トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

大谷、3戦連続先制打 ハムM阻止、また−0.5差

2016年8月24日 紙面から

ロッテ−日本ハム 1回表3ランを放った陽岱鋼(左)を迎える日本ハム・大谷=QVCマリンで

写真

◇日本ハム4−1ロッテ

 日本ハムが逃げ切った。1回に大谷の適時打と陽岱鋼の3ランで4点を先制。バースは6イニング1失点で6月20日以来の6勝目、宮西が6年ぶりのセーブを挙げた。ロッテは失策が失点につながり、打線も10安打で1得点に終わった。

     ◇

 背番号「11」の鮮やかな一撃で勝利を呼んだ。初回1死二塁。スタンリッジの内角スライダーに両肘をたたみ、最後は右手一本で押し込んだ。打球は鋭く一、二塁間を破り、二塁走者の西川がホームを踏む。3試合連続の先制打。日本ハム・大谷は一塁上でベンチに向かって軽く頭を下げ、頬を緩ませた。

 つなぐ意識で単打を狙った結果だ。「基本的には長打(狙い)。しっかり振って打ちたい気持ちはある。(当てにいく打撃は)あんまりやりたいことではないけど、二塁に走者がいたので、しっかり打ててよかった」。今季ここまで6試合で決勝打を放っているが、その全てが本塁打。単打の決勝打はこれが初めてだ。状況に応じた打撃ができるから、好調な打撃を維持できる。

 これで9試合連続安打。野手としてチームの勝利に貢献し続けているが、投手としても実戦復帰への道筋が見えてきた。試合前にブルペン入りし、変化球を交えて50球を投じた。

 「ずっといい状態が続いている。あとは試合で投げられればいい」。大谷はそう手応えを口にした。まずリリーフ登板で試運転し、先発登板の時期を探る。首位ソフトバンクと再び、マイナス0・5差。残り30試合、逆転Vをつかむため、持てる力を出し尽くす。 (水足丈夫)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ