リオで「東京キャラバン」 日本文化をPR

リオで「東京キャラバン」 日本文化をPR
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オリンピックが開かれているブラジルのリオデジャネイロで、4年後のオリンピックの舞台となる日本の文化や芸術をPRするイベントが始まりました。
「東京キャラバン」と名付けられたイベントは、オリンピック期間中、世界中からリオデジャネイロを訪れる人たちに日本の文化や芸術を知ってもらおうと計画されました。
市の中心部にある18世紀に建てられた歴史的建造物の吹き抜けに舞台が作られ、劇作家の野田秀樹さんが手がける演劇やダンスなどのパフォーマンスが披露されます。
イベント初日の18日には、舞台稽古が行われ能楽師の津村禮次郎さんや人気バンドの「東京スカパラダイスオーケストラ」などさまざまな分野の日本を代表する出演者が、地元ブラジルのアーティストとともに、野田さんの指示の下、ひとつの作品を作り上げていく過程を公開し、訪れた人たちがその様子に見入っていました。また、会場には折り紙を切ってこいのぼりを作る切り絵のコーナーや和風の柄の布地を使って造花を作るコーナーなども設けられ、訪れた人たちが熱心に取り組んでいました。
野田秀樹さんは「意外な組み合わせだが、ブラジルは音楽と踊りの国だからこういうイベントはもってこいだと思う。キャラバンの意味は出ていって人と交わり変化して戻ってくるというものなので、ブラジルからいろんなものをもらってきたい」と笑顔で話していました。