと味違っていた。
患者教育に恐ろしく力を入れてる。しかもシステマチックに。初診患者のための月イチのセミナーもその一つ。そのため、リコール率も非常に高いのだそうだ。
リコールで食っていく、ってのは今後のポイントになるんだろうね。

No(268)


■…2001年12月19日 (水).......ペリオドンの恐怖
あれはちょうど1週間前だっただろうか...
患者が詰まりすぎてテンパってるところに前回麻抜だったKr.Sが来院した。
患歯:右下67...6は4根管、7は2根管
早速、打診をとる...+
St仮封を外してファイルを突っ込む...pain(+)
結果、残髄(+)。
まぁ、抜髄初回でCa(OH)2貼薬なんだから仕方ない。
残髄量が半端じゃなかったので浸麻する。ただこのKrはいつも1.8ml×2からでないと浸麻が効かないのだ。しかも小口、開口量少、唾液過多、頬脂肪体過多のおまけ付き。
6のDL根でGT Rotaryハセツするも、タービンで飛ばして除去。しかしMB根で#10で穿通したが、#15で穿通できず、再び#10を使ったがもはや穿通することはなかった。まぁ、たまにあることだ。時間がないので拡大は程々にして取り敢えずペリオドンを使うことにした。しかしフレア形成がまだ不十分なため、綿栓が入らない。よって髄床底にペリオドンを多めにおいて、キャビトンで仮封した。このとき67をつなげて仮封したのが味噌だったのだ...。そう、まさかあれが「腐骨」の原因になるなんて...。

今日の午後、Kr.Tが予約前にも関わらず来院した。前回治療後から徐々に痛みが強くなり、ロキソニンを服用していたが、たまらず来院したとのこと。
「はて???なんでだろう?まさか残髄するわけないし、ペリオドンの量が多すぎたのかな」と思いつつ、タービンで仮封を除去する。
打診をするがイマイチ反応は鈍い。自発痛の程度の割には打診が弱いのだ。となると、次に考えられるのは歯周組織の痛み。患歯に手をつけてからP急発なんてのもたまにあることだからだ。
相変わらず開口量が少なく(2横指くらい)て、見にくいなぁ、かったるいなぁ、と思いながらミラーで覗くと、67歯間部の歯肉が何だかおかしい。Pじゃなさそうだし、何だろ、これ?と思い、取り敢えず院長を呼んでみた。
院長「おい、これ歯肉壊死してるぞ。」
おれ「えっ(一瞬でまさかペリオドンが...と思う)」
院長「浸麻もってきて」
おれ「はいっ」
院長「破骨鉗子の小さい方もってきて」
おれ「はいっ」
院長「ラウンドバー」⇒腐骨除去
おれ「はいっ」
院長「レーザー」
おれ「はいっ」
で終了した。
あとで患者さんにはこう説明した。
「もともと歯ぐきの深いところまで虫歯がありましたから、そのまわりの歯ぐきが慢性の炎症を起こしていたんだと思います。そこに根の治療に使うお薬が触れたことで、きっと炎症が悪化したんですね。炎症が骨の表面まで達していましたので、処置しておきました。これで段々痛みは治まってくると思います。念のためお薬を出しておきますので飲むようにしてください。」

いやー、やばかった。たぶん67歯間部のキャビトンの下にペリオドンが一部潜り込んでたんだと思う。ペリオドン、危険ですからみなさんも注意しましょう。

No(269)

▼MET 
あとデンタルも撮った。患部の骨密度が妙に粗になっていました。
   ..2001/12/19(Wed) 22:53 (270)
▼cd_kaz 
やっぱり伝麻でしょ!!
慣れると病みつきになるね、、あの麻酔のピストンをただ軽く押すだけで
麻酔薬がどんどん入っていく感触がたまらない
   ..2001/12/20(Thu) 22:54 (271)
▼MET 
ふむ、伝麻もいいが、、、
どんな時にやってる?

同じように根治してもなぜか予後不良になってしまったりとか、生体の反応は個体差もあるし、最も危惧すべきは伝麻で副作用が出てしまうこと。だからおれ、最近は全部浸麻でやるようにしてます。浸麻針の先で骨膜を捲る様にして骨膜下注射をうまくすれば(外に漏れないように)、急性でも結構効きますね。
   ..2001/12/21(Fri) 00:30 (272)

■…2002年 1月 2日 (水).......ユニオン
何を思ったか(自分でもよく分からん)、正月から茶水のユニオンに行ってしまった。
きっと相当たまってたんだろうな。
だがとうとう見つけました、ANOREXIA NERVOSA!!

ANOREXIA NERVOSA 「Drudenhaus」 OSMOSE Prod. OPCD 094 / SPV 084-08152 CD

セカンドアルバムですけどね。
思った通りすごくいいです。しかしアルバム一枚通しで聞くのは僕には不可能に近いです。
全曲絶叫しまくりで、EMPERORよりもキツイ感じです。

あと探してるのは最新3rdアルバムの「New Obscurantis Order」です。
もし見かけたときはご一報を(というか買っといてー)。

No(273)

▼cd_kaz 

あけましておめでとう

去年はなかなか趣深い年だったが、さぁて今年は・・・・

あー、つかれたー

なぜだか、以前バイトしていた阿佐ヶ谷のカラオケ屋にヘルプ要員として
出張ってました、、しかも大晦日・元旦・二日と、、21:00〜7:00で、、
スゲー久しぶりに肉体労働したので、全身筋肉痛、、明日から仕事なので
眠い目をこすりつつ、昼型に生活を戻すべく、なぜかただいまネットサーフィン中、、
   ..2002/01/03(Thu) 16:47 (274)
▼MET 
あれ???
歯医者のバイトじゃなかったの?

そちらは金・土、どうでした?やっぱり急患多かったのかな?
   ..2002/01/06(Sun) 01:44 (276)
▼cd_kaz 
結構金・土と急患豊作だったんだが、、うちは担当医制なので、、、
脱離とかでも、「あぁこのkrストライカーの担当か、、テンパックで、再形成の
ムンテラしとくか、、」で、「あぁ、虫歯が出来ちゃってますね、、今日のところは
仮止めしておきますからS先生の方で本腰を入れて治療しましょうね、、」
こんなのを延々と、、
急化pulとかなら楽しいんだが、、、
   ..2002/01/06(Sun) 16:44 (278)
▼MET 
延々って、、、そんなにダツリ多いんですかい?
まぁ、内面をタービンでかっ飛ばしていれば必然とも言えますが、、、
うちではダツリってのはほとんどないですね。おれも内面がガタツクやつは再製にすることが多いしね。
   ..2002/01/08(Tue) 22:58 (281)

■…2002年 1月 5日 (土).......出血傾向...
昨日、今日と休み明けで急患(新患)が豊作だった。
歯痛ならいつものことなので大した問題でないのだが、今日の夕方来院したとあるKr(67才)は少々勝手が違っていた。土曜は院長がいる日なので助かったと思う。

まず問診表にはこう書いてあった。
「血が止まらない」

大方どこかでぶつけて口腔内でも切ったのだろう、と考えていたら、実際口の中を見てビックリ。歯周ポケットから大量の自然出血があり、出血量も半端ではなく、口腔内は血だらけ状態。
聞くところによると昨日から出血があり、近場の歯医者で見てもらったら、うちに行くよう勧められたそうである。
すぐ院長にバトンタッチ。
問診によると10年以上前に肝炎と診断され、肝機能障害があったそうなのだが、自分ではアルコール性だろうと思って、特別自覚症状もなかったため通院などしていなかったという。またもっと以前から糖尿病とも診断されていたが、これも放置していたらしい。ユニット及び器具がすかさず肝炎キットに変更される。
院長が血圧を測る。

BP 200/99

あー、またか...と思った。このタイプのKrはうちでは多い。よく院長に言われることとして"平常時BP190以上は歯科治療するな"というのがある。では190以上のときはどうするのか...備え付けのアダラートを舌下に滴下して血圧を降下させるのだ。浸麻をするとそれだけで血圧は20〜30上昇するので、大体160〜170位まで下げる。
院長は今回もアダラートを使っていた。
上が170まで下がった。するとKrが...

「あっ、止まりました」

つまり出血は動脈性だということを示してるのだろうか?出血の血液の色も赤々としていたし。

もちろんこれだけではしばらくすればまた出血する。
軽く浸麻したあと歯肉を絞るように交差させて縫合し(もともと歯肉はぺリオでブヨブヨでポケットも軒並み10mmレベル)、Coe Pack(歯周パック)で周りを固めて終わった。

そして院長がKrに説明する。恐らく肝機能低下により血小板機能が低下したためだろう、と。本来は歯医者にくる前に内科に診てもらうべきだし、今の全身状態では歯科治療はできない、とも。
で、院長は最後に一言追加した。

「いつポックリ逝ってもおかしくない。」

"ポックリ"という言葉をKrに使うあたり...院長のお人柄が滲み出ていました。

No(275)

▼MET 
急Perで切開ができないときは根治するが、根充材を除去して根尖をつっつくと、大量の出血が見られ、なかなか止まらないことがある。排膿させるつもりが血液ばかりでてくると少し嫌な感じがする。根尖孔外の組織を傷害させてしまったのかと思えることもあるが、急性時、あの根尖部透過像の中には一体何が入っているんだろうか?
   ..2002/01/06(Sun) 01:58 (277)
▼cd_kaz 
いやー、きみんとこの院長かっこいいなぁ、、
多分うちの医院のDrで、「血圧を測ろう」という選択肢がぱっと頭に浮かぶ人間は
居ないのでは無かろうか、、
   ..2002/01/06(Sun) 16:49 (279)

■…2002年 1月 8日 (火).......爪切り
助手の一人が休み時間に爪を切っていた。
それを通りすがりに見た院長が、
「おまえ、なに白いとこ残してんだよ〜。全部切んなきゃ不潔だろ!!切れ!!」

あのー、ここはオペ室ではないのですが...と心の中でおれは思った。
だってどうせ手袋するし(おれはあんまりしないけど)。

院長が去った後、小山先生とかと爪の話になった。
小山先生の爪を見て驚いた。というのも白いところがないばかりか、爪の長さが本来あるべき長さの2/3くらいしかなかったから。深ヅメ好きの末路なんだな、これが。おれとしては自分が本来持ってるものを不可逆的に失うことには昔から非常に抵抗感がある。だから深ヅメはしない。爪は一旦短くなると、もう二度と元には戻らない。指先にも力が入りにくいし。だいたい爪が短くなったら牛乳瓶の蓋が開けられなくなってしまうではないか!!(別に瓶じゃ飲まんけど)。
おれは歯医者は普通でいいと思う。

No(280)

▼MET 
ここんとこANOREXIA NERVOSAばかり聞いています。
はっきり言って中毒性はヘロインより高いです。
精神的にも肉体的にも依存しまくり。
   ..2002/01/08(Tue) 23:02 (282)
▼cd_kaz 
手先の器用な人間は爪が丈夫で、硬い、、らしい
それは、やはり指の先までは骨のサポートがないのでその代わりに爪によって
指先の軟組織をカバーしているから、爪が硬いと指先の細やかな感触がわかり易い
のだそうだ
あと、腕のうぶげ関係も毛包の圧受容器を機能させるのに必要で、そったりすると
手先の感覚が鈍るそうだ、、

あっ、もうこんな時間??
   ..2002/01/08(Tue) 23:23 (283)

■…2002年 1月12日 (土).......育ちの違い
Dr.小山の形成を見ているとあまりいい気分がしない。
それどころか今日は怒りがこみ上げてきた。
今日、Dr.小山の診ているKrをたまたま僕が診ることになった(内容が左上6FCKsetだけだったというのもあるが...)。
セット前に模型を眺めたところ、マージンの外形が妙に無理のある形に見えたのは、単なる気のせいではなかった。
試適する...マージン4mmアンダー。さすがに技工士さ〜ん。。。と叫びたくなる。声は出せないので、うーーーむ、、、と30秒くらい支台歯にグリグリやりながら悩む。しかも遠心コンタクトも1mmくらい足りないなぁ、、、。
しかしこの時は実はコンタクトのことはどうでもよかった。何でマージンがこんなにもアンダーになったのかが重大なことだったのだ。技工士さんのトリミング?...悪くない気がする。形成?...おいっ、何だこれはー。ナイフエッジ...にもなってないぞ、これは。どこのどいつだっ、こんな形成したのはー。。。と(答えは分かっていたけど)叫びたくなった。それ程ひどかったのだ。ナイフエッジとヘビーシャンファーとショルダーと何にも触ってないマージン形態が入り交じった感じ。これじゃ技工士さんもトリミングしようがない。
結論、再形成・再imp。気合い入れて10分かけて削りなおしたので、素晴らしい出来になった(自画自賛したくなる)。

それにしても、おれが言うのも何だけど、、、形成は5年目のDrとは思えない。言葉は悪いが幼稚園児なみの形成でしょう、あれでは。義歯は真似できないほど凄いけど・・・それだけじゃ、、、
結局のところ、育った環境が違うからってのもあるかもしれない。
義歯は削っても盛り足すことができるし、最悪、全部作り直すことだってできる。天然歯の時みたいに削ったら元には戻らないという緊張感がないと思う。トターレでずっとやってきたことの弊害なのかもしれないな。それに比べておれはいつもジレンマの中で鍛えられてきた。早くやんないと院長にすごく怒られる、しかし雑だったり下手だと怒られる。削りすぎると怒られるが、リダクション不足だと怒られる。それらすべてを天然歯で、D6試験ケースのようにやってきた(沢山失敗したけど)。

うーん、今度セットはDr.小山にやってもらおっ。

No(284)

▼MET 
形成といえば...うちの院長、時間がなくて急いでいるときほど、形成量が多いということが最近分かってきた。通常早く終わらせようと思ったら、形成は控えめにして時間短縮をはかるものなのではなかろうか。院長は全歯種、全周ショルダーみたいにしてしまうのだ。対合とのクリアランスも5mmくらいとったりする。
   ..2002/01/13(Sun) 00:12 (285)

■…2002年 1月13日 (日).......RedHat Linux
今日はLinuxのディストリビューションパッケージであるRedHat Linux 7.2J workstation を購入した。それにしても9000yen程度というのは安い。MSも見習ってほしいものだ。
んでインストール。今日は小学生の時に初めてパソコンに触れたときのような感覚が味わえた。いや正直に書こう。はっきり言ってぜ〜んぜん分かりませんでした。だってコマンドを一つも知らないんですから。痛い出費だが、仕方なく本屋でコマンドリファレンスなどの書籍を買う。本代だけでもOSと同じくらいかかってしまう。
これから本を見ながらペチペチ打ってコマンド類を確かめてみるつもり。

何でここに来てLinuxなのか?

それはPostgreSQLのためなんです。
以前、ここにも書いたんだが、MySQLというオープンソースのデータベースソフトがあって、歯科医院用ソフト開発にはこいつを使おうと思っていた。しかし実験の結果が思わしくなかったんですわ。それで代わりのものと言ったらPostgreSQLしかなかったというわけ。PostgreSQLはUnixでしか動かないため、データベースサーバーにLinuxマシンを使い、クライアントはWindowsマシンで自作ソフトを動かす、といったところです。開発はもちろんDelphi。Linux用開発環境として最近KylixというやはりBorlandの製品が発売されたが、言語がCなのは厳しいので却下しました。

でも、うまくいくかなぁ...。

No(286)

▼MET 
現在のところなかなか順調に事は運んでいます。
サーバーとしての一般的な設定はほぼ完了し、Windowsクライアントからの接続テストを行っています。
正直、コマンド記述による設定の明瞭さにハマります。
   ..2002/01/14(Mon) 17:17 (287)

■…2002年 1月16日 (水).......PostgreSQL
LinuxマシンのPostgreSQLデーターベースサーバとしての設定がほぼ完了した。WindowsクライアントからのSQL応答実験の結果も良好。これでようやくクライアントアプリ=DentalOfficeの開発に取りかかることが出来る。いやいや、それにしてもここまでこぎつけるまで大変だった。原因不明のエラーでクライアントから接続できず、ネットで延々と探し回った。あちこちの設定ファイルを弄っているので、また同じことをやれと言われたら出来るかどうか...。覚えてるうちにメモっとくかな。

肝心の治療の方ですが、今日も特別なことはありませんでした。ただ今日は少々ヘビーでしたが、、、。上右5から左3まで全部除去して根治、及びTEKに置き換えたのには2時間近くかかりました。この頃はTEKを作る機会が多く、遊離歯肉とPZ、TEKのマージン、これらの関係を遊離歯肉の変化を結果として捉えてみると、なかなか興味深いものがあります。TEKのマージン部がオーバーカントゥアだとやはり結構な確率で歯肉退縮してしまうんですね。その程度にはケースによってかなりの差がありますが、時間がなくて前歯唇側のマージンをほんの少し妥協したしただけなのに驚くほど歯肉が下がってしまったこともありました。あれ以来、「唇側だけ」は気をつけることにしました。PZにも言えることですが、やはり唇側には注意が必要ですね。

No(288)


■…2002年 1月17日 (木).......System Down...
今日はお休み。
Linuxの設定も一段落したので、少々欲が出てきた。
root権限にて、設定ファイルをあちこち書き換え、コマンドを手当たり次第実行しまくり、調子に乗っていたら...

起動しなくなりました。

まぁ、初めて買ったWindows(3.1)マシンを初日にフォーマット3回もした時よりはマシか。
OSってのは壊してナンボなものだし、再インストールによってスキルも上がるものだし。
ふぅー、でもしばらくやる気にならないだろうなぁ。

気晴らしにトランスを聴きまくっていました。こういう時にこそTRANCEは聴くべきでしょう。頭がトランスしてましたから...。

No(289)

▼MET 
1/15にNECからWDR85FHというADSLモデム内蔵無線LAN対応ルータが発表された。これぞおれの待ち望んだもの。いずれこいつでネットを構築することになるだろう。
   ..2002/01/17(Thu) 22:35 (290)

■…2002年 1月18日 (金).......今日はきつかった〜
予約患者は20人くらいと少なかったのに予定外が10人も来ました。
これだと小山先生と二人でもさすがにしんどい。
予約は治療内容によってうまく配分しているが、20人でも内容的には結構ギリギリ(盛りだくさん)だったりするので、歯車が狂い始めるとドタバタしてしまう。
右上567にAgコアをsetしPZと、右上4の4/5Cro PZ...なんていう、ちょっと時間をかけたいようなオイシイ症例が満喫できなかったのが残念で仕方ない。スピードを求めるためには、間違った調理道具と分かっていても103Rをフル活用しなければならなくなるからだ。院長不在日はまたひと味もふた味も違って美味なのだが...。


「去年、硬膜外出血をやったんですけど、歯科治療は大丈夫なんでしょうか?」

こういう聞き方は歯科医師に対しては禁忌に近い。
大丈夫と断定も出来ないし、分からないとも言えない。
さらに詳しい正確な知識を持ち合わせてもいないので、返答にとても困る。
かといって手紙を書くのも面倒である。
適当にお茶を濁す感じになってしまうのだ。

一家揃って医者の家系である田中院長はなかなか医科の知識も持ち合わせているが、あくまで口腔外科医なわけで、決して多くを知っているわけではない。
院長は自分が分からない時は、Krに分からないと言い、院長室から医学書を持ってくることがある。それをKrの前で開いて調べ始めるのだ。
こういうところは凄いと思う。Krに対するいつも正直な姿勢は見習う必要があるかもしれない。

No(291)

▼MET 
歯科医院ソフトを製作するにあたって、どうしてもテンプレートになるソフトを手に入れたい。
うちで使ってるのはNEC98DOSのものなので参考にならないのだ。
   ..2002/01/19(Sat) 00:25 (292)
▼MET 
ANOREXIA NERVOSAの最新アルバム「New Obscurantis Order」が手に入りそうである。
北海道の某メタル系CDショップにネットで問い合わせたところ、つい先日入荷したとのこと。
送料600yenはかかるが、都内で電車賃を使って探すことを考えれば、かえって安いというものだ。
   ..2002/01/19(Sat) 00:28 (293)
▼cd_kaz 
金曜日、うちのDrが一人辞めた、S女史と表すか、、
エースストライカーだったのに、、
なんだか今日朝9:00くらいから医局で理事長ともめまくっていた
きっかけはかなり下らない理由らしい、、レセプト請求についてだったようだが
おれは技工部屋に引きこもっていたんだが、あとからDaさんたちから聞いたんだが
「今にも取っ組み合いが始まりそう」だったらしい、、
で、おれが昼休みサプウェイでご飯を食べていたころか、、本格的な
辞める辞めないの言い争いに発展
午後のS女史の患者はすべてキャンセル
午後中ずーーーっとS女史と院長との口論
結局午後8:00頃S女史が荷物をまとめ始めるまで延々と続いてたらしい
そして今日、当然のごとくS女史のクランケは来るのだが
「S先生は急病で変わりに診ときますからね、、」と、言う風になった、、

棚からぼた餅的におれのクランケ倍増中、、だが、、どこをどんな治療しているかも
知らないクランケばかりで、、、、、
   ..2002/01/19(Sat) 19:17 (294)
▼MET 
おー、そいつはおいしいぞ。ちょっと恐いけど。
これでKrを回しきれることが示せれば、昇格できるのでは?

何か興味深い治療が見つかったら、教えてください。
   ..2002/01/19(Sat) 20:32 (295)
▼cd_kaz 
大体、カルテコンピュータだから、ほんとカルテなんて見ても何にもわかんないんだよね
あと、デジタルX線、、フィルムがかたくって下の大臼歯のエンドのとき、撮れないこと
が多すぎて、S女史を含めうちのDrほとんど撮影しないんだよね、、
パントモはなぜか(自動現像機の現像液・定着液の交換時期を把握していたDAが
全員辞めたからなんだけど)読影出来る画像が出る確率が著しく低いし、、
必然的にどこがどんな風になってるか全く分からない
手書きなら、余白にちょろっとコメントらしきものを書いておいたりしてあると、重宝
するんだけどね
   ..2002/01/20(Sun) 17:38 (298)

■…2002年 1月19日 (土).......ギシBT
義歯の咬合採得は最も難しい治療内容だと言える。
トターレの場合、通常上顎の蝋堤を先に調整する。頬側の豊隆を顔貌に合わせて整え、カンペル平面と平行になるようにする。ここまでがバッチリ決まっていると、ここから先はもう上顎に手をつけたくなくなってくるのが人情というものだ。最初の頃はそれでよく失敗をした。
田中歯科ではトターレ専攻生のDr.小山がいるため、適当に低位咬合にしておくということはできない。多くの義歯症例は一度はDr.小山のチェックを通ることになるからである。そこで常にある程度のレベルが要求される。
上顎の後、下顎の蝋堤を軟化して咬ませ、咬合高径を決定することになるが、上顎にこだわっていると上下の義歯バランスが不格好な(つまりデンチャースペースの使い方がアンバランスな)ものか、または咬合高径が高いものになってしまう。それで時には上顎の蝋堤を軟化したりすることも必要になってくる。特に、トターレに近いようなパーシャルでは必然的に高頻度である。
実際のところこれが難しい。どこが答えなのか明確でない、純粋にセンスの問題になってくるからだ。とりわけKrが旧義歯をお持ちでない時にはさらに難度が増す。今、おれ的には、安静位がどうとか、どことどこの長さが同じだのといった目安はほとんど役に立たないという結論に達している。結局のところ人の顔貌を見るセンスを養うことが一番なのである。
そんなわけで、おれもだいぶ前から職業病に罹っている。テレビなどでも人を見ると、ついつい鼻から下の口元に目がいってしまう。「こいつの歯(列)はダメだなぁ、親の顔が見てみたいな(家族ぐるみでうちに来てるKrなどを見ていると遺伝要素が強いと感じる)」とか、「こいつは上も下もオペで引っ込めないとダメ」とか、「歯肉見え過ぎ!!Crown Lengthやんないと...」とか、「おっ、こいつは削りがいがあるぞ」とか、「あー、どいつもこいつもなってない!!」などと、あまり声に出しては言えないことを考えてたりする。

No(296)

▼MET 
うちでは「便宜抜髄」という何とも言えない響きの治療が多い。最近では形成にもだいぶ余裕があるので、「本当に抜髄しなければいけなかったのか?」という疑問から、院長に抜髄しろと言われたものでも、細心の注意を払って露髄させないようにし、歯冠歯軸を大幅に変えた形成(Br)を実験的に行っている(しかしどんな時でもヘビーシャンファーである)。すると3割くらいは抜髄せずにいけることが分かってきた。この中には「皮一枚」残っているようなギリギリのケースは含まないで、だ。ちなみに「皮一枚は抜髄して然るべきである」という固定観念がすでにおれの中では出来上がっている。それにしてもこんなにも露髄しない症例が多いなんて、少し勿体ない気もする。
ま、全然露髄しなくても形成を楽しんだ後に結局はACPしちゃうんだけどね。院長の命令は絶対だから。おれとしても一本で2度おいしいからいいのだが...。
   ..2002/01/19(Sat) 22:11 (297)

■…2002年 1月22日 (火).......Naht
今日は初めてNahtをやらせてもらった。
やっぱ実際の口腔内だと練習とは違うね。やりにくかった。
また練習しなくちゃ。

No(299)

▼MET 
ANOREXIA NERVOSAのNew Obscurantis Orderが手に入った。
良い、素晴らしく良い。
奴らはシンフォニックブラックと称しているようだが、おれはヒステリック・ブラックの方が相応しいと感じた。
最初っから最後まで絶叫しまくりだし...。

そうそう、このCDも最後に変なトラックがある2セッションCDになっていた。でもおれの環境では問題なく吸い出せたんだが...。
   ..2002/01/22(Tue) 22:47 (300)

■…2002年 1月24日 (木).......講習会
東京都保険医協会主催のやつに行ってきた。
タイトルは「エンドと全身的不定愁訴」。
JHエンドシステムというものの説明があったが、ネーミングは何のことはない、Dr.平井順だからだ。結局のところ根充はバーティカルがいいという話で、いくつかの工夫は確かに"良さそう"な感じがした。ま、やってみないと分からないけど。それと拡大中、ファイルの号数を上げる度に#15で穿通させるというやり方は昔懐かしい実習でやったのと同じだった。思えば4月からそんなこと一回もやってないな。ちなみに作業長はApex-1mmでやっていた。バーティカルだからそんなにアンダーでもいいのだろう。
来週は「返戻の傾向と対策」という講習会に行く、否、行かされる予定。

今日はPCも弄った。デスクトップ3台全てにLANを2枚差し、尚かつLinuxとのデュアルブートにした。どうしてもネットワークを2つ構築したかったからだ。Linuxでルーティングすれば、それぞれのネットワークを繋ぐことも可能だ。
今の3台のマシン環境は...
@Athlon1.4G, DDR512MB, HDD40G+40G+10G+8G+20G, CDRx16, DVDx16, 230MO
 Windows2000(NTFS)+Linux
ADuron1.2G, SDRAM256MB, HDD40G, CDRx24
 Windows98SE+Linux
BCeleron800, SDRAM384MB, HDD40G, DVDx5
 Windows2000(FAT32)+Linux
どれがメインマシンなのか何だか分からなくなってきた。
ところでMaxtorのHDDは音がしない。以前からある流体軸受けも随分進歩したものだ。お陰でAのマシンは静寂そのもの。

No(301)


■…2002年 1月30日 (水).......FEED
あのカタログ、実はあまり見ないようにしていた。
というのも見ているとほしくなって仕方がなくなるからだ。
今日、白衣と靴を注文するために珍しくページを捲っていたら...

つい一緒に3万円ほどバーを注文してしまいました。
商品番号を延々読み続けるのが大変でした。

給料日で給料袋をもらった直後ってのがよくなかったかもしれん。
うーむ、消耗品に手を出し始めると危ないかな。

No(302)

▼MET 
そうそう、この日は5時にあがらせてもらってまた講習会に行った。
タイトルは「ドクターが知っておきたい返戻の傾向と対策」などという受験生気分が味わえそうなものだ。
「このようなパターンが一番点数が高いわけですね」...とか、「病名を追加してこう書いておけば返戻はなくなります」とか、「歯肉息肉除去とPとの絡み、難Ext、4/5Croあたりが狙われやすいですね。」とか、「ナイトガードを2200点で算定したときに、上顎に装着しているのか?という返戻理由は引っ掛けだから注意して下さい。」とか...、まぁ、要するに"俗"っぽい話ばかり聞いてきたわけ。しかもテキストつきである。こういうのは本心として"くだらない"と思っているが、開業志望じゃ避けられない部分だな。

来年度に向けた点数改定案の話もあった。
現在出ている案として有力なのは...
・在宅、訪問系の条件を厳しくする。特に通院困難の理由。施設でも施設内を自由に歩けるKrは適応にしない、など。
・か初診への誘導策。リコールによるメンテナンス料の算定項目などを設けるなど。
・CR充填を1歯単位にする。あまりに1歯2窩洞での算定が多いため。見かけ上は点数は上がるようだが...。
・P基管、P継管を一本化する。
・老人の歯周組織検査加算50点を歯数に応じて。
などなど。

しかし、最後の質疑応答の時間にはまいってしまった。実に間抜けな質問ばかり。「お前ら本読んでんのかよ」と思ってしまう。極めつけに隣のおばさん、否、先生がおれに訊ねてきた。
「ギ調DIを算定しなかったら、6カ月経てば新製できるんですよね?」
ふ〜〜、やっぱ歯医者(開業医)ってヤバイわ。自分で調べようという意識のないやつが多い気がする。
   ..2002/01/31(Thu) 23:12 (304)
▼cd_kaz 
feedやっぱいいわ、、
なんてったって、納品が速い、確実、うちに出入りしている業者さん
???ってくらい安いんだが、、(2本買うと1本サービス、かつ40%offとか、、)
いかんせん納品がいい加減、、2か月くらい持ってこなかったり、、

バーなんだが、FEEDは絶対数が少ないね、、安いメーカーのも掲載してるんだが、
それなら松風のバーは全て掲載するようにして欲しい、、フレームダイアモンドのFFが
欲しいんだよー
最近上のDrが二人も辞めてしまって、患者数ビックバン状態、、技工が追いつかない、、
   ..2002/02/03(Sun) 23:19 (305)

■…2002年 2月 6日 (水).......caries stain...
FEEDでバーと一緒に買ったカリエス染め出し液が面白く、最近は片っ端から染め出している。
4月からずっと「感」で削ってきたわけだが、染め出してみることによって次のことがわかってきた。
・今まで着色は一つ残らず全部削りこんできたが、それは確かに削りすぎであった。
・しかし、確かに削りすぎなのだが、実は削り足りなかった。特に複雑な形態のインレー窩洞で顕著なのだが、やはり死角になる部分には着色はないが「染まる」歯質を取り残す傾向がある。きれいな形態を意識するほど取り残しも多くなる。また、FujiULCなどによる裏層のし易さを考えて、くり抜くように除去すると死角ができやすい。
・院長がエキスカで「除去してしまう」歯質はやはりカリエスではなかった。つまり健全象牙質でもエキスカで十分削れるということ。削れないとか言ってるのは透明象牙質なのだろう。
・根治を終える前までに必ずカリエスはすべて除去しておく必要がある。まぁ、そもそもカリエスを仮封内に残しておいて、リークが云々と語ったところで説得力がないのだが。それよりも問題はコア窩洞形成の時にカリエスを残してimpに行ってしまうことだ。コアKPが1点も算定できない以上、誰しもが時間をかけたくない筈。通常1分以内で終わらせたい。しかしカリエスが残っているのを知っていてコアsetすることが何と多いことか...。そうしないためにも根治に入るときにしっかり削っておくのが良かろう。感根治の時は根管どころかそこら中の歯質が黒っぽいことがあるが、こういうときにも染め出しは少しは参考になる。
・「神経を抜く」ことに抵抗があるKrに対して、明確な基準を示すことができる。鏡で見せれば一目瞭然。
・染め出して削ることによって抜髄を回避できる。カリエスでグチャグチャになっている歯だと、ついついバーを沈めたくなるものだが、スチールを使ってやれば案外露髄しないものだ。もちろん今までもスチールでやったが、大きな窩洞だと必ず死角になる部分が存在してくるため、取り残しの原因になってしまう。傾向として窩洞の「深い部分」は集中して除去するので取り残すことは少ないが、盲点はエナメル象牙境あたりの上の方にある。このことから、たとえCRでも遊離エナメルを残すべきではなかろう。

やはり染めないでやろうとするなら余程注意しないと、削りすぎるのに削り足りないという最悪の治療になってしまう。

No(306)

▼MET 
うー、久しぶりに日記が書けた。
実は昨日もその前も書いたんだけど、テキストエリアで編集中に[ESC]を押してしまって、全部消えてしまうというアクシデントに遭った。結構長かったりしたので、打ち直す気力が失せてしまったのだ。
   ..2002/02/06(Wed) 23:34 (307)
▼cd_kaz 
カリエスディテクター
うちの病院で使ってるのは俺だけだったりする、、、
でも、あの色はよくないよ露髄ぎりぎりっぽいとき、
「これは歯髄近くのピンクスポットなの??それともカリエスなの??」
と、悩む、、で、フローアブルレジンでそのまま詰めちゃったり、、
   ..2002/02/08(Fri) 22:18 (308)
▼MET 
おいおい、詰めちゃうのかい。
でも言われてみると、おれはそういうので悩むことは少ないなぁ。
歯髄をピンクスポットで見たことは数回しかない。
というのも浸麻をバリバリに効かせても歯髄充血してるであろう症例は...最初からバーをしずめちゃうから。天蓋を落としてから、ゆったりと103Rなどでカリエスを除去する。
おれが「あっ、露髄した」というときは、歯髄からの出血はほとんど見られないことが多い。
「この歯髄は直覆して残せたかも...」という考えがほんの一瞬頭をよぎるが、麻抜する。
だって院長の方針なんだもの。

フロアブルレジンっていいよね。でもGCのやつは大嫌いです。フローが良すぎて形態を維持できない。オススメは3Mのやつ。色が少ないのと、同じシェードでも少々白っぽいのが難点なんだけど、フローの度合いは最高のバランスだと思う。
   ..2002/02/10(Sun) 00:26 (309)
▼cd_kaz 
いやいや、トクヤマのエステライトのフローアブルレジンはハイフローとローフロー
の二種類あって、使い分けられるぞ、、シェード??なにそれ??フローアブルレジンに
審美は必要ないね、、おれはA2しか使わないぞーー
   ..2002/02/11(Mon) 03:02 (310)
▼MET 
つまり裏層にしか使わないってこと?
では前歯部唇側歯頸部とかはどうする?
フロアブルではない普通のCRも含めるとうちにあるシェードは、
A2,A3,A3.5,B2,B3,B4,CVの7種類。
おれは窩洞の深度、象牙質の色も考慮してシェードを選ぶようにしてるし、充填してみて色が合わなきゃ除去して詰め直したりもしてる。
どこ詰めたのか分からないようにしないと気持ちが悪い。
ただ研磨はKrに舌感を訊いてみて気にならないのならシリコンは使わない。
   ..2002/02/11(Mon) 12:36 (311)

■…2002年 2月18日 (月).......辞職
3月一杯で田中歯科を辞めることにしました。
院長にも話して承諾されました。
「お前の道なんだから仕方ないな。」と実にあっさりと。

さて、これからちょいと忙しくなりそうです。
4月からの就職先を決めなきゃいけない。
しかしまぁ、アテはあります。田中歯科の治療レベルには程遠いところばかりですが。
でもたぶん、おれはもう足を踏み外すことはないでしょう。
歯医者歴15年(口外10年)の院長にマンツーマンでついてたことで、医療行為としてやっても安全だと実証済み(予後的にも)の其れなりの基準というものが手に入りましたから。
まさに金では買えない貴重なものですし、いくら本を読んでも得られないものだと思っています。
「一人のドクターにつく」ということは結構危険な賭けだったわけですが、その賭けにはそこそこ勝ったかなという気がします。
でも今後は自由を得て抑制されることがなくなる環境で、いかに自分を抑えるかがポイントになるかもしれません。抑圧されすぎた人間は性格がねじ曲がってしまい最終的には...てなことは避けないといけませんから。元々捻れているおれは、ある意味「超危険ドクター」の資質を十二分に備えていると自覚しておりますので。

No(312)

▼cd_kaz 
えーーー
辞めちゃうの??

自由、、か、、近頃おれ暴走ぎみだし、、理事長に隠れて今日は初めての
埋伏下8extやっちゃった、、
   ..2002/02/21(Thu) 23:37 (313)

■…2002年 2月25日 (月).......「今日の患者」
今日はKrからショッキングな言葉を聞いてしまった。
おれ「いつ歯を磨きました?」
Kr「おとといが最後」

おととい、ときたもんですよ。久し振りに動揺させられた気がするなー。
このKrは21才♂、欠損歯は今のところなし。だが、たぶんおれが欠損を作る予定。
このようなKrにブリッジなぞ、入れてよいのだろうか...。

No(314)


■…2002年 2月27日 (水).......麻抜...
たまには麻抜でハマることがある。
今日の上7。
80才の慢性カリエスである。
当然の如くレントゲン上では歯髄なぞ見えない。
口蓋根をまず見つけ、次に頬側根を一つ。角度からいって遠心根だと思った。
さて、いつものことなのだが、ここからが問題。
近心頬側根の探索及び穿通の作業である。
こいつが全然見つからない。削っても削っても出てこない。
ふと、思う。これって2根管???
でも、上7の2根管なんて数%くらいじゃなかったっけ、と。
時間ばかり過ぎても仕方ないので取り敢えず蓋をしてお終い。
調べてみると上7の2根管は20%もあるらしい。
ホントかなぁ...。

No(315)

▼cd_kaz 
うーん、上顎7の二根管性、この前あったよ
探索中にパホリそうで、、、
ちゃんと術前デンタル撮るだけであせらなくってすむんだけどね、、

今月おれ11万6千点だった、、、レセ80枚
自費10万五千円

かなり働いたのに、、、

やっぱレ充なんてやってたら点数上げられないのかも、、

いつの間にか「田上病患者」になっちゃってるのか??
歯質保存とかを考えてしまうんだよな、、
   ..2002/03/01(Fri) 23:15 (317)
▼MET 
「神経のない歯はかぶせないと保たない」⇒全部FCKにする。嫌ならMB。
「プラスチックは2、3年で劣化してダメになる」⇒Krに選択を迫る
「虫歯が深くて神経までいってるので、このままだと痛みが出るので神経の治療をしていく」⇒実際には露髄しなくても抜髄する
「隣の歯に根の病気がある。このままだといずれ痛みが出るので根の治療していった方がいい。」⇒同一ブロックは除去して一回で印象する
「隣の歯のかぶせモノが合ってないので一緒にやり変えましょう。」
「根の治療は1カ月が一つの目安。それでも改善しない場合は残せない。」⇒もちろん最後臼歯だったらExtはできるだけ回避するが、そうでなければExtの対象。ま、実際には半年くらい粘れば治るのかもしれんが...。

これらのパターンを全面的に採用すれば点数が大幅に上がりますけどね。
まぁ、うちの院長が常にやってることですが...。
しかし悪いとは思わないな。だってホントにどうしようもない治療をされてる歯が多いんだから。
   ..2002/03/02(Sat) 00:27 (318)
▼MET 
しかし補綴規模が大きくなる程、治療の導入部分でのTEK製作が面倒になる。
TEKでいくらとるか、ってのも悩みどころ。
   ..2002/03/02(Sat) 00:29 (319)
▼MET 
「レ充」...その昔は複雑1歯2窩洞なら、120+40+124*2+14=422と一見よさそうに思っていた。
が、、、大きな間違いなんですよねぇ。
何しろ時間がかかりすぎてしまう。
インレーとかなら削って、あとはアシストにimpしてもらえばいいけど、レ充だとしばらくそのKrに付きっきりになる。これが最大の問題。
   ..2002/03/02(Sat) 00:34 (320)

■…2002年 2月28日 (木).......何となく...
Dual Duron(1.2G*2)にしてみた。
M/BはASUS A7M266-D。サウンド周りにバグがあると知りつつも無視して購入。
また、DuronでDualするのは当然の如く保証対象外。それも無視してDuron1.2Gを一個追加購入。ちょいと勇気の要る決断だった。
組み立て及びインストールは恐ろしく難航。ここまで冷や汗かいたのは初めて。というのもDuronが一個ゴミになりかねないから。
何とか5時間かかってセッティング完了。あーぁ、折角の休みに何やってんだか...。
Benchとる。
驚く。メインマシンのAthlon1.4Gのおよそ倍近く。
よってサブマシンがメインに取って代わることとなった。
家のCD全MP3化計画に大いに貢献してくれるだろう。
他には?...と聞かれると返答しにくいので却下。
まぁ、エンコーディング系全般には役立つかな。

No(316)


■…2002年 3月 5日 (火).......4月から...
赤坂の方で働くことになりそうです。
症例的には今に比べたら全然チョロいのが多そうだけど、まぁ「しばらくは」いいかな。
それにしてもおれ、歯医者は流れ者ということを身をもって体験しているな。

No(321)


■…2002年 3月 8日 (金).......骨髄炎???
新患、下顎左側が痛いという。
ズーンとした鈍痛らしい。
口腔内を診る。
左下6は欠損していたが、そこの粘膜部に潰瘍みたいなのがある。
排膿なのか、偽膜なのかよく分からないが、表面がグチャグチャしてる。
圧痛、接触痛がない。無痛性の潰瘍である。
周囲粘膜も別に変わったところがない。

癌性潰瘍?梅毒性潰瘍?
そのくらいしか発想できない。
パントモ、デンタルを見ても特に変わったところがないように思えた(この時は)。
仕方がないので逃げの一言。
「うちの院長は口腔外科の認定医で、こういうの専門ですから、また明日診てもらいましょうね。」
勝手に処方すると後で怒られそうなので、spしてお終いにした。

それで終わった後、ふと思いついた。
「もしかしてあれは下顎骨骨髄炎なのか?・・・パントモをよく見ると、右側に比べて何だか骨梁が粗な感じがしないでもない。それに明らかに骨皮質の硬化像が見える。となると、あの潰瘍みたいなのは膿瘍が潰れて排膿したものなのだろうか・・・。」
さすがに浸麻して穿るわけにもいかなかったので分からないが、こう考えると骨髄炎っぽい。
症状的にも持続的鈍痛なんてのがあったし。

しかし診断がついたところで腐骨除去術をやるわけでもないし、骨穿孔ができるわけないし、抗生剤って何を投与すればいいか分からないし・・・結局何もできなかったろう。
勉強しとこ。

No(322)

▼MET 
結局ふつーの薬を処方して、経過観察することになった。
「今後も何年か毎に痛んだりすることがありますからね。」という院長のKrへの説明。

ま、どうせ骨髄炎は治らないし、仕方がないね。
   ..2002/03/09(Sat) 23:00 (323)

■…2002年 3月 9日 (土).......Kr=院長
今日は院長の治療をした。
右下6のインレー形成。
超緊張でした。
窩洞には防湿下でレーザーをあてGICで裏層して窩底を平坦にしてから、下縁斜面をつけた。
下縁斜面をつけたのなんて4月以来初めてかもしれん。

たま〜に気が向いたときに、全身全霊をかけた形成をしているが、そういうときはSJCDバーを使う。お気に入りはやはりアクセンチュエイト・シャンファー。歯質削除量は半端じゃないが、TEKを作るときにも気持ちのいいマージン形態だ。

今日はクァンテックの#9を折ってしまった。例によって根管内で...。
#9は一度も折れたことがないので油断していた。
閉塞根管で止まるところまでバーを沈めようと思い、グイグイやってたら折れた。
たぶん、すでに底までいってたのに、さらに押し込んだからだろう。

抜髄根管だろうが感染根管だろうが、大量に折った(⇒根充材にした)あげくに(最近になって)到達した結論だが、エンドNTファイルはQuantecとGT Rotary#35だけは利用価値大である。とくにQuantec#7〜#10くらいは使い勝手もいい。おれにとって、彎曲根管ではもはやなくてはならない存在になっている。あと樋状根にもいい。しかしながらフレア・プレバレーションの方法が悩みの種。ゲーツ、ピーソー、GT Rotary、Quantec、FGバーとあるが、今のところFGバーがいい感じになってきている。解剖をイメージすれば殆どパホることもないし(沢山パホってきたからこそ、ここまでは...という限界点までバーを沈められる、と思う)、何より削りたい所を確実に削れるのがいい。
ということで所謂エンドバー(FG)というやつを現在注文中。いずれも長尺のバーなので、他にも使い道がありそうだ。

No(324)

▼cd_kaz 
アクセンチュエイテッド・シャンファーは形成が非常に容易だと思う
SJCDの7xがいい感じで7xffとともによく使うんだが、、
これって、マージン封鎖性はあんまり良くないんじゃねーか??
と思ったりもする
形態的にショルダーと変わらない、、っていうかアクセンチュエイテッド・シャンファー
はラウンドエンドショルダーとどう違うのか感覚的にワカラン
多分ベベル角がショルダーなら90°、アクセンチュエイテッド・シャンファーは80°
とか、それくらいの違いにしか思えない、、
俺的にはマージン封鎖性と、マージン部の十分な厚みを持たせる、という2点を満足させる
マージン形態はスロープドショルダーもしくはラウンドエンドベベル
あたりになるのでは??とおもっているんだが、、
SJCD9番や10番はすげー形成が難しい
削ってるとバーが逃げて行っちゃうんだよね、、
かといってラウンドエンドベベル用のFGバーは売ってるの見たことないし、、
   ..2002/03/14(Thu) 22:54 (325)
▼cd_kaz 
やっぱり形成で一番おもしろいのはMODアンレーでしょ、
インレーなんて歯を頬舌的に破断させるだけでしょ
やっぱ咬合面は全部被覆して、なおかつ審美的にセットする、
ここらへんがおもしろいね、、隣在歯の豊隆に隣接面のメタルが完全に隠れるように
形成出来たとき、一番うれしいね、、
   ..2002/03/14(Thu) 23:01 (326)
▼MET 
うん、4/5Croは楽しい。

ところで、「白い」インレーってのは受注しているのかい?
エステニアとかグラディアとかのやつ。
レジンインレーだと普通のバーじゃ理想的に形成できないが、もしかしてバー買いました?
   ..2002/03/15(Fri) 22:51 (327)
▼cd_kaz 
エステニアはやってるよ、、
でも、エステニアって、、自費じゃん
俺自身、歩合でないので自費は勧めてないから、俺自身手がけた症例は
一つも無いのさ、、
気合いの入ったレ充で、さ、いいじゃん
   ..2002/03/17(Sun) 09:17 (331)

■…2002年 3月15日 (金).......「作った技工士コロス...」と思ってしまった日
普通の右下456(5欠損)Brである。
先週setしようとしたとき、全然入らなかったので内面を全て削りまくったが、結局入らなかった。所謂咬合リキッドを用いてチェックしたところ、マージンが干渉して入らないタイプだった。印象が変形したのか技工が悪いのかといったところ。仕方がないので再印象した。気合いが全くもって入っていない形成だったので、テーパーは大きく、アンダーカットなど微塵もないものだった。あと、入らないのにバイトが低いということもあり、論外のブツだった。

今日は再びsetの日だ。
巣がバリバリ。カントゥアは極悪。まぁ、許そう。しかし、

またもや入らない。こんだけテーパーをつけてやってるのに信じがたいことだった。

内面をスカスカにして取り敢えず入れた。マージンは何とか削らないですんだ。
そしてバイト...目を疑った。

7mmくらいは高い。こんなの初めて見た。

レギュラーのカーバイドバーで咬合面をスパッと平らに。
申し訳程度に裂溝をつけてお終い。
後味が悪い。

うちの使ってる技工所は値段も標準的だし、ものも標準のことが殆どだった。
が、どうも最近エスカレートしてきている感じがする。
今回のは一番ひどかったが、近いものが増えてきているのだ。

No(328)

▼cd_kaz 
7mmか、、ありえねぇな、、
   ..2002/03/17(Sun) 09:18 (332)

■…2002年 3月16日 (土).......個人病院の限界...
言いたくもないことをKrに言わなくてはならない。
やりたくもない治療計画を遂行しなければならない。
いけないと分かっている治療方法をとらなければならない。
...
正直なところ、溜まりに溜まったストレスはおれにとっての限界点を既に越えている。
手錠と足枷をつけて治療しているようなものだ。

院長の「最近の※」過激な治療計画にKrが納得していなくても、院長は割と強行する。
担当医が厳密に決まっていないから、そういうKrをおれが治療することにもなるのだが、それも結構トラブルの元だったりする。Krは院長に言えないもんだから、おれに言ってくるのだ。
本音を言えば、実はおれ自身もそういった治療に疑問なわけで、なのにKrをあやして説得させなくてはならない。もっともらしく聞こえるが「あり得ない」理屈を並べ立てて...。おれだって院長の考えてることは半分くらいしか分かりませんので。

次の就職先と具体的なことが決まってきた。
ちょくちょく見学にも行っている。
法人のくせしてバーも含めて全部滅菌かけてるし、器具や材料も揃いすぎてる。
根充はvirticalのDrが多く、オピアンキャリアーメソッドの道具があるので、自分も是非やってみたい。
全体的にはちょっと特殊な感じのところだ。ただ居心地は悪くなさそう。
理想的には一カ所に2年はいたいものだが...
もう二度と個人の診療所に勤めることはあるまい。

No(329)

▼MET 
※最近、だいたい去年の年末くらいから、院長の治療計画が変化してきた。
どう考えても「儲け」に走りつつあるのだ。
決して不良とは思えない補綴物は除去しまくりだし、絶対にカリエスではない歯をカリエスと称してPZしてしまうし。そういったことが頻繁だと、Krのみならず、おれも不信感をもってしまう。
   ..2002/03/17(Sun) 01:20 (330)
▼cd_kaz 
あー、あるある
端で聞いてて「こっちが赤面してしまう」ようなムンテラ、、
「わかりやすい説明」と、「極端に事実を歪曲して、患者に選択肢を与えない治療の押しつけ」
ってのの違い
それがインフォームドコンセントとムンテラの違い、、なのかな??
   ..2002/03/21(Thu) 14:33 (334)

■…2002年 3月19日 (火).......EMPEROR
ちょっと遅いけど、EMPERORの3rdアルバム「闇の黙示録」を買いました。
エンペラーの良さは分かるようになってきたが、どうにも捨て曲とそうでないのとのギャップがありすぎるバンドな気がする。
とりあえず「汝、人を憎みたまえ!」と「闇の黙示録」は素晴らしいと思った。いずれもエンペラーの代表曲なのではなかろうか。
このアルバムはラストエンペラーよりも全然良かった。

No(333)

▼cd_kaz 
今日、なぜか「駅すぱあと」などという
捜せば最新版もネット上に転がってそうなソフトを
買ってしまった

すげーよ、これ

バス路線とかちゃんと出るんだぜ
我が家の近くに新宿まで直行でいけるバス路線があったことを今日
初めて知った、、
ちょっと感激
   ..2002/03/21(Thu) 14:36 (335)
▼のぐ 
確かにその2曲は名曲だね。アルバムとしてもベストなんじゃないかな。
   ..2002/03/22(Fri) 22:57 (336)

■…2002年 3月25日 (月).......田中歯科勤務完了
田中歯科は今日でお終い。明日から6連休に入ります。
4月1日から赤坂歯科で勤務開始です。

しばらく時間もあるので、今まで毎日のように書いてきたメモや調べたことをデータとしてまとめてみようと思います。

この1年で「田中歯科ではこう教わってきた」と言えるようになったことが最大の成果。
自分の中で一つの基準を構築できた気がします。
自信を持って次の職場に臨みます。
だけど30万点稼ぐには、魂、売らないといけないだろうなぁ...。

No(337)

▼cd_kaz 
30万点稼ぐには、魂だけじゃなく
もう「身も心も」売り払わねぇとな、、
   ..2002/03/26(Tue) 21:58 (338)
▼きたむらぷー 
30万点っすか・・・・。四月からは厳しくなるしね。代用算定もしづらくなります。(オイオイ)
Pも大幅にかわるし、保険のデンチャーも割に合わなくなる。
もー自費しかないでしょう。
取れる点は、必ず取りこぼしないように全て取る。やってなくても取れそうなものは全部取る。こーでもしなけりゃ30万点なんて取れません。
   ..2002/03/30(Sat) 01:48 (339)
▼cd_kaz 
今月19万点、、、
惜しい、、、あと一万点

内訳は往診6万5千点
病院12万5千点

あー、、なんで歩合にならないのかな、、月給20万じゃ歩合率にして10%じゃん、、
病院変えよっかな、、、とも思ったりするんだが、技工部屋は捨てがたいし、、、
   ..2002/03/30(Sat) 20:36 (340)
▼cd_kaz 
うーむ、それにしてもWAXupはすぐにウデが落ちるね、、
実はまるまる2週間ほどクラウンブリッジの技工から遠ざかってたんだが、、
そのあいだデンチャーやってたんだが、、
久しぶりにPKTをもつと、、なんだか変なんだよね、、
歯牙形態を忘れた訳じゃないんだが、手が追いついてこないっていうか、、
普段の3倍くらい時間がかかって、しかも出来がいまいち君だったりする
この手の数値化しづらい感覚的な作業は、慣れが非常に作業効率を左右するな、、
で、終電乗り遅れてみたりしてるわけなんだな、、
   ..2002/03/31(Sun) 02:44 (341)

■…2002年 4月13日 (土).......今日は1万点
あー、やっと出た。1万点。
急患の代診が多かったので、たまたまなんだけども。
でも麻抜を5本もやれて、心は晴れ晴れ。
やはり根治をしないと治療リズムが作れませんな。

明日はGTRの実習つき講習会に行ってきます。

No(342)

▼MET 
GTR、難しかったです。模型上だったのに。
あんなもん口腔内でやれっていうのが無茶な気がします。
スペースメイキングと、メンブレンの緊密な縫合固定がポイントなわけですが、歯間部に用いる場合、隙間なくメンブレンの幅を調整するのが至難の業。歯頸部にバチッと決まっていないとダメらしいので。
しかし隣でやってた小児歯科出身の先生は上手かった。乳歯冠の調整技術が生かされてるのかな?
   ..2002/04/23(Tue) 23:34 (344)

■…2002年 4月22日 (月).......あー、全然ダメだ
今月は10万点すら程遠い調子。
Kr数が伸び悩んでるのが問題。
おれのいない日に限って新患が多いとは、ちょっと運悪い。

今日は気晴らしにSOILWORKというメロデス?の最新アルバムを買ってみた。
曲風はスリップノットとかそういうのに似てるけど、しっかりポイントでデスヴォイスを乗せてるのがいい。カッコイイ曲も多い。たまにはこんなのもいいかも。割とオススメ。

5月にはKALMAHの新作が出るらしい。取り敢えず買わなきゃ。

No(343)

▼cd_kaz 
あー、、おれ、、なんだか干されてるみたい、、

新患配当なくなっちゃったぁ、、

特に何をしたわけでもないんだが、理事長が理事長の友達から
「うちでは新卒のヒトは、おれに付いてもらって修行させてる」
とか吹き込まれたらしく、、、理事長が新患を診て、それから配当する
って形になった、、

このパターンじつは去年の夏頃やってたんだがね、、

理事長、、あんたがパフォった尻ぬぐい、またやらせるつもりなんですか??


と、うちの病院近頃雰囲気が悪い
理事長が前にいたDr(s女史)に、訴訟を起こそうとしているからだ
インプラントのkrをけしかけて民事訴訟を起こすつもりらしい、、
それを端から見ている俺ら、今いるDr達は、とーぜん「自費はやらない」
ということで、今月の自費はすげー落ち込んでる、、
で、理事長は「自費落ち込んでるぞ、勧めろ」と、まぁケツをひっぱたくんだが、

まー、病院の雰囲気も悪くなるわなぁ、、

ちょいと愚痴気味だったか??な、
   ..2002/04/26(Fri) 23:54 (345)

■…2002年 5月 4日 (土).......今日は...
4月から今までの中で一番忙しい日だった。
ま、忙しいのはいいことなんだけどさ。
今日は市川を独りで任されていたんだが...
GWということでアポは10人くらいで、あー今日もヒマだなぁ...とか思っていたら、午前中からTELが来るわ来るわ。
結局25人くらいになってしまった。
新患が10人来たので、自動的におれの持ち患者になった。やったね。
しかし、普通にアポによる25人なら、まぁいいんだけど、飛び込みや予定外の新患でワンサカ来られると、なかなかどうして、
「患者が回らない」
ユニット3台でも足りず4台にKrを並べる有様。その中でアポ患者は1人だけだったりする。
並べられたKrを見て、助けを呼びたくなるくらいだった。

連休中は他は休みのせいか、面倒な患者も結構来た。
「ワタシ、ニホンゴ、アマリ ワカラナイ」というKr(付添連れてこいっての)。
言葉は話せない(知能障害の)暴れ回る20才のKr(爪で引っ掻かれてかなり痛かったぞ)。
異常所見はなさそうなのになぜか抜髄に至ったKr(患歯の同定はかなり怪しいが...)。
「30年前で5万した」とかゴネてExtさせてくれないKr(指で抜けるぞ、おい)。
正直、クソ忙しいときには害のようなKrだと思ってしまった。
ま、お陰で今日は1万5千点あがったのでよしとするか。

ところで歯痛錯誤で患歯が全然分からんとき、麻酔診って結構使えるんですねぇ。

No(346)


■…2002年 5月13日 (月).......恥ずかしながら...
今日、生まれて初めて下顎水平埋伏智歯を抜かせていただきました。
歯冠は粘膜下に全部埋まってたんだけど、#15メスでザクッと遠心切開を入れたら、その歯肉厚にビックリ。7-8mmはあろうかという厚さ。しかもドッと動脈性かと思われる出血があり、いきなり驚かされた。ほっといたら自然に止まったので一安心。
しかしフラップが良くない。ズダズダ状態。Pericoだったからか、瘢痕性に癒着してるらしく、きれいに剥がれなかった。肉厚もあるためにフラップが重くてやりにくかった。
剥いでみたら思いの外、歯冠が埋まっていて、早速骨削除。そして歯冠分割、及び歯冠除去。
ここまではよかった。
そっから先で見事にはまった。
歯根が出てこない。日大型ヘーベルのお陰で何とか脱臼するも、どこが引っ掛かってるのか、抜けてこない。これだけで30分近く粘ったあげく、歯根膜部にゼクレアバーを突っ込んで片っ端から歯根を削りまくったら、出てきた。よく見ると少し歯根が肥大してたっぽかった。上顎なら抜けるんだろうけど、下顎の緻密骨の恐ろしさを痛感させられた。
田中歯科からお土産としていただいてきた、抜歯創のコラーゲン保護材であるテルプラグを突っ込んで閉じてお終い。

今日はこれだけで3日分の精神力を使ったなぁ、と思っていた矢先に来院した新患2人が、主訴:親不知を抜きたい、だって。
また来週あたり抜かなきゃならないかも。。。

No(347)

▼MET 
spした。
やはりとんでもなく腫れてた...。
ゼクレアバーが1本いかれるくらいまで、骨削ったもんなぁ。
でもこれってNahtしなかったら、あまり腫れなかったのかなぁ...。
そんなことできないのは分かってるけど、何となく。
   ..2002/05/15(Wed) 00:34 (348)
▼MET 
こないだ抜糸した。
が、3針Nahtしたはずなのに...1本しか糸がなかった。
とれちゃったのかな???
   ..2002/05/23(Thu) 02:14 (349)
▼cd_kaz 
多分それは、筋層まで縫えてなかったか、糸を見落としてるかのどちらかだろう
どう考えても見落とすはずなんて無いのに、見落としてたりするモンなんだな、、
あと縫合したとき糸の断端をどれくらい残してるか??ってのもチェックポイントなのでは
ないかな??短ければほつれやすく、見落としやすい、長ければ粘膜を傷つけ、不快感が
起きやすいが、、絹糸使ってるなら長めに残しても大丈夫
   ..2002/05/26(Sun) 18:06 (350)
▼cd_kaz 
4-0絹糸で緑色とかあれば良いのにな、、
黒だと見落としても仕方ないじゃん
   ..2002/05/26(Sun) 18:07 (351)

■…2002年 5月28日 (火).......文句だらけの日...
あー、今日はムカムカした。

一つ目。
 赤坂院長は綿栓「だけ」の貼薬をしばしば行っていたと判明。危うくおれもやらされそうになった。ただの培地を突っ込むことが医療行為と呼ばれるなんて、歯科ってすばらしいなぁ、おいっ。

二つ目。
 暇だったんで赤坂院長のクラウンSetを手伝わされた。下7。咬調したら咬合平面が一つの平面になっちまったので、溝を掘ったら穿孔した。実は確信犯だったりする。けどこういう犯罪を犯したくもなる。腐ったクリアランスの形成を見ると...。おれ的にクリアランスの足りない形成は、二重マージンなんかよりも、遙かに大嫌いである。頬側から見て近心から遠心までスパッと舌が見えないと気持ちが悪い。だいたい対合クリアランス2mmとか考えてると、側方で穴があくものだ。間抜けだと思う。基準はズバリ舌がバッチリ見えること。どうせ支台歯の高径なんぞ、保持溝などなくても3-4mmあればダツリなんてしないものだ。田中歯科で多数やってきたが、ダツリなんて一度も経験がない。市川の院長からも「先生、何で保持溝つけなかったの?ダツリしない?」と批判的な意見を頂戴したこともあったが、そんなんつけたら外すとき大変だろうがっ!!(敢えて適合のことは書かない)。大丈夫なんだよ、レジンセメント使えばさ。

三つ目。
 上と同じだ。今度はTEK。生PZ歯のTEKダツリで急患。クリアランス足んねぇよ。穴あいちまっただろうがっ!!もっと削っとけよ、ハナタレがっ!!と本気だった(Krが溜まってテンパってた時だったからな)。ったく、どこのどいつだよ。今からおれが浸麻して削りなおしてやるぜ、と「シンマっ」と発しようかという直前で、衛生士に止められた。「この患者さんは山下先生じゃなきゃ嫌と言ってる方なので、TEKつけるだけにして下さい。」あん?誰だ、そいつ。って3月一杯で辞めた先生じゃないか。じゃあこの生PZのBrはいつimpするってんだ?カルテ見た。つーか、一体何ヶ月このマージンの合ってないクズTEKで過ごさせてると思ってるんだ?わけわかんねぇ。まぁ、やるなっていうんならやんないけどさ。「あと、調整よろしくー。」次のKrが待ってるんだよ。結局どうしたんだろ?

四つ目。
 赤坂歯科の今日のスタッフ構成。
 1.受付専属の人。
 2.スーパー衛生士。おれより大量のアポを持っており、基本的に衛生士業務しかやらない人。午後の途中でアポが終了したので、帰った。
 3.おれ。
 4.院長。午前中で帰っちゃった。
 おれに、何をやれっていうんだ?おいっ!!器具の片付け・滅菌・ユニット清掃、その他やるはめに。おれは何でも屋じゃないぞ。それにC肝をどうやって独りでやれっていうんだ?あまりに腹が立ったので、そこいら中ベタベタ触りまくってしまった。不可抗力。知らん。今日知ったことだが、助手や衛生士は週休2日の他にも月に二日は有給があるらしい。それで今日は、普段雑務をやってくれる唯一の助手が休んだので、こうなった。でももし、月曜日(Dr3人)に休まれたらどうするの?おれは絶対にアシストやんないぞ。昼寝してた方がまだ有意義だしな。5級ポーセレンインレーなんて見たくもない。

五つ目。
 今月、おれは11万点しかない。レセプト50枚。
 赤坂(週3日)15枚で3万点。市川(週2日)35枚で8万点。
 時間があるのでやったことしか書いてないが、左右同時に根治し始めたり、インレーKPしたり、CRは一度に最低3箇所以上から...。あんまりよくないけどね。


ちょいと言葉遣いが乱れてしまったかな。
思うに、環境には順応していいものと、順応しちゃいけないものがある。
今は後者なんだと思う。けど赤坂歯科はおれが改造するつもり。

No(352)

▼cd_kaz 
5級ポーセレンインレーか、、
やっぱりピンレッジなのかな、、それともただのジャケットインレーなの??
見てぇ
   ..2002/05/30(Thu) 21:21 (353)
▼MET 
ただのジャケットです。
パナビアでつけてるようだけど、なぜかHysが生じたりしてるケースもある。
院長とおれの自費に対する感覚は違いすぎます。
   ..2002/06/02(Sun) 23:04 (354)

■…2002年 6月 4日 (火).......はて???
今日は赤坂。
ヨシダの杉田さんという人が来た。
いきなり
「福井先生ですか?」
と聞かれた。
こやつ、何でおれの名前を知ってるんだ?と思いきや...
「○○先生からの伝言を預かっています。」だって。

うーーむ、、、
この人にはおれのアポ帳絶対見せらんないぜ。

ま、もうちっと軌道に乗ったら飲みましょう。

No(355)


■…2002年 6月 5日 (水).......マージンに...
普通石膏盛るの流行ってるのかな?、最近。
おれの美しい(?)ヘビーシャンファーが何故ナイフエッジとなって出来上がってくるのか...。
おれの技工物はまだ少ないので、確証を得るため他のDrの技工物を漁ってみた。
そしたら保険は全部、マージンに石膏が盛ってあった。CKだけでなくインレーにも。
技工所がe-dentalとかいうところになって、どうにもいいことがない気がする。

そもそも...
寒天アルジネートimpでとった縁下マージンが正確にトリミングできるはずないのに、
なんで石膏盛るかねぇ。
マージンはオーバー気味に作ってくるわけだから、それをset直前に模型上でマージン調整したらどうなるか?

マージン部に探針が入る。

とても気分が悪い。
せめてビトレマーでsetしてあげようと思う。

No(356)

▼cd_kaz 
それはね、、メタルがもったいないから、かもしれないぞ
   ..2002/06/10(Mon) 22:39 (357)
▼MET 
そうか.....もね。
技工サイドが何考えてるのか分からなくなってくる。
   ..2002/06/10(Mon) 23:42 (359)
▼cd_kaz 
いやいや
院長命令で技工所に「メタル消費量の削減」が言い渡されてるかも、、
うちの病院ではそうです、、でも院内の技工士さんはシカトしてるけどね
   ..2002/06/12(Wed) 22:59 (362)

■…2002年 6月10日 (月).......水酸化カルシウム...
こないだ赤坂歯科で注文していた
「水酸化カルシウム 500g」の件で材料屋から今日電話がかかってきた。

「これはカルシペックスのことですか?」

ちげーよ。粉末だよ、粉末。和光純薬のだよ。
カルシペックス500gぶんなんていくらになると思ってんのさ。

んで今日の午後にはその粉末が届いた。
ただ指定したメーカーとは違う物だったが...
容器のラベルにはこう書いてあった
「実験・試薬以外の用途には使用しないでください。」
へーーー、、、
薬局で買ってきたグリセリンと生食、水酸化カルシウム粉末を混合し、シリンジに入れる。
早速、人体に使った。

やっぱいいねぇ、粉末は。500gなんて殆ど無尽蔵みたいなもんだ。
これでカルシペックスという高価な消耗品に手を出さなくてすむので助かる。
しかも、水酸化カルシウムは「買ってもらった」ので最高だ。
だからいくらか知らない。でも大してしないと思うが...。

そういや水酸化カルシウムの高pHは2週間程度しか維持できないはずなのだが、
カルシペックスは一体どうなってんだろ?
基剤はやはりグリセリン系だと思うんだが、自前だとなかなかあの稠度が出せない。
スパイスが必要だな。
ま、500gもありゃ、余っても2週間おきに捨てて新しく作り置きできるからいいけど。

No(358)

▼cd_kaz 
鹸濁がどれくらい出来るか、もしくは鹸濁したものがどれだけ混ざったままになれるか?
これが案外難しいんじゃなかろうか??
カルキルでいいんでは、試薬の水酸化カルシウムよりかは高くつくだろうけど
カルシペックスより数倍安いんじゃん??
あと乳剤にグリセリンを使うより、ベンザルコニウムあたりをつかえば乳化と消毒
どっちも出来そうな気が、、
   ..2002/06/12(Wed) 22:52 (360)
▼cd_kaz 
今手がけてるFD
すげーよ
まだ咬合床なんだけどさ、オストロンの仮床なのに下顎が吸着しまくり、キュポッ!!
なんだな、、ありがとう「総義歯の印象」
で、次回ゴシック
人工歯はリブデントFB30(陶歯)に挑戦
できたら上顎は無口蓋だぁ!!
   ..2002/06/12(Wed) 22:57 (361)
▼MET 
カルキル、練るの面倒ですから。
ビタペックスのようにシリンジに入れておけば、根管にそのまま注入してRCTは一瞬で終わるので。
あとベンザルコニウムでは起炎性が強い気がしますが...

鹸濁したものがどれだけ混ざったままになれるか?ってことだけど、確かに分離してきます。
が、使えないレベルではないです。

もう少し研究してみます。
   ..2002/06/13(Thu) 01:31 (363)
▼MET 
無口蓋義歯の報告お待ちしています。
   ..2002/06/13(Thu) 01:32 (364)
▼cd_kaz 
うーむ、、デンチャースペースが、、
今下顎義歯を持ってないkrなので、バイトが下がりまくってるのかな、、
なんだか下顎義歯排列が、センベイ布団化、しちゃってるんだよね、、
バイト上げるかな、、
ゴシックアーチトレーサーが、材料屋の怠慢で、手元に来ないので
月曜日は上顎前歯部試適と再バイトと相成りました、、
   ..2002/06/16(Sun) 03:02 (366)
▼cd_kaz 
陶歯綺麗だぞぉ
でも基底面の削合にタービンが必要、、、めんどくせぇ
エンジンじゃ切削効率が悪すぎるんだな、、なにせ硬い
でも、この硬さが、咬合の永続的保持につながるのさ
   ..2002/06/16(Sun) 03:04 (367)
▼cd_kaz 
と、、往診先(丁稚奉公先とも言う)の病院でなぜか
ゴシックアーチトレーサーがあったので、昨日ゴシックアーチ描記できました
ついでに上顎前歯部試適もできました
で、再マウントして臼歯部排列したら、、上顎のアーチが(歯槽堤のアーチ)が
思った以上に下顎のアーチより狭く、どんなにリンガライズドしても偏側性平衡咬合
が出来そうにないんだな、、で、無口蓋にしようかどうか、悩んでるのだ、、
ま、とりあえずどっちに転んでも良いように作って、セット時にどっちかにしようかな
と、やっます、、行き当たりばったり、、、、
   ..2002/06/18(Tue) 22:52 (368)

■…2002年 6月15日 (土).......ルートセパレーション
下6ルートセパレーションが奏功。
今日形成・impした。
感根治した後(穿通しなくて苦労した)、なかなか打診が消えず(外科的侵襲のためかPerのためか分からなかった)、道のりはちょっと長かったけどね。
エンド由来と思われる分岐部病変があったのでやったんだが、Krが歯間ブラシを元々使用していたので、きちっと清掃してくれると思ったというのもあった。
まだ35才だし、これで当分はもつだろう。
今までだったら即Extか若しくは痛みが出るまでもたせるという形だったが、これで選択肢が一つ増えたな。

あとはヘミセクションとトライセクションかな。

No(365)


■…2002年 7月 2日 (火).......カルシペックスの成分
水酸化カルシウム....................24%
硫酸バリウム(X線造影剤)...........24%
プロピレングリコール、精製水、その他..52%
となっているそうだ。
つまり、プロピレングリコールさえ手に入れば簡単に作れるわけですな。
その他ってのには防腐剤、パラベンあたりが含まれるんだろう、たぶん。
早速プロピレングリコールを注文した。

今日はエグザファインパテ+エグザハイフレックスレギュラーにて2回法impをした。
物はゴールドFCK。
いいimpがとれて満足。
バイトはブルームース・スーパーファーストでとった。
今回のように臼歯部咬合面が平坦の症例だと、模型を上下合わせるとどこでも咬んでしまうものだが、ブルームースだと凄く硬いのであまり苦労はしない。
エグザバイトUは軟らかいのでこういうときには困るのだ。

No(369)

▼MET 
来週から木曜はバイトすることになりました。
見学に行ったら見たこともないユニットが並んでいた...韓国製だって。
タービンで水が出なかったりするそうだ。
ちなみにパントモ撮影装置もなかった。10枚法??..んなわけないな。
一口腔単位の治療なんてできっこないや。
面接で理事長は随分でかいこと並べ立ててたが、こういうのにはもう慣れたな。
言ってることなんざどうでもいい。
どうせDrの治療見れば分かるんだし。
30代のDrが多いらしいが、色んな意味で脂がのってる時期だけに、あまり期待しない方がよさそうだ。
   ..2002/07/02(Tue) 22:47 (370)
▼cd_kaz 
あー、、でかいこと言う人間、、かぁ、、

医療法人の理事長ってどこもそうなのかな・??
まぁ、うちの理事長は「誇大妄想」だけどね、、
   ..2002/07/04(Thu) 00:27 (371)

■…2002年 7月 6日 (土).......稀有な症例...否、稀有な人間
前歯部メタボンBr。
セミプレ、フルベイク。
仮着していたんだが、今日Krに言われた。

「いつも金属の味がしてる。」

一瞬、「ありえないですね」...と言いたくなった。
一体何なんだ???さっぱり分からんです。もう入金してもらっちゃったしなぁ。
とりあえずカラーレスに近くなるように築盛してもらうことにした。


また今日は、中国系日本人のKrでも朝イチからトラブった。
うーむ、こういうのってトラブルって言うのかねぇ...
作った義歯が気に入らないんだと。
個人トレー+コンパウンドまでやったんだぞ〜。
歯の排列が気に入らないんだってさ。
日本語が片言しか話せない人で、コミュニケーションがとれず、今までも難航していたが、最後になって痛い目を見ることになったわけだ。
しかも60才くらいで頑固かつ、すぐ怒り出すときてる(⇒たぶん意図的だろうがね)。
わけが分からん。
半分お手上げ。こんなKr、もういらん。
中断してくんないかなぁ...こんなこと考えてしまうKrっているよね?

よくよく思い出してみれば、田中歯科時代は何かしらトラブりそうなKrはすべて院長が診てたっけ。独りでやってみると、あの頃は楽してたんだなとしみじみ感じますな。

No(372)

▼MET 
月の第一週は点数上がるんで、いつもながら気分がよい。
あれだけ再製やらコアKPだけやら多かったのに1万2千点も上がる。

それにしても最近再製多いよ。インレーやコアすら再製になるなんて、もう終わってます。
FCKが5mm高いくらいなら全然OKなレベルだもんな。
試適するときにいつもビクビクしてるよ。
   ..2002/07/06(Sat) 22:47 (373)
▼MET 
おれは誓うぞ。
今後は絶対にセミプレ・ノンプレは使わない!!
   ..2002/07/16(Tue) 21:42 (379)

■…2002年 7月12日 (金).......人生2度目の伝麻...
やったぞ。相互実習以来だ。
単なる左下5Extという実にあり得なさそうなケースで。
まず浸麻してから、左下C5ETEK用のアルジimp。
4と6のインレーを除去してPZ...の予定が大幅に狂う。
Krが痛がり、なぜかエナメルすら削れない。
歯根膜注射を打つことカートリッジ3本。確かな手応えを感じる。
でも効かない。計5本は打った。
PZは中止。というか診療時間はとっくに過ぎてる。ただ何もしないわけにはいかない。
5Extを試みるが痛くて出来るはずもない。
残った選択肢は伝麻しかなくなったわけ。
久し振りの伝麻が開口量1.5横指しかないTMD患者でもあって、位置の確認に手間取る。
結果は良好でExtできた。
伝麻の偉大さを知った。

No(374)

▼cd_kaz 
伝麻
それはロマン
銛付き麻酔器欲しいと思いませんか??

と、伝麻って、麻酔液が抵抗無く「スー」っと入っていくから
非常に「入れたぜ!!」って感じがよく分かって好きなんだが
なんだか、そーゆー感じがあったのにも関わらず、効きが悪いときも
あるんだな、、いったい俺はどこにキシロカインをぶち込んだんだろうか??
   ..2002/07/14(Sun) 02:06 (375)
▼cd_kaz 
それと、伝麻ってやっぱり1.5mlくらい入れないとダメなのかな、、
俺は何となく1.0mlくらい入れたら終わりにしてるんだが、、
なんだか隙の内圧を上げるほど入れちゃ後々なんか起きそうな気がして
1.0mlくらいにしてるんだが、下顎小舌って結構、隙の後ろの方にあるから
いっぱい入れなきゃダメなのかな??
   ..2002/07/14(Sun) 02:15 (376)
▼MET 
うーむ、伝麻用麻酔器ほしいです。安いし買ってしまおうか...。

内圧を上げることは全く問題ないと思う。1.8ml全部打ってもO.Kでしょう。
だからこそ隙の後方にあるってことは考えなくてもいいと思う。
拡散してくんだから。
おれは針も15mmくらいしか挿入しませんし。
   ..2002/07/16(Tue) 21:39 (377)
▼MET 
ところで伝麻するときは針を曲げて打ってる?それともストレートなまま?
   ..2002/07/16(Tue) 21:40 (378)
▼cd_kaz 
浸麻してから伝麻を打つのだが、
おれは浸麻のとき、カット面が骨にあたりやすいように曲げる
で、伝麻をするんだが、どーにも一回曲げた針は使いたくないんだよね、、
もし曲げたとこで折れたりしたら摘出不能になりそうなので、
針、換えてストレートな状態で打ってます
   ..2002/07/18(Thu) 22:33 (380)

■…2002年 8月 1日 (木).......先月(7月)の売り上げ
やっとこさ15万点に到達。加えて自費が40万円くらい。
だいたい毎月2〜2.5万点ペースで増えてきた。
が、全然まだまだ...。
ただ赤坂がネックになって、ぼちぼち保険は頭打ちだろう。
今のところ赤坂では総額150万円ほどの自費契約を取り付けているが、ぜ〜んぜん入る気配なし。根治したりエクストルージョンしたり、スケーリングしたり、ルートプレーニングしたり、抜歯窩治癒を待ってたり...。真面目にやると売り上げって上がらないもんなんだな、と改めて感じる。
ほっといても誰がやっても勝手に自費が転がり込んでくる赤坂を最大限生かすには...
もうちっとばかりやり方を考えねばならないようだ。

No(381)

▼MET 
計算違い。
正確には保険は16万点を越えていた。
   ..2002/08/22(Thu) 21:02 (384)

■…2002年 8月21日 (水).......声が出ない...
風邪で喉がやられてしまい、今日は声が殆ど出せなかった。
まったく商売にならない。
ささやくような声しか出せないのでは...。
昨日の1.5時間難Extが効いたか...。
患者さんもおれもグッタリだったので。

No(382)


■…2002年 8月22日 (木).......今日も声が出ない
何でだーーー。
衛生士に言伝してKrに話してもらうしか方法がない。
休みたくても仕事は死んでも休めない。
きついぜ、こいつは...。
風邪の症状は全くないのに声帯だけ炎症を起こしているのかな?
(昨日は「風邪で」だと思っていたが、どうも違うらしい)
知り合いの先生に吸入ステロイドでもいただこうか...。

No(383)


■…2002年 9月 2日 (月).......LED-LENSER V12 TRIPLEX...
というLEDタイプのハンディライトを買った。
白色LEDを3個使い、単5×3本にて発光させるものだ。
こいつがまた非常に明るい。
以前FEEDで買ったライオンのLEDイルミネーターなど話にならないくらいの光量だ。
もはやライオンのには戻れない。
口の前で一カ所に固定して持って照らすだけで、口腔内全部がはっきり見渡せる。ついでに咽頭後壁もバッチリ見ることもできる。
グリップ部にゴム製のポッチがあり、ペングリップ時にそこを押すと発光する仕組みで、マグライトなどのように先端部を回転させる必要がないので、「診療向き」と言えるだろう。
これで4000円程度は安い買い物だ。

往診、根管内診査、智歯分割時などに活用できそうだ。

No(385)


■…2002年 9月15日 (日).......Libretto L5/080TNLN...
買っちまった。128,000yen。
光照射器とどっちにするか悩んだが、冷静に考えてみれば「悩むまでもない」選択だった。
WinXPマシンなので、電源を一度も入れずに早速分解に取りかかっている。
いきなり無償保証対象外にしちまうのには勇気が要る。それでもまぁ、埋伏抜歯やパフォった時よりかは心の平静が保てるというものだ。
HDD摘出は結構面倒だった。
んで、デスクトップに繋いで例によってフリーのwash2000でHDDイメージを作成している。
なぜこの操作が必要かというと、この機種はリカバリーCDなるものが付属していないので、HDDをMBRごと全部ぶっ壊してしまうと、リカバリーの手立てが無くなってしまうからだ。
WinXPの機種をWin2Kへダウングレードするつもりなのだから、それなりに保険をかけなくてはならないわけだ。
うまくいくといいが...。

No(386)

▼MET 
心変わり。やっぱりWinXPをしばらく使ってみることにした。
思ってた以上に起動が速いんだわ。
   ..2002/09/16(Mon) 10:05 (387)
▼MET 
アプリのインストールとOSのセッティングがようやく完了した。
ネットで調べながらだったけど、随分とレジストリを弄った。もう元には戻せそうにない。つーか、レジストリのバックアップをとってない。
しかし評判の悪いWinXPなんでどんなに重いんだろうかと危惧していたが、想像よりだいぶ軽かった。現時点ではWin2kと違いが分からないくらいだ(見た目も含めて)。まぁ、ベンチでは測れない体感速度を何度もチェックしながら、値を変えてみてチューニングしたんでそのお陰かもしれないけど。久し振りにパソコン弄りしたという気がした。日記にこっち系書くのも珍しいし。
   ..2002/09/16(Mon) 21:29 (388)
▼MET 
バッテリーのもちが良い。
標準バッテリーで3時間以上もった。
重くはなるが大容量バッテリーをつければ7〜8時間はもつらしい。買うか!?
   ..2002/09/19(Thu) 21:41 (389)
▼MET 
何かチューニングが終わった時点での調子があまりに良く、この状態でもう一度HDDイメージをとりたくなった。が、また分解して組み立てるのはめんどくさい。
そこでノートン・ゴーストなどというかつての悪名高きノートン・ユーティリティ以来信用ならないシマンテックのアプリを買ってみた。
こいつが使ってみて驚き。FDDから立ち上げたDOS上でLAN経由で他のマシンのHDDへイメージデータを送れるのだ。通常HDDのイメージファイルは同じHDD上には作れない(当たり前だが)ので、これはデカイ。DOSでLibrettoのPCカードサービスを組み込むことができなかったので(というかドライバが手に入らなかった←リカバリCDが無いから不可能)、SCSIカードを挿してHDDを繋いで...という方法がとれなかったわけで、ノートン・ゴーストに手を出すほかなかったのだ。
   ..2002/09/19(Thu) 21:51 (390)

■…2002年 9月21日 (土).......今月も...
かなりピンチだ。売上が...(我々にこういう言い方は好ましくないが)。
歩合になって早2ヵ月半、レセ枚数・診療数・保険・自費の売上などを変数とした(ものだと思う)診療効率という値(こういう統計データが赤坂会では使われる)があり、全Dr中これはブッちぎりのトップなのだが、如何せん絶対数が不足。おれの売上はDrの中でもかなり低いが、数さえあれば上がることを示す唯一の統計値になっているわけで、今後も維持したいデータだ。あーぁ、レセ120枚でいいからほしいものだ。24万点は出せるのに...。
おれは基本的に時間を目一杯使って個々の診療をするので、次のアポまで1時間あれば1時間超えるまで診療するし(もちろんKrの都合を聞いてからだが)、30分なら40分は診療する。ダブルでもともに30分は座らせる。トリプルだったらちょっと考える。他の先生から「先生、いつも頑張るねぇ〜」とか言われるのは多分そのせいなのだろう。
のんびりやるんじゃなくて、手はいつも最速を心がけてるんで(進歩しなくなるから)、ちょっとやりすぎだったと反省するときもある。印象とって石膏ついで硬化後外してすぐに蝋堤つくってその日にバイト採得とか、CR10箇所くらいやったりとか、連続歯MOD・MOD・MOD・MODとか、根治するなら「ついでに」隣の無症状Per歯も手をつける、アマルガムは体に良くないと称して全部除去する、完璧に色調を合わせたCRを一回やってから無カリエス変色CRをやりかえる、不良補綴物を片っ端から除去する(だからおれの技工物の再製率はすごく高い。変なのは入れられない。)、など。
だからそんなにアポが埋まってないのに、いつも忙しくしてる。Krのためになるかは知らんが、売上にはつながる。全Krで治療計画は詳細に立てているが、実際にはあまり役立ってない状態だ。治療計画もへったくれもない、やっつけ仕事、などという言い方が正しい。

こないだ上7のとんでもなく太長いパラコアを除去した(歯質は4壁性残存)。根充されてないのだからタチが悪い。Krはコアの状態のまま急Perで来院したのだが、何故にパラだったのか不明だが、お陰で除去バーが何本も折れた。実は途中で赤坂に残っていた除去バーが在庫までなくなってしまったので、ゼクレアバーでビクビクしながらやっていた。赤坂会のファミリーの材料屋クエストのせいだ、まったく。今度デンタルショーにでるらしいので大いに苛めてやってほしい。納期は忘れた頃だし、しかも違うものを送りつけてくる。この先数週間、除去バーなしでどうしろってんだ?自前で松風除去バー(多分除去バーの中で最高の持ち)を1本だけ持っているので、これでつなぐしかないな...。

何かとりとめもないことを書き連ねてしまったな...。

No(391)


■…2002年10月26日 (土).......田中先生が...
ビューティーコロシアムっつー番組に出てた。
ちょっと太ったように見えたが、相変わらず目は充血して恐い顔してたなぁ。
最近自分はKrに媚びているような所がある気がして嫌な気分になっていたが、田中先生を見て昔を思い出した。
Krには絶対に媚びない「自分」に正直な先生もいたんだっけなー、と。

最近は田中歯科時代でやってた治療方針とだいぶ離れてしまったが、どうにも今ひとつスッキリしない感覚に苛まれていた。
おれももう一度正直になろう。

No(392)

▼MET 
今月...自費80万くらい入れたのに、給料30万すらいかないかも...
一体何故だ?
自費の軌道は乗ってきたが、保険は見事にそれを相殺してくれる。
レセ枚数なんとかならんのか。
   ..2002/10/26(Sat) 23:24 (393)

■…2002年11月15日 (金).......ADSL
今日、ふれっつADSLなるものに接続した。
今までのネット生活がいかに時間を浪費していたのかを痛感した。
やっぱ速いわ、これは。
もはや元には戻れない...

No(394)

▼cd_kaz 
何を〜!!

と、昨日松風のProArchIIIが納入された
すばらしいね、側方チェックバイトで顆路調節なんて初めてやったんだが、、
学生の時ペリオの実習でちょろっとやったが、あれはたしかコンダイラーのHanouH2Oか
何かじゃなかったかな
アルコン型だからか知らないが、非常に調節しやすかったぞ、それに、作業側顆頭の動き
なんかはアルコン型だからこそ「見て分かる」感じで直感的に理解しやすい
でもって、マウントさせて側方運動させてみると、ファセットがぴったり合うんだな
いいねー、非常にいいねー
   ..2002/11/16(Sat) 22:21 (395)
▼cd_kaz 
ちなみに今回買ったのが松風の
ProArchIII 150000
専用フェイスボー 25200
ギヤ式キャストサポート 19800 (簡易式キャストサポートなら4500だがお薦めしません)
顆路調節台 5700
MSMPシングル 2800
キャストプレート(10枚入り) 1000
で、204500円
これが、この咬合器を買うなら必要最小限の場合だ
それに
有歯顎用バイトフォーク 3000
予備として マウンティングリング (2枚一組) 1000
これだけあればかなり余裕が出る
特にキャストサポートはギヤ式を強くお薦めする
キャストサポートってのはフェイスボートランスファーしたバイトフォークと
その上に載っけた上顎模型を下から支えるモノなんだが
こいつが前まで使ってたTwinHobyでは存在してなかったんだ
キャストサポートなしだと、上顎模型の重みでバイトフォークがたわんでしまって
フェイスボートランスファーした意味がなくなっちゃうので要注意
まぁ、下顎に石膏で盛り上げて下支えしてやっても良いんだが、、
上顎の補綴をするとき、ダウエルピン模型なんかになったりするとかなり重たくなって
たわむんですよ、ほんと、ギヤ式サイコーにらくちん
   ..2002/11/16(Sat) 22:38 (396)
▼cd_kaz 
スプリットキャストプレート 10600
も持ってるんだが、でかすぎてHanouのフラスコに入らなくなっちゃうので
どーなんだか??ってかんじだ、
   ..2002/11/16(Sat) 22:41 (397)
▼MET 
なるほど、いろいろとオプションが必要なわけですな。
そう考えると本当に高価な品だな。
まぁ、高いか否かは使い道しだいかな?
   ..2002/11/17(Sun) 22:23 (398)

■…2002年12月11日 (水).......バイパス
こないだ上6DB根に折れ込んだ#35Hファイルの横にバイパスが通った。
卒業以来初めての成功例。とても達成感はある反面、RCTだけで30分というのは痛い。
根尖から約2mmの位置から長さ5mmの折れこみで、幸い根尖から離れていたので可能だった。ピーソー3本、ゲーツ2本が戦死し、余裕の「赤字」といえよう。

ここまで執念を燃やしたのは久しぶりだったが、それもこの上6はnon-cariesで麻抜したからだ。しかもこのKrは人生最初の麻抜の歯。20代。

単根歯ならまだしも、大臼歯は初めて。不思議としか言いようがない。打診もないのに何となく麻酔診で患歯決定したので、ちょっと緊張した。

No(399)

▼cd_kaz 
バイパス、、、やったことねぇな、、、
2回くらいファイルの折れ込みはやったことあるけど、、
どっちともピーソーぶち込んだら無くなってくれた、、って、、
   ..2002/12/13(Fri) 22:44 (400)

■…2003年 1月27日 (月).......久しぶりにマシンを弄ったら...
どうも何かが静電気でやられたらしい。
メインマシンとサブマシンが起動できなくなった。
今はサブサブマシンで接続中。
うーむ、困った...。

先日新小岩にある某歯科医院へ見学に行った。一応求人をしているという話で。
院長(53才)がDr一人でやってるところ。
一日30-40人、レセプト250枚程度のところだ。
わざわざ足を運んだのは
院長が「自費以外の全技工をすべて一人でやっている」
ということを聞いたからだ。
特にDentureに関してはこだわりがあるらしい。

んで実際。
すげー汚い技工室だった。
すげーへたくそな形成だった。
Dentureはまあまあっぽかった。イソコンパウンドも置いてあった。
OX洗浄のみで根尖まで開けないで糊剤根充だった。出身が東歯だから。
なぜかプラズマアークがあった。
助手がまっっったく使えそうになかった。Scもデンタル撮影もできなかった。
給料の条件はまあまあだが、自分にレセプト何枚分回ってくるのか疑問。
院長が訳のわからない何の根拠もない持論を力説していた。


結論。
却下。
なかなかいいとこ無いなぁ...。

No(401)

▼cd_kaz 
うん、自分で技工してるのはね、、外注技工料の節約のためなんだろうね
もしくは恥ずかしくて外注に出せない模型ばかりなのかもしれないね、
   ..2003/01/30(Thu) 23:46 (403)

■…2003年 1月30日 (木).......復帰した
OSインストールすること十数回。
半分以上キレかけながらの作業だった。
結局パーツを色々変えたので、今はDual AthlonXP2000+(L5[3]closeによるMP化)および、GeForce4Ti4400というマシンになった。
ベンチ結果は驚きの数値なのだが、体感速度はちょっと速くなった程度だ。
あーぁ、それにしても冬場は精密機器を触らないほうがいいな。
静電気でやられるからなぁ。
もうこりごりだ。

No(402)

▼cd_kaz 
ばんざーーーい

今日、晴れて新宿NSビル歯科を退職しました

あーーー、、長かった、、

と、そんな今日1人Drが見学に来ていた、なんと医科歯科の研修医2年目だとのことだ
つまりは同期だな
で、なぜかオレがデンチャーの埋没を指導することになったんだが、、
(うちの院長のくそったれパーシャル)
研修医二年目のくせにデンチャーの埋没をやったことがない、とかほざいていやがる
さすが「ちゅるみ」
なんだか今度の2月から初めての義歯症例をやるらしい、、ミニマムリクワイアメント
大丈夫なのか??それとも研修医の実習にはミニマムは無いのか??
何かおかしい、、今日辞めるDrに見学のDrの指導をさせる病院
同期の人間に同期の人間を指導させる病院
   ..2003/01/31(Fri) 23:53 (404)
▼cd_kaz 
でも、
言えなかった

ここの病院はくるべきじゃないよ

っていう一言が、、、
義を見てせざるは勇無き也、、、か、、
   ..2003/01/31(Fri) 23:55 (405)

■…2003年 2月 2日 (日).......オレ史上最速マシンの記念ベンチ結果
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name A7M266-D
Processor AMD Athlon 1665.40MHz[AuthenticAMD family 6 model 6 step 2]
Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(TM) MP 2000+
VideoCard NVIDIA Dualview
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 523,736 KByte
OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195)
Date 2003/02/02 00:24

AMD-768 PCI Bus Master IDE Controller V1.41
プライマリ IDE チャネル
IC35L080AVVA07-0
Maxtor 4D040K2

AMD-768 PCI Bus Master IDE Controller V1.41
セカンダリ IDE チャネル
MATSHITA DVD-RAM LF-D521
ASUS CRW-3212A

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
43202 147648 173480 36746 41392 67529 74

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
24455 40420 10880 1508 37426 37869 3877 C:\100MB


No(406)

▼MET 
CPUデュアル、HDD4台総計240G、GeForce4Ti4400、SoundBlasterLive!
これで電源はTORICAの「静」でたったの370W。最高負荷でも意外と落ちない。
   ..2003/02/02(Sun) 12:53 (407)
▼MET 
ちなみにサブマシンは

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor AMD Athlon 1204.16MHz[AuthenticAMD family 6 model 7 step 1]
Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[64K]
Name String AMD Duron(TM) Processor
VideoCard NVIDIA GeForce4 MX 440
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 261,592 KByte
OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195)
Date 2003/02/04 22:27

STLTH317 SCSI Controller
V386 STEALTH DVD 1.0h
V386 STEALTH DVD 1.0h
V386 STEALTH DVD 1.0h
V386 STEALTH DVD 1.0h

AMD-768 PCI Bus Master IDE Controller V1.43
プライマリ IDE チャネル
FUJITSU MPG3409AT E
QUANTUM FIREBALL CX10.2A

AMD-768 PCI Bus Master IDE Controller V1.43
セカンダリ IDE チャネル
PLEXTOR CD-R PX-W1610A

Symbios Logic 875XS|D, 2280X PCI SCSI Adapter

Win2000 Promise Ultra100 (tm) IDE Controller
QUANTUM FIREBALLlct1 A01.
QUANTUM FIREBALL CR8 A5U.
MATSHITADVD-RAM LF-D310 A122
_NEC DV-5800A 1.92

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
29723 106485 125112 27493 30532 50564 74

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
18301 30467 7920 837 23067 20803 3189 C:\100MB
   ..2003/02/04(Tue) 22:28 (408)
▼MET 
LibrettoL5

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor Crusoe 796.43MHz[GenuineTMx86 family 5 model 4 step 3]
VideoCard Rage Mobility
Resolution 1280x600 (16Bit color)
Memory 245,216 KByte
OS 5.1 (Build: 2600)
Date 2003/02/04 23:00

STLTH317 SCSI Controller
V386 STEALTH DVD 1.0h
V386 STEALTH DVD 1.0h
V386 STEALTH DVD 1.0h

ALi M5229 PCI Bus Master IDE Controller
プライマリ IDE チャネル
TOSHIBA MK2020GLP

ALi M5229 PCI Bus Master IDE Controller
セカンダリ IDE チャネル

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
12453 26824 18524 24004 14375 28341 14

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
8940 9517 2812 108 16652 16676 1292 C:\100MB
   ..2003/02/04(Tue) 23:02 (409)
▼cd_kaz 
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor Pentium III 1198.98MHz[GenuineIntel family 6 model B step 1]
Cache L1_D:[16K] L1_I:[16K] L2:[512K]
VideoCard ATI Mobility Radeon
Resolution 1600x1200 (32Bit color)
Memory 654,256 KByte
OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 2
Date 2003/02/07 03:53

Intel(R) 82801CAM Ultra ATA Storage Controller - 248A
プライマリ IDE チャネル
CF 128MB

Intel(R) 82801CAM Ultra ATA Storage Controller - 248A
セカンダリ IDE チャネル
IC25T048ATDA05-0

PCMCIA IDE/ATAPI コントローラ
MATSHITA UJDA720 DVD/CDRW

ARK VD600 SCSI Adapter
ARK CD-ROM VD6 A 6.00

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
17316 55693 54914 14275 14173 23446 30

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
25169 3178 7678 53 18723 17095 7822 7847 C:\100MB

   ..2003/03/04(Tue) 22:25 (413)
▼cd_kaz 
これがおれのにゅーましーん
ThinkPadA30pなのだ
こちら
いやー1600*1200 32Bit といy超ハイレゾリューション環境なのさ
一月前にベンチ採ったのあげわすれてたーよ、ではでは
   ..2003/03/04(Tue) 22:32 (414)
▼cd_kaz 
それにしてもBitBlt遅いな、、
   ..2003/03/04(Tue) 22:33 (415)
▼MET 
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor AMD Athlon 1666.65MHz[AuthenticAMD family 6 model 6 step 2]
Cache L1_D:[64K] L1_I:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(TM) MP 2000+
Processor AMD Athlon 1666.65MHz[AuthenticAMD family 6 model 6 step 2]
Cache L1_D:[64K] L1_I:[64K] L2:[256K]
Name String AMD Athlon(TM) MP 2000+
VideoCard WinFast A250 Ultra
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 785,876 KByte
OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195)
Date 2003/05/17 18:11

AMD-768 PCI Bus Master IDE Controller V1.43
プライマリ IDE チャネル
IC35L080AVVA07-0

AMD-768 PCI Bus Master IDE Controller V1.43
セカンダリ IDE チャネル
MATSHITA DVD-RAM LF-D521
ASUS CRW-3212A

WinXP Promise FastTrak TX2000 (tm) Controller
Promise 2+0 Stripe/RAID01.10

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
60489 147645 173479 33675 37104 60763 74

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
91336 71200 12620 529 92252 64810 23151 28983 C:\100MB

   ..2003/05/17(Sat) 18:10 (417)

■…2003年 3月 1日 (土).......またまた皮下気腫...
いやいや、おれって憑いてるのかね?
やりました。皮下気腫。
皮下気腫を見たのは卒後2回目だな。

今回は右上8のメタルコアset・PZ・impしてたら見る見るうちに右顎角から右側頚部にかけて腫脹してきた。
どうやらポケットからタービンのエアーが入ったらしい。
使用したバーは松風#104とSJCD#7xx。ま、バーと関係ないだろうけど。
でも、ポケットは4mmくらいしかなかったんだけどなぁ...。

手厚い説明と抗生剤投薬で経過観察。

しかしExt以外で皮下気腫は頭になかったなぁ...。
けど防ぎよう無いけどさ。

No(410)

▼MET 
んーと、今日退職願提出した。
といってもいきなり本部にFAXしたんだけど。
「一身上の都合」って、結局わがままなんだけどさ。
   ..2003/03/02(Sun) 00:12 (411)
▼MET 
今回は翌日には9割方消退していた。
なんでだろ・・・?
   ..2003/03/04(Tue) 01:28 (412)

■…2003年 3月 5日 (水).......抜歯窩治癒不全
ってのは初めての体験だ。
どす黒い肉芽がコリコリしていたのに加え、槽間骨が露出し腐骨化していた。
抜歯窩がエアーでしみる、触ると痛い、ってな症状。

鋭匙とラウンドバーで再掻爬し、腐骨除去でNaht。

いかなる抜歯窩でもオレは必ず鋭匙で掻爬してきたが、周囲のベテランその他のDrが「掻爬不要論」をいうので、初めて試してみたらたまたま治癒不全になった。たぶんもう掻爬しないことはないだろう。話によるとどんなPだろうがPer(嚢胞除く)だろうが掻爬しない方がドライソケットになりにくいという。
確かにオレには思い当たる節があった。

「年数の割にはドライソケットをかなり経験している」

まぁ、田中歯科でも日常茶飯事だったのでそういうもんだと気にしていなかった。別に治るし。ドライソケットはだいたい月に1回くらいはある感覚だ。
いかがなものだろう?

No(416)


■…2003年 4月30日 (水).......赤坂会退社
今日でお終い。
しかしながら1ヶ月も前から職探しをしているが、なかなかいいところが見つからない。
ただしばらく休養をとってもいいかもしれない。

No(418)


■…2003年 5月17日 (土).......某歯科医院に勤務開始と同時に勤務終了!?
始まったがもうお終い。
日記はいつも匿名にせず名指しにしているが、今回名指しの必要はなかろう。
ちょっと道端の石に蹴躓づいたようなものだからだ。
我々の歩く道を舗装しろとは言わないが、もう少し整備できないものだろうか...せめて砂利くらい取り除いてほしい...。

No(419)

▼MET 
治療の感覚は鈍っていなかった。
マイバーと各種マイ器具の常時使用は多くの恩恵を与えてくれたようだ。
どこでやろうが自分の手足となってくれる。
   ..2003/05/18(Sun) 12:11 (420)
▼MET 
日常のストレスから、ついついRAID0を導入してしまった。
せめてPCからは一切ストレスを受けたくない。
クラッシュリスク2倍、しかし体感速度2倍。ハイリスク&ハイりターン。
まさに歯科医人生にピッタリ、うってつけ。
   ..2003/05/18(Sun) 12:16 (421)
▼cd_kaz 
まぁ「路傍の石」と言うわけだ
早く忘れましょう
   ..2003/05/25(Sun) 21:32 (424)

■…2003年 5月19日 (月).......とりあえず今日まで
今日院長に話をつけた。
また明日から再出発だ。
一応明日面接に行くことになってる。

No(422)


■…2003年 5月20日 (火).......今日は面接
今月ですでにおれも27歳。時の経つのは早い。
昨日電話した診療所に面接およびテストを受けに行った。
院長は顔を合わせるやいなや、
「やっと来たか〜、って感じだ」と漏らした。???。
待ってたのはコアsetと前装冠支台形成だった。
一応テストは合格。久々だったが、マイバーを持って行ったので問題なかった。

その後いきなり15時〜20時まで診療した。
というのも一時すら惜しい状況だったからからで...理由はまたそのうち書こうと思う。
ともあれ明日から勤務(準?分院長)開始。

No(423)

▼MET 
ちなみにここの院長、メチャメチャ形成がウマイ!!そして速い!!
今までおれが出会ったドクターの中では群を抜いて一番だ。
難抜歯も恐ろしく速い。が、いわゆる「パワーエキスト」の部類に入る。根に挟まれた歯槽骨ごと千切り取る威力は凄まじい。しかし鈍的にやっているわけだから、予後は良いようだ。
形成は久しぶりに目の保養になっている感じ。
こういうドクターと一緒に仕事ができるのは光栄だ。しかし唯一の弱点、エンドがイマイチ。
まぁ、#40以上拡大してポイント根充してるので許せる。
ピーソーで根尖1mmまで攻めるおれとしては、院長のはフレア形成が不十分に感じられるのだ。アクセサリーポイントの入る本数が全然変わってくるので、側方圧も違う。
   ..2003/05/29(Thu) 23:42 (425)

■…2003年 6月 6日 (金).......いまだ休みとれず
赤○会時代の同僚に今日からバイトに来てもらうことになった。
Krの約1/3が韓国系であるなど、ここの特色をざっと説明した後、一緒に診療をこなした。
たまには他の(まともな)Drと仕事するのもいいものだ。
独りで診療していると惰性で流れそうになるときがあるので、同業者から監視されていると思えば真剣になれる...かもしれない。
ここに勤め始めて改めて1年目の良き時代を思い出した。普通のラボとシケンというラボの違いというものを。今は技工物での苦痛がないので、とても快適に仕事ができる。セットが楽しい時間になるなんて1年目以来だ。赤○会時代には3個に1個は再製を出していたのが嘘のようで、この2週間というもの、1つも再製などない。というかこれが普通だろう。
それにしても休みがほしい。

No(426)

▼cd_kaz 
セットするのが楽しみで仕方ない
こんな心境になれるのなら、歯科医師冥利に尽きるというものだ

逆にセットが憂鬱、こんなのじゃ自費料金頂けないよ
っと心境になったら、タービンを握る腕も鈍るってもんだ
   ..2003/06/08(Sun) 13:03 (427)
▼MET 
同感。
いいものだから勧められるわけだし。
おれは悪いものを堂々と勧められるように脳が構築されていないんでね。
誰でも元々持ってるものだと思うんだが...。
   ..2003/06/08(Sun) 21:42 (429)

■…2003年 6月 8日 (日).......インプラントデビュー
来週の日曜日にインプラントのデビューが決まった。
左下67欠損に2本打つ予定。
院長がカルシテックというインプラントしかやらないため同じものを使うが、何でもやり方は同じといえば同じなので、マイナーとかいうのは気にしないことにした。
パントモ上では下顎管まで20mmあるので最初にしては最適。13mm長φ4.0mmを使う予定。
不安もあるが楽しみが1つ増えた。
休みはないが、頑張ろう...。

No(428)


■…2003年 6月 9日 (月).......PC不安定期
Dual Athlon2000+マシンがどうも不調。しばらく使うと落ちまくる。
CPU温度を調べてみると64℃以上になるとその傾向が強いようだ。
仕方がないのでケースのフタを全開にし、部屋のクーラーをつけ、送風がケース内に直撃するようにセッティングした。もうすっかり夏バージョンだ。
結果CPU温度52℃で安定。
それにしてもファンの爆音がすごい。MP3の音量を上げないと自分の耳に曲として入ってこない。
しかし処理速度だけは譲れないのだ。おれ、短気だしな。診療も...。

No(430)

▼MET 
SECRET SPHEREの3rdアルバム買った。
レコーディング状態は改善されたが、そのせいなのか定かじゃないけど、ボーカルが下手に聞こえるようになった。曲もスピード感が減った。
   ..2003/06/09(Mon) 23:39 (431)

■…2003年 6月15日 (日).......インプラント
やっぱ怖え〜
ドリリング時のブレで手指に伝わってくる感覚が何とも・・・
けどまたやりたい。
今度は自分で症例とってこなくちゃなぁ。

No(432)

▼MET 
今日はプレッシャーで疲れたのでもう寝る。
   ..2003/06/15(Sun) 23:17 (433)
▼cd_kaz 
うーむ、、
君は今日からインプラントロジストだね
6月15日は君のインプラント記念日
   ..2003/06/16(Mon) 21:54 (434)

■…2003年 6月18日 (水).......移行期...
とても患者が少ない。先月新患12人、今月もまだ6人。
記録によるとその前までは20人前後は来ていたようだが、それならこの規模でも十分やっていける。
しかし終了は一定数出るので、新患が来ないと減る一方だ。
仕方がないので無症状Perを掘り起こしまくり、そしてPの治療に走って、修復物・補綴物に難癖を付け、外しまくる。CRはほぼ封印し、全部KP。今おれの中では着色とカリエスの区別がつかない、ようにしている。
抜髄即根あり(するけど算定別)、レジンコアあり、Inは複雑かつコンビ算定、Br支台は念のためいきなり抜髄しとく。
点数を上げるためだけの最短処置を心がけている。
おれ最高に本気出してるし。
たぶん今月、レセ平均2500以上いっちまうんじゃないかなぁ...。
おれは知らねぇぞ、院長よ。
合計点数足りないとかおれに言うからいけないんですよ...。絶対患者数が少ないことを理解してくださいな...。

No(435)

▼MET 
あとバーティカル根充最高!!
適当にクリクリとやるだけで根充が一瞬で終わる(たとえば3根管で30秒ってところだ)。しかも即コアKPしても全く問題なし。
   ..2003/06/18(Wed) 00:34 (436)
▼MET 
今日計算してみた。
今のところ今月レセ92枚で18万点、自費90万。
うちは無休だし、来週セットデーが続くし、26万点以上と自費100万はいくと思う。
レセ100枚ほどで平均2600以上はどうなんでしょ?
データを見たらうちは普段でも2000〜2100はコンスタントにいってたが...
ちなみに歯科医師会入ってませんけど...
   ..2003/06/21(Sat) 16:43 (437)

■…2003年 7月10日 (木).......疲れてきた
今月も患者数は危機的な状況。
このままいくとレセ月100枚ないと思われる。
でも1日1万点ペースは守りつづけている。目指すは平均3000点/枚。
しかしそろそろ息も切れそう・・・・・・なんだか疲れた。

「じゃあ今日この歯抜いてきましょうか、それで両隣の歯にも麻酔を効かして削って仮のブリッジを作っていきますね。・・・今日お時間あります?そうですか、じゃあついでにその隣の歯も土台をはずして根の治療を始めましょうか。根の治療は時間がかかりますから、平行して治療をした方が早く進みますからね。」

みたいなことを今日もやってしまった。
どう考えてもスカスカのアポ。休憩室でお茶でもしてる時間のほうが長いと思われるアポ状況。
でもなぜか休憩室に戻る暇もなく、患者を少々待たせてしまうくらいに忙しい。
というかスタッフは暇そうなのに「おれだけ」すごく忙しい。

治療の進め方にその日はセットしてお終いとかいう「きり」がないからなのか、患者のキャンセルや無断キャンセルはとても少ない。そりゃそうだわな。セットしたと思ったらまた即形成・印象し、右が噛めたと思ったらすぐ左が噛めなくなる。無症状Perも全部掘り起こし、
根治・根治・また根治。
まぁ、もともとおれはポスト除去が大好きで、根治も好きだからいいんだけどさ。
ただ代診の先生と一緒にやると、自分の求めるレベルでやってくれないからストレスになるな。

No(438)

▼cd_kaz 
こんち、きらーい
   ..2003/07/12(Sat) 23:17 (439)
▼cd_kaz 
なんだか近頃、開かない根管を開ける、っていうのが苦痛になってきた
ていうか、ピーソーつっこんでいけるトコまで行って、それからファイルを
おもむろにルートZXに付けて根尖を捜す、、までは良いんだが、そこでつっかえる
とかなりやる気がダウンする、、
ここでつっかえると、ピーソーでレッジつくっちまったか???とか
頭の中に浮かんで、なんか負け戦のイヤーな感じになる
不思議とステップバック法の方がこーゆーふーになることが少ない
気がするな、、
クラウンダウンプロシージャ、再考の時期にさしかかったかもしれん、、
トライオートZXが無いのも痛いな、、買うか??
   ..2003/07/12(Sat) 23:30 (440)
▼cd_kaz 
ピーソーさんって
ピーソープライヤーもピーソーリーマーもピーソー冠も
同じ人が作ったのかな??
だとしたら凄いな、、
   ..2003/07/12(Sat) 23:34 (441)
▼きたむら(旧姓) 
お久しぶりです。
こんち、相変わらず大好きよん。
トライオートZXとヨシダのK3の組み合わせが今のお気に入り。
地道な根治の結果として自費と信頼がついてくるからね。
貼薬も5種類くらい使い分けて、きちんと「どういう薬を入れてるか」説明してます。
空き時間は3MIX作るのが日課。(毎日新鮮な3MIXを、、、が信条(藁
でも、トライオートのEMR感度はふつーのルートZXより劣る気がする。。。
目盛りの違いのせいかな。なんせ見づらい。トライオートの目盛り。




   ..2003/07/13(Sun) 01:28 (442)
▼MET 
ナカニシのミニヘッドコントラに
ピーソーの全長25mm,32mm,38mmを各々#1〜6
それに加えてゲーツの32mmを#1〜6
これでほとんどの根尖までの拡大は終わったようなもの。

貼薬はカルシペックス、CC、CP、FG、FC、クレオドンから選択もしくはミックス。

根充はラテラルか、バーティカル。症例に応じて。

ラテラルのシーラーはキャナルスN、カルビタールのどちらか。
アクセサリーポイントは中・大・特・太中。
スプレッダーはヨシダのナビフレックス太・細と、YDMの最細。いずれもNiTi。
プラガーは太さ3種類。バーティカルの圧かけには必須。

ルートZXは常時つけっぱなし。

根治は人によってこだわりがありますね。
答えなんてないけど、治療スピードが速くて予後が良ければすべて良し。
   ..2003/07/14(Mon) 00:28 (443)
▼MET 
ピーソーさんは天才だな。
特にピーソーリーマーは最高の一品。
何にもない診療所で一つだけ買ってくれると言われたら、穿孔防止付きピーソーと即答するでしょう。
   ..2003/07/14(Mon) 00:32 (444)
▼cd_kaz 
おひさしぶりー
北村さん
トライオートのEMR感度は1と0.5の間の微妙な間が
分かんないんだよね、、
貼薬はFCとカルシペックスあとたまにメトコール極々たまにクレオドン
あと抜髄時時間がなくってまるまる根部歯髄を残したときCC、、、

そーだ「ネオパラホルムパスタ」持ってない??
10000円まで出します、だれか譲ってください

ピーソーさんちょっと調べてみた
Crown and Bridge-work, Lea&Fibger,318-319:Peeso,F.A. 1916
この論文ではピン型テレスコープクラウンを支台としたRPDの製作法について
発表されているとのこと、、モデリングコンパウンド+プラスターの精密印象法
により印象し、冠と床を分離して制作し、床を圧迫加圧して冠との位置関係を
口腔内で石膏コアに採り、床と冠を鑞付けした、、
とのこと、、100年も前にこんな臨床をしていた人間がいるとは、、
   ..2003/07/14(Mon) 22:40 (446)

■…2003年 7月13日 (日).......SJCDバー#5購入
かつては何でもまず#7xx一辺倒だったおれの形成スタイルはだいぶ変化した。
こいつでインレースライスすることはほとんどなくなったし、臼歯に全周ヘビーシャンファーを必ず付与することもなくなった。

しかし今はライトシャンファー一辺倒。形成量が少ないので速いというのが一番の理由だが、ナイフエッジを続けたくないというのもある。また、最近の傾向として、ロングブリッジがとても多いので(点数のためという理由が大きい)、ヘビーシャンファーだとテーパーを攻めざるを得ないのでアンダーカットが生じやすいということもある。あまり支台歯を細くしたくないしね。

SJCD#5良いです。

No(445)



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