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18 Feb 2016 20:11
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慰安婦証言は「捏造」「想像の産物」と反論

 政府は16日にジュネーブで開かれた国連の女子差別撤廃委員会で、慰安婦問題について、軍や官憲による強制連行を裏付ける資料がないことや、強制連行の証言が捏造ねつぞうだったことを説明した。

 慰安婦について、「日本軍が強制連行した性奴隷」といった誤解を解くため、国際会議などの場で説明を重ねる考えだ。

 政府代表の杉山晋輔外務審議官は、韓国の済州島で強制連行したとする吉田清治氏(故人)の証言を「捏造」「完全に想像の産物」と述べ、証言を繰り返し報道した朝日新聞が「誤りを認め謝罪した」ことも説明した。慰安婦が20万人いたとの主張も具体的な裏付けがないと指摘した。

 外務省によると、政府が国連で吉田証言や朝日新聞の謝罪を説明するのは初めて。慰安婦を「強制連行された軍用性奴隷」と断定した国連人権委員会のクマラスワミ報告などが根拠とした吉田証言が虚偽であることを強調し、国際社会の誤解を払拭する狙いがある。

2016年02月18日 10時43分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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