「開かずの踏切解消を」対策求める住民集会 東京

「開かずの踏切解消を」対策求める住民集会 東京
東京都内で長時間、遮断機が開かない、いわゆる「開かずの踏切」への対策が十分進まないなか、中野区で一刻も早い問題の解消を求める住民集会が開かれました。
国土交通省によりますと、朝夕のラッシュ時に遮断機が長時間開かない、いわゆる「開かずの踏切」は都内に245か所あり、深刻な交通渋滞や無理な横断による交通事故を引き起こすなど、市民生活に影響を与えています。
こうした中、区内に18か所の開かずの踏切がある中野区で、沿線の住民を中心におよそ200人が集まり、一刻も早い問題の解消を求める決起集会が開かれました。
集会では、18か所の踏切のうち半数以上で、対策の実施の具体的なめどが立っていないことが報告され、今後、都や鉄道事業者に対し、対策を加速化するよう求めていくことを決めました。
都によりますと、都内では現在100余りの踏切で線路を地下に埋めたりする工事が進められていますが、住民の同意や費用などの問題で対策が進んでいない踏切も多くあるということです。
中野区でこの問題に取り組んでいる住民グループの代表の大野道高さんは「踏切の解消は住民の長年の悲願なので一刻も早く実現したい」と話していました。