リオ五輪閉会式 東京大会のプレゼンテーションが話題に

リオ五輪閉会式 東京大会のプレゼンテーションが話題に
リオデジャネイロオリンピックの閉会式で次回の東京大会をアピールしたプレゼンテーションについて、海外メディアは「印象的だった」などと伝えた一方、開催に向けた課題があることも指摘しています。
次回の東京大会をアピールしたプレゼンテーションは、安倍総理大臣がゲームのキャラクターの「マリオ」にふんして登場して締めくくりました。
この演出について、アメリカのCNNテレビは「マリオの格好をした安倍総理大臣の登場は、閉会式の話題をさらいそうになった」と伝えました。
また、イギリスの公共放送BBCは「東京の印象的なショーが閉会式のハイライトだった」と報じました。このほか、ツイッター上には「これまで日本に行きたいと思ったことはなかったけれど、この演出を見て次のオリンピックの開会式に絶対行きたいと思った」とか、「4年後が待ち遠しい」などという英語での投稿が相次いでいます。
一方、BBCは会場となる東京について、外国人にとっては電車の路線が複雑でわかりにくいことや、英語があまり通じないことなどが課題だと伝えたほか、開催経費が当初よりも膨らみ、これまでで最も費用のかかるオリンピックになるだろうと指摘しました。

丸川五輪相 「次は東京 決意新たに」

丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣は記者会見で、「すばらしいオリンピックだった。日本が獲得したメダルの数がロンドン大会を抜いて過去最高となり、選手の頑張りに感謝したい」と述べました。そのうえで、丸川大臣は「『もう終わってしまうのか』という気持ちと同時に、すばらしいオリンピックの旗の引き継ぎを見て、『いよいよ次は東京だ』という思いで身震いがした。子どもに喜びと希望を与えられるオリンピックを、必ず成功に導いていかなければならないという思いで決意を新たにした」と述べました。
また、丸川大臣は安倍総理大臣が閉会式に人気ゲームのキャラクター、「マリオ」にふんして登場したことについて、「まさか『マリオ』になるとは思わなかった。『安倍マリオ晋三』と、ミドルネームを『マリオ』にしてもらえると、世界の皆さんに、すぐ分かってもらえてよいのではないか」と述べました。