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三重貧困の子に無料塾 伊勢市の事業始まる経済的に苦しい家庭の小中学生を学習面で支援する伊勢市の事業が二十三日に始まった。受講料のかからない「無料塾」と呼ばれる取り組みで、初日は中学一〜三年の四十三人が同市岩渕の伊勢商工会議所で学力テストを受けた。 生活保護や就学援助という家計への補助を受けている小中学生六百二十三人が対象で、希望者が受講できる。中学一年の男子生徒(13)は「今まで塾に通ったことがないので楽しみ。数学と英語は苦手なので、ここで頑張りたい」と話した。 初日のテスト結果で今後のペースを決める。小学四〜六年生向けは三十日に開始。ほぼ毎週、全国学習塾協会(東京)から派遣される県内の塾講師が数学と英語の授業をする。 同協会は大阪府門真市など全国五市町で同じ事業を担当しており、県内では伊勢市が初めて。祖父江準常任理事は「基本を教え、全員が学校の授業を分かるレベルを目指す」と話した。 (大島康介) PR情報
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