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障害者転落防止で安全対策要望
08月23日 18時57分
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先週「ホームドア」がない東京の地下鉄で、視覚障害のある男性が線路に転落して死亡した事故を受けて、愛知県の障害者団体が国に対し、「ホームドア」の設置など安全対策を進めるよう求めました。
名古屋市中区にある国土交通省の中部運輸局を訪れたのは、愛知県内にある29の障害者団体で作る「愛知障害フォーラム」のメンバー8人で、中部運輸局鉄道部の秋元利明調整官に対し、要望書を提出しました。
それによりますと、ホームドアを福祉施設や病院などが、近くにある駅に優先して設置することや、ホームドアのない駅では駅員を配置するなどの安全対策を進めることなどを求めています。
要望書を受け取った秋元調整官は「ホームドアは事故を防ぐために非常に有効な設備なので、できるところは少しでも改善できるよう鉄道事業者に指導したい」と応えていました。
愛知障害フォーラムの辻直哉事務局長は「同じような事故が2度と起きないように、国や自治体、鉄道会社が一緒になって対策を考えてもらいたい」と話していました。
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