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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

自分がうつの時に陥りがちな10の症状

躁うつ病・発達障害

最近、抑うつ状態がずっと続いているので、備忘録もかねがね「普通の時はそうでもないけど、うつの時はついつい陥ってしまうこと」を書く。

 個人差があることだから「全部当てはまる人」は少ないだろうけど、参考に見てもらえれば、たすかります。

 

(※ただし、今回「昼夜が逆転する」は躁・鬱それぞれの状態で起こることだから割愛。)

 

なるべく軽度なものから順番に書くようにするので、最後の方ほど重症。

1、買い物や夕飯で迷う時間が極端に長くなる←しかも結局買わない

僕の中で「抑うつ」の症状が最も軽度かつわかりやすく出るものが

「買い物・食事が一向に決まらないくせにやたらと迷い、最終的には迷うほどほしくなかったことに気づく」

という、謎のムダ思考。

 

特に買い物もしてないのに、スーパーを2週したり、駅前の飲食店街で同じ所を行ったり来たりした時は「うつなんだなぁ〜」と思うようにしてる。

知らない商店街や観光地、ショッピングモールを歩いて楽しんでいるならまだしも、「決めたいのに決められない」ことが自分はいつもの街で起こる。

 

そういう時はだいたい体調が悪い。

 

2、思考が深まらないから論理立てた思考や文書作成ができない。

これ、ブログを書く上で致命的なことだけど…僕はうつが酷いと正しい論理を積み重ねていく演繹法で文章が書けなくなる。

 

経験則の積み重ね…つまり、帰納法でしか文章が書けない時、個人的な経験則を一般化しすぎるあまり、整合性が取れてないレベルまでに陥ってる時はうつが入っていることも多い。(帰納法で文章を書くこと自体多いけどね…。)

 

もっとひどくなると、自分の経験則ですら文章が書けなくなる。

正確に言うと「書きたいこと」はあるけど、それをオチまで順序立てる思考が働かなくなり...ブログ作成ページの前で立ち尽くしたり、何時間も書き直した挙句完成しないことが多く、時間をムダにする。

 

普段ならオチまでスッキリとまとまるか、暗礁に乗り上げる前に「書かない」という判断ができることが…急激にその判断ができなくなってる。

 

軽度な時は、「軽いもの」はできてるけど…時間をかけて長文を書こうとしたり、議論や談笑に長時間参加していると…うつ特有の頭痛をきたすことになる。

 

3、無意識にお風呂が遠のく(入りたくなくなる)

これ、他の病んでる人にきいてもあるらしいのですが…なぜかお風呂がめんどくさくなって入りたくなくなる。

 

ただ、臭えば臭ったなりに気分が落ち込むから結局はお風呂に入るんだけど…入る前に極端にめんどくさがったり、入らずに済まそうとする。(10分20分のことをなぜかすごい手間に感じてめんどくさがって後回しにする)

 

ただ…多くの場合はお風呂に入った方が抑うつ時特有のコリや眠気や体内時計の不安定さを調節してくれるから、キチッと入るようにする。

 

でも、本当にうつが酷いと頭でそういうことを意識しなきゃすごく避ける。

 

4、やたら(尋常じゃないほど)ヌキたくなる

僕の場合「躁うつ病」だから「躁状態の方が興奮気味だから…」と思っていたけど、うつの時の方がムラムラする。

 

ムラムラというよりは、甘えたい欲求・依存欲求と性欲が混ざって、ヌキたくなったり、やたらとその手の妄想が思い浮かんだりする。

下ネタっぽいけど、これが時々「腰痛」にまで繋がったり、ムダな浪費を生むから…僕としては切実な問題だったりする。

 

5、腹がへると尋常じゃないほどイライラするが…当人は空腹に気づかない。

「おなかがすくと怒りっぽい人」自体は普通の人でもいると思うけど…僕の場合はうつの時、それに気づかない。

 

療養初期にはイライラと多弁になったり、思考がまとまらなくなったりした時でも、「お腹が空いてるから」「ごはんにしよう」とはちっとも思わなかった。

 

今は経験則として「胃腸と脳みそが噛み合わない時は、お腹ではなく、行動やイライラに空腹の合図が出るんだな」と自覚してるけど、その自覚がない・抜け落ちたまま作業を続けてると一人で勝手に自分に対してキレ始めることがしばしばある。

 

うつだけでなく、躁の時にも起こることがあるから「心と体がずれ始めると、空腹を感じにくくなる」と僕の中では覚えるようにしてる。

6、極端に食べたくなくなる時と、無尽蔵に食える時が混在し、食事が不規則に!

最悪のレベルの時はこれだね。

 

食欲自体が不規則になる。

不規則になることは普通でもあるんだけど、違うのは「なかなか空腹を感じないから無尽蔵に食えそうな日」が出てしまうこと。

一番ひどいと一日1〜2食の俺が、一日4食普段の食事一食分を食べることが…ある。

 

というか、そこまでを体が求めた時は流石に「ヤバい」と思って、食事抜きや断酒や運動などで調整するようにはしてるけど…うーん…。

 

7、頭痛や倦怠感が当たり前になる

うつ状態のほうが頭痛や倦怠感とは常に隣り合わせなので、少しでも疲れたり、考えすぎリ、体が欲しがってるものを読み取れないと頭痛や倦怠感に陥りやすくなる。

 

だが、あまりにも悪くなると頭痛でかつボーッとした倦怠感が当たり前になってくる。

 

こうなると…今度はそれ自体によって思考も深まらなくなるし、思考以前に色んな事のやる気が起きなくなる。

 

一番ひどいと活動時間が短くなったり、動けなくなったりするわけで…。

 

8、寝ても寝ても寝たことにならない。または睡眠が多いのに、断続的。

この状況まで来るとけっこう怖い。

 

活動できないわけでは決してないのだが、倦怠感があまりにも酷すぎて断続的に眠たくなる。

 

そのくせ、時間を選ばなかったり、カラダが特に疲れてるわけでもなんでもないから眠りの質自体はよくない。

結果、寝ても寝ても寝た気分にならず、起きて活動しようにも頭痛と倦怠感を脳みそだけが感じて体だけは体力や性欲を持て余してるいびつな状態になっていく。 

 

昼夜逆転で済めばいいけど…あまり眠りの質が悪い状態になると、最悪「ちゃんとした睡眠」のために丸一日使うことも出てくるのよね…。

 

9、一日に15時間以上寝てしまう。

あまりにも嫌なことがあって耐え切れなくなった時、何かをやり遂げて張り詰めた糸がプツンと切れた時に寝込みます。

 

「薬が効きすぎて寝こむ」ということもあるにはありますが、薬を飲んでない(薬どころじゃない)時や、起きて数時間で頭痛が酷くて寝込んでしまう時は…どうしようもない。

 

10、足し算がしんどい(最も重症だと続けているうちに頭痛がしてくる)

僕が自分のうつで最も酷い兆候はお金の計算などを理由に複数の数字、桁の多い数字を足し算する時に「すんなりと答えが出ない時」が一番ひどい時だ。

 

ここまで来ると、脳みそに倦怠感や眠気やゆるい頭痛が常にあって…頭がボーッとして、回転自体が遅いから…できるできないじゃなくて、強引に回転させようとすると頭痛につながってくる。

 

おまけ:あまりにも頭痛が酷すぎて眠ることすらままならなくなる

病院に駆け込むきっかけになったのはこの症状。

 

 

頭痛や倦怠感で体が動けなくなることは今でもひどくなると起こる。

だが、今となっては「頭痛が酷すぎて眠れない」「眠ることも起きることもままならずに立ち尽くす」ことはほぼなくなった。それだけでも療養してよかったと思う。

 

あまりにも嫌なことがあると倦怠感が先に体を覆って寝てしまうぐらいには…症状がマシになった。

 

でも、うつを放置して限界まで悪化させると…人間は寝ることも起きることも動くこともままならなくなる!!

そこまで行く前に治療するのがベストだが…そこまで行かないと病院に行かないし、そこまで行ってからさらに抗うつ剤をもらうまでそれなりにかかったりするんだよなぁ〜。

 

 

 

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