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きよねこ

学んだこと、考えたことを書いています。

保育士が足りないことについて思うこと

コラム

こんにちは、きよねこです。
下記のニュースを読みました。
素晴らしいと思いますが、保育士問題は勤務する側からしたら別にあるのになと感じました。

宮城県で保育士を目指す学生に2年間、月5万円を上限に貸与する方針で、入学金20万円、卒業時の就職準備金20万円も貸し付ける。1人当たり最大160万円を借りることができる。返済免除は保育士資格取得後、1年以内に保育士登録し、県内の保育所などで5年間働くことが条件。

headlines.yahoo.co.jp

この制度は素晴らしいと思います。
ただ保育士が足りていないことの問題は、保育士になるのに壁があるからではありません。
保育士の学校が高いからでも難易度が高いからでもありません。

ただ給与が安い、労働条件が悪いからです。

保育士は保育園や私立かによって違ってきますが、新人だと週五日勤務しても手取りで十数万の人もいます。
命を預かっている立場、教育において幼児期がどれだけ大切か、人の性格が育つ時期でもあります。
それなのに他の小学校や高校の教師とは違って薄給なのです。

私からしたら高校の教師が偉くて、幼稚園の先生が偉くないということはないと思っています。
高校における子供の成長より、幼児期における成長のが重要です。
そして幼児なので高校生とは違って、言葉の通り、目を離すこともできません。

それなのに比べにならないほど安い給与です。

女性はまだ結婚という道もありますが、男性はこんな安月給では結婚する人も現れません。
言い過ぎたかもしれませんが、保育士の女性は男性から人気がある職種です。
それに男性は女性の給与の高さを求めることは傾向的に低いです。
よって女性の場合は保育士であっても結婚に関してだけなら肯定的です。

しかし男性に限っては、別に男性の保育士は女性から見て人気がある職種ではありません。
そして女性は男性に対して結婚となると現実的な考え方と男性に守ってもらいたい、頼りたいという欲求もあって、安い給与よりは高い給与の男性のが魅力的だと思う傾向があります。

事実、結婚相談所では給与の高い男性のが人気です。
その逆に女性は給与が高いから男性からモテる、人気というわけではなく、年齢が若い方が結婚相談所においては人気の傾向があります。

男性保育士は給与の低さは職業を選ぶ上で悩んでしまいます。

女性保育士だって、結婚すれば大丈夫というのは他者依存し過ぎであって、本当は自立してやっていきたいと思っているはずです。
たとえば看護師は女一人でも生きている職業でしょう。
看護師じゃなくても高校の先生だって給与からしたら女一人でも生きているはずです。
ただ保育士では本当にぎりぎりです。
老後の安心なんてありません。

都内で一人暮らしをするのも保育士を選んだらギリギリなんです。
できるかどうかわかりません。
保育士の給与で東京で一人暮らしはかなりぎりぎりだと思います。
給与が年々上がるわけでもなく、安いまま変わらず、ずっとです。

人さまの子供を預かる、しかも幼児期における児童を預かる責任感と重要性に給与があまりにも釣り合っていません。
保育士の数を増やしたいと思うなら、政治的に補助金でも何でもいいですが、保育士の給与を上げる努力をすべきです。
それもちょっとではなく、グンと上げないといけません。

それこそ小学校教師に給与に近いくらいの保証をしてあげるべきだと思います。

噂では看護師は昔は給与が低い時代もあったが、団体が政治的に強くて、労働環境が変わったと聞いたことがあります。
保育士も団体はあるのですが、政治的に弱いのかもしれませんね。。。
自分の経験だと、こういう児童系の職種は共産党系を応援しているところが多い気がします。
政治はさっぱりわからないですが、保育士の給与を待遇を上げるために頑張ってもらいたいです。

今回の私が言いたいのは保育士が足りていない問題は、保育士になる壁ではなく、保育士になってからの給与に問題があります。
給与、待遇さえ良ければ保育士になりたいという人は勝手に増えていくでしょう。
そして保育士の重要性を考えたら待遇を良くしても良いはずです。