水田活用の直接支払交付金実施要領(平成28年3月31日付け27政統第897号農林水産省生産局長通知)第2の3に基づき、「米原市農業再生協議会水田フル活用ビジョン」を公表します。
水田フル活用ビジョンは、地域の特色のある魅力的な産品の産地を創造するための地域の作物生産の設計図となるものです。地域の水田における作物ごとの取組方針・作付予定面積、産地交付金の活用方法等を明らかにし、地域で共有することで、地域の特色ある産地づくりに向けた取組を更に推進することを目的としています。
本市は、水稲、麦、大豆等の土地利用型作物を中心とした作付が主体となっており、近年では、加工用米や新規需要米等の非主食用米の作付が増えつつある。また、中山間地域では、そばの栽培が盛んであり、特に日本のそばの発祥地とされる地域では、伊吹在来そばのブランド化を進めている。
本市の水田面積は、約2,130ヘクタールであるが、昨今の米価低迷、高齢化による担い手不足、獣害問題の深刻化により、不作付地の拡大が進んでいる状況である。
持続可能な農業に取り組むため、農地集積、担い手育成、適地適作の推進等を行う必要があり、人・農地プランや農地中間管理機構制度の活用による担い手への農地集積比率の引き上げ、分散錯圃の解消を推進し、効率的な営農体系の構築を図るほか、産地交付金制度の活用により、需要のある作物への作付転換を推進していく必要がある。
需給に応じた生産数量を確保する。
ア 飼料用米:主食用米の需要の減少に伴う主な作物の一つとして取り組む。また、多収品種の導入についても推進する。
イ WCS用稲、加工用米:需要に応じた計画的な作付を推進する。
| 作物 | 平成25年度 | 平成28年度(予定) | 平成30年度(目標) |
|---|---|---|---|
| 主食用米 | 1,435.4 | 1,373.3 | 1,350.0 |
| 加工用米 | 56.6 | 60.0 | 65.0 |
| 備蓄米 | 60.0 | 60.0 | 60.0 |
| 米粉用米 | 1.6 | 1.0 | 1.0 |
| 飼料用米 | 0.2 | 40.0 | 50.0 |
| WCS用稲 | 1.7 | 2.0 | 2.0 |
| 麦 | 273.0 | 319.1 | 320.0 |
| 大豆 | 157.0 | 165.0 | 170.0 |
| 飼料作物 | - | - | - |
| そば | 57.0 | 60.0 | 62.0 |
| なたね | - | - | - |
| 作物 | 平成25年度 | 平成28年度(予定) | 平成30年度(目標) |
|---|---|---|---|
| 野菜 | 26.4 | 29.0 | 29.0 |
| 雑穀 | 0.3 | 0.6 | 0.6 |
| 花き | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
| 地力 | 45.6 | 42.0 | 40.0 |
| その他 (特用作物) | 0.2 | 0.6 | 0.6 |
配分枠(1回目):17,478,000円
※2回目の配分額が未定のため、1回目の配分額で作成しています。
【内訳】
活用予定額
水田分:17,478,000円
畑地分:0円
【内訳】
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(別紙)「産地交付金の活用方法の明細」は、必要な箇所のみ抜粋して掲載しています。
米原市農業再生協議会事務局(滋賀県米原市役所 経済環境部 農政課内)
電話:0749-58-2228 ファクス:0749-58-1719