2月も残すところあとわずか。
梅のつぼみもだいぶほころび、春の訪れが待ち遠しいくらいです。
ところで、春が近づいてくるとむくみに悩む女性が増えてきます。
このむくみは「春むくみ」といわれるほど、このシーズン特有のもの。
ひと冬超えた身体が「重くてダルい…」「太った気がする」
……それらは「春むくみ」なのかもしれません。
むくみは、体内の水分がスムーズに流れずに溜まってしまうことで起こります。
特に春先は、昼と夜の温度差が激しいうえに、
「三寒四温」というくらい、1日ごとの気温もめまぐるしく変わります。
すると身体は冷えを感じやすくなり、体内の水を溜め込もうとします。
また、冬の運動不足で筋肉が低下していることも要因のひとつ。
運動不足によって脚の筋力が落ちると、
脚側にある血液を心臓に戻そうとするポンプの機能も落ちています。
血液の巡りが悪くなり、むくみが起きやすくなるのです。
そんな春むくみをケアするには、身体を冷やさないことが大切。
温かいものを飲んだり、湯船にしっかり浸かったり、
ショウガなど身体を温める食材も上手にとりいれましょう。
身体が冷えていると、お肌もくすみやすくなってしまいます。
ポカポカの身体をキープして、むくみもくすみも一掃しちゃいましょう。
そして、むくみで足がパンパンになったり、ダルさや重さを感じるときは
マッサージを行って、そのむくみを翌日に持ち越さないことがポイントです。
マッサージは、「リンパ節」と「リンパ液の流れ」を意識しながら行います。
リンパ節は、全身に張り巡らされているリンパ管の中継地点で
体内に流れるリンパ液をろ過したり、免疫機能を担う重要な役割をもっています。
例えば、脚の場合。
下半身全体のリンパ液が流れ込む大きなリンパ節が、
太ももの付け根
(そけい部)にあります。ここが滞ると下半身が太くなったり、むくんだり、お尻もたるみやすくなります。
そして、
膝の裏側
(しっか部)にあるリンパ節。ここが滞ると足首にメリハリがなくなり、膝下がむくみやすくなります。
さらに、重要なリンパ節がもうひとつ。
鎖骨の下
にあるリンパ節は、体内のリンパ液が集まる場所で最終的な出口です。脚と無関係のように思えますが、どのパーツをマッサージするときも
鎖骨下のリンパ節を開けておくことが重要なのです。
試しに、この3箇所を指の腹を使ってぐう~っと押してみてください。
痛みを感じるようでしたら、リンパ節がつまっている証拠です。
やさしくマッサージをして、リンパ液が流れやすい状態にほぐしましょう。
その後は、パーツごとに滞っているリンパ液を流していくマッサージです。
◆足
足の裏、1本1本の足指、指の間も丁寧にほぐしていきます。
足の甲は、指先側から足首に向かってなで上げます。
◆足首からふくらはぎ
両手で包み込みながら、膝裏のリンパ節に向かって下から上へ。
◆膝から太もも
付け根にあるリンパ節に向かって、下から上にマッサージ。
太ももの内側、外側、裏側とまんべんなくなで上げていきます。
マッサージは手の滑りを良くするために、必ず何か塗って行いましょう。
お肌にすぐなじんでしまう浸透性の高いものではなく、
肌表面がしばらくヌルヌルするテクスチャーのものがオススメです。
マッサージによる摩擦や力の入れ過ぎに注意しながらケアしてくださいね。
※とろみのある死海水がそのまま入っているマッサージウォーター
「ジョルダニアン デッドシー ウォーター」は、スプレーしてマッサージするだけの手軽さ。
無臭ですので、お気に入りのエッセンシャルオイルと混ぜて使うのもオススメです。
オイルと混ぜると、さらにとろみが増しますよ。