内戦の南スーダン 前副大統領の出国で混乱懸念
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大統領派と副大統領派との間で戦闘が再燃したアフリカの南スーダンで、大統領から副大統領職を解任されたマシャール氏が出国し、双方の対話の道が閉ざされて混乱がさらに長引くのではないかと懸念されています。
南スーダンでは、先月、キール大統領派の政府軍とマシャール副大統領を支持する反政府勢力との間で戦闘が再燃し、キール大統領がマシャール氏を解任するなど混乱が続いています。
その後、マシャール氏の所在はわからなくなっていましたが、国連の報道官は18日、「人道的な理由でコンゴ民主共和国に展開するPKO=平和維持部隊が、マシャール氏や妻などの移動を手助けした」と述べ、マシャール氏が南スーダンを出国して、コンゴ民主共和国に入国したことを明らかにしました。
また、マシャール氏を支持する反政府勢力の広報担当者もインターネット上で「マシャール氏は南スーダンの周辺国に行った」とするコメントを出しています。
南スーダンでは情勢の悪化を受けて、日本の援助関係者などが国外に退避しましたが、PKOに参加している自衛隊は、首都ジュバで活動を続けています。マシャール氏が出国したことで、共に暫定政府を担ってきたキール大統領とマシャール氏側による対話の道は閉ざされ、混乱がさらに長引くのではないかと懸念されています。
その後、マシャール氏の所在はわからなくなっていましたが、国連の報道官は18日、「人道的な理由でコンゴ民主共和国に展開するPKO=平和維持部隊が、マシャール氏や妻などの移動を手助けした」と述べ、マシャール氏が南スーダンを出国して、コンゴ民主共和国に入国したことを明らかにしました。
また、マシャール氏を支持する反政府勢力の広報担当者もインターネット上で「マシャール氏は南スーダンの周辺国に行った」とするコメントを出しています。
南スーダンでは情勢の悪化を受けて、日本の援助関係者などが国外に退避しましたが、PKOに参加している自衛隊は、首都ジュバで活動を続けています。マシャール氏が出国したことで、共に暫定政府を担ってきたキール大統領とマシャール氏側による対話の道は閉ざされ、混乱がさらに長引くのではないかと懸念されています。