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 トルコ軍は22日、シリアの少数民族クルド人の組織、「民主統一党」(PYD)の勢力圏にあるシリア北部マンビジュを越境砲撃した。同地は過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点だったが、PYDを主力とする部隊が今月中旬に制圧。今回の砲撃は、シリア北部で勢力を拡大するPYDへの牽制(けんせい)とみられる。

 マンビジュはトルコ国境の南約30キロにあるシリア北部の要衝。ISの前身組織が2014年初めに制圧して以来、ISは同地を拠点にトルコから外国人戦闘員や武器、食料を調達してきた。PYDを中心とする「シリア民主軍」は今月中旬、米軍などの空爆支援を受けて制圧した。

 トルコがマンビジュ砲撃に踏み切った背景には、トルコ・シリア国境を越える形で、両国のクルド人が事実上の自治区を形成することへの危惧がある。クルド人の分離・独立問題を抱えるトルコは、クルド人独立につながる動きは容認できない。ユルドゥルム首相は22日の会見で「トルコ南部にクルド地域の基礎が築かれることは絶対受け入れられない」と強調した。

 ただし、PYDへの砲撃は同盟…

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