スマートフォン（スマホ）向けゲーム「ポケモンＧＯ」をしていて起きた交通事故が、国内の配信開始から今月21日までの１カ月間で、29都道府県で計79件（人身22件、物損57件）だったことが23日、警察庁のまとめで分かった。死者はなかったが、愛知県で１人が重体となった。摘発は1140件で画面を注視しながら運転した道路交通法違反が９割超に上った。
愛知県警によると、重体の被害者が出た事故は11日夜に春日井市で発生。岐阜県土岐市の会社員の男（26）が軽自動車で走行中、横断歩道上で自転車のベトナム国籍の女性会社員（29）をはねた。過失運転致傷容疑で現行犯逮捕された男は「事故直前までポケモンＧＯで遊び、スマートフォンを充電しようとした際に脇見運転をした」と話しているという。
