正確な予報を行うには(1)スーパーコンピュータ(2)コンピュータに設置されたソフトウェア(数値予報モデル)(3)これを正確に解釈する予報官の能力-という三つの要素がうまくかみ合わなければならない。韓国は今年2月に532億ウォン(現在のレートで約48億円)を投じて4台目のスーパーコンピュータを導入し、これに世界的にも精度が高いとされる数値予報モデルを導入して予測を行っている。しかしそれでも予報がたびたび外れていることから、結局はコンピュータではなく人間に問題があると言わざるを得ない。釜慶大学環境大気科学科のピョン・ヒリョン名誉教授は「韓国の気象庁にはベテランの予報官がいないことが問題だ」「予報さえしっかりとできれば、その結果に見合った昇進をさせるなど待遇を改善し、競争を促すなどの対応が必要だ」と話した。
一方で疾病管理本部は今年の暑さによる死者の数が15人になったと発表した。これは2011年に統計を取り始めて以来、最も多いという。