【AFP=時事】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が、国連(UN)からの脱退をほのめかす発言をしたことを受け、側近らは22日、同大統領が展開する犯罪撲滅運動に対する国連からの批判に不満を示す意図があっただけだとして火消しに追われた。
エルネスト・アベリャ(Ernesto Abella)大統領報道官は報道陣を前に、「フィリピンは主権国家であると述べたまでだ。脱退するつもりだということを表明したわけではない」と話した。
フィリピンではドゥテルテ大統領が乗り出した犯罪撲滅運動に関連し、過去2か月近くで1700人以上が死亡している。これに対して人権問題に関する国連特別報告者らが懸念を表明すると、同大統領は21日、ののしり言葉を交えて痛烈な国連非難を展開した。
この発言が世界中で大々的に報じられたことを受けて、ペルフェクト・ヤサイ(Perfecto Yasay)外相は22日に記者会見を開き、「大統領の発言は深い失望と不満を表明したものであって、国連の脱退を示唆するものではなかった」と釈明した。【翻訳編集】 AFPBB News
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