「バカの貧困」


Twitterで勧められたので読んでみた。


なるほど、娯楽やオタク文化がややもすれば麻薬やギャンブルに近しいものになるのは納得する。
しかしそれが「貧困」に直結するのが、ちょっと意味が解らない。

確かに「声優のイベントに行くために定職に就かない」人が僕の友人にいた。
アニメーターなんかも「夢を追ったための貧困」に大多数が喘いでいる。

でも、一般的には、ちゃんと定職に就いて、余暇と余力を効果的に娯楽に費やしている人が僕の周りでもほとんどですよ?


ていうか、こういうのは統計を出さないと、ただの妄想になるじゃないですか。
富裕層はアニメやギャンブルにはまってないのか?
ていうか、そもそもGDP増加のためとか、オタク文化の進化のためとか、何か目的があっての批判なら解るんですが、これでは批判の目的が解らない。
大衆を、文化をどうしたいのかが解らない。


「大阪芸大の教授」っていう肩書が完全にオチ狙いに見えるのだけど、これ論文にはならないと解って書いてますよね?
オタク文化と貧困に何の恨みがあったか知りませんが、せっかくだから論文にして、しっかり調べた方がいいんじゃないでしょうか?