2016.08.23 18:00
映画『シン・ゴジラ』と『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に共に関わっているクリエイター前田真宏氏。アニメ好きな人間にとっては有名人だが、この2つの作品に共に参加している日本人が居ることはSENSORS読者には驚きかもしれない。前田氏は『シン・ゴジラ』では、庵野秀明総監督のコンセプトデザインをより具現化するイメージデザインを手がけている。その前田氏にシン・ゴジラのデザインについてお話しを伺った。
(C)2016 TOHO CO.,LTD.
『シン・ゴジラ』の庵野秀明総監督が代表を務める株式会社カラー。今回、その一室で『シン・ゴジラ』のイメージデザインを手がけ、アニメーション監督でもある前田真宏氏からお話をうかがう機会をえた。
(C)2016 TOHO CO.,LTD.
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怪獣映画だけではなく、古い日本映画の遺伝子も受け継いだ『シン・ゴジラ』。そのデザインもオリジナルのコンセプトや遺伝子を深く受け継いだものだった。そして2016年、驚異の進化を遂げた姿で我々の前に現れた『シン・ゴジラ』。既にご覧になった方は多いと思うが、ゴジラのデザイン、動きを意識して鑑賞されるのはいかがだろうか?
【プロフィール】
前田 真宏(まえだ まひろ)/1963年生まれ。アニメーション監督。株式会社カラー所属。東京造形大学在学中より『風の谷のナウシカ』『超時空要塞 マクロス』などの作品にアニメーターとして参加。その後スタジオジブリ、GAINAXを経て92年有志と共にアニメーションスタジオGONZOを設立。98年OVA作品『青の6号』で監督デビュー。代表作は『ANIMATRIX The Second Renaissance 1&2』、『巌窟王』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』など。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ではコンセプトデザインとして参加。短編シリーズ『アニメ(ーター)見本市』にて『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』、『Kanón』、『ハンマーヘッド』の監督を務める。庵野秀明が脚本・総監督を務める実写映画『シン・ゴジラ』(全国東宝系公開中)ではゴジライメージデザインで参加している。
TV番組リサーチ会社を経て、現在フリーランスのリサーチャー&ライター。映画・アニメとものすごくうるさい音楽とものすごく静かな音楽が好き。
WEBSITE : suburbangraphics.jp