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【サッカー】

香川「ラッキー」2得点 ドイツ杯1回戦で快勝

2016年8月24日 紙面から

トリーア戦の前半、先制ゴールを決め喜ぶドルトムントの香川=トリーアで(共同)

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◇ドイツ杯<1回戦> ドルトムント3−0トリーア

 【トリーア(ドイツ)原田公樹】ドイツカップは22日、1回戦の残り4試合を行い、ドルトムントは敵地でMF香川真司(27)が2ゴールを決めるなど、4部リーグのトリーアに3−0で快勝して2回戦へ勝ち上がった。香川はトップ下のMFとして先発し、前半8分、同33分に連続ゴールを決め、フル出場した。DF酒井高徳(25)のハンブルガーSVはアウェーで3部リーグのツウィッカウに1−0で勝利。酒井は右サイドバックとしてフル出場した。

 ゴール前を固める4部相手に前半8分、香川が先制弾を突き刺す。オーバメヤンがシュートをブロックされ、こぼれ球を香川が右足で決めた。「ラッキーとしか言いようがない。あんなボールがこぼれてくることはめったにない」と振り返った。

 さらに同33分、中盤右奥からグラウンダーのパス。ゴール前でシュールレと相手選手が競って、そのままボールが抜け、結果的に香川へのスルーパスになり、これを左足で押し込んだ。

 プレシーズンマッチを通じて、この日が今季初ゴール。香川は「ラッキー」と話したが、試合では90分間を通じて秀逸だった。トップ下のMFとして、ボールを左右に振り分け、ポストプレーで中央の密集地に起点をつくる。ドルトムントはよく機能した。2得点も可能性を信じてゴール前へ飛び込んでいたから、決められた。

 「まだまだ。これをやり続けるしかない。1試合、1試合を大切にする」と香川は自らに言い聞かせた。27日のリーグ開幕戦・マインツ戦に向け、いい前哨戦になった。

 

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